RE:これ神秘やない、トリオンや… 作:ワートリもブルアカもエアプ
アビドスに拾われてから数か月が経ったある日
「やっべ寝坊した!!急げ急げ!!遅れました!!すいません!!!おはようございます――ってありゃ?」
「朝から元気ですね…あぁ。先輩ですか?先輩ならどっか行きましたよ。」
「全く…会長だっていうのに自覚がないのかあるのかわかりませんね…」
「え、ちょっと何があったんすか?」
「別に…何もありませんよ。ただあの人に会長としての自覚を持たせたかっただけです。」
「てことは喧嘩したのね...ってか外砂嵐やべぇじゃん!」
「ちょっと僕、ユメ先輩のこと探してきますわ!」
「別にすぐ帰ってくるんじゃないんですか?あの人ああ見えてタフですし。」
「んなこと言ってる場合じゃあないですよ!」
「じゃ、僕行ってきますね!」
「はぁ…どうしてこうもあの人を信じているのか…」
「ユメ先輩!ユメ先輩ー!どこですかー!?くっそ……砂嵐がうざいな……なんとなく砂漠の中をずかずか歩いてきたけど、あんまりいい気分じゃないな。ユメ先輩は居ないし靴の中に砂は入りやがるし、なんて日だよ……」
グギャアアアアア!!!!!
「!?!?!?なんだ!?!ってユメ先輩!」
バカでかい咆哮に耳を持ってかれそうになるが、目の前に倒れているユメ先輩を見つける。
「ユメ先輩!大丈夫ですかって...ボロボロじゃねえか!しかもさっきの咆哮といいまさかと思うが...」
こいつぁちょっとやばいな...
地中から這い出るは白い巨大な蛇状の機械。
だがその頭上にはヘイローと思わしきものがある。
その者の名は
デカグラマトンの預言者が一人
「違いを痛感する静観の理解者」
第三セフィラ・ビナー(BINAH)
「……うせやん。今まで余裕だろとか思ってたけどこれは……すこし…」
「やばいな。」
「って動かな!ユメ先輩……!すこし遠くに行っててくださいねぇ!グラスホッパー!!!!」
グラスホッパーで気絶してるであろう、ユメ先輩を遠くに弾き
己の目の前にいる神に意識を向ける。
「やってやろうじゃねえか!この蛇野郎!この世界に先生以外の神はいらねぇんだよぉ!力を貸せ!トリガー……オン!!!!」
「さぁタイマンといこうじゃねぇか!」
グギャアアアアアア!!!!
ビナーが咆哮すると同時に側面からミサイルを飛ばしてくる
「バーカ!狙いが単調すぎなんだよォ!引き付けて……グラスホッパーで避ける!そして!次はこっちからだ!」
「アステロイド!!!!」
弾を集中させ、何とかあてることに成功する。
グオオオオ!!!!
「はっ!いくら神でもこれを喰らうと一溜りもないみてぇだなぁ!?ってやべ!」
すっかり集中させるのに夢中だったせいで横から来ていたミサイルに気づかず被弾してしまう。
「あっっっっぶねぇぇぇぇ……!!!咄嗟ではあったけどシールド展開できたァ!」
「右腕持ってかれたけど……トリオン体だからまだいいさ!」
シュン!シュン!
「グラスホッパーを駆使しながらの戦闘……さすがに片腕持ってかれたのはやばいか……?」
一方その頃アビドス高等学校では....
「遅いですね〜☆2人ともどこにいるんでしょうか?」
「知りませんよ。どうせどっかで遊んでるんでしょう。はぁ⋯全く⋯」
ドゴ!
「?なんでしょうか。今の音。ノノミ、少し見てきます。」
「はい。行ってらっしゃいませ〜♣︎」
「は?─────」
音のした方に行くと、何故かボロボロの状態で横たわっているユメ先輩の姿があった....
「ま、まずい⋯とりあえず連れて帰って処置を施さないと⋯どこをほっつき歩いでるんですか⋯あの人は⋯!」
「だあああああ装甲が剥がれねぇぇぇぇ!!!!」
「
グギャアアアアアア!!!!
「でけぇ声出すなよ!ビナー!!!っても....さすがに喰らいすぎたな....」
彼のトリオン体は右足と右腕を持ってかれたのに加えて脇腹、左足に穴が空いていた。
「無理ゲーにも程があるだろ....!!!」
グオオオオオン!!!!!!
「なんだ...急に動きを止めた....?なら今がチャンスだろ...!!!」
それは最善策のように見えた。
だが、オサムは気づいていなかった。
この行動が隙ではなく誘い込むための罠だどういうことに。
その慢心の罪を捌く一撃を喰らうがいい。
その一撃の名は...
アツィルトの光────!
「は?─────」
ドガァァァァン!
「ゲホッゲホッ……いや……まじ?そういえばあったなあんなやつ……ほとんどボスやってないせいで忘れてたけど……でももう喰らわねぇ……おかげでトリオン体は壊れちまったけど……」
「大丈夫だ。僕にはまだ風刃が残ってるし、いざとなったらデザートイーグルもある……。息を整えろ。目の前の敵に集中しろ。」
グギョォォォォ!!!
「安心しな。すぐにあの世に送ってやるよぉ!!!!!」
「ん⋯⋯あれ⋯私⋯⋯」
「!先輩!起きたんですか!?」
「あ⋯ホシノちゃん⋯」
「心配しましたよ⋯!!!ほんとに⋯」
「でもなんで⋯ここに居るんだろう⋯私⋯」
「っ───!違う!私あの時砂漠の真ん中で...おっきい咆哮が聞こえたと思ったら....地中から白くてでっかいやつが出てきて⋯」
「何を言ってるのか分かりませんが⋯⋯とにかく無事で良かったです。」
「無事⋯⋯そういえば⋯オサムくんは⋯?」
「はぁ?オサムと一緒じゃなかったんですか?」
「オサムなら先輩を探し⋯⋯に⋯ってまさか⋯!」
「このままじゃオサムくんが危ない!!!きっと私を見つけてあの不思議な力でここまで飛ばしてきたんだ!」
「先輩は寝ててください⋯!オサムは私が探しに行ってきます!」
「まっ、待って⋯ホシノちゃん⋯!」
「はぁ...はぁ...ぐっ...てめぇ硬すぎだろ....いい加減倒れたらどうだ...?」
もう身体は限界を迎えている。
何度もミサイルによる攻撃を喰らいボロボロになった身体からは血が溢れ出て、
所々、火傷跡もある。
だが、そんなことで諦める訳にはいかない。
「まだこいつが残ってんだよなぁ!?いくぜ!風刃、起動!!!!!」
そうして風刃を起動し、一つ一つ刃をビナーに刺していく。
グァァァァァァ!?!?
「へへっ、その自慢の装甲もそろそろ限界みたいだなぁ!?」
キュィン!
「huh?」
ドガァン!
「いったたた...余裕ぶちかましてたら被弾しちまった……だ〜け〜ど〜よぉ〜お互いもうボロボロだなぁ!?」
「はははっ!!楽しくなってきたァ!!!!」
グギャアアアアア!!!!
「来い!ビナー!!!僕とお前最後の攻撃だ!!!」
グギャアアアアア!!!!
「決め切る!」
「風刃、疑似孤月!」
自分に残っているトリオンのすべてを流し込み次に出す一撃に全てを込める!!!!
グオオオオオン!!!!!!
ビナーもレオの意志を汲み取ったのか分からないが、自分の持つ最大出力
最大火力である技に向けチャージを始める。
「行くぞ!」
旋空弧月!!!!!
アツィルトの光────!
ドガアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!
「な、なんだ今の爆発音は…それよりもオサム…無事でいてくれ…!」
「オサムくん…」
「オサムさん…」
二体の衝突の結果最後に立っていたのはオサムだった。
「ははは……やったぜ…これで討伐数1ってとこか…」
「これはこれは…なかなか面白いものを見させてもらいましたよ?オサムさん?」
「うわ、出てきたな黒服。」
「クックック...まぁそりゃこんな面白いものが見れたのですから。やはり、あなたのその力は面白い。」
「どうしますか?予定通りに進めますか?」
「ああ。そうだな……だが……今は少し寝ていた……い……」
「ええ。お休みなさいませ。オサムさん。では連れて帰るとしましょうか。おや、これは……まぁ壊れてるので必要ありませんね。こちらは……同じようなものがこちらにもあるのでよろしいですね。」
「では二つとも置いていきましょうか。」
「オサム…!オサム…!どこだ…!!!」
「オサムくん!オサムくん…!どこにいるの…!」
「!あれは…オサムの拳銃!!」
「こちらは…溶けて使い物になってませんがこれもオサムが使っていたもの…」
「ねぇ…肝心のオサムくんが見つからない…嫌だよぉ…オサムくん…」
「はぁ…はぁ…はぁ…そんなことはない…いずれ見つかる…そのはず…あぁぁ…嫌だ…」
レオが見つからない。武器とトリガーホルダーは見つかったのに本人が見つからない。
そして二人によぎったのはオサムの"死"
「ちがう…違うよぉ…オサムはまだ生きて…うぅ…ぁぁぁぁっぁ…」
「生きて…はず………ぅぁぁ…」
あの時、ユメ先輩と喧嘩しなければ、素直に聞いて出ていかなければ…
そんなもう過ぎてしまった時の中で二人は意味のない反省をする。
「ぁぁぅ…ぅ…へ………うへ…もう…戻れな…いよ~…」
「オサムくん……ごめn………ぅぇっ……」
ニ年後
「おれは実力派エリートの迅悠一(偽)っていうんだ。あんたは先生?ああ、これ?まぁそうだな……だいたい騒動が起こるのはおれのせいなんだってね…。」
このオサム(類似品)くんは戦闘でアドレナリンが出すぎて口調がおかしくなっているという設定です。
あと風刃(類似品)はちゃんと黒服が回収してます。
それと風刃はあくまでも類似品なので、本家本場の力が出せるわけじゃないですし、なんなら、普通にトリガーチップも埋め込めるようにしてます。結局は他人が作った模造品に過ぎないので。