個性『氷結人間』   作:龍角散ガム

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ヒエヒエって対多数用の技や瞬殺技しか無いから戦闘描写無理なんだけど・・・
てか元々戦闘描写無理だし、なんなら語彙力無いから文章が稚拙なんだけどねてへぺろ。


第8話

 

「この街を正す。それにはまだ・・・犠牲がいる」

 

「ヒーローとは偉業を成した者のみに許される"称号"!多すぎるんだよ・・・英雄気取りの拝金主義者が!」

 

保須市内にあるビルの屋上の貯水槽。

ヒーロー殺しとして名を轟かせているヴィランステインは飽和したヒーロー社会を嘆いていた。

 

今では個性が当たり前の現代社会。

犯罪行為を行うヴィランを粛清し正義の味方として世界に平和をもたらすのがヒーローである。

 

その筆頭としてオールマイトが挙げられる。

数々の偉業を残し、存在そのものが抑止力となるまさに『平和の象徴』。

 

そんな彼に憧れ、数々のヒーローが誕生し続けている。オールマイトに次ぐヒーロー、そんな彼らヒーロー達が世界を平和にしていくのだ。

 

だが、現実はそうではない。

トップヒーローの活躍でヒーロー=正義の味方という認識が世間一般である。

しかし、トップヒーローの影に隠れ悪行を行うヒーローも数多く存在している。

 

ごっこ感覚でヒーロー活動をする者

私利私欲のために個性を使う者。

金や権利に執着して溺れる者。

実力差に絶望しヴィランへと落ちる者。

 

このようなヒーロー達に失望したステインは『自己犠牲こそがヒーローの本質』という理想を掲げヒーロー達を粛清活動を行い続けている。

 

「この世が自ら誤りに気づくまで俺は現れ続ける」

 

ステインは貯水槽のかげから飛び出し、ヒーローの粛清活動を再開する。

 

「ブッ壊したいならブッ壊せばいいって話・・・ハハ。大暴れ競争だ。あんたの面子と矜持、潰してやるぜ大先輩」

 

死柄木はそんな彼を冷笑し大量の脳無を保須市へと放つ。

 

ヒーロー殺しの恐怖で溢れる保須市に更なる悪が襲いかかる。

 

 

***

 

死柄木によって放たれた脳無達は保須市各地に広がり暴れていた。

近隣をパトロールしていたエンデヴァーも事件発生後直ちに現場へ直行し、脳無と対峙していた。

 

「虚仮威しの低温とはいえ意識を保ったままでいられるやつを見るの久しぶりだな」

 

エンデヴァーの炎を受けた脳無の体からはシュウと体が焼ける音が鳴る。

脳無は焼けた体からキュウウと音を鳴らして炎を吸収し体外へと放出させエンデヴァーに放つ。

 

「成程、吸収と放出か。だがダメージ有りとはザコ個性じゃないか」

 

火力を上げた炎を脳無に放ち焼き払う。

炎を吸収しきれなかった脳無は焼かれ再起不能となった。

 

「他愛もない」

 

街中で爆発音が鳴り響く中、エンデヴァーは次の脳無を鎮圧すべく移動をする。

 

「あっちはヒーローが集中していたハズだが・・・少なくとも2〜3分は経っているぞ。揃いも揃って・・・」

「まあいい・・・このエンデヴァーと焦凍がいれば事足りる。いくぞ焦凍!!・・・焦凍?」

 

「・・・」

 

焦凍はエンデヴァーに呼ばれるも、返事をせず倒れている脳無の近くでしゃがみ観察をしている。

 

「親父、こいつ・・・」

 

「なんだ?」

 

焦凍が示した脳無を見る。

脳みそには弾丸の跡が1つあるが、それ以外には体に傷は全く無かった。

おそらく弾丸1発で脳無を仕留めたのだろう。

 

さらに脳無から少し離れたところには、小さなクレーターがあった。一見、脳無が暴れた時にできたものに見えるが、そのクレーターの中心をよく見ると1発の弾丸がめり込んでいた。

 

「これは一体・・・」

 

自身の顎に手を添え、異様な脳無の死体と謎のクレーターに弾丸を見つめるエンデヴァーであったが、爆発音と市民の叫ぶ声で我に帰る。

 

「・・・!!行くぞ焦凍!!」

 

「ああ・・・」

 

2人は脳無の死体を気にしながらも、再び脳無退治に戻るのだった。

 

***

 

保須市のとある路地裏。

 

そこには兄の仇を討つために保須市のヒーロー事務所で職場体験を行っていたはずの飯田天哉が汗を流し目の前の戦闘を眺めていた。

 

ヒーロー殺しステインを探すために脳無襲撃の混乱に紛れて抜け出した飯田。ステインを見つけることができたのだが、ステインは既に別の者と戦闘を行っていた。

戦っている相手はクザン。かつてのUSJ襲撃事件で教師への連絡の手助けをしてくれた男だ。

 

「今のヒーローは腐っている!!金や名声に溺れ、私欲を満たすことしかしない!!だから俺が粛清し正しき社会を作り上げるのだ!!」

 

「だからヒーローを殺すことは正しいってか?笑わせるな」

 

クザンが鼻で笑い氷塊を放つもステインは壁を蹴り空中へと逃げ氷塊を避ける。

空中で身動きができないステインにさらに氷の矛を放ち追い打ちをかける。

 

「アイス塊"両棘矛!!」

 

「ぐっ!!甘い!!」

 

飛んでくる氷の矛を刀で斬りつけ防御をする。

そして飛び散る氷の影からクザンに迫り斬りつけるが、斬られる部分を氷に変化させ攻撃を避ける。

 

「アイスサーベル」

 

クザンは両手を前に出し、氷の剣を作り出しステインに斬りかかるがステインも自身の刀で応戦する。

 

ステインはクザンの攻撃を避け真横に刀を振り抜き腹を斬りつける。クザンはその場に倒れ込むが、体が地面で砕けステインの背後に現れ斬りつける。だがステインも反応をし刀でいなす。

 

ガキンガキンと刀がぶつかり合う音が路地裏に鳴り響く。

飯田は目の前の激しい戦闘を下唇を噛み、ただ見つめることしかできなかった。

 

『おまえが良いなら・・・この名・・・受け取ってくんねえかな』

 

病院での兄の言葉を思い出す。

ステインに襲われた飯田の兄である天晴は脊髄損傷で下半身が麻痺。足の感覚が無くなる程の重症を負っていた。

インゲニウムとしてヒーロー活動を行うことが不可能となった天晴は自身の意志を継いでもらうべく天哉にヒーロー名を託した。

だが、天哉は兄の仇を討つためにインゲニウムの名を受け継いだ。

 

『俺はあんまセンスとか優れたもんないけどさ・・・ヒーローなんて肩書き背負ってんだもん。自分の働きがたくさんの人間の為になるのは嬉しいよ』

 

かつて、自身に夢を抱かせてくれた兄の言葉を思い出す。

 

(兄さん・・・ッ!!)

 

レシプロターボを発動させ、クザンと戦うステインに急接近し蹴りを入れる。

 

「ッ!!」

 

しかし、あっさりと回避され反撃を受ける。

衝撃で飯田のヘルメットは吹き飛び顔が曝け出される。

 

ステインは一度クザンから距離を取り飯田を見る。

 

「スーツを着た子ども・・・!!」

 

「おい飯田、ここは危険だ!!倒れてるそいつを連れて安全なところへ避難しろ!!」

 

飯田はクザンの言葉を無視しステインを睨みつけ叫ぶ。

 

「僕はお前を追ってきた!!兄の代わりにおまえを止めに来た!!僕の名を生涯忘れるな!!」

 

「インゲニウム!!お前を倒すヒーローの名だ!!」




緑谷くんは身体能力向上RTA中のためお休みだ

そしてメールを送ることも無いから、焦凍くんは加齢臭と一緒に脳無退治ね

過剰な覇気に個性は・・・

  • 通じねェ!!
  • いや通じるでしょ・・・
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