このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる 作:味音ショユ
「さあ、お前のターンだぜ!!」
「それじゃあ遠慮なく行かせてもらうでござる!!」
オレの言葉に呼応して
いや、斧装備してからスリケンの速度が上がってるんですがそれは……斧持ってると攻撃力上がるからって、スリケンは関係ないだろスリケンはよぉ!!
「テクスチャの貼り方がアレなんだよな。斧だけの縛りプレイをして、どうぞ」
「嫌でござる!」
オレの懇願に対し、聞く耳持たぬとばかりに連続でスリケンを投げ続ける忍者。咄嗟にオレは背を向け、全力で逃げを選択する。当たり前だよなぁ?
それを見て忍者は追跡を選択し、オレへ向けて走り出す。もっとも、斧が重いのかオレが速いのか、はっきり言って逃げるのにそこまで支障がなかった。
「ねえやっぱ斧装備したの悪手じゃない?」
「斧を装備せねばお主の
「ブリーチのポエムみたいに言うのやめやめろ」
お前に師匠のオサレは似合わない。というか具体的に言いすぎて厨二力全部削がれてる。そんなことある?
『DRAW』
なんてツッコミを入れていると、
「よく分かんねえなこの辺の仕様! まあいい、これがオレの運命を決めるドロー! オレはこの引きに、
オレは決闘盤からカードを引き、一瞥すると同時にそれを天に掲げ宣言する。
「オレの勝ちだ。マリク」
「誰でござるかマリク」
忍者のツッコミを気にせず、オレは即座にドローカードを決闘盤に挿入し、発動した!
「オレは手札から永続魔法、
「……何だかマズそうでござるな。ならば拙者は手札からサイクロンを発動! その永続魔法を破壊するでござる!!」
「こんなのって無いよ!(まどか)」
オレの悲痛な叫びも虚しく、忍者のカードはオレの最後の希望を破壊すべくサイクロンを発生させ、少しずつ近づいてくる。
もうダメだあ……おしまいだあ……
「な~んて言うと思うのか! チョロいぜ! 甘いぜ! チョロ甘だぜ!! リバースカードオープン、魔宮の賄賂! 相手の魔法・罠カードの効果を無効にして破壊する!!」
「しまった!!」
前のターンに伏せておいた罠が功を奏し、オレは危機を脱出した。
本当は破壊効果のついでに相手に一枚ドローさせる効果もあるんだけど、今忍者デッキないからその効果発動しないんだよな。ホワイトデビルもブラックナイトもフィールドにいないから、発動されても損なだけだけど。
「ま、そんなことはどうでもいいさ(悟空)。続いてオレは手札から罠カード、リリカルバスターを発動! こいつにはいくつか効果があるが、今回はこいつだ!!」
オレのカードの発動と同時に、ホワイトデビルを封じていた剣が持ち歩いていた床片から消滅し、封印がとけられた!
「オレは除外されている
そしてオレは解放されたカードを決闘盤に叩きつける勢いで乗せる。断じて叩きつけていない。カードを大切にするなんて、
『ぶるわあああああ!!』
ホワイトデビルが雄たけびを上げ、フィールドに降り立つ。
問答無用で封印されたことと、ブラックナイトがやられたことが腹立たしいようだ。
でもお前、今忍者に攻撃力負けてるからな。
『今日の俺は紳士的だ。運が良かったな』
その事実をちゃんと理解しているのか、ホワイトデビルは大人しくなった。まあ、我慢は一瞬で済むさ。
「オレはこれでターン終了だ! そしてこの瞬間、お前が発動したプレート・サルベージの効果が終了し、オレの術式が復活する。よってお前のターン、お前にはカードを一枚ドローしてもらうぜ」
「くっ……!」
忍者が苦悶の表情を浮かべると同時に、虚空からカードが現れそのまま手札として加わる。
しかし忍者はドローカードを確認することなく、スリケン代わりにオレに向けて武器として投げつけようとしていた。
パァーン
だがカードが投げられるより先に銃声が響くと同時に、投げられそうになったカードはただ宙を舞うだけで終わり、手を撃ち抜かれたニンジャが血を流し、地面に蹲った。
「お、おのれ……一体誰が拙者を撃ったでござるか……!?」
「ここで来たか!!」
呻きながらも疑問を呈する忍者とは対照的に、オレは誰が撃ったか分かっている。
「助かったぜほむほむ!!」
「本当に街がドンパチ賑やかになったわ……一応助けに来たわよ」
オレは喜びに打ち震える一方、ほむらはどこか呆れたような顔でオレを見る。
それはそれとして、オレは忍者に宣言する。
「これが
「最悪のルビね」
ひ、冷ややかなツッコミが入る~。
じゃあここからは、ほむらがどうやってオレの現状を知ったかについて話そう。知らないと助けに入れないからね。
時は多分忍者とおじさんが戦い始めた頃位まで遡る。
「おぉ~さっぱりした!」
とにかくトイレに行きたかったオレは催眠が解除されると同時に、部屋を出た先正面にあったトイレに駆け込み、即座にお花を全身全霊の力を込めて摘みぬいた。あと一瞬遅かったら間に合わなかったな……
「とりあえず決闘盤探さないと」
スッキリしたオレは武器を取り戻すべく行動を開始。まずはトイレの右隣の部屋に入った。
そこにはオレのような被害者に着せる為であろう服が多数、ハンガーに吊るされている。
種類はブルマの体操服やセーラー服にブルマ、それからスリングショットのような露出度の高い水着に、艦これの島風の服を筆頭とした様々なソシャゲ・プラウザゲーのキャラクターのコスプレ衣装など、多種多様というよりは無節操に集められていた。
「コスプレAV用の貸し出しサービスでもしてんのかよ……」
オレが驚嘆を覚えながら部屋を見て回ると、オレの決闘盤とスマホが服の影に隠れるように置いてあるのを発見した。あのマイクロビキニを取ってきたついでに隠した、と言ったところだろうか。
「決闘盤、装着!」
海馬瀬人ごっこをしながらオレはスマホを確認する。まずはGPSで場所を特定して、それからほむらに助けを求めるか。連絡先くらいは交換したしな。
えっと、場所は――タマムシイロソンナキレイジャナイキガスルオンズマンション、か。なげえうえに何の主張だそれは。
とりあえず連絡するか、とオレはLINEを起動する。すると――
| ねえ、今どこにいるの? カードショップで見つからないんだけど。トイレ? |
| しばらく待っても来ないんだけど、何かあったなら早く連絡しなさい |
| 既読つかないわね……何かあったの? |
| これこそが、人間の感情の極み。希望よりも熱く、絶望よりも深いモノ……"愛"よ |
| ツッコミまちのネタにも反応なし……何が起こっているって言うの……? |
「うわ連絡来てるじゃんアゼルバイジャン」
そこそこ着信が来ていたので、オレはとりあえず返信した。てかツッコミ待ちとか急に何を言ってるんだこいつ。
| ごめん。ちょっと催眠種付けおじさんに誘拐されてる |
| もしもし……オレモノマキア。今タマムシイロソンナキレイジャナイキガスルオンズマンションにいるの。階数は分かんない。 あと助けてくれた忍者いるから、様子だけ見て行くわ。 もしマンションにいなかったら街がドンパチ賑やかな場所を探してくれれば多分いるから |
「これで良し、と」
いやいいかこれ? 随分長文になっちゃったぞ?
もういいか面倒くせえ。とりあえず忍者見に行こっと。
そして今に至る。
「フ、フフ……拙者の負けでござるな……」
「私情まみれの忍者なんて、末路はこんなもんだろうよ」
「違いないでござる」
オレの自分でも辛辣だと思う言葉に対し、忍者は自嘲の笑みをもって答える。
その笑みを崩さないまま、続けてこう宣言した。
「では拙者はこれにて死ぬでござるが、お主はこれからも時たま刺客に狙われるでござろう。何せ、生き延びてしまったのだから」
「いや、オレ誰に狙われんの? あのニャル降臨させようとしてるイカレた邪教団体?」
オレは思わず質問する。邪教団体ならまだしも、他にもオレを狙う奴らがいるとは考えたくなかった。
にも拘わらず――
「サ ヨ ナ ラ !」
忍者はしめやかに爆発四散! オレに何一つ情報を寄越さないまま、あの世に逃げやがった!! ふざけんなよお前!!
「許さねえ……絶対許さねえ、ドン・サウザンドォォォォォオオオオオオオオ!!!」
「やめなさいモノマキア。ここ街中だから」
「オレはおこったぞ――――――――――っ!! フリ――――――――――ザ―――――――――――っ!!」
「フリーザ……?」
え、なにほむほむドラゴンボール未把握なの? 確かにあんまりそういうの見なさそうよねYou
忍者戦、ついに終了です。