ペルソナとメガテンで思い付いたネタ   作:ニンカタ

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駄目なサマナー 3

 

 「…愛希ってさ…何か変わった?」

 「そうかもなー」

 「何かあったの?」

 「うーん…色々?」

 「その色々が気になるんだけど……」

 

 愛希が通う極々普通の中学校。学校の格は可もなく不可もなくの真ん中くらい。当たり前だが男女共同である。故に愛希にも何人かの女友達くらいはいる。谷川柚子(たにかわゆず)同い年で同じクラス。そして我が家と彼女の家が近い事から昔から何かと縁がある。所謂幼馴染という奴だ。

 

 谷川柚子は、愛希がある日を境に雰囲気や性格が少し変わったのを察している節がある。まあ幼馴染である柚子でなくとも、今の愛希が変わったというのはかなり知られている。前はチラチラと女子生徒の胸や尻を見ていたエロガキの愛希。それが今では落ち着いた態度を取り、極端にいやらしい視線を女性へと向ける頻度が減ったのだ。

 

 なので女子生徒の間では何かあったのか?と疑問の声が出ていた。ガン見され、鬱陶しく思っていた愛希の態度も、無くなってみると気になるのは性を関係せず気になるものなのだろう。

 

 それとなく聞いてみてくれない?と愛希と一番関係の深い柚子へと白羽の矢が立った。柚子自身も気になってはいたので、その頼みを断る事はしなかった。そして今に至るのだが、愛希は柚子の質問に正直には答えず、適当にはぐらかすような言葉を放っていく。何かがあったのは確実。突っ込んで聞いてみる柚子だが、のらりくらりと躱される。

 

 (馬鹿正直に言うわけにもなぁ…)

 

 影時間、ペルソナ、悪魔、その他諸々。厄ネタだらけの裏世界の事を親交が深いとは言え、柚子に話す事は出来ない。なまじ愛希からも柚子に対して高い好感を抱いているので尚更だ。

 

 (うーん…気になる…!)

 

 何かを隠しているのは明確。しかし言葉巧みに逃げられる。こんな所も今までにはなかった愛希の変化だ。童貞を捨て、色々な知識を頭の中にぶち込まれた愛希は、中学生ではどうにか出来る範疇を超えていた。という訳で愛希は柚子の追及を逃れ、教室から出て行こうとするのだった。

 

 「あ、ちょっと待ってよ!?」

 

 そんな愛希の後を慌てて着いていく柚子。途中までは帰る道が同じだ。部活動も今日は休みのため、一緒に帰る事にしたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 「ねー!本当に何があったのー!?」

 「んーそうだなぁ…」

 

 帰り道でもしつこく聞いてくる柚子に、少しくらいは話しても良いかと判断した愛希。愛希が話しそうな雰囲気になったので、柚子は嬉しそうな表情を浮かべる。しかし…

 

 「黒い化け物に襲われたんだ……」

 「……え?」

 

 柚子が苦手なホラーっぽく、シャドウとの会合をぼかしながらも、臨場感たっぷりに話していく愛希。大事な事は隠しているが、本当に体験した事なので、語りにも熱が入り、とてもリアリティがある。なので聞いている柚子の表情は徐々に青ざめ、体をブルブルと震え始めた。

 

 「や、やっぱ無しで!!」

 「そうか?まだまだ続きが…」

 「聞かないー!聞かないからー!!」

 

 両耳に手を宛て、語りだそうとする愛希の声を防ぐ柚子。怖がりな彼女にはよく効いたのか、帰り道での詮索は無くなった。話の雰囲気を変えるため、愛希が明るい話をし始めると、柚子もそれに乗る。先程聞いたホラー話を忘れたいのだろう。話への食いつきようが半端ない。そして他愛のない話を続けていると。やがては分かれ道へとたどり着く。愛希は右、柚子は左だ。最後にさよならの挨拶をするとまた明日と歩を進めようとする。するとふと愛希は立ち止まり、柚子へと声を掛けた。なに〜?と軽く返事をする柚子。そんな柚子へと愛希はこう言い放った。

 

 「柚子って可愛くなったよな」

 「─な、なっ!?」

 「それだけ、じゃあな〜!」

 

 口説き文句を柚子へと掛ける。前の愛希ならば恥ずかしくて言えなかったであろう言葉だが。今の彼ならばスルリと口に出せた。いきなりそんな事を言われるとは思わなかった柚子は顔を真っ赤に染めて、その場に立ち尽くす。そんな彼女を一瞥した後に愛希は自分の家へと歩を進めていくのだった。

 

 「ほ、本当になんなのよ……」

 

 取り残された柚子は愛希の言葉を頭の中で反覆させながら、暫く悶々とするのであった。

 

 

 

 

 

 

 影時間内にて。愛希は自分のペルソナを出しながらある事を考えていた。自分のペルソナエロスは弓を持っている。その弓をペルソナから取り外し、使えないだろうか?という疑問だ。

 

 「あ、取れた」

 

 結論からいけば簡単に取れた。俺に貸して〜と念じながらエロスに弓を渡すようにイメージすると、普通に渡してくれた。だが、

 

 「重っ!!」

 

 渡された瞬間ドスンと行きそうなほどに両手に衝撃が来た。ペルソナを降魔しているので身体能力は飛躍的に上がっている筈なのだが、それでも重い。

 

 「ピクシー…頼む…!」

 「あんまり無茶しないでよ?」

 

 何とか弓を構えると、ピクシーに的を作って貰うように命じる。ピクシーは滅茶苦茶キツそうな愛希の様子を心配しながらも、何時も通り的を作った。

 

 「くーっ…!キツイ…!!」

 

 難易度を下げ、動かない的を作って貰う。普段ならば余裕でど真ん中を射抜ける簡単な難易度だが、ペルソナを介しての行動ではないため、難易度はかなり高い。

 

 「うっ…外れたか…」

 

 ペルソナの補助も無く、慣れていない直の射的。そして単純な重さ。矢を放てはするがど真ん中どころか、的にさえ当たらない。何度か矢を打ち終えると愛希は地面の座り込む。そんな愛希の傍に近寄ると、ピクシーは最もな質問を投げかけた。

 

 「何でこんな事してるの?」

 

 ペルソナに任せて撃った方が確実。それに威力も高いだろう。わざわざ愛希が弓を扱う必要は無いと思うが。

 

 「はぁ…はぁ……2つ、考えがあるんだ」

 

 そんなピクシーの質問へと愛希は返答した。

 愛希の目的は2つ。1つは武器の調達だ。この法治国家にて実戦で使える武器を手に入れるのは困難の一言ではまだ足りぬ。影時間内にて武器を手に入れられるかもしれないが、それはタルタロスの中での話。町中にポンと置かれている訳ではない。故にペルソナの武器を分捕り、自分の武器として扱おうと考えた。

 

 そしてもう一つ。これが本命の狙いだ。それはペルソナの部分顕現の練習。前にMAGがペルソナを構成しているのではと仮説を立てたが、それならばペルソナの武器部分だけをMAGで顕現させるのも可能なのではと考えついた。これが出来れば消費MAGの節約にもなるし、極めれば現実世界でも一時的にペルソナの武器を扱う事が可能になる。これが可能になればかなりアドバンテージが取れるだろう。現実世界でも力を使えるのは役に立つ。

 

 

 まだまだ仮説に過ぎないが、頭の中にある知識を総動員させて役に立つ手段を模索する。やがては良い結果に結びつくように、だ。それはそれとして、

 

 「ピクシー、疲れたからやろう」

 「ええ…?普通休むんじゃ─」

 「よいしょ」

 「あっ、ちょッ!?」

 

 疲れた時には女を求める。これが愛希の休憩方法だ。影時間の中で誰もが見ていないとはいえ、中々の背徳感がある。部屋でするのとは別の感じだ。それはピクシーも同じなのか、何時もより違う心地よさ。はぁ…癒やされる。心の中が漲ってくる…。

 

 「ついでに」

 「─ん?」

 

 マンドレイクも呼び出す。そして現れた瞬間此方に寄せる。そして思うがままにマンドレイクを求めた。嫌がる言葉を発する彼女だが、それもまた燃える。なので無理矢理だ。何だかんだマンドレイクもこれが嫌いではないのか最後には正直になった。今日も良い夜だなぁ…2人の女悪魔を侍らせながら、愛希は月を見上げるのだった。

 




ペルソナを部分展開とかしたらカッコ良さそう。
おっぱいエッな柚子ちゃん。
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