見切り発車で執筆しました。気分で投稿するので失踪不可避で申し訳ございません。
呪い この世界には 呪力を操り人智を超えた技を使うことのできる者達がいた それを呪術師と呼ぶ
呪霊 それは 人間の負の感情から産まれ出る 呪いの存在
呪霊を祓うことを生業とするのが呪術師
呪術の歴史は 人の歴史と共にあり、呪術全盛と呼ばれた平安の世には
呪いの王と呼ばれ 恐れられた 強者も存在した
呪術界の御三家
それは 長い歴史と巨大な権力を持つ 呪術界の名門である3つの家を指す
無限を具現化し操る
影を媒介に十種の式神を操る
自身の血液とそれが付着したものを操る
だが
五条家の相伝 無下限呪術は相伝の特異体質
禪院家の相伝 十種影法術は十種類の式神全て調伏(式神と影法術者本人が手持ちの式神と共に戦って勝つ)しなければならず、最後の式神は歴代の十種影法術者が一人として調伏出来ずにいる為、本当の意味での十種影法術者は存在せず
加茂家の相伝 赤血操術は上の2つの相伝と違い、何かが揃わなければ術式が使えなかったり 必要な要素が存在せず、使いやすさで言えば御三家相伝の術式の中でも随一とも言えよう(強いて言えば己の血を使う為貧血に陥りやすいのが弱点)
ただ、無限を操る無下限や様々な能力を持った十種類の式神を操る十種と比べると術式性能が劣っている為、影では御三家相伝の術式の中では弱小とも呼ばれることも少なからずある
そして御三家はそれぞれ仲が悪く、互いに相伝の術式を持って生まれた子がいればそれを家の格付けに利用することもしばしばある為、御三家での相伝持ちは家から持て囃され、逆に相伝でない術式、或いは術式を持たず産まれてきた者に対しての差別も昔から存在する
ともかく 慶長時代に六眼持ちの無下限使いの死後 御三家の力関係は基本的に調和が取れ、数百年均衡を保っていた
その均衡が破られたのは それから数百年後
平成の世にて その産声はあがった
生まれた瞬間 呪術師と呪霊のパワーバランスは崩される程の影響を与えた 現代最強は誕生した
1989年 12月7日 平成元年 六眼持ちの無下限使い
五条家が待ち望んだ逸材が 数百年の時を経て現代に降臨する
それも産まれてきた瞬間 無下限呪術の能力 不可視の無限を発現して見せ それが相伝だとわかったこと以上に驚愕していた
通常術式の有無は大体5〜6歳の時に自覚し、使えるようになるものだった
だが、五条悟は生まれた瞬間から術式を使うという天性の才能を発揮してみせたのだった
五条家の家の者達は 五条悟の誕生を喜んだ
これで 五条家は他の御三家の上に立つことができ、この五条悟はいずれ 現代最強の呪術師になると確信めいていたのだから
だが 五条悟の誕生を喜んだ五条家の者達だったが…それから僅か数時間後 自分たちの未来の希望である六眼を持って産まれてきた赤子の誕生と同じくらい 驚愕めいたことが発生した
五条家とは別の場所に存在する
同じく御三家である 禪院家 加茂家である赤子が誕生した
禪院家では 後に当主となる
加茂家では 現当主の息子として誕生した赤子がへその緒を切る際に出血した血が勢いよく壁に射出し壁に穴を開けてみせた それが赤血操術であるのは加茂家全員が見て取れたのだった
六眼持ちに続く形で次々と誕生した相伝持ちの赤子達
皆一切の呪術のノウハウを持ち合わせていないにも関わらず術式をまるで呼吸するかのように発現させた
禪院家と加茂家は確信した
──いずれこの赤子が御三家を引っ張る存在となる──
そう信じたのだった
そして 3人の逸材が誕生して約8年後
後の現代最強の呪術師
後の真 十種影法術者
後の歴代最強の赤血操術使い
呪術の聖地 京都 御三家の会合にて 衝突