このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる 作:味音ショユ
③:デーモンの斧
⑧:速攻の
⑬:
除外:
今の盤面を整理するとこんな感じか。整理するまでもねえよこんなシンプルな盤面。
さて、実の所この盤面を何とかする方法はいくつかある。だが、どれにするとしてもパーツが手札に無い。とにかくドローしないといけない、という訳だぁ!!
「けれど今は相手のターン……」
「そうでござる、よっ!!」
オレのぼやきに
「あっぶな……」
『隊長。ここは撤退を』
忍者の攻撃を見て、
「
「殊勝な心掛けでござるな!」
オレの言葉に忍者は褒める言葉を出すが、実の所そんな
逆転の為にどんな手を使うにしても、ホワイトデビルがいないとオレに勝機がないんだよ!!
『……でしたらこちらを!』
オレの内心の叫びがブラックナイトに通じたのか、彼女はバルディッシュを床に振るい破壊する。
すると下の階に通じる直通通路が誕生すると同時に、ホワイトデビルが縫い留められている床がくりぬかれ、オレの手元に収まる。
「邪魔なんだけど!?」
手札持たなきゃいけないのに、それとは別にコンクリートの破片も持つの辛いぞ!?
『我慢しろ!!』
ブラックナイトに怒られた。ぴえん超えてぱおん(死語)
仕方ないので破片と共に悲しみも持ちながら、オレは床の穴から下の階へ飛び降りた。
「待つでござる!!」
『させんよ』
オレが飛び降りるのを見て追い掛けようとする忍者だが、それをブラックナイトが防ぐ。
それに苛立った忍者が斧を振るうが、ブラックナイトの回避速度には及ばず、虚しく空を切るのみだ。
いや、あのさ――
「忍者と巨大斧相性悪くない?」
下の階に着地しながらオレは思わず呟く。いや、忍者のスピードを生かした戦いとデカい斧、かみ合ってねえよ。
「そうでござるなあ……」
などとオレが考えていると、真後ろから斧を装備している忍者の賛同する声が空気を振動させ、オレの耳に届いた。
『「なっ……!?」』
驚くオレとブラックナイトの声が同時に漏れる。ブラックナイトの声が聞こえるってことは、やられたわけじゃないのか。じゃあこいつ、いつの間に!?
「それは拙者の効果でござる!!」
「いやちょっと待てよ」
黒い忍者の言葉に対し、思わず制止を掛けてしまうオレ。
速攻の黒い忍者の効果、それは自身を任意のタイミングでエンドフェイズまで除外ゾーンに置くことが出来る効果。それを応用してブラックナイトから距離を取り、こっちを狙ってきたということなんだろうけど――
「お前の効果、墓地に闇属性モンスターが二体無いと使えないだろ」
「そこらへんは代わりとして、自身の精神力を消費すればいいでござる」
ああなるほど。だからオレの術式でドローさせられるのを嫌がっていたのか。あれ精神力強制消費だし。
まあそれはそれとして、もう一つ言いたいことがある。
「……除外された時、装備モンスターがフィールドにいないから、デーモンの斧って墓地にいくんじゃね?」
「細かいことは言いっこなしでござる」
そこは理論無いのかよ!!
『隊長!』
ブラックナイトは忍者に対処すべく、即座に床の穴から飛び降りた。しかし――
ブウゥン
カウンターとして忍者が空に振るった斧が、ブラックナイトに一閃された。
『隊長、すまない……』
「ブラックナイト!!」
謝罪の言葉を残し破壊されるブラックナイト。常なら飛んで回避できただろうけど、オレの危険に動揺させてしまったのかもしれないな。ごめん……
「おかげで生きていられるぜ! さて、オレの――」
「ちょっと何なのよこの騒ぎ!!」
忍者が効果を使ったってことは、もう相手ターンは終わってオレのターンってことだ。なのでドローしようとしたところで、隣の部屋から全裸の二人の女性がやって来た。ここの住人かは知らないが、元からいたようだ。
女性の内一人は怒りながらオレ達に詰め寄る。
「何か大きい音がしたと思って見に来たら、天井が壊れてる上に知らない子供と忍者がいるってどういうことよ!!」
「全て忍者の所為です。」
「それはまあその通りではあるので、申し開きはできぬでござるが」
オレ達が責任の所在を明確にしたところで、ここまで黙っていたもう一人の女性が口を開く。
「全く、あなた達のせいで私達の
「シャングリラ?」
何だ、後ろにフロンティアってつけたらマガジンのコミカライズになりそうなこと言い出して。
すると偶然、二人がやって来た隣の部屋の中がオレの視界に入る。
そこにあったのは、二人と同じく全裸の女子高生くらいの少女が目隠しと口枷をされ、椅子に開脚された状態でベルトを使って拘束されている姿だった。
オレがそれに気づいたことも理解せず、女性達は口々に愚痴をこぼす。
「せっかく好みの女子高生を見つけて首尾よく連れてこれたって言うのに、気分悪いわ」
「こうなったらこの忍者は始末して、この可愛らしい子も攫ってきた子と同じく私達の性奴隷に――」
「死んでろ!!」
「邪魔でござる!!」
オレが咄嗟に、手にあったホワイトデビルが縫い留められた床を女性の内一人に投げつけると同時に、忍者はスリケンをもう一人に投げて、頭を撃ち抜いてぶっ殺した。
カタギなら巻き込んで悪いと思ったけど、
「しっかりしろよタマムシシティ!!」
オレの怒りはともかく、これで手が空いた。
「オレのターン、ドロー!!」
今までできなかったドローをようやくする。図らずも荷物を投げちゃったしな。そんなことより、ドローカードは魔宮の賄賂か。いいカードだけど、この盤面だとちょっといらないような……
「まあ伏せとくか。リバースカードを一枚セット! それからオレはグリーン・ガジェットを守備表示で召喚!!」
グリーン・ガジェット 守備力1500
ガジェットの効果を発動したいところだけど、それより先にここはフィールドを変えることを優先させてもらおうか!
「グリーン・ガジェット! その床片を持って隣の部屋の窓をぶち破れ!!」
オレの指示に従い、ガジェットは床片を拾って隣の部屋の窓へ向かい、ガッシャアアアアン!! と轟音を響かせながら窓を割り外へ飛び出す。
「あらよっと!!」
そしてオレはそのガジェトの上に飛び乗り、この部屋を脱出した。女子高生(推定)を放っておくのは悪いと思うけど、そこらへんは最低限忍者が拘束を解くくらいはするだろ。後は知らん。
それよりオレはここで、グリーン・ガジェットの効果を処理しよう。デッキからレッド・ガジェットを手札に加え――
「できねえよ!!」
ここ上空なんだよ! 正直手札すら風で飛びそうなのに、もっと飛びそうなデッキなんか触れるか!!
「グリーン・ガジェット! とにかく手近な建物の屋根に降りてくれ!!」
オレの指示に従い、ガジェットは近くの建物の屋根まで降りてくれた。どうやら今日最初にテレポートしてきた、ポケモンセンターのようだ。
そんなことはどうでもいい!(遊星) まだオレのメインフェイズは終了してないぜ!
「グリーン・ガジェットの効果でデッキからレッド・ガジェットを手札に加える!」
これでデッキをシャッフル。いや、実は手札的にもう一回シャッフルするんだけど、まとめてしちゃダメかなあ……? いや、処理はきちんとしないとダメだな。
とりあえずデッキを軽くシャッフルして、続いて手札のカードを発動した。
「更に天使の施し*1を発動!!」
これでまずは三枚ドロー。よし、目当てのカードの内一枚が来た! 更にいいモンスターも来たぜ!
オレは黒き森のウィッチとクリッターを墓地に送る。こいつらエラッタ前だから両方とも効果発動! デッキからレオ・ウィザードを二枚手札に加える!! そしてもう一度デッキをシャッフル!!
「よし、デッキ圧縮もできたな」
「追いついたでござるよ!!」
効果処理と同時に忍者がオレの前に現れた。結構飛び降りたつもりだけど流石忍者、頑張って追いついてきたらしい。
忍者は怒りを隠さないままオレに叫ぶ。
「あの少女を殺しに来た忍者に任せるとか正気でござるか!! とりあえず拘束だけ解いて後は本人任せでござるよ!?」
「生きるか死ぬかの戦いに、綺麗事なんか通じるかよ!! オレだってお前が居なきゃ素直に助けてたっての!!」
「ぐぬぅ……!!」
さて、鍵は次のドローだ。それまで凌げるか、オレ……
次で速攻の