RE:これ神秘やない、トリオンや… 作:ワートリもブルアカもエアプ
今回のお話はちょっとオリ主くんに焦点を当てたなんともない話です。
先生がキヴォトスに来てから少し日がたった。
「まだ先生は、アビドスに行かないのか。」
そう一人でつぶやく悠一。
今日は、学園を休みにしているのでfoxはおろかほかの生徒も来ていない。
ワカモも先生のところに遊びに行っているので正真正銘一人だといえるだろう。
「久しぶりだな。一人になるのも。先生が来るまでは、ワカモもおれにべったりだったからなんだかなれない感覚だな。」
また、そう一人でつぶやくとトリオン体を解除する。
「……やっぱり、なれないな。
ビナーと戦った時に負った火傷。あの時はアドレナリンが出ていたためか気づけなかったがどうやらビナーの攻撃はヘイローや神秘を持たない彼の神経を傷つけるのはたやすかったようだ。
そうして彼は考える。
もしこのままトリオン体でいることが多くなってしまったら。もし生身でいることがなくなったら。
徐々に彼の左腕は使い物にならなくなっていってしまうだろう。
だが使い物にならなくなったとしても、彼にはトリオン体がある。
ワートリ本編でも体が弱かったあの人や、死にゆく身体だった少年もひとたびトリオン体になってしまえば五体満足。健康体そのもののように動けるようになる。
だが、それを可能にしているのはあくまで仮の体であって本体の問題は解決していない。
ブルアカ的に言うのであればさながらトリオン体というのは、大人のカードと同じようなものだろう。
何かを犠牲にし、大いなる力を得る。表現するならそうだろう。
「でも…それでも僕は前を向いていないといけないんだ…!たとえ自分を犠牲にしたとしても子供たちが笑顔で、幸福でいられるのなら僕は…!」
………死んでも構わない。
「少し考え事をしたら疲れてきてしまったな…。しょうがない少し寝るとしよう。」
そうして彼は、今も少しズキズキと痛む左腕を抑えながら仮眠室に着き眠った。
ガタン、ゴトンと電車が揺れる。
その電車がどこに行くのか。
どこが終着点なのか。
それはおそらく目の前にいる彼女以外知る人はいないだろう。
「…………して………どうして……」
目の前にいる彼女が語り掛ける。
それは自分に向けてなのだろうか。
「どうして……どうしてあなたは、キヴォトスを駆けているのでしょうか…?」
どうしてだろう。
「別にあなたが頑張らなくてもこの青春の物語はすでに完成されているのです。それなのにどうしてあなたは頑張るのでしょうか…?」
そうだろうね。別に僕が動かなくても先生が来た以上もうこの世界は多少ずれはあるものの概ね原作通りに進んでいくだろう。
だとしても僕は頑張らないといけない。すべての子供たちを救うと決めた以上動かないわけにはいかない。
「そう…ですか。ですが…あなたのやっていることは先生の真似事。もしくは無数にある
そうだね。でも、蛇足をするのも、願望や欲望のままに作品を作るのはだれしもやることだろう。でも全部決して悪いことじゃない。
「ええ。そうですね。けれどどの作品も。どの物語も先生が居れば解決してしまうものです。それを踏まえてあなたに質問をします。なぜあなたはこの世界を駆けるのですか?」
僕はそう問われ少し昔のことを思い出す。
あれは確か…………
前世のことだったか。
僕の前世は決して悪くないものだったといえるだろう。全体を見るとするならね。
それこそ高校生……ブルーアーカイブに出てくる子たちの時まではね。
僕の人生が壊れていったのは二年生の時だったか。
僕はそこそこクラスの中心にいたような気がする。
仲間とワイワイ過ごし、楽しかった日々。
でもそれでもそんな輝かしい日々の中でも目を惹かれるものがあった。
それは、いじめだ。
人より少し正義感が強かった僕は少しずついじめをやめるように行動していった。
でも。今思えば、この行動が悪かったんだろうね。
いじめを受けていた子は自殺しちゃった。
なんでも日に日に度合いが高くなっていくいじめに耐えられなかったんだって。
もちろん大人たちにも相談していたらしいけど、聞く耳を持ってくれなかったんだ。
僕がいらないことをしたからその子は死んじゃったね。
多分僕がクラスの中心にいるような奴だったからエスカレートしたんだろうね。
でも僕は前を向いてたよ。
次に僕の人生にひびが入ったのは、社会人になってちょっと経って大怪我して入院したときかな。
僕の隣には大きい病気を持った幼い子供だった。
僕が退院するまでの間その子とは楽しく話していたと思う。
そうして退院してある程度たったある日。
一本の電話が入ったんだ。
電話を掛けてきたのは入院中ずっと話してたあの子の母親だった。
内容は、手術が失敗してあの子が死んじゃったってこと。
それを聞いたとき僕は得も言われぬ悲壮感に襲われたよ。
僕が関わったから死んじゃったんだ。
多分僕は死神の生まれ変わりなんだろうね。
どうして子供が犠牲にならないといけないんだろうね。
それでも僕はまだ前を向いてたよ。
最後に。僕の人生が壊れたのは確か30歳なりたての頃かな。
社畜として日々を頑張る日々。
そこには何の目標もなくただ日々を仕事で過ごす日々。
そんなある日、僕は引っ越す前住んでいたアパートのとある一室の前で座り込んでる子がいたんだ。
話を聞いてみるとどうやらそこ子の親はかなりの毒親だったらしく。
育児放置は当たり前。
なんなら虐待もしていたという。
そこからの僕は早かった。その子を親が帰ってくるまでの間自分の部屋に居座らせできる限りのことをした。
そのことはとっても楽しい日々を過ごしたよ。
それこそ。その子みたいな子供を幸せにしたいと思うくらいにはね。
でも長くは続かなかった。
ある日仕事から帰ってきたら僕の部屋の前でその子が血まみれの姿で倒れてたんだ。
もちろん救急車や警察も呼んだよ。でも助からなかった。
死因はもちろんあの子の親による行き過ぎた虐待。
なんでも、なかなか死なないのが気に食わないから殺したらしい。
どうして子供は生き方を選べないんだろうか。
どうして子供は幸せを掴めないのだろうか。
どうして子供は……
そう考えていくうちに僕は前を向けなくなった。
でも、そんな僕を変えてくれたのは。
ブルーアーカイブとワールドトリガーだった。
子供たちが笑いあって。楽しく過ごしながらも時には苦労したりして。
僕はそんな二つの作品に心を奪われたんだ。
そして忘れていた子供を幸せにするという渇望を思い出させてくれた。
だからだろうね。先生やオサムの真似事をするのは。
その作品の主人公の背を追うように。
少しでも救いの手が届くように。
だから僕はキヴォトスを駆ける。
真似事やパチモンだといわれてもいいさ。
これは先生の物語じゃない。
僕という不完全で独りよがりで、自分勝手で何より……
大人である僕が織りなす物語なのだ。
「分かりました。あなたは確かに大人です。ですが先生ではありません。それでも前を向きますか?」
もちろんだ。
何を言われようと。
どれだけ苦しくても。
たとえ嫌われたとしても。
僕は前を向く。
もう二度と前世のようなことはさせない。
僕は死神でもいい。
でも死ぬのは僕だけでいい。
それが僕の願いであり。
いつの日か心に誓ったものなのだから。
その日以降、悠一を先生と呼ぶ生徒が現れたという。
まぁこんな感じですかね?
そういえば質問なのですが、こういうほかの作品からのキャラクターの身体って大きく傷つけていいものなのでしょうか?
まぁ、だめだとは思いますがね。
リンバスたのしぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
仕事つらいぃぃぃぃぃぃ!!
という具合なのでまたちょっと更新が空くと思います