わんわんヘルメット団   作:魚の名前はイノシシ

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だから、レイナはロイを引き摺って行ったんですね!

はい、レイナとロイのお話です!ロイだけご飯時に何しようか考えてて話してなかったからこうなるんですよね。ちなみにロイはモモフレンズの中だとウェーブキャットさんが好き。


あはは…新ステッカーは数量限定の人気商品ですから…

──時はご飯中。ウォルターから休暇を言い渡され何しようか考えているロイ。他のみんなはやりたい事や行きたい場所があるみたいだがロイは特にないからどうしよっかなぁ、と思っていたところでレイナが

「ロイ、ステッカーを買いに行こう。新しい物はすぐに無くなる。最近会ってないあの二人の分も欲しいから人手が足りない。」

 

と誘ってきた。

「わかったよ。特に予定とかないし良いよ!ちなみに何時に販売開始なの?」

 

「午前10時、後ちょっと。でもすぐに行かないと出遅れる。」

 

「わかった!じゃあ準備整ったらすぐ行こう!ちなみに限定品って数量どのくらい?」

 

「全部で2000枚。直ぐになくなる量だから確実に確保しよう。」

 

特に予定のなかった暇人ロイはついて行くことにした。次いでに自分の欲しいステッカーも買ってしまおう、と思いつき暇ではなくなったことに少し嬉しくなった。

そうして2人は急いでご飯を食べた。ウォルターからあまり急ぎすぎると詰まらせるぞと心配されたが詰まらせることなく食べ、あっという間に準備を終えた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

───ショッピングモール・アクセサリー店

 

「やっぱりモモフレンズの新作ステッカーが販売されるからみんな来てるねぇ。人がワサワサいるよレイナ。」

 

「…関係ない。ペロロのステッカーは私達が貰う。」

 

「そうだね、欲しい分は確実にゲットしよう。それで、開店までまだ時間あるけど作戦はどうする?手分けして集める?」

 

「ん、ペロロのステッカーは6種類。あの二人の分は2枚ずつ、私の分で3枚、ロイの分で3枚、ウォルターの分で3枚。選んでる時間はないから私が7枚、ロイが6枚取って。」

 

「一緒に行けばいいんだね、了解。…それより、ウォルターの分っているの?ウォルターの一応置いてある杖、モモフレンズだらけでもう貼るとこなさそうだけど。部屋もプレゼントしたグッズ大量にあるし…」

 

「?まだケータイには1枚も貼ってない。何も貼ってないケータイならステッカー3枚は貼れる。それに、グッズもまだ置く場所がある。ウォルターには感謝しているから気持ちを贈る。」

 

「ケータイは勘弁してあげようよ…まあ、感謝してるのは一緒だからあんまり言えないけどさ。…確保し終わったら私の欲しい分取るのも手伝ってもらうからね。」

 

「…そろそろ時間。構えて、出遅れる訳には行かない」

 

「はいよ。…周りの客全員がライバルってことになるのかぁ。モモフレンズってやっぱり凄いなぁ。」

 

時間が迫り開店を今か今かと待ち望むモールの一角を埋め尽くすほどの人数。犬系、猫系、うさぎにリスに生徒にと、さまざまな種族が1つの目標のために精神を研ぎ澄まして待っている。あと5分

─店内を整えている様子が透き通るガラス越しにみえる。

 

あと3分

 

─ステッカーを、目指すべき場所を見据える。

 

あと1分

 

─緊張感が高まる。モモフレンズファンとしてたとえいくらお金をつぎ込もうと手に入れたい数の少ない限定品。それは、店の奥に配置された。

 

あと30秒

 

─店のドアが開かれる。誰かが息を飲み込む音が聞こえる。

 

あと10秒

 

「後ちょっと…!」

 

5秒、もはや客と言うには生易しい戦士たちが身構える

 

4秒、待ちきれなくて一歩踏み出す者がいる

 

3秒、闘争心がモールを満たす

 

2秒

 

1秒

 

「開店です!!!!」

─瞬間、戦士たちは一斉に動き出した。レイナとロイは当然出遅れることは無かった。

 

「ロイ、私が先導するからはぐれないで。作戦通りに行こう。限定品は優先で。」

 

「わかった!」

 

移動しながら掛け合い、ステッカーを立ち止まることなく、流れるように確保するレイナとロイ。順調に取っていって新作ステッカーを手に取る。

あとはレジで会計をするだけ…そこで、銃が発砲される

 

「おらおらおら!怪我をしたくなきゃそこを退け!新作ステッカーはあたしら『パカパカヘルメット団』が買い占める!」

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!わたしのステッカーが…!」

「返してくれ!それは俺が欲しかったステッカーなんだ!」

「うるせぇ!返すわけねぇだろうがよ!新作も限定もあたしらが頂くんだよ!」

「おいそこの!お前はこっちに来い!」

「え、いやっ!離してください!」

「動くんじゃねぇ!…おい!お前ら!反撃なんてしようとするんじゃねぇぞ!もし少しでも銃を向けてきたらこいつがどうなるか分かるよな!?」

「へへっ、これを高値で売りつければ一気に金持ちだ!もし欲しかったらあたしらから買うこった!1枚10万で売ってやるぜ?アハハハハ!」

「そ、そんな…」

「あうぅ、なんでこんなことに…」

 

キヴォトスで人気のモモフレンズ、その新作ともなればこういう邪な輩が湧いてでることは分かっていたこと。すぐに鎮圧し会計を済ませ帰投する、そう考え動き出そうとしたときに聞こえたものは許し難い侮辱。

許されざれる冒涜。

 

「しっかしどうにも理解できねぇな。こんなキモイキャラに熱狂的ファンが寄り付いてくるなんてよ!」

「あうう、ペロロ様を返してください…」

「言えてるな!他のやつはまだしもこんなカバ居なくても、いやいない方がいいんじゃねぇの!?」

「どうせ運営がふざけて作ったやつに違いない!でもこのおかげで金がたんまり儲けられるんだからそこは評価してやってもいいかもな!」

「ペロロ様はカバじゃなくて鳥です…」

「ああん?誰が喋っていいと言ったよ!…よく見りゃこいつ、このキモイやつのグッズ付けてやがるぜ!」

「マジかよww気持ち悪ー!」

「ハハハ、それも頂いて置いてやろうぜ!一応モモフレなんだから多少は値がつくびゃぼ!?」

「な!?お、おいお前!動くなっつっただろ!こ、こいつがどうなって、ぼべ!?」

 

ペロロ様をキモイと言い、モモフレンズに相応しくないと宣い、金儲けのカモとしか見ておらず挙句に同志のグッズを奪い売りさばこうとする暴挙に─レイナ、キレた!

強く踏み込み、距離を縮めて殴り飛ばす。やったのは単純だが瞬間移動したと思える程に早く移動し大型トラックもひしゃげ飛ぶ強さで殴る。

一瞬で2人を沈めて人質を救出したレイナは、ゾロゾロと集まってきた大量のヘルメット団を強く睨みつける。

 

「あ、ありがとうございます!ペロロ様グッズを取られなくて済みました!」

 

「ん。モモフレンズを、ペロロを好きなもの同士助け合うのは当然。

それより、戦える?もう1人仲間がいるけど思っていたより人数が多い。」

 

「その、戦うのは得意じゃないんですけど、デコイの投擲や援護射撃はできるので協力させてください!ペロロ様に対する侮辱、絶対に許せません!」

 

「わかった。じゃあ行くよ。」

 

「お前、ウチに手ぇ出してタダで済むと思うんじゃねぇぞ!お前ら!やっちまえ!」

「殺せー!」

「身ぐるみ剥いて裸で帰らせてやる!」

 

ダダダダダ!ドン!ドン!

 

平和なモールの一角で銃撃戦が巻き起こる。周囲の客は戦いの邪魔にならないように隅の方へ退避している。このときロイは、

 

「急に飛び出すなんてびっくりした…それにあんなに怒ってるレイナも見たことないし…よし、後ろから奇襲して挟み撃ち、そして合流だ」

 

と作戦を立て動き出していた。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「なんだコイツ!?強すぎる、ブベッ」

「怯むな!相手は2人だ、消耗させれば勝てる!」

「うおおお!」

 

「な、奇襲だと!?奴らの仲間か!クソっ負けてたまるか!」

「こいつ 場馴れしてやがる!?早く叩かなきゃ合流され…ぎゃあああ!」

「なんでこんなに強い奴らが居るんだよ!?無理だ…早くにげ」

 

「逃がさないよ。みんなまとめて無力化する。」

 

前門の虎後門の狼。逃げ場など無く、あるのはただ制圧されるという1つの結果だけだった…

 

2分後

 

「こんな、ことに…なるんなら…来るんじゃなかった…こんな店…」

 

「!?り、リーダー!?」

「リーダーがやられた…も、もうダメだ…おしまいだぁ…」

「降伏…します…」

 

「制圧完了。」

 

「合流する前に通報したからそろそろヴァルキューレ来るから早いとこ撤退しよ。」

 

掴んだ敵を投げつけたり、デコイとして投げた巨大な踊るペロロ人形に夢中になっている敵を不意打ちしたりしてリーダーまでたどり着き撃破。そうしてヘルメット団メンバーの心を折り降伏させた後、ヴァルキューレがくるまでの間にヒフミが持っていた縄で締め上げて逃げられないようにした。

 

「皆さんとってもお強いですね!迅速に制圧していただいたおかげで取られたものもすぐに取り返せましたし、奇跡的な程に傷がほとんどないんです!これなら他のモモフレンズが好きなお客様に買っていただける状態で棚に並べ直せます!この度は、本当に、本当にありがとうございました!あっ、自己紹介が遅れましたね。私はここの店長のタチバナといいます!奪われたものも取り返して頂いて、店もあまり傷がなく商品も無事で、どうかお礼をさせてください!」

 

店長のタチバナはニッコニコのアイコンを浮かべて、順番に手を取りぶんぶんと振りとても感謝していた。

 

「あ、あはは…勢いがすごいです… あの、そしたら限定品を選ばせて欲しいです!捕まっちゃって確保できなかったので…」

 

「ん、そしたら早いところ会計させて。ヴァルキューレに取り調べなんかされたら時間が勿体ない。」

 

「かしこまりました!!」

 

─────

「トラブルに巻き込まれてしまいましたけど、ステッカーを無料にして貰って良かったです!でも、無料で貰っちゃって本当に良かったんでしょうか…あ、私、【トリニティ総合学園中等部 3年生の阿慈谷ヒフミ】って言います!この度は助けて頂いてありがとうございます!」

 

「気にしないで、同志の危機を助けるのは当然だから。私はレイナ。」

 

「私はロイ。」

 

「レイナちゃんと、ロイちゃんですね!」

「あの、レイナちゃんの言う同志、って…」

 

「ん、同志。」

 

「この子もモモフレンズのペロロが好きなんだ。だから同じくペロロが好きな人を同志って言ってるんだと思うよ。あ、私はロイね。よろしく」

 

「レイナちゃんもペロロ様が好きなんですね!」

 

「ペロロには辛い時助けて貰ったことがあるから。それにあの可愛い見た目は最高。」

 

「そうなんです!ペロロ様は可愛くて最高なんです!あの、お二人が良かったらモモトーク交換しませんか?今日のお礼もしたいですしペロロ様について語れるお友達が欲しかったので…どうですか?」

 

「良いよ。交換しよう。」

 

「私も良いよ〜」

 

「えへへ、ありがとうございます!私の周りには何故かペロロ様が好きな方は少ないから嬉しいです!」

 

「そっか。…そろそろ時間だ、ロイ。じゃあまたね、ヒフミ」

 

「はいよ。気をつけてねヒフミ!また巻き込まれないようにね」

 

「はい、レイナちゃんとロイちゃんもお気を付けて!」

 

そうしてヒフミと別れ帰路に着いたレイナとロイ。

 

「ヒフミいい子だったね。」

 

「ん、友達にもなった。」

 

「そうだね。友達が増えるのなんて久しぶりだからウォルターびっくりするかな?」

 

「驚くかもしれない。けど、喜んでくれると思う。」

 

「やっぱり?」

 

談笑しながら並んで歩く姿は姉妹のような仲睦まじさがあった。

 

「…また会えるかな。」

 

「きっと会えるよ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「レイナちゃんとロイちゃん、強かったなぁ。息もあってて、とっても仲がいいんでしょうか。あはは、大変だったけどいい事もあって良かったです!」

「ふふっ、お礼もまだ出来てないですし、また会えたら今日のお礼もちゃんとしないと!」




あはは…ヒフミの話し方が分からないです…

はい。これで一旦区切りです。ブルアカしてたりAC乗り回してたりエルデの王になってたりで書く時間がなかったんです…あと圧倒的な割合を占めるヒフミエミュ不足…アビドス編とエデン条約編見返さなきゃって思いました。

この話、ぺたぺた肉付きしていくのでそこら辺よろしくお願いします!
今回も最後までご覧頂きありがとうございました!次回の作品をお待ちください!

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