日南葵と心の隙間を埋める   作:gun78

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試合後のヒーローインタビュー

 

それにファンへのシーズンラスト試合でのあいさつとあっという間に時間が過ぎる

 

他の選手がロッカールームに立ち去るのを見送り俺と鈴木さんだけが最後までコートに残りファンに手を振りながら一周する

 

観客席のある場所に目を向けるとみみみと文也、たまちゃんに菊池さんが座ってるのが見えた

 

俺はそこに向けてグーを作り腕を差し出す

 

それを見た四人はこっちに同じように返してくる

 

ちょっと菊池さんが戸惑いながら出したのは照れからだろうな

 

コートを一周して鈴木さんが足早にロッカールームに去っていく

 

俺は最後に深々とお辞儀をしてロッカールームへの花道を通る

 

そこには葵がタオルを持って出迎えていてくれた

 

「おつかれ」

 

と一言

 

ニコッと笑いながら「ありがとう」と返事をする

 

ロッカールームへの廊下を歩く際に広報のカメラから何か下さいと来たので

 

手でbサインをカメラに向けながら歩く

 

ロッカールームに入ると

 

木田と早田がペットボトルの水を思いっきりぶっかけてくる

 

「コノヤロー」

 

と木田がヒーローに対して思いっきり賞賛の水をぶっかけてくる

 

中に進むと他の選手からも水をぶっかけられて気持ちよかった

 

シーズン最終戦という事でHCとキャプテンからのありがたい言葉をもらう

 

「今日で一旦チームは解散だけど戻る者もいれば出ていく者もいる、けど残留できてよかった。みんなありがとう」

 

とキャプテンが締めくくる

 

最後はいつも通り円陣を組んでなんだが

 

「今日が最後だ!スタッフもこいこい」

 

と鈴木さんが声をかける

 

大きい輪ができる

 

俺は近くにいた葵の手を握ってグッと手繰り寄せる

 

「ほら、何遠慮してんだよ」

 

隣に立たせて天井にグーパンチをあげるようにする

 

葵がこっちを見て少しニコッとする

 

「声出しはー、今日一番ハッスルした木田ー」

 

と鈴木さんが言うと周りから声が上がる

 

輪の真ん中に立つ木田

 

「最後だし思いっきり行くぞー! レッツゴーライオンズ!1,2,3!」

 

「オォーイ!」

 

と掛け声をみんなでしてから拍手する

 

木田がこっちに寄ってきて両手を顔の前にやる

 

俺はそれに乗りそのまま両手でハイタッチ

 

木田がそのまま葵の方を向く

 

俺も乗っかるように葵の方を向いて両手を出す

 

葵はそれを見て返してくる

 

三人で笑った

 

 

 

 

 

八時頃に解散し木田が俺と葵を見送って自転車で颯爽と家の方へ向かっていった

 

俺たちは駅に行き電車に乗って葵の最寄り駅までついていった

 

「家まで行かなくていいか?」

 

「大丈夫。ちゃんと向き合うから」

 

「そうか、なら信じるわ」

 

と言って俺は自分の最寄り駅の方に戻る電車に乗る

 

「・・・正大、明日」

 

「ん?」

 

「明日、一緒に」

 

といった所でドアが閉まる

 

すぐさまスマホを取り出して葵にラインする

 

「明日、昼からなら空いてるから合わせる」

 

すぐに既読がつく

 

「了解」

 

と返事とスタンプが返ってきた

 

ホッと息をついて一人になったとたんに急に眠気に襲われた

 

やべーと思い親にラインをして迎えに来てもらった

 

 

 

 

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