また更新頻度について後書きで書きますので、良ければそちらも読んでいただければと思います
<とあるドルフィンズファンのブログより抜粋>
前提として、オープン戦は選手にとって調整の場でもありアピールの場でもある。
立場によっての目的は千差万別だが、とにかくアピールしない事には開幕一軍には生き残れない。
また、首脳陣にとってもこれらの試合は試金石だ。
先発やリリーフをどうするか。
どう打順を組めばより多くの点を取れるか。
選手の調整を優先しつつ、そういった試みがシーズン前に出来るのもオープン戦の長所だ。
ところでこれは一時期ほんの小さなニュースになったけど、入夏の奇行も目立つようになった気がする。
試合前の練習を終え、後は試合を待つだけという時間の中。
入夏はベンチの椅子に座って目を閉じ、ただじっとしているだけの時間を作ってた。
ポーズが変というわけではないし、精神統一が出来るのなら確かに大事なのだけど、オープン戦でこういう事をする選手はほとんどいない。
そのため、あまり良くない方向性でも話題になってる。
選手達も最初は驚いていたがじきに慣れたのか、ちょっかいをかけようとする
動じない入夏も入夏だけど、よく槍塚も仕掛けられるなと思う。
あの二人、性格は真逆そうだけど仲良いのかな。
そうそう、千葉ドルフィンズの事で言えばこの話もしないとね。
試金石だとさっき言っておいたのに、ドルフィンズは1・2・3番を既に固定してる。
1番ライト入夏、2番指名打者
もちろん試合途中で交代はするけど、スタメンはほぼこれで固定している。
選手一人だけではなく、3人と監督でまとめて心中する気なのかもしれない。
それで肝心の成績、これに関しても選手によって分かれている。
調子が良い槍塚、本調子でこそないがほどほどの調整を進める鳥居、普通に不調の入夏。
うん、せっかくなので良い順から挙げていこう。
まず槍塚。これは一ファンとして、完全に
本塁打数はチームどころか12球団の中でもトップクラス。
トップではない。さらに化物みたいな成績を残している若手が他球団にいるから。
でも彼の中の野球観が変わったのか、筋肉も付いてきていて見た目だけでも昨シーズンとは違うとはっきり言えるね。
海外リーグへの派遣が効いたのか、はたまた大幅な打撃フォーム改造が功を奏したのか、ここまで猛アピールを続けている。
個人的に良いと思うのは、打球方向だ。
右打者ながら、逆方向。つまり一塁方向への打球の割合が高い。
それでいて長打を飛ばせるし、凡退するにしても最低限進塁させることができる。
三振はかなり多いが、長打の裏返しと捉えれば全然期待できるラインだ。
次にそこそこの鳥居、彼は調整としてオープン戦をしているのか、やるべきことに集中している。
今のところ盗塁が少し多いくらいで、特に攻撃面に関して特筆するべきところはない。
守備連携の確認を怠らず、打席でも絶好調ではないもののケースバッティングを意識しているのが分かる。
元々ドルフィンズの数少ないスター選手だし、シーズンに入ればいつも通りの成績を残してくれるだろうと予測している。
なので心配はいらないと思う。
ただし入夏、テメーはダメだ。
何て言うのかな、テメーはダメって言ったけどこれはあくまでもネットミームの綾というか。
違うのよ、期待していないわけじゃなくて。
むしろ去年が出来過ぎで、研究されてきたから不調なのかなとか思ったり。
オープン戦とはいえ打率は2割を切りそうな勢い。本塁打も出ているが、本人も首を傾げている場面が多い。
多分入夏は自分のバッティングにまだ納得していないか、スランプのようなものに陥っているかどちらかだ。
そういう時のための監督やコーチじゃないのかよ、とか思ったりする。
奇行に走ってるのもあって、かなり心配。
変な宗教に入ったりとか何かに憑りつかれたりされてるわけじゃないよね??
後はうーん、新加入選手の話でもしておこうかと。
まず新助っ人のポンズ。メディアが色々と話題にしてたけど、自分はさほど良い成績を残せないと思う。
助っ人外国人にしては迫力というか、純粋に外国人にしてはパワーが足りないように見える。
得点圏では結構打つから使えなくはないけど、何か助っ人としては華がないというか。
悪い選手ではないけど、チームの求める戦力像とは合っていない感じが否めない。
データが増えて攻略法が出来たら間違いなく苦戦するとは思う。
もう一人は名前もあんまり覚えてないや。地味だったし、普通にぼこぼこに打たれてたし。もっとダメそうなのは覚えてる。
でも、ルーキーに関しては本当にすごい! これは今年新人王、キングオブルーキーが出てくるかもしれない!!
大卒二人組は今のところアピールしてるし、開幕一軍はほぼ確定だろうね!
代永監督って若手育成好きそうだし!
まず1人目が
大学時代はセカンドで、ドルフィンズには鳥居がいるから次世代を育てたかったんだろうけどこれが大誤算。
オープン戦だけだけど、少ない出番でかなり打ってる。
守備は下手だから一時的なコンバートもあり得るけど、それでもバッティングには期待大!
左打者なのに左投げに強いのも好印象!
スタメンにはなれなくても代打の一番手になりうる逸材!
ちゃんと育てろ首脳陣!!
そんで、閃。
あれはヤバい。
ドルフィンズじゃ鳥居以来の新人王を取れる候補だよ、あれは。
まず球速が素晴らしい。
この時期から既に150km/h超えをバンバン出してる。
気合が入っているんだろうけど、それにしたって馬力が投手ではずば抜けている。
監督もセットアッパーとして期待しているみたいなコメントを残してる。
先発としても見てみたいけど、確かに出力がえぐいからあれはリリーフ向きかなと思う。
と、一応現在確認できるニューフェイスを取り上げたから、あとはライバルについて少しだけ触れよう。
特に新人王を奪い合いそうなライバルを。
まずは仙台スパークスの外野手・
高卒とはいえ社会人経由のドラフト1位なのもあって、中々素材は良い。
長打力は今のところそんなにないけど、狙えば出せそうな気もする。
どっちかというとチャンスの強さと独創的ともとれるバッティングセンスが一番怖い。
足も速いし、一本釣りは正解だったかもしれない。
次に同じくスパークスから
出場場面は限られているけど、大体の場面で結果を出しているから開幕一軍かな。
昨季のドラフトの支配下で一番最後の指名だった選手とは思えない。
守備はともかく、打席での迫力がある。
最後は福岡マッハトレインズから、育成出身の元独立リーガー・
あのね、彼の何が嫌って、槍塚の話題をかっさらってんのよ。
キャンプ途中に正式に支配下登録されて、そこからオープン戦で大爆発。
12球団の中でも本塁打数は現在単独トップ。
問題はこの長打力がシーズンでどれだけ発揮できるか。
あと、実は入夏や
独立リーグに行って、そこから育成選手としてプロに入ったから、そんな年齢でもまだ新人王資格はあるらしいんだよね。
なんか驚き。
まぁ、何はともあれ。
相手は手強いが、頑張れドルフィンズ!
今年も出来る限り応援に行くから覚悟しろよ!!
<コメントはこちらから↓>
◇
「SNS、荒れてるなぁ」
とある街のバーで、老人がスマホ片手にぽつりと呟く。
「おじいさんのクセにそういうところ敏感なんですねぇ」
それにちょっかいをかけるように、中年の男が声を返した。
この二人は、見た目こそ隠しているが球界では名の通った人物だ。
ドルフィンズの監督・代永と同じくヘッドコーチの浜栗。
彼らは試合と練習を見終えてバーでオシャレな酒を飲んでいた。
「まぁ、ファンなんて簡単に手のひらを返しますよ。けど割と的を射ているところもありますね。入夏の状態が心配なのは俺も同じです。良い選手なのは否定しませんが、意固地になってまで固定し続けるほどですか? それこそ競争を促しても」
「いや、悪いが今年はあいつを出来る限り固定する」
「……はぁ、ほんっと代永さんってば意地っ張りなんだから。それはアレですか、入夏に今は亡き勇名涼の面影を重ねているからですか」
「そうだな。そんなところだ。俺は入夏に、自分が思うよりずっと期待しているのかもしれない。だが、勇名のようにはなってほしくない。だから目の届くところで管理しておきたい」
「そんな心配はいらないと思いますけどねぇ。だって入夏って、勇名と会った事も話した事も無いんでしょ? 選手のタイプが似ているとしても、会った事の無い人物と同じような道を辿るなんてありますか? 断言はできないけど、そんな事ほぼないですよ。それにその話、結構聞きましたけど。そんなに勇名とやらは悲惨な人生だったんですか?」
「俺から見れば、な」
「なるほど」
浜栗はグラスに残った酒をくいっとあおる。
「元・
次回、いよいよシーズンが開幕します!
この部分に関して、少し投稿頻度を上げようかなと考えています。
なにせ開幕戦を全て書くつもりなので。
具体的には開幕戦の試合のみはとりあえず週2で投稿します。
なので次回更新は8/20です。
お盆のおかげでストックも出来たので。
また書き方についてですが、読者の方が飽きないように視点をそれぞれずらしながら描写していく予定です。
試合描写を全て終えた後でどの形式が評判だったかアンケートも取ろうと思っておりますのでよろしければご協力いただけると幸いです
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