次の日
俺はクラブからすでに打診のあった話でクラブハウスに来ていた
今後の契約やユースの話を午前中に済ませて葵との待ち合わせの駅に向かう
「今終わった。昼飯まだなんだけど一緒に食べないか?」
とラインを送ると
「北与野駅で菊池さんがバイトしてるカフェがあるからそこで食べましょ」
と来たので場所のURLを開くと駅から徒歩10分無いぐらいだった
北与野駅で降りて一応葵にラインすると間もなく駅に着くと来た
なので駅の改札付近で待ってると複数人の人からヒソヒソと声が聞こえる
「あの背の高い人ってライオンズの河合くんかな?」
「昨日の劇的ブザービーターすごかったもんね」
「誰か待ってるのかな?」
「彼女とかかな?」
「居てもおかしくないよねー」
と受け流していると葵が改札から出てくる
「待った?」
「いや、10分ぐらいかな」
「そう、ならいきましょ」
と周りの視線があれだが一緒に歩く
194センチの身長はやっぱり目立つ
学校では皆が平均170cm後半ぐらいでさすがに俺でも目立つけど高さだけで印象は薄くしている
葵と並ぶと葵も女性では高い方なので差としては20㎝ちょいぐらい
たまーにチラチラとこっちを見る葵
「なんかあったか?」
気になったので聞いてみた
「昨日の事聞かないのかなって思って」
「ちゃんと話してうまくいってなかったら今日来てないだろ?葵の事だから」
「それなんかむかつく」
苦笑いを返しておく
そうこうしてるうちに菊池さんがバイトしてるカフェにつく
入店すると菊池さんが対応してくれた
「河合くん、昨日はありがとうございました。」
「いやいや、見に来てくれてありがとう」
と会釈して返す
席に案内されてメニュー表を見る
「葵はどれ食べる?」
「チーズインハンバーグ」
「奇遇だな、俺もだ・・・」
「じゃあ私はチーズ乗せハンバーグ頼むから正大はそっちね」
「じゃあ半分やるから半分わけてくれ」
「奇遇ね、同じ考えだなんて」
「おいしそうなのはシェアするもんだろ?」
と言ってサラダとそのセットを菊池さんに頼む
その際に菊池さんから
「あのー河合君」
「ん?どうかした」
「あの、店長がそのライオンズのファンだって言ってさっきから河合君の方をすごく見に来るんだよね」
と俺は厨房の方を見るとチラチラと見てくる店長らしき人を見る
「菊池さん店長さんよんでいいよ」
「いいの?ふみくんからはそういうのあんまりって聞いてたけど」
「ちょっとずつね。かわらないと」
と言って菊池さんが店長さんを呼びに行く
俺は席を立って出迎えて一言二言喋った後に店長さんからサインと写真をねだられた
こういうのが少しずつ増えていくのはわかっているからこそなれないといけない
と言って了承する
そうこうしてるうちに料理が運ばれてきて食すことに
案の定チーズ魔人と聞いていたが粉チーズをサラダにふんだんにかける葵
苦笑いしながらそれをみていた
ハンバーグもシェアしてお腹を満たした
食事を終えると店長からチーズケーキをサービスしてもらった
お会計は割り勘ではなく俺が全額支払った
「払うのに」
という葵だが俺は一応特別強化選手でプロに上がるとお金がもらえる
そういう意味では懐は他の学生よりはある
それに・・・
「誕生日の時になんも祝えなかったからせめてな・・・」
と言われてちょっと顔を赤らめて軽くグーで俺の腕をこつんとする葵
菊池さんと店長さんに見送られながら店を後にした
「それでこの後は?」
「ついてきて」
と葵の後についていく