このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる 作:味音ショユ
ホワイトデビルがぶち抜いた天井の穴へ向けて、宙を舞う彼女の手に掴まり共に飛ぶオレ。今ノーパンなんだが大丈夫か? まあ見る奴もいないか、いてもモンスターくらいだろ。
地上に出ると、そこには恐らく閃光の巻き添えになったであろうモンスターの破片が飛び散っていた。正直グロい。
だがそれより注目すべき点は、空を覆っていた闇のドームに穴が開いていることだろう。これで迷路の壁をぶち抜いて脱出しなくて済む。
そうして迷路を脱出したオレ達の視界には、迷路を除けば夕焼けの中、一面の草原が広がっている。正直、迷路が異様に浮いている光景だ。
素晴らしい光景だとは思うが、オレの心が晴れ渡ることはない。
なぜなら、オレにはあいにくと行く当ては全くないからだ。不安で仕方ない。
なんせ、オレはこの世界の出発地点はさっきの迷路だからな。この世界のことなんも知らん。しかも夕方だし。
「ホワイトデビルはなんか当てないの?」
『無い。俺も貴様と同じくあそこしか知らん』
「なんかレベル戻ってない!?」
いつの間にかホワイトデビルが大人から子供に戻っている。同時にCVも若本に戻っていた。
「どういうことなんだってばよ」
「
「はいはーい」
仕様めんどくせえなあ。
とはいえそれはそれとして、これからどうしたものか、と頭を悩ませるオレ達の視界に、人影が映る。
その影をオレは躊躇いなく走り出した。やっと出会えた第一村人、逃がす訳にはいかない。万が一悪人ならホワイトデビルでぶちのめす。
「お―――――――――――い! セルに見つかった……じゃなくて、ちょっと待ってくれ――――――――――!!」
思わずトランクスになりかけた自分の本能をねじ伏せ、オレは人影にむけて必死に叫ぶ。
すると向こうも気付いたのか、向こうもこっちに近づいてきた。
やがて向こうの人影が詳細に見える。
白を基調とした服装に、銀髪のツインテール。手には魔法を使うためであろう杖。
そして何より特徴的なのは、人間の物ではない尖った耳だろう。間違いない、エルフだ。
というか、オレこのエルフ知ってる。
間違いない。葬送のフリーレンの主人公、フリーレンだ。
ここ、フリーレン世界なのか? にしてはさっき遊戯王のデッキやモンスター、他にもやたら性欲塗れのゴブリンが気になるな。
まさか、エロ同人の時空なのか? いやエロ同人に遊戯王は入れないか。
ちなみにさっきのは遊戯王のエロ同人がないという意味ではない。閃刀姫のえっちな薄い本がもっと見たいです(願望)
それはさておき、オレが声をかけたフリーレンが目の前に辿り着くと、彼女はこっちを訝し気な目で見つめているような気がする。
……服装のせいかなあ。*1
「ねえ、ちょっといい?」
「なんだぁ?」
フリーレンに話しかけられ、思わずブロリーになってしまうオレ。ブロリーといいトランクスといい、サイヤ人になってしまうってなんだよ(哲学)
「さっき、私達が調査を依頼された遺跡からピンクのゾルトラークが発射されるのが見えたんだけど、何か知らない?」
ディバインバスターってフリーレンから見ればゾルトラークの色違いなのか。なんて、勉強になるセリフなんだ……
『おめでたい奴らよ』
自身の必殺技をゾルトラーク扱いされ、あからさまに見る目のなさを見下すホワイトデビル。というか『ら』って何? オレも入ってんの?
ゾルトラークは凄い魔法だけど、ディバインバスターとは方向性が違うからなんとも言い難い。
それはそうと、何であの迷路の調査なんかしてるんだ? まさか、立ち入りに国とかの許可がいるタイプの場所だったのか!?
そんなところにわざとじゃないとはいえ不法侵入した上に、ダイナミックなショートカットルートまで構築しちまったぞ。やべぇよやべぇよ……
「いや、違う! ホワイトデビルが勝手に!」
そう考えたオレは咄嗟にホワイトデビルに責任を押し付けた。実際オレ何も言って無いのにあいつ勝手に迷路の床破壊したし。
だがこの発言の直後、よくよく考えばすっとぼければ何の責任も追及されなかったのでは? と思い至る。
しかしやっちまったものは仕方ない。勢いで、押し切るッ!!
「マジ! ごめん……跪いて命乞いをするから許してくれええええ!!」
遊戯王MADの王様とブロリーMADのクズロットという、二大ジャンプ主人公夢のコラボレーション。マジごめんの元動画が分かった人はオレと握手。
すると、こんな振る舞いをしたオレに対しフリーレンは予想外の一言を告げた。
「いや、私は別に責任を追及しないよ」
「マジ!? よっしゃあああああ!!」
ふーっふっふwあーはぁーはぁーはーっwうあぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはっwふぁっはっはっはっはぁーっwwひぁっはっはっはっww
脳内で高笑いを繰り広げながら、オレはフリーレンに質問をする。
「ではオレに何の用があるのか私には理解に苦しむね」
「私にあの遺跡について、どんなこと些細なことでもいいから教えて欲しい」
「正直に言うとほとんどわ、わかんないっピ……」
知ってることといえば、遊戯王のモンスターとゴブリンが居ることと、地下に武藤遊戯(なのはMAD)の
「それでもいい」
オレの懸念に対し、フリーレンはそれでいいと言ってくれた。勇者ヒンメルならそう言うよな。
なのでオレも話そうとしたところで
「ゲロゲーロ」
一匹の蛙が現れた。
その蛙は身の丈数メートル程で、完全にオレ達の大きさを超えていた。これアレだ。このすばに出てくるジャイアントトードだ。この世界多重クロスだったりする?
だが今はそんなことを考えている場合ではない。仕方ないのでオレは決闘盤を起動しようとするがその前に
「私がやるよ。新しい魔法の実験台だ。流石に人間にはかけられないからね」
フリーレンがオレの一歩先に進み、杖を向けてジャイアントトードに魔法をかけた。
「これがチンポをデカくする魔法。これが胸をデカくする魔法」
マスタード姉貴の声真似のヤツじゃねーか!!
……全然関係ないんだけどさ、ぼざろMADで聞く『後藤さんチンポでかいのね~』ってしばらく、ワッカのティーダのチンポみたいに音声切り貼りだと思ってたんだけど、オレだけかな? あれ声真似だって知ったのしばらく後だったよ。
なんてことを考えていたら、魔法を受けたジャイアントトードのチンコと胸はもはや持ち主をはるかに超えるほど巨大となる。するとジャイアントトードは急に膨れ上がったチンコと胸に押し上げられる形仰向けになり、そんなデカいものを体で支え切れるわけもなく、ジャイアントトードは自身のチンコと胸の下敷きとなり圧死した。
「どういうことなの……(レ)」
「フリーレン様」
オレが眼前の光景を見て理解を拒んでいる間に、全く気付かなかったが紫髪を持つ巨乳美少女にしてフリーレンの弟子フェルンと、背中に斧を背負う赤髪の戦士シュタルクが横に来ていた。
「なんでもかんでもデカければいいというわけではありません」
「なにその魔法怖い!」
「僕もそう思います」
シュタルクの物言いに一も二もなく賛同してしまうオレだが、この発言はスルーされた。俺はどっちでもいいけどぉぉぉおおおお!!
ザッ
オレとシュタルクがフリーレンの魔法にビビっていると、足音が聞こえた。一瞬また敵かな? と足音の方に振り返りながら思うも、周りの誰も警戒せず足音の主を見つめている。どうやら仲間だったらしい。ザインかな?
しかしそうではなかった。
「皆集まってるなら呼んで欲しいじゃない」
自分以外の仲間が集まっている状況に呼ばれず、不服を申し立てるフリーレンパーティ最後の一人。
桃色の髪に露出度の高い服、それに人間の基準なら美少女と言って差し支えない顔。だが一番目立つものといえば、やはり頭に生えている二本の角であろう。
「すみませんアウラ様。子供を拾いましたので、呼ぶのが遅れてしまいました」
「こんな所に子供? どう考えても怪しいじゃない」
「アウラ、自害しろ」
「いやフリーレン、流石にそれは酷いぜ」
うぁぁぁぁ断頭台のアウラがフリーレンパーティを練り歩いてる!!