このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる 作:味音ショユ
「私のターン、ドロー!!」
まどかは勢いよくカードを引き、ドローカードを確認する。
すると、それはそれは良い笑顔を浮かべてから彼女は意気揚々とドローカードを発動させた。
「ホワイトデビルがいなくなったから思いっきりドローできるようになったよ! だから私はサポートカードオーキド博士を発動! 手札を全て捨てた後、七枚ドローする!!」
「ちょっと待てえええええええええええええ!!?」
いやいやいやいや流石にそれダメだろ!! オレも散々滅茶苦茶やってるけどさあ!? それ明らか明確に別ゲーのカードじゃねえか!!
「なんでや! そんなのチートや! チーターや!!」
「そんな言い方やめてよ!!
「どうなってんだよこの世界の海馬コーポレーションのデュエル・リング・サーバーはよぉ!!」
「海馬コーポレーションって何……?」
まどかが小声でなにやら疑問を呈しているが、オレに答える義理はない。そして術もない。この世界になかったわ海馬コーポレーション。
なんてオレが考えているとまどかがデッキに指をかけて今にもドローしそうだった。いや、魔宮の賄賂あるから止められるけど、オレの手札今一枚なんだよなあ……正直今止めてもジリ貧で負けそうだし、ここは賭けに出るぜ!!
「待てまどか! オレは永続罠発動、便乗!! 相手がドローフェイズ以外でドローしたときに発動! この後に相手がドローフェイズ以外にドローした時、オレはデッキから二枚ドローする!!」
「……このドローは?」
「なんもないからさっさと効果処理して」
どうして即時発動できないのよォオオオ~~~~~~~~~~~~~~ッ!!(由花子)。エラッタ前の文章だと発動できたそうですが、探してもエラッタ前のカードを手に入れることができませんでした(小声)
なんて内心で嘆いている間にも、まどかは容赦なく七枚ドローした。後キラー・スネークがまた墓地に行った。あいつ墓地と手札の往復しかしてねえぞ。
「更にセイバーと化したニャル夫の効果発動! 私が魔法カードを発動するごとに攻撃力が1500上昇するよ!!」
「サポートカード魔法扱いなのズルくない?」
ニャル夫ラトホテプ 攻撃力4000
潤沢になった手札を見ながらニヤニヤと笑みを浮かべるまどか。クッソ腹立つ。こっち手札カッツカツやぞ……!!
「フィールドの雑魚モンスターを攻撃表示にしてそのリバースモンスター破壊して、残りでダイレクトアタックすれば普通に勝てそうだけど、ここは確実に一撃で倒すよ。だから私は魔法カード貫通! を発動!」
「今度はラッシュデュエルからカードが飛んできたか」
ポケモンカードよかマシかあ。ちなみに後ろのビックリマークまでが正式名称なんだぜ。
「効果は確か、モンスター一体にこのターン貫通能力を付与するんだっけか」
「よく知ってるねモノマキアちゃん。そういうことだから私はニャル夫を選択す――」
「させねえ! オレはトラップカード、魔宮の賄賂を発動! 相手の魔法、罠の発動を無効にする。代わりに相手はカードを一枚ドローする」
「ダメだったか。というかそんなカード伏せてたのに、ドロー目当てで私の大量ドロースルーしたの?」
「……だってしょうがないじゃないかあ」
まどかは言葉とは裏腹に対して気にも留めてないような顔で、一枚カードをドロー。
そしてオレも合わせて便乗の効果で二枚ドローしーーってよっし来た!!
「オレはワタポンを守備表示で特殊召喚! こいつは通常のドロー以外でドローした場合、特殊召喚できる!!」
ワタポン 守備力300
「壁モンスターが増えた……だったら私はドリラゴを召喚!」
ドリラゴ 攻撃力1700
「急にラー以外の闇マリクが使ってるモンスターでてきた」
「次に私は魔法カード死者転生を発動! 手札を一枚捨てることで墓地のモンスター一体を手札に戻す! 私はラーの翼神竜(バトルモード)をもう一度手札に!!」
ニャル夫ラトホテプ 攻撃力5500
「そして
ニャル夫ラトホテプ 攻撃力7000
「私はハイ・プリーステス、チョウジュ・ゴッド、ドリラゴを生贄に、再び現れよ! ラーの翼神竜(バトルモード)!!」
ラーの翼神竜(バトルモード) 攻撃力4000
ラーの翼神竜がフィールドに二体……なんだこの光景は……!?
……まずいな。ここでDM8版ラーの効果を通ればオレのライフはゼロになっちまう。
しかしまどかの行動はオレの予想とは違っていた。
「ここでラーの効果を使えばモノマキアちゃんを倒せる……でも、もし無効化されたら私のライフは1になっちゃう。そしたら返しのターンで私は……!!」
まどかの顔にあるのは恐れ。もし効果を防がれて、オレが次のターンでホワイトデビルを筆頭としたリリカルモンスターが出れば負けると考えているらしい。死ねばオレが助かるのに……!!
「私は二体のラーで守備モンスタ―を攻撃! まずはそのリバースモンスターから!!」
まどかの攻撃宣言に呼応し、ラーの翼神竜(DM4)の炎が伏せていたモンスターを焼き尽くし、容赦なく墓地へと落とす。
流石だと言いたいが――
「甘いぞ遊戯……じゃなくてまどか! オレが伏せていたのは黒き森のウィッチ。こいつは墓地に送られた時、デッキから守備力1500以下のモンスターを手札に加える効果があるのさ。オレは、
「何を手札に加えた所で、その前にライフをゼロにすれば関係ないよねっ!」
まどかの叫びに続き、今度はラーの翼神竜(バトルモード)の炎がワタポンに迫る。
確かにまどかの言う通り。ここでオレが何もしなければワタポンは破壊され、次のニャル夫の攻撃でオレのライフはゼロになり敗北するだろう。
「だけどオレは何かするぜ! リバースカードオープン、進入禁止! No Entry!! こいつが発動した時、フィールドの攻撃表示モンスターは全て守備表示になる!!」
「そんなのってないよ!!」
ラーの翼神竜(DM4) 守備力4000
ラーの翼神竜(バトルモード) 守備力4000
ニャル夫ラトホテプ 守備力2500
まどかが悲痛な叫びをあげる。勝利まであと一歩というところで止められればまあ、泣きたくもなるかもしれない。
「イッヒヒヒハハハハハ、おかしくって腹痛いわ~」
それはそれとしてオレは全力で笑っておく。真ゲスゥゥゥゥゥゥ!!
「……私はカードを三枚伏せて、ターンエンド!!」
「オレのターン、ドロー!!」
デッキから引いたカードをオレは軽く確認する。どうやら、これが最後のターンになりそうだぜ。
「まずはブラックナイトを呼ぶための前準備と行こうか。オレは手札を一枚捨てて魔法カード、カード・フリッパーを発動! 相手フィールド上の全てのモンスターの表示形式を変更する!」
「またぁ~?」
ニャル夫ラトホテプ 攻撃力7000
ラーの翼神竜(DM4) 攻撃力4000
ラーの翼神竜(バトルモード) 攻撃力4000
まどかの呆れた声とは裏腹に、ニャル夫たちは臨戦態勢を見せる。
戦闘態勢などオレの前では無駄無駄無駄ァ!! それを今教えてやるぜ!!
「オレはワタポンを生贄に、来い!
『隊長。正念場のようだな』
「シメだからな」
「ブラックナイトの効果発動! こいつが召喚された時、
『にぱー。今度こそ殺してあげるわ』
「更にブラックナイトの効果発動! フィールドにブラックナイトとホワイトデビルが同時に揃った時、二体ともレベルアップする!!」
「そしてホワイトデビルの効果でフィールドのモンスター総員でダイレクトアタック! といきたいところだけど」
『相手の場にセイバーがいる以上、倒さない限りダメージを与えられんから効果を使う意味はないな』
『……チッ』
オレとブラックナイトの言葉に対し、心底忌々しそうに舌打ちをするホワイトデビル。殺意高くていいゾ~これ。
「ホワイトデビルの望み通り、終焉に導いてやるよ! まどか、お前を破滅へと導ビクッ!!(コンバット越前)」
カードを一枚セットしてさあ、バトルフェイズだ!
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