このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる   作:味音ショユ

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本日二話目です


「ストーリー進めるために一定金額必要なパターンかあ……」

 オレ達は廃墟となった横浜駅の通路をひたすら歩く。

 道中モンスターが出てくることはあれどブルーアイズにブロリー、あとパラガスがいれば大した問題はない。

 だってそうだろ……?(遊戯) なにせ豆しばの後に出てきたのは時の魔人ネクロランサ、冠を戴く蒼き翼、泥に潜むもの、古代のトカゲ戦士、満ち潮のマーマンに

 

「更にはウィップテイル・ガーゴイル、グレート・アンガス、赤き剣のライムンドス、ハリケル、エンゼル・イヤーズ、マキャノン、ゼミアの神、鎧蜥蜴(アーマー・リザード)でございます」

 

 そう、初期遊戯王の微妙なモンスターばかりだった。この中で一番攻撃力が高いのってグレート・アンガスの1800ってこれマジ? カードプールが貧弱すぎるだろ。

 いやそれ以前に……

 

「誰なんだよお前ら!!」

 

 知らねーよそんなモンスター! 出てきた奴ら、全部画像検索しなかったらマジで知らなかったぞ!!

 マイナーオンリーイベントでもやってんのか!!

 

「楽だけど、出てくるのが雑魚ばかりでつまらないと思っているブロリー……です」

「雑魚は、誇り高き獅子に触れることすら許されぬ!!」

 

 オレとブロリーが現状に飽き始めてきたころ、元は広場か休憩所か知らないが、道の先に開けた場所を見つける。

 その場所も当然廃墟ではあるのだが、明らかに場所にそぐわないパソコンや冷蔵庫、ベッドな机など明らかに誰かが生活している跡がある。ホームレスでも住んでんのか?

 

「ここはダンジョンでございますが?」

「ポ〇ンと一軒家みたいなもんでしょ(適当)」

 

 だがオレ達以外の人間は見たところいないようだ。出かけているらしい。

 

「およ?」

 

 するとオレ達の後ろから声が聞こえた。どうやら家主が帰ってきたようだ。

 オレ達が一斉に振り返り家主を見ると、パラガスが驚きの声を上げた。

 

「ゑゑ!? おまっ、科学者。こぉんな最低の場所で一体、どうしたというんだ?」

「パラガス様、ブロリー様。それはこっちのセリフですじゃ。うわへへwww」

 

 オレが声の主を見ると、そこにいたのはローブを纏った長い白髭を持つタコとしかいえない宇宙人、ブロリー映画に登場する科学者だった。

 タコ科学者、もうタコでいいや、は原作だとパラガスの部下にして、ブロリーの頭についている制御装置を作った男である。何気に凄いことしてるよなこいつ……

 ちなみにブロリーMADではやっぱり科学者として扱われることが多いが、大体なんでもできるドラえもんポジになっているらしいよ。

 それはさておき、なんでここに科学者が!? と思ったのはパラガスだけじゃないのか、ブロリーも問いかける。

 

「親父ィの質問に答えろットォ! 確か、お前有給取ってたよな?」

「ブロリー様、ここは私が休みの時に趣味の研究をする場所でございますじゃ」

 

 有給あるんだお前らの集まり。会社だったのか?

 

「こんなダンンンンンンンンジョンンンンンンンンの中でかぁ……?」

「敷金礼金が無料でございますじゃ」

「そりゃ家じゃないからな」

 

 どう考えてもこのタコ、バカを超えたバカってはっきりわかんだね。パルキアのバカヤロ――!!(飛び火)

 するとタコもオレの存在が疑問なのか、逆に質問してきた。

 

「ところでパラガス様、こちらのロリはどなたですかい? コンピュータが弾き出したデータによりますと、ブロリーがキモいロリコンこじらせて、自由自在にしたくて誘拐してきたですじゃ」

「違う。俺は紳士だァ!!」

「その役に立たんデータとやらを、書き直しておくんだな(真説ボーボボ)」

 

 というかコンピュータからもそんな扱いかよブロリー。

 まあ誘拐犯扱いは可哀そうだし、自己紹介くらいはしておくか。

 

「オッス、オラモノマキア! ワケあって今はブロリー達と行動してるんだ。誘拐されてるわけじゃねえぞぉぉぉ!!」

「そうですかい」

「ところで科学者、休みのところ悪いがちょっとお助けください!」

「なんですかいパラガス様。コンピュータが弾き出したデータによりますと、休み中に労働させるなど壊れておりますじゃ」

「給料に色付けるからお助けしろぉぉぉ!!」

 

 パラガスの要望を渋るタコ科学者だったが、金が絡むと態度を一変させ、話を聞く姿勢を見せる。

 そんなに金に困ってんのかこのタコ。

 

「実はSkebを使って、沢山の絵師に推しキャラのエロイラストを描かせたいので、お金がたくさん必要ですじゃ」

「なんだその理由!?(驚愕)」

 

 どんだけ依頼するつもりだよ。いやSkebの相場知らんけども。そんなに大金はいらんだろ……いらんよね?

 

「コンピュータが弾き出したデータによりますと、推しのR-18イラストが出てきませんですじゃ。私はそれが嫌ですじゃ」

「まあそういうキャラいるけどさあ……」

 

 オレは驚きつつも多少共感できたが、ブロリーはタコの言葉を聞いてバカにしたような笑みを浮かべる。

 

「いや、そんなことの為にわざわざお金を払うなんてお前バカですかぁ?」

「全く、科学者はお金の管理ができなさすぎる!」

「さっきから聞いてりゃおめえら、許さねえええええ!!」

「Door!?」

「ばあああああああかあああああああなああああああああ!?」

 

 ようなの部分いらなかった。直球でバカにしてた。なんだったらパラガスも追従してる。とりあえず殴っときました。

 だがタコも負けていない。

 

「クリエイターにお金を払うことで、自由自在に好きな絵をかいてもらうのは最高ですじゃ」

「そのセリフ。キミ、グッドオタクとして認めるネ」

「私は男の娘キャラに艦これの島風の服を着てほしいですじゃ。島風の服はもはや男性用の衣類ですじゃ」

「嫌すぎるそんな世界」

 

 いいセリフの後に割とマイナーな性癖を披露していく。

 

「というわけでSkeb代を稼ぐために、実はここで動画配信の準備をしていたのですじゃ」

「動画? 副業は許すがどれ、内容をご教授ください!」

 

 タコの言葉に今度はパラガスが疑問を覚える。タコ科学者の配信、確かに気になる。

 

「とりあえずそこらへんの街にバハムートを召喚してみて、その暴れっぷりをリアルタイム配信ですじゃ」

「スナッフムービー!!」

 

 迷惑動画ってレベルじゃねーぞ!!

 するとタコの言葉を聞いたブロリーがこんなことを言い出した。

 

「それなら俺がバハムートをデデーンする動画の方がパズリーです……」

「そうかな……そうかも」

「待て待て待て! その前にバハムートを召喚するのをやめろぉぉぉ!!」

「うわへへwww(肯定)」

 

 パラガスの必死の叫びが功を奏し、というか給料に色付けると言ったからだろうけど、タコはあっさりバハムート召喚するのをやめた。

 

「で、パラガス様は私に何をしてほしいんですかい?」

「ああ、実はカカロットが行方不明になり連絡も取れないので、捜索する装置を作らせていただきたく、お迎えに上がりました」

「およ、それなら前にブロリー様に頼まれて作ったものの、カカロットがスマホを買ったとかでお役御免になったものが確かこの辺りに――」

 

 パラガスの言葉を受け、何やら机を漁り始めるタコ。

 しばらくすると、何やらドラゴンレーダーみたいなものを持ってきた。

 

「コンピュータが弾き出したデータによりますと、これはカカロットを探す装置ですじゃ」

「お前が作ったんだロットォ!」

「オーイエース。では早速、スイッチオン!」

 

 ブロリーがタコの発言にツッコミを入れる一方、パラガスは大人しく装置を受け取り早速起動した。

 しかし――

 

「あり?」

 

 パラガスが装置を起動させた瞬間、手の中にあるものはバラバラに壊れてしまった。

 そりゃ、こんなところに放置されてたものだし、壊れやすくてもおかしくないか。

 

「まさか、壊れたのかお?」

「コンピュータが弾き出したデータによりますと、装置は壊れておりますじゃ」

「見てくれの脆弱性(きじゃくせい)(メズマライザー)」

 

 壊れた装置を呆然と眺めるオレ達。

 やがてどれだけの時間がたったのか、ボソリとタコは呟いた。

 

「では装置を修理するために、自由自在に使えるお金をお渡しください。勿論給料とは別ですじゃ」

「ストーリー進めるために一定金額必要なパターンかあ……」




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