【悲報】宇宙人ワイ、小学生屋根ゴミに拾われた模様【助けて】   作:鳩胸な鴨

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この小説あと数話で終わるよー


25スレ目 年明け早々

132.元ケロン軍人

ヤルオ戦ありがとう。流石にヤバかった

 

133.名無しの転生者

ワイら、ただ応援してただけやがな

 

134.名無しの転生者

ほぼその自覚もない程度ってのがびっくりポイント

 

135.名無しの転生者

スレを介さずに応援届けるって、大佐レベルの人望ないと無理なんかね?

 

136.名無しの転生者

そらそうやろ

 

137.名無しの転生者

大佐レベルの人望とか無理ゲーでは?

 

138.名無しの転生者

んで、結局獅童立件はどうなったん?大佐が出頭したとかけ?

 

139.元ケロン軍人

それなんやが、西澤家で独自研究してた認知訶学に関するデータ丸々渡してなんとか立証できそうなんよな。実行犯のストレガも捕まって、余罪含めて詰められてる

 

140.名無しの転生者

若葉生存した上で宇宙技術取り入れてる西澤家が研究してますもんね…

 

141.名無しの転生者

丸喜の曲解が必要ない部分あるけど、そこんとこどうなっとんのやろ

 

142.元ケロン軍人

ワイの「モテたい」くらいは叶えてくれるんかね

 

143.力を司る末妹

あの戦いを見ていましたが、あなたに色欲がほとんどないのも原因の一つでは?

 

143.名無しの転生者

人外にも言われてて草

 

144.名無しの転生者

大佐は枯れてる…と

 

145.名無しの転生者

>144 なんでメモした?

 

146.名無しの転生者

大佐のことだからなんかトラウマありそう

 

147.元ケロン軍人

ヒント:鴨志田

 

148.名無しの転生者

あっ

 

149.名無しの転生者

枯れるわそりゃ

 

150.名無しの転生者

幾月はどうなったん?

 

151.元ケロン軍人

菅原みてーなことになって死んだ。詳しくは知らんが、タママ曰く唐突に爆散したらしい。力に耐え切れんかったんやろうか

 

152.名無しの転生者

菅原って誰ぞ?

 

153.名無しの転生者

罰で出てきた敵幹部。末期癌だから「不老不死になりてー」って思って黒幕に協力してたら癌細胞ごと不老不死にされた挙げ句、「痛い」しか言わないバケモンになった

 

154.名無しの転生者

二番煎じか…。本当にうっすいキャラになったなー、大佐んとこの幾月…

 

155.名無しの転生者

散々メタられた上、ヤケクソで世間荒らしまわった挙げ句、身に余る力を望んだ結果と思えば、まあ…

 

156.名無しの転生者

少なくとも人体実験で子供100人規模で殺してるので因果応報ではあるのか…?

 

157.名無しの転生者

桐条グループの研究者周り全員そうなりそう

 

158.名無しの転生者

んで、大佐は今どこらへん?

 

159.元ケロン軍人

年明け。いろんな後始末を終えて吾郎とルブラン来たんや。ピカチュウボイスのイケメンとか誰得なんだよ

 

160.名無しの転生者

それな

 

161.名無しの転生者

双葉はどうなん?若葉生きてるから正気っぽそうやけど

 

162.元ケロン軍人

双葉はセーフやが、若葉がアウトやね。若葉は死を偽装したから改名してんだけどさ、なんかここでは普通に元の戸籍で不自由なく暮らしてるし

 

163.名無しの転生者

あー…

 

164.名無しの転生者

鈴井志帆も飛び降りしてないけど、どうなんねやろ?

 

165.元ケロン軍人

男性恐怖症出て月一の精神科通いだからな。そこんところが改変されてるかもしれん。奥村社長も偽装に関するあれこれが終わってねーからそこもかも

 

166.名無しの転生者

あー、そこそこ重い被害は各方面に出てるのね…

 

167.名無しの転生者

死んでないだけマシではあるが…

 

168.名無しの転生者

被害出てないのは屋根ゴミと大佐、パンケーキ周りだけか

 

169.元ケロン軍人

カウンセリング受けた以上は何かしら曲解かかってそうなもんやが…、多分あのカスどものせいで無効化されてるんよな…

 

170.名無しの転生者

ほーん。何話したん?

 

171.名無しの転生者

カウンセリング受ける大佐、あんまりイメージできへんのやが

 

172.元ケロン軍人

胃に穴空いてたんやぞ。愚痴りたくもなるわ

 

173.名無しの転生者

ごもっとも

 

174.名無しの転生者

ハゲの弊害がこんなところにまで…

 

175.名無しの転生者

何話したん?胃薬の話?

 

176.元ケロン軍人

ド真剣にオーバードーズの危険性について語られたわ

 

177.名無しの転生者

 

178.名無しの転生者

今はどうなん?

 

179.元ケロン軍人

年末にプルル看護長んとこで手術受けて退院したとこ

 

180.名無しの転生者

退役できてない疑惑がまた浮上してる…

 

181.元ケロン軍人

できてるやろ。ケロン軍の医療設備は一般人でも利用できるし

 

182.名無しの転生者

誰か教えてやれよ、お前のスペックで早期リタイアは無理だって

 

183.名無しの転生者

教えてもこのスタンスだから…

 

184.元ケロン軍人

上からなんの連絡も来ないし大丈夫やろ

 

185.名無しの転生者

これだからケロン人は…

 

♦︎♦︎♦︎♦︎

 

お台場にあるパレスにて。

病院のような装いの異世界を駆け、大広間へと向かう中。

ソルジャーは車椅子から解放された芳澤かすみへと目を向け、感心を漏らす。

 

「結構歩けるようになったんだな。よかった」

「はい。リハビリした甲斐がありました。

ダッシュだって出来ちゃいます。…新体操やるには、まだまだですけど…」

 

言って、かすみの目が「かつての自分と同じ髪型をした芳澤すみれ」へと向く。

瞬間。かすみは頭を押さえ、その場にうずくまった。

 

「……リハビリ…?あれ、私何言って…?」

「おいおい、大丈夫か?

久々すぎてボケたとかじゃないよな?」

 

ナビが問うと、「大丈夫です」と返すかすみ。

と。その様子を見ていたすみれが、怪訝そうにナビとソルジャーを見比べた。

 

「2人とも、さっきから誰と話してるんです?

そこに誰もいませんよね?」

「………………ちょい待ち」

 

衝撃的な発言に、ナビは思わずタンマポーズを決めた。

見えてないのか?自分の姉妹が?

自分にだけ見える幽霊かとも思ったが、覚えた名簿には2人の名前があったはず。

ナビは困惑が突き動かすがままに、すみれに問いかける。

 

「負い目はわかるけどさ…。

けど、ちょっと薄情っつーか、淡白っつーか…、もうそれいじめじゃないか…?

仮にも双子の姉妹なんだろ…?」

「えっ!?も、もしかして佐倉さん、すみれの幽霊とか見えたり…?」

「ん?」

 

違和感。そこまで関わりのないクラスメイトだからと気にしなかったが、もしかするとずっと見落としていたのではないか。

双葉は冷や汗を垂らし、かすみへと目を向ける。

そこには、幽霊という単語に反応してか、顔から生気が抜け落ちたすみれがいた。

 

「………すみれって、赤い髪の方だよな?」

「え?俺は赤がかすみで茶がすみれだと聞いてたんだが…?」

「ソルジャーは何か知ってそうだね」

 

愕然とする2人を横目に、クロウがソルジャーへと目を向ける。

事情を知るソルジャーとしては説明してもいいのだが、ここは敵地。

隙を晒す真似もよくないだろう。

ソルジャーは立ち現れたシャドウを引き裂き、通路の奥…怪しい照明が煌めく空間を顎で指した。

 

「話すと長くなる。…それに、どうせ黒幕が語ってくれるだろう。

この異変と繋がる部分があるからな」

「このバカ頻度…、10年前を思い出すぞ…」

「あの頃のがまだマシだっただろ」

「週一と比べんなよなー…」

 

週一エレボスもなかった頃が懐かしい。

あの時もあの時で戦々恐々としていたが、緊張感は今ほどではなかった気がする。

そんな事を思いつつ、彼らが広場へと出ると。

 

「………すみ、れ?」

「………かすみ…?」

 

2人が互いを見て、愕然と声を震わせた。

互いを今しがた認識したかのような、そんな反応。

違和感溢れる無言のやり取りを前に、怪盗団は再び考察を広げる。

 

「なんらかの暗示がかかってるっぽいな…。

互いが互いを認識できなくなるとかか?」

「君らもかけて貰えばいいんじゃない?

ひと段落ついたからか、かなり羽目を外してるってマスターから聞いたけど」

「………」

「………」

 

2人が目を逸らす。

カマをかけてみたが、やることはしっかりやってたらしい。

クロウが面白くなさそうな表情を浮かべるのを横に、ジョーカーは考察を広げる。

 

「恐らくはもっと複雑な暗示だろうな。

2人の関係に深く突っ込まなかったのが悔やまれる。もう少し聞いておくんだった」

「ジョーカー。君、察しが良すぎて気持ち悪いとか言われたことない?」

「ソルジャーに扱かれたやつは大体そうだろ」

 

ナビの指摘に黙る2人。

と。ふらつく芳澤姉妹を支え、広場へと向かっていたソルジャーが目の前に立つ男を顎で指した。

 

「お出ましのようだぞ」

「丸喜センセーか、あれ…?

闇堕ちお約束のオールバックしてるぞ…」

「シャドウの特有の変貌じゃ…。いや、この感じ…、本人なのか、あれ?」

「そうっぽい」

 

パレスに本人がいる。

転生者たちが集うパレス以来の出来事に困惑していると、丸喜の目がこちらに向いた。

 

「久方ぶりだな、丸喜」

「いつにも増して顔色が悪いですね。大丈夫ですか?」

「胃潰瘍が治ったばかりなんだ。

少しスパンを開けてもらえると助かったんだがな」

 

言外に牽制するソルジャーに、丸喜は悲しげに笑う。

曲解を跳ね除けたと思っているらしい。

実際には「かかれない」だけなのだが。

そんな事を思いつつ、彼に問いかける。

 

「で…、何をしたんだ、丸喜。

あらかたの推理はできるが、やはり張本人の口から語ってもらいたい。

この現実をどうやって歪めたのか…。目覚めたペルソナの力か?」

「ペルソナ…、なるほど。流石は西澤家が抱き込むような人だね。

僕が無意識にやったことを、僕より先に理解してるだなんて」

 

正確に言えば、「知っている」なのだが。

律儀に説明してもどうにもなるまい、とソルジャーは思考を切り上げ、丸喜に問いかける。

 

「芳澤姉の面倒を見ていた時から、『相手の認知を変える力を持った誰かが関与している』と睨んでいた。

目覚めた当初は不可逆だったんだろうな。

だから、条件を付け足しすぎて複雑な暗示になった。違うか?」

「………その通りだよ」

 

スレッド内でも「もう少しシンプルな暗示をかけられなかったのか」という意見はあった。

現実を作り変えてしまうほどの力だ。

不都合のない暗示をかけ直すこともできたはず。

それがなかったということは、この力を自覚するまでは一度かけた暗示を解くことができなかったのだろう。

故に、重ねがけして事なきように仕向けていた可能性が高い。

かけた本人も冷や汗ものの綱渡りだったろうが、「怪我のせいで夢を絶たれた天才少女」というかすみの立場がそれをうまく誤魔化してしまった。

どこかでパンクしていれば、丸喜も考えを改めるかもしれなかったのでは。

そんな事を思いつつ、ソルジャーは丸喜の言葉に耳を傾ける。

 

「最初は、2人を入れ替えただけだった。

怪我を負わせた方と、日頃から気を遣わせている方。どちらも互いに負い目があって、互いになりたいと願っていた。

だから、それを叶えてあげたんだ」

「すぐに破綻して、もっと酷いことになった。

だから、カウンセリングを重ねるにつれて、あとからあとから条件を増やしたんだろ」

「……鋭いね、雨宮くん」

「なるほど。薄氷の上の幸せだったわけか。

素直に受け入れさせた方が良かった気がするけど」

「い、いやっ…、それだけは、いやっ…!」

「………………」

 

クロウの言葉を反射的に拒絶するすみれに、押し黙るかすみ。

それを前に、クロウは怪訝そうに顔を歪めた。

 

「もう治ってるんだし、負い目を感じる部分なんてないと思うんだけど」

「……私…、その…」

「お姉ちゃんは…、もう二度と、舞台に立てないんです…。私の…、私の、せいで…!」

「すみれ…」

 

怪我をする前から、自分に負い目を感じているのは伝わっていた。

いつかは分かり合える日が来る。そう思って先延ばしにしていた。

そのツケを現実が取り立てたように、足を失った。

怪我は辛くなかった。夢を目指せなくなったことは悲しかったが、妹が生きていればそれで良いと思っていた。

しかし、すみれはそうは思わなかった。

夢を奪った自分と、奪われた姉。その事実に、彼女は耐えられなかった。

だからこそ、最愛の妹が少しでも楽になれるように望んだのだ。

その結果がまさに今。あまりの現実に反逆の意思すらも失い、苦しみ、逃げ場を求めてもがく妹の姿を、とても幸せだとは思えない。

同じく怪盗服が解けかけたかすみは口を結び、ソルジャーを見た。

 

「………どうすれば良かったんですかね、私。

すみれのことを思って幽霊になることを選んだのに、結局こうなっちゃいました」

「若人がそう聞く時は、大抵自分で答えを決めてる時だ」

「ずるい言い方ですね…」

 

怪盗服の明滅を繰り返すかすみ。

ソルジャーも彼女にその言葉を吐く重さをわかっているのだろう。

とことん一線を引いて接するソルジャーに、かすみは苦しむ妹をもう一度見やる。

 

「……向き合うのが、怖かったんです。

私のせいで…なんて言われるのが、何よりも辛かったんです。

新体操を捨てることもすごく辛かったですけど…、新体操をするたびに表情が抜け落ちていくすみれを見るのが、一番辛かったです。

夢を十字架として背負う妹を見るのが、足を潰した時より痛かったんです」

「かすみさん…。ごめんね、僕がやったことが裏目に出てしまって…」

「いえ、私もそれに甘えましたから」

 

丸喜の謝罪を受け取り、かすみは震えるすみれへと目を向ける。

 

「アシェンプテルに、サンドリヨン。

双子だからかな。揃いのガラスの靴は、履き心地が良かった」

「かすみ…?」

「…………でも、なんでかな。

その靴を履いて逃げた先で、胸を張って『幸せだ』なんて言える気がしないの」

 

諭すように告げ、怪盗服を纏い直すかすみ。

彼女はジョーカーたちの前に立つと踵を返し、2人に頭を下げた。

 

「丸喜先生、すみれ、ありがとう。

そして、ごめんなさい」

「………ッ」

 

思いもよらぬ決別の言葉にすみれが絶句し、仮面が燃える。

拒絶の意思により暴走したのだろう。

放たれた攻撃の向かう先は、ソルジャー。

ソルジャーはその一撃を前に仮面を燃やし、受け止めた。

 

「一旦、距離を置いて落ち着く時間がいるようだ。互いにな」

「………そのようだね。惜しいけれど…」

 

泣きそうな顔になりながら、すみれを連れてパレスの奥へと向かう丸喜。

その後ろ姿を前に、クロウは面白くなさそうに舌打ちした。

 

「優しさってのは厳しさが伴って初めて意味を持つんだよ」

「…………あの、改めてなんですけど…、明智さん、なんか口悪くないですか?」

「私も口汚い方だからな」

「親に似たんですね…」




丸喜拓人…曲解重ねがけしてたからややこしいことになってた。多分、完全に覚醒する前はかなり制限があったんじゃなかろうか。

芳澤かすみ…本来だったら死んでる姉の方。最初は妹のふりをしていたけど、周囲との違和感で2人揃って曲解が解けかけ、精神崩壊寸前に。丸喜がなんとか曲解をかけ直そうとするも、力の自覚が薄かったのでどうにもならず、重ねがけしてややこしいことになった。そのおかげで人が寄り付かなかったので、結果的には三学期までバレずに済んだ。妹のことを思って「今の状態は間違いだ」と感じ、怪盗団入り。

芳澤すみれ…だいたい原作通り。姉が生きてる分メンタルがボコボコ。多分、ちょっとキツく言えば精神崩壊するレベル。

明智吾郎/クロウ…口の悪さを「バルル譲り」と言われて少し機嫌が良くなった。
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