このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる 作:味音ショユ
「ビールビール冷えてるか~?(挨拶)疾風怒濤のAPP18(6版)確定超絶美少女、シュラーブちゃんの初配信の時間だぜ!」
パラガスの構えたカメラに向かってオレは、右手でピースをしながらとびっきりの笑顔を浮かべて挨拶をする。
なんだかオレがダンジョンに入った直後から今の間に、かなたそが卒業したりすいちゃんが個人事務所建てたり、にじさんじから八人デビューしたり、ネトフリ限定配信のオリジナルアニメを劇場公開したら二十五億売り上げたりした気もするけどそんなこと知らない。知らない。あの耳鳴りは(六兆年と一夜物語)
さて、コメントの方はと――
・なんだこの挨拶
・確かに見た目はいいけど、、、
・神楽めあの胸と身長削ったみてえな感じ
あんまり人はいないけど、まあ個人勢の最初にしてはマシだろ。
というかオレのキャラデザ神楽めあのロリ化みたいな感じなの?
なんか言われてみるとそんな気もしてきた。ほぼ服装と髪型じゃね?
……まあいいでしょう(マスターロゴス)
「本日は川越市内にあるダンジョンに入って……とにかくモンスターをぶっ殺したいです。金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ(ウシジマくん)」
・金目当てかどうかすらちょっと伝わらない
・発言が警告:0点……
「本当に申し訳ない(メタルマン)。今日はモンスターを狩ってお金を稼ぐ配信です。あとはカワイイ! このジュネーブちゃんの姿をよぉく見ろ。地獄に行ってもこんなカワイイロリーの姿は見られんぞ。腐腐」
・ジュネシコは?
人の名を! ずいぶん気安く呼んでくれるじゃあないか(ディオ)
とはいえ今のオレは初配信。器の大きいところを見せなくっちゃなあ。というわけでオレシコは――
「許可ァ!!」
「何ィ!?」
「やめろジュネーブ! 落ち着けぇ!!」
黙ってろスタッフ共。配信も
エロ売りは邪道か? オレの踏み印したロード! それが未来となるのだ!!
銀髪ロリでシコったことのない奴だけがオレに石を投げろ。オレは投げられるが。
・今の男誰だよ? お前の彼か?
「スタッFooo~! ですYO。オレに『彼氏』なんていませんよ……ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」
いかんいかん。女性配信者が初配信から彼氏疑惑とかまずいですよ!
なんて考えながらダンジョンを進んでいると、目の前にモンスターが現れる。
基本紫を基調にした体にところどころ黄色が混ざっている蛇。とぐろを巻いてるから分かりにくいが多分二メートルくらいの大きさだ。それと後ろ尻尾の先がアナルビーズみたいになってる(最悪)そいつの名前は――
「アーボ……(ひで)」
初代から登場する毒タイプのポケモン、アーボだった。こいつ草むらにしか出なかったような……
あいや、PDの地下大洞窟とSVの鬼が山にいたっけ。じゃあダンジョンにいてもおかしくはないな。
そもそもバトルドームが草むらから襲ってくるような世界で考えることじゃない気もするけど。
「早速の初戦闘か。おし、じゃあぶちこんでやるぜ! オレのターン、ドロー!!」
オレは
シュラーブスペシャルルールにより、オレは常に先攻を取ることができる!
手札は……おっ、いいカードだ(遊戯)
「オレはグリーン・ガジェットを召喚!」
・ガジェットデッキ使いなんだ。
・それよりデュエルモンスターズでリアルファイトする奴初めて見た
「オレの術式は特別製でね! まあそれはさておき、オレはグリーン・ガジェットの効果発動! レッド・ガジェットを手札に加える!」
即座に手札に後続が確定できてくれるのがガジェットデッキの良さよ。
そして戦闘だ。早速攻撃してもらおうか。
「グリーン・ガジェット、アーボに攻撃だ!」
オレがグリーン・ガジェットに指示を出すと、ガジェットは即座にアーボへと近づき、射程距離に入ったと同時に拳を構え、右腕を後方に引き体を捻る。
そして体を正面に戻しながらその反動を利用し、右拳を打ち出しアーボをダンジョンの壁面へと叩きつけた。
「ア、アボ……」
壁面へと打ち付けられたアーボは、いっそ可哀そうなくらい打ちのめされていた。
一発被弾。拳は皮膚を破り肉を潰し骨を粉砕し内臓を貫通……それでも生きていた。
いや攻撃力1400でダメージ受けすぎだろあ―――っ!?
「とてもアワレすぎて何も言えねえ(承太郎)」
とはいえラバーソールと違ってアーボは生きているだけの野生動物。流石にここから再起不能になるまでガジェットにオラオラさせる気はない。
じゃあ捕まえちゃえ~!(バリカン)
「なのでホカクカードとモンスターボールを持ってくる必要があったんですね(乱数調整)。モンスターボールだとポケセンに戻るまで回復できないというか、保つか怪しいしホカクカードでカードにするか」
「まずホカクカードが分からないんですがそれは」
おっと、ブロリーから疑問の声が。
ホカクカードはスーパーペーパーマリオに出てきた、敵キャラをカードにするアイテムで、カードコンプには必須のアイテム。
この世界だとモンスターをデュエルモンスターズカードにしちまう優れものなんだ! 本当はこれでモンスターをカードにして売りさばくつもりだったんだけどな。
「命には代えられん。あとでショップに売り飛ばしていい持ち主に巡り合えるといいなぁ」
・願望じゃねーか
黙れ小僧! お前にアーボが救えるか!?
なのでカードに封印しました。後のことはオレの小金になったら知らん、そんなことはオレの管轄外だ。
「おや?」
なんて考えてるとパラガスが何かに気づいたのか疑問の声を呈す。この配信スタッフ出張りすぎだろ。
すると次の瞬間、オレの目の前にまたもポケモンが現れる。
青と水色を基調としたペンギンみたいなそいつの名前は――
「ポッチャマ……(MUR)」
シンオウ御三家の一角、ポッチャマだった。
「高く売りつけてやりますよ。
御三家なんだからレアポケモンに決まってるよなぁ!?
「よし、オレはレッド・ガジェットを召喚! グリーン・ガジェットと一緒に攻撃だ!」
オレは手札からモンスターを召喚し効果を処理しつつ、二体に攻撃を命じる。俺なんて金目当てでポッチャマを捕獲する芸を見せてやるよ。
だが――
「ポッ……チャマ―――――――――――――!!」
なんとポッチャマはガジェットたちのパンチが届くより先に、口の中に水を溜めたかと思うと、凄まじい勢いで発射してきた。
「ぐわあああああああああああ!!」
ポッチャマの攻撃で破壊されてしまうガジェット二体。
こ、こいつハイドロポンプ覚えてやがった! レベル四十三あるのかよ!?
「オ・ノーレェェェェェェッ!! オレはイエロー・ガジェットを召喚!!」
オレは即座に新しいモンスターを召喚して反撃を試みる。
しかしオレが向き直ると、さっきまでポッチャマがいたところには何もいない。
うまく まかれたようだ!
「おファックですわ~~~~~~!!」
・さっきから金に汚いロリしか見てないんですがそれは
うるっせえんだよド素人が!!(神裂火織)
なんてキレたいけど声には出さないオレを我慢強いと褒めてほしい。無理? そう……(無関心)
すると三度ポケモンが現れた。オレロクに歩いてないのに妙にエンカウント率高いな?
そのポケモンはどこか侍を思い出させる水色を基調とした体と、両手に貝を持つ――
「フタチマルゥ……(関西クレーマー)」
なんか御三家の水ポケ比率高くない!? というかここまでで思ったんだけどもしかして――
・今、それ言う?
今回もアネモネさんの『特殊タグ詰め合わせ』から特殊タグを改変して使用させていただきました。