転生したら伊58でした、でもブラック鎮守府です(仮)   作:Zuihou

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UA2200突破

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これからもこの作品を読んでくれると嬉しいです!

※本作品はpixivにてマルチ投稿しております。


第Ⅵ話 深海棲艦

翌日

 

私は副長の声で起こされた

 

「艦長、朝ですよ」

 

「う、う~ん....副長?」

 

目の前がぼやけている

 

「起きたみたいですね、艦長」

 

「うん、おはよう」

 

「おはようございます、早く身支度してご飯を食べてきてくださいね」

 

「わかった、ありがとう」

 

私はまだ少しぼやけた頭で副長へそう返答する

 

「それじゃあ私は行きますので」

 

「ありがとうね~」

 

副長はそういって艦長室を出ていった

 

視界がまだぼやけている

 

「う~~~~~ん!」

 

伸びをしてベットから起き上がり洗面所まで行く

 

「・・・・・」

 

洗面所の鏡にはダラーっとした伊58(じぶん)の姿が映っていて

 

「夢じゃない.....か」

 

私が艦これのこの世界に転生したということを再確認させられた

 

はぁ

 

言葉にならないため息がこぼれる

 

艦これの世界に転生することができたのは自分にとってものすごくうれしい事なのだが、転生した世界が転生した世界である

 

昨日から思ってたけど、なんでこんなブラック鎮守府に転生したんだよぉ!!!!

 

私は身だしなみを整えながら心の中で悪態をつく

 

提督は潜水艦のこと異常なまでに嫌いらしいし、燃料を抜き取られるっていう凄まじいいやがらせをしてくるし

 

悪いことをした記憶はないんだけどねぇ?

 

「はぁ.,...」

 

再度ため息がこぼれる

 

私は寝ぐせのついた髪をくしで梳こうと洗面所の鏡で自分を見つめた時だった

 

 

私の髪に何やら変わっている一つの髪飾りが付いていることに気が付いた

 

「なんだこれ」

 

・・・・

 

「何で錨の髪飾りが付いているんだ....」

 

謎である

 

今世紀最大とまではいかないが、今世紀の謎ベスト3に入るくらいには謎である

 

まぁそんなことはどうでもいい

 

私はそう考えて髪飾りをいったん外そうとしたのだが....

 

「エ、まってこれはずれないんだけどどうしよう」

 

おいちょっと待て、外れないんだけど????

 

まさかの外れないという事態に陥ってしまった

 

「まぁいっか」

 

まあ外れなくても特に問題はないし、この錨の髪飾り何気にデザインいい感じで気に入ったからいいや

 

私はそう考えて髪を整え、ご飯を食べるために食堂へと向かうのであった...

 

 

 

それから少し時間がたち食堂で料理長が作るめちゃんこ美味い飯を食べて発令所へ向かっている

 

「いや~、昨日から分かってたことだけど料理長、めっちゃご飯作るの美味いな」

 

思わずうま~!と叫んでしまいそうになるほど料理長はうまいご飯を作る

 

料理長とはこれからもよい関係を築き、これからも毎日おいしいご飯を提供してもらいたいものだ

 

その為には、私が頑張って全力でこの戦争を生き残らねばらなぬのだが...

 

まぁとりあえずとっとと偵察任務を終わらせて帰りたいものだ

 

っていうか今急に思いついたことなんだけど

 

「意外と艦内って広いんでちね」

 

潜水艦ってもっと窮屈で狭いイメージがあったのだが...伊58の艦内は以外にも広い

 

船員全員分の寝台があり、食料も大量に積むことができ、莫大な航続距離を誇る

 

こう考えると日本は潜水艦をかなり優遇していたのが分かるでち

 

ま、潜水空母作った国だしな~

 

他国と潜水艦の使い方全然違ったし、そういうことなのかな~

 

と私はそんなどうでもいいことを考えながら発令所に行くのであった....

 

 

 

「あついでちねぇ」

 

「そうですねぇ」

 

私は発令所の中でぐったりしながらそんな言葉をこぼしていた

 

「クーラー点けてる?」

 

「もうすでについてますよ」

 

副長は何かの計器を見てそう答え席に深く座った

 

「うへぇ、室内温度35度なんでちが....」

 

「まぁ、性能不足は否めませんが、これしかないのですから我慢してください」

 

「我慢するけどさ~」

 

私はそういいながらも目の前の海図に目を落とした

 

1-6はもう突破したも同然、残るは1-6から飛んでくる対潜哨戒機の注意のみでち

 

ま、潜水しているから分からないと思うでちが

 

それにしても、今の時点でもパラオまでかなりの距離がある

 

私はちらっと時計を確認するが、まだ昼前の11時である

 

あとどれくらいの距離か計算するか

 

私はそう考えて懐からそろばんをだし海図台の上でそろばんを弾く

 

昨日の戦闘後からざっと9時間

 

水上航行4時間潜水航行5時間だから

 

ざっと174㎞

 

パラオまであと2000㎞

 

「・・・・・」

 

遠くね?

 

昼夜全力航行しても後4日かかる計算なんだけど.....

 

パラオ遠くね?

 

っていうか2-1って本当にここで合ってる?

 

南シナ海で合ってる?

 

南西諸島と全然違うところ行ってない???私達

 

まぁいまさら針路変えられないからいいけどさ

 

 

 

なんかさ~提督から渡された偵察する海域の海図明らかにゲームの時と若干陸地の形とかなんか4-?のどっかの海図にめっちゃ似ているような気がするんだよなぁ....まぁこの地図ちょっと古いのだからしょうがないのかな???

 

私はそう考えて海図から目をはなし、発令所の面子へ視線を向ける

 

発令所にいる副長妖精、水雷長妖精、水測妖精操縦妖精などみんなこんな暑さなんて慣れっこだみたいな感じで全員暑そうなそぶり一つ見せず、それぞれの仕事をしている

 

みんなはすごいなぁ...

 

こんな暑い中何一つ言わずに自分の仕事をしているなんて

 

私も頑張らなきゃなぁ

 

私はそう考えて海図台の棚から深海棲艦についての資料を見る

 

この資料を一通り見て分かったことがある

 

この世界の深海棲艦はすべて現実の艦のように船体を持っているということだ

 

まァ簡単にいうと艦娘と同じってわけですよね

 

それにしても大分詳しいっ事まで乗ってるんだな~

 

私はぺらぺらとページをめくりながらそんな感想を抱く

 

駆逐艦イ級から現時点まで確認されている

 

でなんでこんなに深海棲艦について詳しく載っているかというと

 

いつぞやの時に一回撃沈した深海棲艦を調査したことがあるらしく

 

その時にいろいろと調べたらしい

 

材質は普通の鋼材よりも強度が高くて固く柔らかいという摩訶不思議な性質で、どこからとれるのかも、どうやって生成されたかも深海にある鋼材とボーキサイト、燃料をどうにかこねて作っているということ以外すべて不明、現代技術でも解析不能という結果が出た

 

うん、マジでよくわからない

 

今現在確認されている深海棲艦は

 

駆逐艦イ級~ハ級

 

軽巡洋艦ホ級~ト級

 

雷巡チ級

 

重巡洋艦リ級Ⅱ

 

戦艦タ級

 

軽空母ヌ級

 

正規空母ヲ級

 

輸送艦ワ級

 

潜水艦カ級~ヨ級

 

まで

 

それぞれflagshipまで確認されていて駆逐艦は後期型eliteまで確認されているらしい

 

うん、まあ戦艦レ級が確認されてないだけまだましといったところか

 

まだ深海棲艦が現れてそんなに経ってないらしく、敵の泊地に攻撃を仕掛ける大規模作戦などは行われていないらしい

 

そして一番の問題が物量がおかしいというところが挙げられる

 

どこからそんなに建造したんだい???

 

って感じるほどまでに無限に湧き出てくる深海棲艦

 

ゲームの時みたいに必ず6隻一艦隊で構成されているわけではないらしく、6隻以上で一艦隊の時もあるらしい

 

うん、やっぱりこの世界かなり終末だよね、結構絶望的だよね!

 

しかも艦娘って建造しても失敗するとかもあるらしいんだよね

 

絶望的ィ!!!

 

圧倒的絶望である

 

深海棲艦って怖いね!!

 

しかもまだ装備とか全然開発できてないんでしょ?

 

だいぶやばいよね(ガチトーン)

 

まぁこの問題は一回置いておくことにしようかな(現実逃避)

 

と私が考えているときだった

 

「!?中型艦のスクリュー音複数確認 音増幅中です」

 

水測妖精はそういってハイドロフォンに全神経を傾けヘッドセットに耳を澄ませた

 

「静かにするように伝えて」

 

「了解、」

 

副長妖精はそういって伝声管に向かって総員静かにするように伝えた

 

「おそらく水雷戦隊、

 

敵はまだこちらに気づいていないようです」

 

「それはよかった、両舷微速前進」

 

「両舷微速前進よ~そろ」

 

操舵妖精はそういって艦の速度を落とした

 

ぽーん

 

ぽーーん

 

ぽーーーーん

 

ぽーーーーーん

 

「・・・・」

 

艦全体が静寂に包まれ誰一人音を出さない

 

まだ敵に気づかれてはいないが、いつ的に気付かれて攻撃されるかわからないからな

 

それからどれくらい時間がたっただろうか?

 

発令所では全員が額に汗を浮かべ、敵艦が遠ざかっていくのを待っていた

 

それから少し時間がたち、だんだんと音が遠ざかっていくのが分かった

 

そしてついに

 

「....スクリュー音聞こえなくなりました」

 

「よし」

 

どうやら敵艦をしっかりやり過ごすことができたようだ

 

「警戒を怠らないように」

 

「りょうかい」

 

それから数時間、発令所ではずっと緊迫した状態が続いていたが、それから数時間後の夕方6時敵艦を完全にやり過ごすことができ、ようやく緊張感が和らぎ、発令所にいるメンバーもほっとすることができたのであった......

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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