日南葵と心の隙間を埋める   作:gun78

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週末の日曜日

 

「ブレーンこの道であってるか?」

 

「そこそこ歩いたけどまだなの友崎~」

 

と愚痴ってくるたまちゃんとみみみ

 

「確かこの辺なんだけど・・・」

 

「ねえ、あれかしら?」

 

とみるとそこそこ大き目の倉庫の所にチームロゴが壁に書いてある建物を見つける

 

「そうそう、あれだよ」

 

というとみみみと葵はマジで?っていう顔をする

 

事の重大さに気づいていないたまちゃん

 

「ちょっと友崎くん、マジなの!」

 

「ブレーン住所間違ってるよ絶対」

 

と友崎のスマホを奪い取り地図と位置を確認する二人

 

埼玉レッドライオンズという日本バスケチームリーグ1所属とバスケやってた人なら名前は知ってるくらいの有名クラブ

 

U18選手だとは聞いていた友崎だったがここがどういう所かもよくわかってない

 

流石にバスケ未経験組と経験者組では反応が違う

 

と駐車場入り口からその様子を見ていた俺

 

「おはよう友崎、それに夏林さんに七海さんに日南さん」

 

レッドライオンズのジャージ姿で四人を迎える俺

 

「嘘だと言って河合! ブレーンこいつ河合じゃないって」

 

「なんちゅうひどい事いってるんだみみみ」

 

と呆れた顔になる友崎

 

「日南さんと七海さんは俺の事知ってると思ったんだけどやっぱり高校から評価上げた俺の事しらんかったか」

 

「同姓同名の違う人だとおもってたわ」

 

と呆れた顔をしつつ現実を受け止める日南

 

「とりあえず案内するよ。ついてきて」

 

とクラブハウスに案内する

 

受付口で氏名と連絡先だけ書いて体育館シューズに履き替える友崎

 

みみみと葵は中学まで使ってたまだ使えそうなバッシュにたまちゃんはバレーシューズを履く

 

バスケコート二面分の広さに両サイドに申し訳ない程度の観戦用席

 

「手前側で練習するからそっちの所に座ってて」

 

「河合やんぞー」

 

「わるい、今行く」

 

と言ってきていたジャージを脱いでそれを観戦席の仕切りに置いて合流する

 

「河合って背番号5なんだ・・・」

 

「葵も気づいた?」

 

「どういう事?」

 

とたまちゃんが質問してくる

 

「バレーだと1番から強いもしくは上級生とかキャプテンがつけるでしょ?」

 

「それはわかる」

 

「バスケだと4番がキャプテンか一番強い人その次の番号だから」

 

「まじかよ・・・」

 

と今更ものすごい人物とゲーム友達してたことに気づく友崎

 

「よーし休憩」

 

と早田から号令がかかりみんなが飲み物をがぶ飲みする

 

俺は飲み物飲みつつ皆の所に行く

 

「どう?見ててもつまんないかな?」

 

と声をかけると突っ込み気味に七海が来る

 

「まじですごい、てかマサはいつからバスケしてるの!」

 

「い、いきなり下の名前かよ七海さん」

 

とあーだこーだとみみみと俺が話してるとすんごくにらんでくる葵

 

「マサヒロはさー、いつからバスケしてたの?」

 

「いや、日南さんもこわいって・・・」

 

と動揺してると

 

「マーサ! マジでお前こんな美人友達にいるってどういうことだよ」

 

「河合この人は?」

 

と友崎が聞いてきたところ

 

「あ、わるいわるい、チームメイトでガードポジションやってる木田って言います。」

 

言った瞬間にウインクを噛ます木田

 

「そんで向こうで4番着てるやつがキャプテンの早田ねー」

 

「自己紹介ありがとうね木田くん」

 

「いえいえー、マーサさ、この人あれやな」

 

「察しが良くて助かる」

 

絶対にこの笑顔の裏には何かあるぞと口裏合わせする俺と木田

 

「なにかしら」

 

「日南ちょっとおさえて」

 

とブレーキかける友崎

 

「河合、木田やんぞー」

 

と早田に呼ばれてそそくさと戻る

 

「みみみ気づいた?」

 

「木田って人観察力過ごそう・・・」

 

「あの木田って人セッターだったら嫌だなー」

 

「バレーに例えるのかたまちゃんは・・・」

 

とハーフコートでの三対三をやり始める

 

明らかにレベルが違う二人がいる

 

河合と木田だった

 

それを食い入るように見るみみみと葵

 

圧巻のプレイを見せつける二人に呆然とする友崎とたまちゃん

 

20分近く行った3対3

 

みみみは明らかに体が疼いていた

 

ドリンク飲みながらみみみの状態を見た俺は

 

「七海さんと日南さんこっち来て」

 

一応動きやすい格好でって言ってあったので二人ともジーパンと短パン

 

ほいっとボールを渡すと二人は感触を確かめるようにドリブルにシュートと少し楽しむ

 

みみみがシュートを放つがリングに当たった瞬間に背番号4の選手が飛んできてそのままボールを掴みダンクした

 

あっけにとられるみみみ

 

「おーい、早田、頼むで無言で突っ込んでくるのはやめてくれ」

 

「ああ、すまん、ちょっとな」

 

と言ってボールを渡してから反対側に走っていく

 

「もうすぐプロ契約発表であせってるんだよ」

 

「え?そうなの」

 

とみみみが驚く

 

「実力足りてないって自分で思ってて焦ってるんだよ早田のやつ」

 

「そうね・・・」

 

「気づいたのか日南さん」

 

「焦りがあるのは練習中でもみえたからね」

 

「まあ不安は焦りを生むからな・・・」

 

とちょっと元気のない顔になる俺

 

「ところでマサヒロ」

 

「いやだから急に名前で呼ぶなよ日南さん」

 

「私も葵でいいし、みみみもそう呼んで大丈夫だよ」

 

「じゃあこれからはそうするわ」

 

と言って練習に戻るのであった

 

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