2月14日
世間はバレンタインデー
いつも俺はこの時期関係ないやと高をくくっていたのだが去年は違った
去年はクラブの方にそこそこのチョコがファンから送られてきておりなんだかんだファンがいることにほっこりする
今まで本命は貰ったこともないし今は貰う気もない
今は自分の事で精一杯
考えたくないというのが本音
それでも気になる存在はいる
日南葵
どうしてだろう
あの仮面を剥がしたいと思ったからか?
それもあるが心のどこかで引っ掛かる
学校ではみみみたちが男子にギリのチョコをばら撒いていた
俺も苦笑しながら受けとった
そんな中意外な人物から大きめの義理チョコをいただくことになった
「あ、河合ちょっといい?」
「?たまちゃんどうした?」
「あのこれ、正月の時の誘ってくれたお礼」
と言って手のひらより少し大きめの袋をもらう
「え?ちょっと意外」
「もーたまもそういう所あるんだから」
「ごめんって」
とサンキュと一言伝えると少し顔を赤らめてその場を去るたま
みみみがニヤニヤしながらこっちをみる
あーなるほどとは思った
たまちゃんが俺に好意を寄せているという証拠だろう
勘弁してくれよと思いつつまあもらった以上は返さないととは思っていた
放課後
いつも通り葵と勉強してる
その中になぜか水沢も残っている
まあ察するにそういう所だけど
葵と俺だけにするのはというのとまだもらってないってことだろうな
「マサヒロは勉強それなりにできるのに何で葵に教わってるんだ?」
「水沢は俺が普段学校外で何してるか知らないからな・・・」
「タカヒロはマサヒロの有名度しらないから」
「? どういうこと?」
と言ってると葵がスマホで検索をかけて画像を見せる
「!!! バスケ日本代表候補! マサヒロそんなにすごかったのか」
「学校には黙っててくれっていってあったし今年から候補に選ばれたからな」
「私も知ったのは11月末ごろだったから」
「へぇー、それで勉強をなぜ?」
「いや、今プロチームに帯同して遠征やらチーム練習で金曜日や水曜日早退すること多いから追い付かなくてな」
「んで私に声をかけてきて助けてって、ちゃーんとお代ももらったから」
感心している水沢
目線でこっちをチラ見するな
絶対ライバル目線だろそれ
「しかしまあこの学校にそんなすごい奴がいたとは」
「あんまり目立ちたくないし、それに学校では普通でいたいんだよ」
としゃべりつつある程度キリを付けた所で帰る
その際に葵から俺と水沢に小さめの袋が渡された
「バレンタインデーだからね」
「よかったな水沢」
「本命がよかったけどな」
俺は苦笑いして返しておく