RE:これ神秘やない、トリオンや… 作:ワートリもブルアカもエアプ
アリスクとの日常、その一ページ
大体オサムが12歳のころのお話。
さてと、今日はみんなでお出かけするらしいからさっさと準備しますかね。
(よし服装はこんな感じでいいかな。ずっと着てみたかったんだよね~和服。いやぁ、やっぱ顔がいいと何着てもかっこいいっていうのは間違いじゃなかったんだなぁ。ちょっと早いかもしれないけど、リビングに行こう。これで自分以外起きてましたってなってたら大変だからね。)
服装を整えてリビングに向かうオサム。そしてドアを開けるとそこには自分より早く起きてきていたアズサが居た。
「む…オサムかおはよう」
「おはよう。アズサ。あれ?早いね。もしかして楽しみだった?」
「……そうかもしれないな。」
「ははっ、このかわいいやつめ。」
そう言葉を吐いたオサムはアズサの頭をなでる。
「…む、やめるんだ。オサム。恥ずかしい。」
「ごめんごめん。アズサが健気でかわいかったからつい。」
「…そんなことより、ほかのみんなは起こさないのか?」
「うーん...まだいいんじゃないかな。出かけるにしてはちょっと早い気がするし。」
「そうか。なら私は自分の部屋に戻るとする。」
「うん。出かける時間になったら連絡するからそれまでね。」
アズサはちょっと耳を赤くしながら自分の部屋に戻っていった。
「かくいう僕もみんなが起きてくるまで何もすることがないんだよなぁ。朝ごはんはもう作ってあるし、洗濯物はさすがに男である僕が女性のものを触るわけにはいかないからほかの人がやることになってるし...本当にやることがないな。」
「適当にソファで、待つとするか。」
ソファでくつろいでいるとミサキとサオリが起きてきた。
「ミサキにサオリおはよう。よく眠れたかい?」
「おはようオサム。うん。ちゃんと眠れたよ。」
「ああ。しっかり眠れた。支障は出ない。」
「そっか。ちゃんと眠れたようでよかった。楽しみだからって十分に眠れなかったんじゃあ元も子もないからね。」
「ささ、もう朝ごはんは作ってあるから食べちゃいなよ。」
「そうだね。"あんた"が作ってくれたんだ、いただくとするよ。」
「ああ。いただくとしよう。」
オサムは若干の湿度を感じながらも、もう一人リビングに来る足音に意識を向ける。
「やぁ。おはようアツコ。よく寝れた?」
「おはよう。オサム君。うん、ばっちり寝れたよ。」
「それならよかった。さ、アツコも朝ごはん食べちゃいなよ。」
「うん。いただくね。」
(あとはヒヨリだけだが...まぁまだ寝かせておくか。寝る子は育つんだぞ。いい子に育てヒヨリ。そして厚かましくなれ。)
なんやかんやあってみんな身支度を済ませて出かける準備ができた。うわぁん!私の描写が面倒だからって無理やり進めましたぁ!
...そしてオサム一同はショッピングモールに来ていた。
「各々ほしいものとかある?」
「…私は服が欲しいな。少しきつくなってきた服があるからなその埋め合わせをしたい。ᓀ‸ᓂ」
「えっとぉ…私は本が欲しいですねぇ…」
「私も服が欲しいな。訓練で使える動きやすい服が欲しい。」
「私は新しいお花の種が欲しいな。バラにカーネーション、キク以外にも育てたいから。」
「私は…正直ないかな。みんなの買い物に付き合うとするよ。まぁ強いて言えば新しいぬいぐるみが欲しいけど…」
「うーんそうだな。これだと時間かかって日が暮れちゃうかもしれないし、ここは二手に分かれてみない?」
「いいな。なら私はアズサと服探しをしてくる。」
「あ、ならさサオリ、ヒヨリも一緒に連れて貸せてよ、確か服屋さんの近くに本屋さんもあるはずだから。」
「そうか。ならば行くとしよう。」
そしてサオリはアズサとヒヨリを連れて買い物をしに行った。ちなみに金銭に関してはオサムが一人一人にそこそこの金額持たせているので問題なし。
「じゃー、僕たち3人も行こうか。」
「そうだね。ふふっどんなお花を買おうかな。」
「そうだ、ね、オサム君は私に育ててほしいお花はある?」
「んえ?そうだなぁ...」
(大変だ。ただのヲタクおぢさんだった僕にお花の種類なんて聞いてもわからないぽよ...でもアツコのお願いだし、答えなきゃなぁ。うーん、うーん、あ、確かアイビーっていう花があったような。よしこれでいこう!)
「あ、アイビーとかいいんじゃないかな...?」
「...あ、あのアツコさん?」
「ふふっ、いいと思うよ。そうだね。"アイビー"育ててみるよ。」
「…それよりさ、あんたはさほしいものとかあるわけ?」
「え?あーそうだな。特にこれといって欲しいものはないけど......あ、ならミサキに決めてもらおうかな。」
「はぁ!?んんっ。あ、いや、別にいいけど…じゃあさあんた、ピアスとかって興味ある?」
「あるよ~。何度かつけてみたいって思ってたことはあるけどピアスって穴開けなきゃいけないじゃん?で、穴開けるってことは痛いじゃん?だから興味自体はあったけどためらってたんだよねぇ。
「ふーん…じゃあさこれを機につけてみない?あんた顔いいし似合うはずだよ。」
「ミサキがそういうならつけてみようかな。楽しみにしてるよ。」
「…じゃあ買ってくる。」
「うん。行ってらっしゃい。」
「あ、アツコほら花屋さんについたよ。」
「うん。じゃあ私も行ってくるね。」
「行ってらっしゃ~い。」
「...さてと。暇になっちゃったな。ま、二人が帰ってくるまで近くにある休憩ゾーンで待つとしますか。」
(にしても何か変な感じがする。いつにもまして警備ロボットが多いような気がする。何か物騒なことでも起こったのだろうか。いや、まぁ物騒なのは日常茶飯事なのだが。)
(だとしてもこの多さは異常すぎる。なんだこの嫌な感じ...)
バコーン!!!!!
「うわぁ!?!?なんだ!?」
大きな音がした方に目を向けるとガスマスクのようなものをした10人くらいの集団が派手に爆撃をしていた。
「おいおいおいおい!マジかよ!まさか本当に嫌な感じが当たるとはなぁ!?って驚いてる場合じゃねぇ!アツコとミサキと合流しなきゃ!」
オサムはポケットにあるトリガーホルダーを取り出し、そして…
「よし。不備はないな。いくぞ。」
「トリガーオン!」
そう叫ぶと黒と白の光がオサムを包むと今まで着ていた和服とは打って変わってどこかの隊服のようなものに変わっていた。
「やっぱいつみても玉狛第二の隊服はいいな。かっこよすぎる。」
「見惚れてる場合じゃない。早くアツコとミサキのもとに行かなきゃ。」
オサムは周囲を警戒しつつアツコのいた花屋についた。
「アツコ!大丈夫か!?」
「うん。なんともないよ。オサム君は大丈夫なの?」
「ああ。僕もなんともない。」
「ならよかった。」
「そういえばアツコ、種は無事に買えたのか?」
「うん。ほら。これがアイビーの種だよ。」
「買えたならよかった。さ、早くミサキと合流しよう。ミサキが向かっていった方面的に音のあった気がするから。」
「そうだね。もしかしたら戦うかもしれないから警戒しながら行こう。」
アツコはそういうと自身の愛用しているSMGを取り出し警戒態勢に入る。
そして...
「ミサキ!大丈夫か!?」
「大丈夫。なんともない。それよりもあんたたちは大丈夫なの?」
「なんともないよ。…サッちゃんたちは大丈夫かな。」
「そうだな。連絡するから今はここから離れるとしよう。」
「「了解。」」
オサム一同は安全な場所へ移動した。
そしてレオは手持ちの携帯を取り出しサオリに電話をかける。
『あ、サオリ!そっちは大丈夫か?ああ、安心してくれこっちはなんともない。』
『そうか。それならよかった。こっちも大丈夫だ。』
『よし、なら、合流するのもいいけど位置的に真逆だからこのまま各々家に帰ろう。その方が安全だ。』
『わかった。ならそうするとしよう。では家で落ち合おう。』
『うん。じゃあね~』
そういうとオサムは電話を切る。
「て、いうことで合流するのは難しいから、このまま3人で家に帰ろう。もちろん警戒は怠らずにね。」
「「了解。」」
「まって、何かこっちに向かってきてる!」
「――見つけたぞ脱走兵共。」
「っ!こいつらまさかアリウスのやつらじゃ!」
「でもなんでこんなところに!?」
「――おい。そこの男。貴様は三雲オサムか?」
「だとしたらなんだっていうんだ?」
「――そうか。ならば貴様にはご退場願おう――。」
「――貴様が負うべき罪をその身で償え。」
ガスマスクをしたアリウス兵(暫定)がそう言うと躊躇いなくその手に持った銃をぶっ放した。
「「オサム(君)!」」
アツコとミサキがそう叫ぶがすでにオサムには銃弾の嵐が降っていた。
そしてアリウス兵の銃撃の嵐が収まり...
「マダムの計画の邪魔をした責任という名の罰をその身に叩き込んでやった――。」
「無防備状態のその体に叩き込んだからな。無事ではないだろうな。」
フラグにも聞こえるセリフをアリウス兵が吐くと徐々に砂埃が晴れていき...
オサムの体は...無事だった。
「な!?馬鹿な!無防備状態のその体に叩き込んだはずだ。無事ではいられないはずなのに!何故だ!時野谷レオォ!」
「さぁ?どうしてだろうな。」
あっぶねぇ~トリオン体じゃなかったら死んでたぞこれぇい!
「貴様…!」
「さ、二人とも逃げるよ!」
「う、うん。そうだね!」
「なんともなくてよかった。うん。行こうか。」
アリウス兵が動揺している間にオサムが二人にそう呼びかけると素早く移動を開始した。
(にしてもトリオン体は便利だな。神秘でできているこの体とは違い回復...もとい修復はできないけどでも、生身の体にダメージを負うことがないのは強すぎるな。まぁトリオン体が壊れたらその都度家にあるトリオン体修復装置で修復しなきゃいけないのがネックだが...ま、それを差し引いても強い。まぁさすがに神秘を込められた攻撃をするとダメージ食らっちゃうんだけどね。)
「二人とも、僕が後ろを見ておくから前...任せてもいい?」
「うん。いいよ。」
「決して無理はしないようにね。」
「ああ。じゃあ任せたよ!」
オサムはそういうと後ろを向きながら少しずつ迫ってくるアリウス兵に攻撃を仕掛ける。
「ざっと数えて追ってきてるのは...大体10人くらいかな。この様子だとまだまだ追手はいそうだな。」
「仕方ない。少し痛い思いをしてもらおう。ま、先に攻撃を仕掛けたのはそっちだからね。恨まないでよね。」
「アステロイド。」
緑色の球体が飛び出てきたかと思えばその緑の球体はアリウス兵に向かっていく。
「あたるものか!そんなもの!」
「残念だったね。」
「グワーッ!」
「何ぃ!?」
「あんたたちが避ける位置は予測済みだよ。」
「ま、少し寝てなよ。」
「くっ…このまま易々と逃がすか!」
「――聞こえているか?ああ。全員…に集合し脱走兵と標的人物を撃て。」
一旦追手を撒いたオサム一行。そのまま建物の入り口部分へと向かうが...
「マジかよ…もう待機されてたのかよ。」
「どうすんのさ、あんたの力とアツコとこの武器だけじゃ限度があるよ。」
「確かにな~。さて、どうするかな。そうだミサキ。僕が前衛を張るから援護をお願い。」
「別にいいけど、アツコはどうするのさ。」
「なら、アツコはミサキを守ってほしい。その銃って火力重視しすぎて次撃つまでの間無防備じゃん?だから行けるかい?アツコ。」
「うん。任せて。」
「よし!なら行きますか!」
「グラスホッパー!弧月!」
オサムはそう言うと勢いよく敵の集団に突っ込んでいくそして…
「旋空弧月!」
刀身が拡張し食らったアリウス兵を蹴散らしていく。
「まだまだぁ!ミサキ!今だ!」
「了解。あんたたちに恨みはないけどちょっと痛い思いをしてもらうよ」
ミサキの手に持つランチャーにアリウス兵は抵抗虚しく次々と倒れていく。
「ひゃ~やっぱそれやばいねぇ~当たったらひとたまりもないや。」
「無駄話たたいてる暇があったら手を。」
「ああ。そうだな。にしても数多すぎだろ...ざっと見ても100人くらいは居るような気がする...いややば。」
「お前ら!覚悟しろ!一気に蹴散らしてやる!」
その時だった。3発。ミサイルのようなものがミサキのいるところに向かっているのをオサムは気づいてしまった。
「は!嘘だろ!?まずい!あのままじゃあミサキたちが!」
「だが、あの位置まで行くのにグラスホッパーだけじゃ遅すぎる!シールドを張るにしても二人を守るにしては脆すぎる!」
「何か...何かないのか!......二人を守るためにはやるしかないのか。」
「グラスホッパー、レイガスト!そして、スラスターオン!!!!」
ドガーン!!!
ミサキたちは被弾に備え覚悟していたが無事なことに気づき頭を上げると目の前に立っていたのはトリオン体を破壊されたオサムだった。
「なん…とか間に合った…二人とも無事…かい…?」
「無事に決まってんじゃん!それよりもあんたは自分の心配してよ!」
「いや、大丈夫だから…。痛いけどまだ、動ける。」
「アステロイド!!!!!!」
オサムの頭上に出現した二つのクソデカ緑の正方形は瞬きするごとに、何分割もしていきそして…
「これでも食らえ!!」
そうしてアリウス兵に向かっていくアステロイド。
「敵の大部分を蹴散らせた!」
「二人とも!今のうちに仕掛けるよ!」
「うん!」
「…わかった。」
「どうしてこういうときにだけ我慢してるのさ…こんなことになったのも私のせいなのに……どうしてさ…」
「一気に駆け抜ける!グラスホッパー!」
そうして弧月やレイガスト、ありとあらゆるものを活用し……
アリウス兵はたおれた!アリウス兵たちとの戦闘に勝った!
「何とかおわった~~ってあらっ?」
終わった安堵感から体勢を崩してしまうオサム
「ちょっと、大丈夫!?」
「ああ、うん大丈夫……でもちょっと疲れすぎちゃった…。」
「そっか…ありがとね。私たちを守ってくれて。」
「ははは…君たちの笑顔を見れるんであれば安いもんだよ。それじゃあ帰ろうか。」
「「うん!」」
あったかもしれない青春の一ページ。