このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる   作:味音ショユ

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今日は二話投稿します


「とんだ悪魔合体じゃねえかよあ―――っ!?」

 ドサッ

 

 ライフがゼロになったまどかが地面に倒れ伏し、気を失う。その様を見れば誰もがもう戦う意志も力もないことを悟るだろう。

 まあそれはそれとして――

 

『撃つよ』

「そうだね。ヒンメルならそう言う」

「何で勇者ヒンメルがここで出てくるのよ……?」

 

 そうか。この世界フリーレンがいるからヒンメルも過去にいたのか。うかつにフリーレンネタできないじゃん。

 

 シュゥゥゥゥゥゥゥゥ

 

 なんて考えてたら、管理局の白い魔王(ホワイトデビルマジシャンガール)の魔力は既にチャージ完了。いつでも発射可能だ。

 

「ホワイトデビルの効果。このカードもしくは味方モンスターが戦闘及び効果破壊の対象となり破壊が失敗した時、このカードは相手プレイヤーまたはモンスターに攻撃することができる!」

「って何してるのよ!? もうやめて、モノマキア!!」

 

 オレがホワイトデビルにオーバーキルさせようとしていると思ったのか、ほむらはオレの腕にしがみついて攻撃を止めようとする。

 いや待て、この状況にこの台詞――ならオレの言うことは一つ!

 

「HA☆NA☆SE!!」

「とっくにまどかのライフはゼロよ! もう勝負はついたのよ!!」

 

 ま、まさかこんなところであのシーンの再現ができるなんて……オレ超ビックリ。じゃなくて――

 

「アレを見ろよほむら」

「……何よアレ」

 

 オレがまどかを指差しほむらが視線をやると、そこにはまどかの体から何やら黒い瘴気のようなものが立ち上っていた。あれが多分まどかに憑りついていたもの……だと、思うんだけどなあ……

 

「まあ悪いものであることは確定的に明らか。油断してると病院で入院食を食べる羽目になる。というわけでホワイトデビル、闇を切り裂け!!」

『粉砕! 滅砕! ブラストファイヤー!!』

 

 ホワイトデビルの攻撃が黒い瘴気に命中し、完全に消滅。戦いは、これで終わりだ!

 

『その通り……四つに分割されたゾー繧ッの魂のうち……消滅し……』

 

 瘴気が消滅した直後、突然頭の中に何らかの声が響き渡る。オレはこの声に聞き覚えがある。

 出やがったな邪神(仮)!! お前がどこの誰で、何を思ってオレを選んで転生させたのか今日こそ答えさせてやるぜ!!

 

『次は……南……ところに魂……感じま…』

 

 あ、ゲームでよくあるステージクリアしたら次のステージの方角教えてくれる奴飛んできた。それができるなら最初からそうしてくれ。

 

「いや、それよりオレの質問に――」

『……ゾー繧ッの……部が消滅……で、僅かで……力が……悪の……感じることが……うになっ……たいで……申し……ことに……誰……のかはわかりま……』

 

 オレの質問をブッチして、邪神(仮)は結構な長台詞を続ける。なるほど、ここでまどかを倒さないと解放されない要素なのね。んで、どこの誰に憑依しているかは分からないらしい。仕方ないね(レ)

 これで話は終わりかと思ったが、どうやらもう少しだけ続きがあるようだ。

 

『それ……しかした……存在に向こうも……たかもし……』

 

 何なのだこれは!? どうすればいいのだ!? しかしたってなんだよ!? おかのした?

 嫌だなあ淫夢語録使う神。どれだけ善神でも一気に崇める気を失せるぜ。

 すると邪神は最後にこう締めた。

 

『どうか、お気を付けて』

 

 普通に無事を祈られても困る。なんでここだけちゃんと聞こえるんだよ。

 

「ってちょっと待て! オレはセイバーのことについて聞きたいんだけど!?」

 

 慌てて叫ぶオレだが、神は人の願いなど聞き届ける義理はないらしい。どれだけ呼びかけたところで邪神は返事をすることはなかった。

 

「とんだ邪悪神だぜ。運命の5王子編始めるか? お?」

 

 思わず悪態をつくも、救いというものは案外そこらに転がっているようだ。意外なところからオレの欲している情報が飛んできた。

 

「セイバーのカードについてなら、私が教えられるよ」

「まどか!? 大丈夫なの!?」

 

 なんと、気を失っていたまどかが起き上がり声をかけてきた。

 起こしているのは上半身のみで立ち上がることはかなわず、起き上がると言ってもほむらに支えられながらだが、それでも彼女はオレに話してくれた。ありがてえ・・・っ!!

 

「まず前提として、セイバーは聖杯戦争って言う儀式に召喚されたらしいんだけど、その時にカード効果を知った人が教団の中にいて、私はそれを教えてもらったの」

 

 そんな又聞きでいいんだ? というか――

 

「この世界聖杯戦争あるの?」

 

 多重クロスといえば型月。王道を往く。そんなことしなくていいから(良心)

 まあその辺までならあるあるな気もする話だが、後に続く話は少々聞き逃せないものだった。

 

「そうらしいんだけど、なんでもその聖杯戦争は然るべき勝者が現れるまで無限に繰り返してるらしいよ」

「ホロウアタラクシアかな?」

 

 あれ確かループものだったようなそうでもなかったような。

 然るべき勝者ってのがよく分からないけど、いずれはオレも聖杯戦争に行かないといけないだろうし、場所も聞いておくか。

 

「場所? 確か確か冬木市ってところの――」

 

 うーん、やっぱり聖杯戦争は冬木で起こるんやなって。ルーマニアやら月で行われてもオレ困るし。

 

「童美野町で行われているって」

「とんだ悪魔合体じゃねえかよあ―――っ!?」

 

 まどかから齎された情報に思わずオレは叫ぶ。安易な混ぜ合わせはしてはいけない(戒め)治安悪いところに治安悪いところを組み合わせたらどうなるのか分かっているのか!? オレは全然わからん。

 というか冬木と童美野町って場所全然違うだろ。冬木は神戸か九州だか忘れたけどどっちかで、童美野町は東京じゃなかったか? まあ今更か。細かい所全部世界観多重クロスによる独自設定で押し通す気だろお前ふざけんな!!(声だけ迫真)

 

「あーもーめちゃくちゃだよ。んでんでんでwwwwwww(はっぴぃにゅうにゃあ)、童美野町のどこに行けば参加できるの?」

「それがよくわかんないの。行ったはずの人に聞いても記憶から消えてるみたいに覚えてなくて、ただ参加したって事実と、セイバーってカードの情報だけが記憶に残ってたって」

「なんだそりゃ?」

 

 さっきの情報を合わせて考えるなら、然るべき勝者とやらを呼ぶためにセイバーの情報を渡す為にばら撒いてるのか? これもう分かんねぇな。

 

「なあ、もうちょっと詳しい情報を――」

 

 ガクッ

 

 オレがまどかからもう少し情報を集めようとするが、当のまどかは意識を失ってしまった。どうやら無理をさせていたようだ。

 まあ、これ以上は無理そうだし、とりあえずここを出たら童美野町を目指すか。

 

 とはいえそれはそれとして、この話の顛末を語っておこう。

 まずはまどかだが、どうやら悪いものに憑りつかれていた時に結構ワルなことしてたらしく、裁判にかけられることになるそうだ。

 正直可哀そうなことこの上ない気もするが、ここでマミから助け舟が出る。

 

「実は私の彼氏のSEエックスが、成歩堂っていう凄腕弁護士と知り合いなの。話を聞いたら力を貸してくれるそうよ」

「ど、どういう繋がり……?」

 

 そういやプロジェクトクロスゾーン2とか、マブカプだと同じゲームに出たことがあったような……? いやゼERO出展の癖になんでそういうところだけ原作ネタ使ってくるんだよ!?

 というか成歩堂かあ……最終的には無罪になるだろうけど、不安だなあ……頑張れ!

 

「投げ捨てたわね」

「オレにどうしろと?」

 

 ほむらに白い目で見られるがそんなことオレが知るか(シャモ)

 あともう一つ語っておこう。

 

「うおおおおおおおおおお俺は逃げるぞティア――――――――――ッ!!」

 

 ニャル夫ラトホテプ召喚の為に犠牲になった魂は、オレのリリカルモンスターが倒したおかげか戻って来た。まあ四大幻獣は元々銃撃されてたので死んだままだけど、エルシオンとティアは帰って来た。

 もっとも、エルシオンは解放された直後に全力で走り去っていったが。どんだけ嫌だったんだ。

 一方、残されたティアはというと

 

「またエルシオンに逃げられた……」

 

 ハイライトを失った目で一言呟き、静かに去っていくのだった。




一章は次に閑話を投稿して終了します。
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