このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる 作:味音ショユ
川越到着! 道中イベント? そんなもの、ウチにはないよ……
時間は午後二時。昼飯を終えておやつにするにはちょっと早い、そんな時間帯なら話をするには丁度いいかもしれない。
ということでオレは昨日交換したLINEでブロリーと話をするために合流することにした。
元々近くにいたのか、ブロパラ親子とあっさり話が付きすぐ会えた。
「デートなのにごメェェェェエエ!! ん。待ったぁあああああああああ!?」
「デートじゃねえよそっち親連れだぞ」
待ち合わせってだけでデートだと思ってるの童貞すぎるだろ! 教えはどうなってんだ教えは!!
「気を静めろブロリー(ピロロロロロ)」
なんてブロリーが騒いでいると、パラガスが手に嵌めている制御装置でブロリーを抑える。しばらく騒がせないといけないと思っていたオレの姿はお笑いだったぜ。
「はい……俺は落ち着いたよ☆」
「ほんとぉ?(ひで)」
MAD仕様のブロリーとか情緒不安定の極みだろ。ねえあたし知ってるよ(モニタリング)
まあ落ち着いているならいいや。今のうちにオレはまどかと同じく悟空も何かに憑依されているかもしれなくて、その憑依した奴をオレがなんとかしなきゃいけないこと話す。
聖杯戦争の方に行こうかと思ったけど、こっちはオレより先にブロリーが悟空をぶちのめしかねないからな。そうなったらオレの元の世界への帰還がどうなるか分からないし。だったら先に事情を説明しておけば安全という訳だぁ!!
「ふむ……そういうことならモノマキア、あなたもどうぞ?」
「イェイ! カワイイロリ娘ェ! と旅ができて嬉しいブロリーです……」
幸い、二人ともオレを歓迎してくれるようだ。しかしパラガスはここでブロリーを窘める。
「勘違いするなブロリー。オレ達は道楽で冒けゑゑんしているわけではないのだからなぁ」
「フヒヒ。ごめんなサイヤ」
「謝る気ないなこいつ」
いつも通りにふざけてるブロリーだがそんなことはどうでもいい!(遊星)話を進めるとするか。
「ところでパラガス。この街に悟空がいるって情報があったはずだけど、見つかったのか?」
「ただいま行方を調査しております。明日まで、明日までお待ちください!」
「ハァ……親父ィは使えないです……」
パラガスの言葉にため息をつくブロリー。IQ26が何か言ってる。
もっとも、息子の言葉は親父にとっても腹立たしかったのか、パラガスは反論を始めた。
「ブロリー。私は確かに戦闘力こそお前に遥かに劣るが、それでもお前に勝っている要素があるのだよ」
「なんだぁ……?」
「それはだな、私はお前と違って非童貞なのだよ」
「うわあああああああああああああああああああああ!!」
パラガスの精一杯のマウント取りに対し、ブロリーの慟哭が虚しく響く。ここ街中なんだけどな……しかも親子間でそのマウント方法はどうなんだよ。
「パラガス!」
するといきなりオレ達以外の第三者が話しかけてきた。この声はベジータだ。
「ベジータ王子。一体、どうしたというんだ?」
「こっちが調べたところ、カカロットの姿は影も形も無かった。いたのは同じタイプの下級戦士のサイヤ人だけだったぞ」
「ああそうか……」
ベジータの言葉を受け、何やら考え込むパラガス。おそらく悟空がいるのならこの街だろうと思っているんだが、見つからない現状を疑問視しているのだろう。
とはいえそれはパラガスの思考。ブロリーは特に気にせず、ベジータに話しかけた――
「おいベジータ」
「なんだブロリー」
バヒュ――――――――――ン
かと思ったらいきなりそこらへんにあった岩盤に叩き込んでいた。なんだあの岩盤! どっから現れた!?
「な、なぜだ……」
「今俺は機嫌が悪いんだ。俺の前に現れた非童貞は全て血祭りにあげてやる」
「理由が理不尽すぎる」
ブロリーの突然すぎる凶行に対し、オレが思わずコメントする一方、ベジータは怒りを見せて反撃を試みる。
「ふざけるな! ブロリー、ぶっ殺して――」
「うるさい!!」
反撃しようとするベジータだったが、その前にブロリーは頭を掴み、そのまま遥か彼方へと投げ飛ばしてしまった。
「ああああああああ私は鳥よ――――――っ!!」
「やめて下さいブロリーさん! このままでは地球は破壊されつくしてしまう! そんな未来は見たくない!!」
暴虐を始めるブロリーを見かねて、今度はトランクスがやってくる。
必死に言葉を尽くすその様はまさに正義の人と言っても過言ではないだろう。
「無視」
「ハアッ☆」
だがブロリーにはトランクスルーされてしまった。
しかしトランクスは怯まず、言葉を続ける。
「お――――――い!! この20年後の未来からやってきた、伝説のとてつもなくたのもしい天才イケメンサイヤ人トランクスを無視するなんて、お前を殺すぞ。ブロリー」
「うぜぇ」
ポーヒー
強い言葉で凄むトランクスだったが、ブロリーの返答は一発の気弾だった。
「はああああああああああああああああああ!?」
「ベジータ親子、君ら頭悪いなあ」
気弾で吹っ飛ばされるトランクスを見ながらしみじみと呟くパラガス。いや、次のターゲットお前なんじゃねーか?
とはいえここでパラガスが潰されると話が進まなくなりそうだし、なにか適当なスケープゴートを用意して気を静めなければ。
悟空がこの場に現れてくれれば一番いいんだけど……
「ん?」
オレが辺りをキョロキョロ見回すと、近くに金色で派手にビカビカ光る建物を見つけた。こいつは……カジノか。
待てよ。カジノといえばギャンブル。そしてギャンブルといえばクズ。
すなわち、クズロットはカジノにいるのでは……? ついでにオレもギャンブルしたい(小声)
「さあ行くぜ!」
「待て待て待て待て!」
悟空を探すべくカジノへと突入しようとしたオレを、パラガスが慌てて止める。
「何DA!?」
「まだロリーな君をカジノへ行かせていいわきゃないだろ!!」
「なん……だと……!?」
そんな法律ないだろこの世界に!! と思ったらブロリーも賛同し始めた。
「はい……そんな法律ないです。親父ィはウザいです……」
「ゑゑ!? ロリにギャンブルさせてはいけないという私の正論が聞けないとは……クソォ……」
ブロリーの言葉に打ちひしがれるパラガス。一方、ブロリーはオレに向けて優しく激励してくれた。
「さぁ行けェイ!」
「いや駄目だぁ! 行くなぁぁぁ!!」
だがパラガスは未だ諦めることなくオレを引き留める。
やがてブロリーはオレの左側に、パラガスは右側に立ちそれぞれ叫び始めた。
二人の必死の言葉がオレの左右の耳をそれぞれに揺らす。ああもうとりあえず――
「どっちもうるせえぇぇぇ!!」
「Door!?」
「ばあああああああかあああああああなああああああああ!?」
オレはブロパラ親子の二人を殴り飛ばした。何なのだこれは、どうすればいいのだ!? というか――
「両方から真逆のこと言ってくんな!! R-18のASMRじゃねえんだよ!!」
可愛い声の声優二人に言われるなら嬉しいけど、サイヤ人のおっさん二人に言われて喜ぶ層どこに……いるかもしんないけどオレは嫌だわ!!
なんかもうカジノどうでも良くなってきた……ってあれ?
「なんか見覚えのあるやつが……」
オレが何気なく視線を向けた先には、ツンツン頭が特徴的な身長175センチほどの青年の姿が。あれ悟空じゃね?
しかし服装が山吹色の道着ではなく、灰色と黒がメインでなおかつ、耳には何やら丸っぽいピアスを付けている。あれゴクウブラックじゃね?
まいったな……人間0計画とかやってたら全然関係ないボス戦が始まっちゃうぞ。
などと懸念していると、ゴクウブラックの呟きが聞こえてきた。
「フフフ……いよいよ神と人間が商いを通じてうまくやっていく道を探すコッペパン計画が始まる」
あ、よかった。MAD時空のゴクウブラックだった。これなら安全だ。
「……ん?」
するといつの間にか起き上がったブロリーもオレの視線の先が気になったのか、オレと同じ方向を見る。ってやばい止めないと関係ない人が――
「カカロットォォォオオオオオオオ!!」
「ぎゃあああああああああああああ!!」
「パン屋の人―――――――――っ!!」
しかしオレがブロリーを引き留めるより先に、ゴクウブラックに血祭りにあげられてしまった。許せ……
8/31→ヤサイ→サイヤ人という連想ゲーム