転生したら伊58でした、でもブラック鎮守府です(仮) 作:Zuihou
長門戦艦かとほぼ同等の.....いや、それ以上の大きさのまがまがしい光を放つ戦艦が、そこには映っていた
「んなっ.......」
どういうことだ?
深海棲艦はヒトぐらいの大きさはないはず.....
「見張り妖精....これはなんだ?」
「戦艦ル級....です」
「?????」
これが?
長門型戦艦より明らかにデカいし砲門数も明らかに多いこの戦艦が....
戦艦ル級?
っていうかやはりこの世界の深海棲艦って、そういうふうになってるのね
うん........つよくね?
画像から見てもわかるほどの圧倒的威圧感、存在感
明らかにこんなところにはいてはいけない見た目だ
砲門数も軽く10門は超えるだろう
っていうかやばすぎる.....まだ1-3ですよ?
っていうか、絶対に戦艦一隻だけなわけがない
ゲームでも雷巡とか駆逐艦とか軽巡洋艦とかの随伴艦がいたはずだ
この艦確かソナーついてたよな?
それ使って調べないと!
「水測妖精さん、」
「.....大型艦のスクリュー音、中型艦のスクリュー音、小型艦のスクリュー音、探知しました........スクリュー音、から考えるに戦艦ル級一隻、雷巡チ級一隻駆逐艦イ級flagship二隻だと思います」
水測員妖精さんはヘッドセットに片手を当て、分厚い本をぺらぺらとめくりながら私に向かってそう言ってきた
「ありがとうでち」
私はその報告を聞いて少し唸っていた
雷巡、戦艦はまぁいい、問題は駆逐イ級だ
確か駆逐艦イ級flagshipは、ソナーと、爆雷投射機を持っていたはずだ、
しかも私たちは一度戦艦に砲撃をされている、だとすると?
「小型艦のスクリュー音増加、こちらに近づいてきます」
直後、
ぽーーん
ぽーーーーん
ぽーーーーーーん
ぽーーーーーーーーん
やはりか、やつら、アクティブソナーを使ってやがる!!1
「副長、艦内乗員に静かにするように伝えてくれ、」
「了解」
副長はそういって、伝声管に向かって静かにするよう静かに言葉を発した
「スクリュー音増幅中、かなり近くにいます」
水測妖精は汗をぬぐいながらそういった
ふむ、とりあえず、ここはいったんやり過ごそうか、
かなりの緊張感が艦全体に広がる
潜水艦はその性質上、潜水艦に攻撃があたり沈んだ瞬間、私たちも潜水艦と一緒の運命をたどることになる、
そのため、駆逐艦には絶対に捕捉されはならないし、捕捉された瞬間が私たちの最後だろう
......まぁ、爆雷が当たったらの場合だが、
それにこちらの存在はバレているうえに、浮上しようと動いたらソナーで確実に捕捉されるし、絶対に爆雷を投射される、
海上に浮上したら絶対に砲弾が飛んでくる.....
あれ?
これ思ったよりも詰んでね?
雷巡、戦艦は私に対して攻撃はできない.....はず
ならば先に駆逐艦をやってしまおう
幸い、食料も空気も充電もしっかりとある
3日は持つし、提督からの命令に期限はなかったはずだ
それにどうせ沈むと思ってるくらいだろうし、少し時間がかかったところでさほど問題はないだろう
「スクリュー音減少中.....離れていきます」
やがてアクティブソナーから発せられる音も遠ざかり、聞こえなくなった
今現在時刻は昼の3時....ヒトゴーマルマルといったところか、
日没まではまだ4時間ほどある
完全に日が落ちるまではかなりの時間があるし、おそらく私たちを見つけるその瞬間までソナーで索敵をするのはやめないと考えられる、
潜航したままやり過ごそうかな、
空気は十分にあるし、ま、特に問題はないだろう
それから私たちは4時間もの間、ずっと駆逐艦からの索敵をかいくぐり、ついに19時になった
19時、完全に日が落ちあたりが暗闇に染まった時
「操舵妖精さん、メインタンクブロー、潜望鏡深度まで浮上」
「メインタンクブロー、深度19まで浮上、よーそろー!
操舵妖精はそういって手元の機械をいじり、艦をゆっくりと浮上させた
「対空警戒を密に」
「了解」
「潜望鏡深度まで浮上しました」
「ありがとうでち」
渡曽尾はそういって潜望鏡を上げて当たりを見渡した、
敵艦隊は今のところ見当たらない、
どににいった?
私がそう思い潜望鏡を回した
すると、
「いた」
敵艦隊を発見した、
敵との距離はおおよそ3000~3500メートル
確認できるのは、戦艦1隻雷巡1隻駆逐艦2隻...
完全に日が落ちあたりは暗くなっておりさすがに警戒しているのか、警戒陣を取っていた
私達の方向へ進んでいるわけではないようで、だんだん離れていっているようだ
しかも敵艦隊は月を背にして航海しているため、ここからでもはっきりと敵艦隊を見ることができる
まじでありがたい
えっと、確かル級とチ級とイ級flagshipについて書かれた書類は~
私は海図台の下にある引き出しからあある種類を取り出した
私が取り出したのは潜水艦娘ならだれでも持っているであろう、様々な艦の性能や吃水の深さなどが記されている大事な書物だ
これがないと攻撃をすることができなくなってしまうからね、
なくしたら相当ヤバイ代物である
「あったでち」
私はぺらぺらとページをめくりやがてル級とチ級とイ級flagshipについて書かれているページを見つけた
「ん~~っと、それなら」
私はこういう専門的なことにはからっきしで何も知らないはずなのだが、なぜか攻撃の仕方や計算の仕方などが頭に浮かんでくる、
艦娘ってこういうもの尚だろうか?
正直転生者だから何とも言えないし、他の潜水艦娘にあったことがないので何とも言えないのだが
私はそんなことを考えながら、敵艦隊へ攻撃を当てるにはどうすればいいか考え
「1~6番発射管に酸素魚雷を装填し注水用意!調定深度3メートル、駆逐艦をねらうでち」
「了解、1~6番発射管に酸素魚雷装填!深度は3メートルに設定。設定と装填が終わり次第注水はじめてください!」
副長妖精は伝声管に向かってそう命令した
私はその様子を視界に収めながらも潜望鏡を覗いて敵艦隊を観察する
今のところ駆逐艦が私たちを発見した様子は見られない
「よし、」
私は海図台に海図を広げその上に方位磁石と分度器、アナログタイプのストップウォッチを置く
「煙突から出る煙のなびき方、から見て敵艦隊の速度は推定12ノット、進路、距離は....」
私は潜望鏡とにらめっこをしたままストップウォッチを片手に持ち時間を図る
よし、
しっかり1分でストップウォッチを止める
これで敵が1分の間にどれだけの距離を進んだかわかった、これで速度を割り出すことができる
「....敵との距離は3500メートル、速度は12ノットで間違いないでちね、」
私はそう独り言をこぼし、海図の上に置いてある方位磁石、海図を見ながらそろばんを使いこちら側がとるべき針路、雷速、開口角を割り出す
計算結果が出た
「よし、これでいくでち!」
「駛走深度3メートル、開口角3度、雷速49ノット、魚雷発射数6」
「了解、諸元入力はじめ!」
「針路90度、取り舵」
「針路90取り舵ヨーソロー!」
魚雷の諸元入力が完了した直後、艦首にある6門の発射管に順次酸素魚雷が装填される。
水密扉が締められ、発射管へ海水が注水され始める
発射管へ海水を注水するとき、どうしても空気が外に出るため、すこし気泡が発生してしまう
その時どうしても音を出してしまうため、駆逐艦に見つかっていないかいささか不安があるが、
額に汗を浮かべながら、ヘッドセットを片手で押さえ、目を閉じて集中しているソナー員妖精の様子をみても
パッシブソナーの音は聞こえてこないし、潜望鏡から見るにも、敵艦隊が、蛇足運転したり、速度を上げたりする要旨は確認できない、どうやら私たちはまだ発見されていないようでち
直後、私の目の前にあるⅠ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵの数字が書かれた計器のランプが青白く発光した
雷撃準備が完了したようでち
「敵針路355度、速度12ノット、距離3500メートル、駛走深度3メートル、開口角3度、雷速49ノット、発射雷数6!魚雷発射!」
「1番から6番発射管、魚雷発射!」
副長妖精さんが私の発した言葉を復唱し
それと同時に副長妖精の手元からかちりと音を立てて魚雷発射のスイッチが入れられた
その直後、少し鈍い衝撃が艦全体に走り、空気が抜けていく音が艦首の方から聞こえた
魚雷が発射されたのだ
「....全魚雷、問題なく航走中」
「潜望鏡を下すでち!急速潜航!」
私はその言葉を聞いた瞬間伝声管に向かってそう叫んだ
「潜望鏡を下せ!急速潜航!」
副長妖精がそう言った瞬間、艦が艦首から水をかき分け、素早く暗い海の中へとその艦体を沈めた
評価8を下さいましたぽえぽえさんありがとうございます!
これからも頑張ります!
よければ感想を書いてください!
それではまた次回
この物語の結末は何がいいですか?
-
バッドエンド
-
トゥルーエンド
-
ハッピーエンド