このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる   作:味音ショユ

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「何なのこの横浜駅? 初期遊戯王の微妙な通常モンスターしかいないダンジョンなの?」

 8番出口を抜けブロリー達と合流したオレは、早速ダンジョンへ向かうことにした。

 今の時刻は午後四時。それなら今日は泊まって明日に回した方がいいだろう、と言われれば僕もそう思います(トランクス)。

 でもさ――

 

「お金がないんだよなぁ、パラガスの寿司のせいでよぉ(倒置法)なぁ」

「お助けください!」

「はーつっかえ。大体何で寿司喰ってんだよお前ら。オレがよく分かんない無限回廊にとらわれてる間によぉ」

 

 オレがそう問うと、ブロリーとパラガスの二人は気まずそうに目をそらす。その直後

 

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 

 ジョジョの効果音が二人の腹から響く。おめぇら腹減ってるんか?

 

「よく頑張ったがとうとう終わったな、俺……」

「これもサイヤ人の運命(さだめ)か……」

運命(さだめ)運命(さだめ)運命(さだめ)。うるせえってんだよオォ!!(ガッツ)」

 

 もう許さねぇからなぁ? ピッコロから仙豆を貰って喰え……ヤジロベーのように。

 とりあえず近くのコンビニに入り、オレの金でうちゅうしょく*1を二つ買って、空腹サイヤ人共の口に問答無用で叩き込む。何なんすかこれ(芹沢あさひ)

 キモティカ? キモティ=ダロ?

 

「じゃけんダンジョン行きましょうね~」

「イェイ!」

 

 寿司と合わせて多少小腹が埋まったのか、ブロリーはオレの言葉に元気いっぱいな返事をした。三十路の姿か、これが……?

 そしてすぐにダンジョンに到着した。元々駅地下からすぐ行けるのがウリだが、本当に近かった。

 そう、ここが目的地。

 

「横浜駅でございます」

「こ(↑)こ(↓)埼玉ダルルォ!? 横浜は神奈川!!

 

 そもそも横浜駅がダンジョンになってるのもこれもうわかんねえな。何なのだこれは! どうすればいいのだ!?

 するとパラガスがスマホを見ながら解説してくれた。

 

「なんでも、このダンジョンは異世界で無限に増殖するようになった横浜駅の一部が、この世界に転移してきたもののようです」

「ダンジョンが入ってくるのか……(困惑)」

「無限増殖する駅ってなんだYO」

「私に分かるわきゃないだろ!」

 

 オレとブロリーのツッコミにキレるパラガス。まあパラガスもスマホでググっただけだしな。

 まあいつまでもぼやいてちゃ話が進まない。

 

「横浜駅にイクゾー! デッデッデデデデ!(カーン) デデデデッ!!」

「それ気に入ってるんですかぁ? フフフ」

 

 ブロリーのコメントを横にオレ達は横浜駅に入る。

 駅構内の中はまさに廃墟だった。無数の案内板、何らかの店、多分コンビニだったり飯屋だったんだろう的なものがいくつも立ち並ぶ。

 だがいずれもすでに廃墟で、とてもオレ達を迎え入れるとは思えない。

 店の近くには大きめのペッパー君みたいなのが、ここ在住のモンスターになぎ倒されていた。

 

「早速お出迎えか」

 

 オレはモンスターを見つけ、早速決闘盤(デュエルディスク)を起動させ構える。

 そのモンスターは巨大な頭に相応しい口を持ち、頭の先には長い角。そして首に当たる部分にもう一つ巨大な口。

 代わりに腕はなく、足だけで二足歩行する黄緑色の体色を持つ生物だった。

 ……二つの口を持つ闇の支配者(ツーマウス・ダークルーラー)だ、こいつ。初期遊戯王の微妙な通常モンスター。

 

「レオ・ウィザードを召喚」

 

 オレは手札からモンスターを召喚する。

 二つの口を持つ闇の支配者の攻撃力は900に対し、レオ・ウィザードは1350。しょっぱい対決だな。

 

「レオ・マジック!」

 

 レオ・ウィザードの攻撃で二つの口を持つ闇の支配者はあっさり破壊された。

 すると駅の奥から新手のモンスターが現れた。

 胴体は闇エネルギーのイラストに描かれている球のような形で、先を黄色にしたようなドラえもんみたいな手足を持ち、頭は日本の短い角を生やした黄色の球体。

 そして背中には何やら青いマントを身に着けていた。

 ……なんだこれ?

 

「画像検索したところ、オシロ・ヒーローというデュエルモンスターズのモンスターでございます」

「し……知らね~~~(パンドラ)」

 

 マジで知らんぞオシロ・ヒーロー、なんて思ってたら当人はオレをじっと見つめていた。いや目線わかんないけど、多分オレを見ていると思う。

 するといきなり後ろを向いたかと思うと、何やらマントをゆらゆらさせていた。

 …………………………何? 何のアピール?

 

「……んだよ、意味が分かんねえ(魔法戦争)」

「血祭りだぁ!!」

 

 オレが頭を抱える横で、ブロリーが即座にオシロ・ヒーローをボコしていた。多分これが一番早いと思います(TAS)

 するとまたも奥から新手が二体現れた。オレ達まだ駅に入ったばっかりなのにこんなにモンスター出るのおかしくない?

 まず一体目は黄色を基調とした体色を持つドラゴンのなりそこないみたいなモンスター、ダーク・キメラである。攻撃力が1610なことで有名な奴。

 二体目は上半身は馬で下半身が魚のモンスター。シーホースかよ!! 見てたよあのタッグフォース動画!! 懐かしっ!!

 

「何なのこの横浜駅? 初期遊戯王の微妙な通常モンスターしかいないダンジョンなの?」

「パラガス波ぁ!!」

 

 オレが頭をまたも抱えていると、今度はパラガスが気功波で二体を消滅させていた。微妙な味の濃さの癖に瞬殺されるから、逆に気持ちの処理しにくいよこいつら。

 ともあれモンスターを倒したオレ達はようやっと奥に進む。

 奥も相も変わらず廃墟だが、あるくキノコとあるくめはどこにいるのやら。

 

 ヒュッ

 

 オレ達が辺りをキョロキョロ見回しながら目当てのモンスターを探していると、どこからか風切り音が聞こえる。

 オレが音の聞こえた方向を見ると、そこには一体のモンスターが。今度は一体どの通常モンスターが来るんだ!?

 そいつはドクロにコウモリの羽根が生え、小さな人間の両手を脇に浮かせている。ただ一番目立つ部分はドクロの口の中に、青い瞳が入っていることだろう

 

青眼の銀(ブルーアイド・シルバーゾンビ)ゾンビィィィイイイイイ!!」

 

 ブルーアイズのパチモン来ちゃった!! ならこっちは本物を見せてやるぜ!! もううんざりなんだよこのラッシュ!!

 

「魔法カード、エネミーコントローラーを発動! このカードはコマンド入力することで、なんでもできる!! 左CC左CC!! このコマンドによって、出でよ! 青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)!!」

 

 オレのコマンド入力によって、白き体と青い瞳を持った美しき龍が横浜駅に降臨する。

 

「行けブルーアイズ! その雑魚モンスターを薙ぎ払え!! 滅びのバーストストリーム!!」

 

 ブルーアイズの白銀の息吹がブルーアイドを消滅させる。是非もなし。

 

「アーハッハッハッハッハ!! 強靭! 無敵! 最強! 粉砕! 玉砕! 大喝采!!」

 

 さあ次はなんだ!? 戦いの神オリオンか!? モリンフェンか!? それともシェイプ・スナッチか!?

 

「ねぇ、知ってる?」

 

 などと猛っていると、いや猛ってはないけども。ヤケになってるだけだども。

 ともかく勢い込んでいると、後ろから声を掛けられる。

 ブロリーでもパラガスでもない声にオレが思わず振り返ると、そこには枝豆に犬の顔と耳を生やした奴がいた。

 

「豆しばじゃねーか!! いきなり遊戯王関係ねえ!!

「マリー・アントワネットは結婚初夜、寝室で国王や貴族、神父、そしてお金を払った庶民に見られながらしたんだって」

 

 豆しばはオレのツッコミにも目もくれず、どこで使えばいいのかも分からないうえに、微妙に嫌な気分になる知識を言うだけ言って去っていった。

 FGOのエロ同人描く人には便利だったかもな、この話。

 

「なんなんだ今のはぁ……?」

「まったくだ」

*1
出展:スーパーペーパーマリオ

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