このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる 作:味音ショユ
速攻の
忍者との戦いの過程で三人の性犯罪者が死亡し、被害者の少女がオレと忍者の事を証言したため、オレは結局夜中まで警察に拘留された。
しかし下手人である忍者が死亡したので被疑者死亡の方向で話が進むため、オレへの干渉はそんなでもなく、オレは翌日には普通に冒険へと戻れることとなった。この世界の司法制度どうなってんの……?
というか、三分の一はオレが殺したんだけど、そこらへんはレズレイパーに誘拐されてた被害者のあの子が庇ってくれたのかもしれない。
「まあ、面倒ごとが無くてよかったわ」
なお、この話を聞いたほむらはそんな風にコメントした模様。私も同じ意見だ(カーネル)
そんな訳でオレ達はヤマブキシティへ向かうべく、7ばんどうろを進んでいた。すると途中で
ビンビンビンビンビンビン……
という、謎の飛行音が聞こえた。
オレ達が音のする方を見ると、そこには全長数十センチにして、顔が人間の男になっている巨大なスズメバチが飛んでいた。
「何このハチ!?(驚愕)」
「スズメバチに刺されるゆうさく、懐かしいな……」
オレが昔の淫夢動画に思いを馳せる一方、ほむらはスズメバチに驚きつつも銃を取り出し構え、即座に発砲しようとする。
だが――
「待て!!」
現れた男の叫びで、ほむらは引き金に指を掛けるのをやめた。
「誰だお前は!?(アマゾネス)」
「私は昆虫学者。そのスズメバチは非常に珍しいので捕獲させてもらう」
昆虫学者を名乗った男は七三分けの髪と眼鏡に加え、青いポロシャツとなぜか着ている白衣が特徴の、なかなかイケメンに見える青年だった。
男はどことからともなく虫取り網を取り出し、スズメバチを捉えようとする。しかし――
ビンビンビンビンビンビン……チクッ
「うわあああああああああああ!! アードク」
昆虫学者はいつの間にか接近してきていたスズメバチに刺され、チーン(笑)という幻聴と共にその場に倒れ伏した。スズメバチには気を付けよう!(テンテンテンテテンテテ)
「とりあえず、救急車を呼ぶか」
「いや、それはちょっと待った方がいいわね」
スマホを取り出して通報しようとするオレを、ほむらは静かに止める。それに疑問を一瞬持つも、理由は草むらから目の前にやって来た。
「バトルドーム!!」
オレ達の目の前に、獰猛で殺気立った黒を基調としたそこそこの大きさの玩具が現れたからだ。
間違いない。アレはかつてツクダオリジナルで発売されたバトルドームだ! 音MADで一杯見た!! 殺気立ったバトルドームって何……?
「ボールを相手のゴールにシュゥゥゥーッ!!」
バトルドームはオレ達に向かって、黒や緑色のエネルギーの弾を放ってくる。それをオレ達はそれぞれ逆方向に飛びのくことで回避した。
「生きててバトルドームに襲われる日が来るとは思わなかったぞ!?」
「どうやらさっきの昆虫学者の声に釣られてやって来たようね」
何とか回避したオレが驚く、というか戸惑う中ほむらは冷静に、単なる敵として分析していた。
一方、攻撃を躱されたバトルドームは苛立ちを隠さずに毒づく。
「悪魔城ワルツ! お前が死ね!!」
「逆再生じゃん」
バトルドームにキレられるとかいう異常な経験をした中、更なる敵がオレ達の前に現れる。
「麻婆丼 is crazy!」
次に現れたのは、今のオレと同じくらいのアメリカ人の少年だ。手にはカンペなのかボードがある。いや、こいつアメリカのバトルドームのCMに出てた子役かよ!!
「まだ来るわよモノマキア」
「もうお腹いっぱいなんだけど!?」
ほむらの告げる内容にオレは思わずキレそうになるが、それでも無常に新手がどんどん追加されていく。
「あったかアイロン! 女って大変よ~!!」
「バッキュマンだ!!」
「ココスのビーフハンバーグステーキ!」
「なんだよこのツクダオリジナルオールスター!!」
最初に出てきたスズメバチ浮きすぎだろ!? というかココス関係ねえ!? ただナレーターがバトルドームのCMと一緒の人なだけじゃん!!
これらスズメバチとツクダオリジナルオールスター、ココスのビーフハンバーグステーキが、一斉にオレ達に向けて殺気立ってくる。
オレは
手札を見て勝ちを確信したオレはほむらにこう指示した。
「オレがこいつらを相手にするから、ほむらは昆虫学者を守ってやってくれ」
「それはいいけど、大丈夫なの?」
「まあ見てろって。
眼前の敵の群れにバトルロイヤルモードで術式を起動し、戦いを……否! 無双を始めるぜ!!
「オレの先攻、ドロー! オレはレオ・ウィザードを召喚!」
レオ・ウィザード 攻撃力1350
「手札から魔法カード、マジカルシルクハットを発動! フィールドのレオ・ウィザードと手札のモンスターを入れ替える!!」
オレはレオ・ウィザードを手札に戻し、代わりにこいつを召喚する!!
「来い、
『昨日の汚名、挽回させていただこう』
気にしてたんだな、お前。アレはオレの不手際と相手が用意周到だったのが大きいと思うけど。
でも気合入れてるところ悪いけど、速攻でこの決闘は終わるぞ。
「更にブラックナイトの効果で、オレはデッキから
『俺に殺されたいのはどいつだぁぁあああ!!』
何でこっちは殺気立ってんだろ……?
「まあいいか。ホワイトデビルの効果で自身をレベルアップ! 更にブラックナイトの効果で自身とホワイトデビルのレベルを上昇させる!!」
「ホワイトデビルの効果発動! こいつが特殊召喚された時、フィールド上のモンスター全てで攻撃する! デストロイギガレイズ!!」
オレが効果を宣言すると、ホワイトデビルとブラックナイトは互いの武器を交差させ、それぞれ桃色と金色の魔力が武器に集中していく。
とはいってもこれだけだと二体のモンスターにしか攻撃できないので、ここでオレが最後の一手を繰り出すぜ!
「これで最後だ! オレは魔法カード、拡散する波動を発動!! ホワイトデビルとブラックナイトの攻撃を相手フィールド全体に拡散させる!!」
『『ジェノサイドブレイバー!!』』
オレの魔法カードの効果で二人に集った魔力が放たれると同時に、それらは同じ大きさのまま六つに分裂し、それぞれに直撃し一斉に爆発する。
やがて爆炎が消え、モンスターの消滅を確認したオレは高らかにこう言った。
「これよこれ。これがチート持ち転生者のやるべき無双パートってやつよ!」
「そうなの?」
オレの言葉にほむらは疑問を覚えたのか質問してくる。
うん、正直敵があんなのだから、オレもなんか違う気がし来た。
「いやいや、そんなことより救急車呼ぼうぜ」
「そうね」
しかしソレを素直に認めるのもなんか嫌だったので、オレは昆虫学者にかこつけて誤魔化す方向で行くことにした。
スマホで119し、救急車を待つこと五分。ヤマブキシティ方面から救急車がやって来た。
「患者はこいつか! キエエエエエイ!!」
やって来た救急隊員は敵キャラみたいな奇声を上げたかと思うと、即座にどくけしと書かれた薬を昆虫学者に飲ませる。
すると飲まされた昆虫学者はみるみる顔色が良くなっていく。かがくのちからってすげー!
「救急車、呼ばなくてよかったかしら?」
目の前の光景を見てほむらが思わず呟く。
正直、オレも同じこと思ったのだが救急隊員は否定した。
「いえ、冒険者のように体力のある方なら問題ありませんが、一般人だと毒は消えても体力が消耗しているので、我々を呼んで頂けると幸いです」
「なるほど」
そうオレ達に忠告を残し、救急隊員は昆虫学者を救急車に乗せて去っていった。
やっぱり、医療に関しては勝手な素人判断は良くないんだな。
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ここ最近、これ言って無かったので言っておきます。