遊戯王CHRONICLE-転醒せし決闘者達-   作:葉月/リーフ

1 / 2
今回はファントム君の回となります

デュエルシーンは後ほど追加します

7/9 デュエルシーン追加まで時間がかかってしまいました

本当に申し訳ありません


魔術師のエンターテイメント

ファントム

 

ここは芽吹市。このどこにでもあるような普通の街は夕陽が沈んでいた。

 

夕陽が沈むこの街に、一人の影が佇んでいた。

 

これは、自由気ままな[[rb:魔法使い> マジシャン]]の少年の物語である。

 

黒いパーカーと白いボタンシャツを身につけた一人の少年が、ビルの一番上に座っていた。

 

「はぁ〜、いい景色だねぇ。ボクの故郷ではこういうのは見ないから、素晴らしいよ」

 

少年の名は「ファントム」。

 

名前を思い出せず、現時点ではこのコードネームを名前のように名乗っているようだ。

 

彼は幼い時に記憶を失っていたところをとある大賢者に拾われ、彼女から魔術を教わりつつ暮らしていた。

 

その後はさらに成長するための一人旅で世界を越え、気づいたらこの世界にやって来たのだった。

 

『確かに、街明かりはあっちでよく見れるが、ここはお前の故郷よりも賑やかだな〜』

 

ファントムの相棒のドラゴンのオッドアイズが、ブレスレット型のデュエルディスクから話しかけた。

 

「じゃあ、気ままにこの街を探索しますか」

 

ファントムはオッドアイズを呼び出して背に乗り、高いビルを降りて探索を開始したのだった。

 

ちょうどその頃、ラベンダー色の髪とピンク色の眼を持ち、フリルの付いたキャミソール状のトップスの格好が特徴的な10代前半程の少女がファントムを眺めていた。

 

少女の外見は幼いが、幼さの中に妖艶な雰囲気を抱いていた。

 

彼女の名は「ジュノー」。

 

幼い頃ファントムに助けられて以降、ファントムを愛しているとある組織の少女だ。

 

「へぇ〜…ファントム君じゃない」

 

少女はニマニマと微笑みながらファントムを眺めていた。

 

『どうした?俺様の餌食が見つかったか?』

 

紫色のドラゴン『スターヴ』がジュノーのデュエルディスクから話しかけてくる。

 

「いーや、目的はこれじゃない。ファントム君の彼女候補の私が見つけ出して、速攻で連れ戻すんだから」

 

『おぉ〜、やってやろうじゃねぇか』

 

邪悪な笑みを浮かべるジュノーを見て、スターヴは不敵な笑みを浮かべた。

[newpage]

ファントムは街を自由気ままに探索し、外食を食べたり、様々な楽しみをしていた。

 

ファントムが街中の広場を歩いているその最中、オッドアイズは真っ先に異変を感じた。

 

『おい、ファントム!』

 

オッドアイズの異変通り、目の前に幼いながらも妖艶な雰囲気を感じさせる紫髪の少女、『ジュノー』と体の一部が食虫植物の形状をした紫色のドラゴン『スターヴ』が現れた。

 

「ふふふっ、みーつけた」

 

ジュノーはペロッと舌で唇を舐め、獲物を見つけたかのようにファントムを見据えた。

 

「君は……」

 

「忘れちゃったのかしら?私よ、ジュノーよ」

 

「なんとなく覚えてる気がするんだけどね…だけど思い出せいみたい」

 

ファントムは深く思い出そうとしたが、何故かジュノーを思い出すことができなかった。

 

「私はファントムくんが大好きで大好きで仕方ないの。思い出せないなら、思い出すまで相手してあげる。おいでなさい」

 

ジュノーは異様な雰囲気をした蕾をデュエルドライバーに装填し、紫とピンク色の不気味な花を咲かせると、ジュノーは光と共に紫とピンク色を主体とした妖艶なドレス姿に変身した。

 

「ふふふ…どう?私の変身後の姿は」

 

「君の変身後の姿、センスいいねぇ〜。ボクのも負けてないけど。よろしく、ホタルクス」

 

ファントムは電球の腹部を持ち、オレンジ色のベストを着た蛍を呼び出すと、蛍は腹部を発光させて周囲の目をくらませた。

 

「ま…眩しいっ!」

 

「こいつ、逃げる気か!?」

 

ジュノーとスターヴは眩しさで目を開けていられない様子だった。

 

その間、ファントムは振り子型のペンダントの青い結晶を押すと、結晶の金具が開き、それをデュエルドライバーに装填すると、光が放たれた。

 

すると、姿がファントムのものに変化すると同時に黒とピンク色のタキシードを思わせる上着が羽織られて、頭にはシルクハットを被ったアイドルやマジシャンを思わせる姿になった。

 

ホタルクスは消灯し、カードへと戻ってファントムのもとに戻った。

 

「あら、華やかで素敵な姿と粋な演出じゃない。私も負けてないけど」

 

「ふふふっ、褒めてくれてありがとう」

 

「さあ、おいでなさい。この子達が相手してあげる」

 

ドレス姿に変身したジュノーは手に持った傘を振ると、巨大な食虫植物の怪物が地面から複数生えてきた。

 

一部は恐竜や昆虫などの肉食生物の要素を持ち、6つの赤い眼を持っていた。

 

「行くよ、オッドアイズ」

 

『ああ、任せろ』

 

臨戦体制になったファントムはオッドアイズを呼び出し、オッドアイズは雄叫びと共に現れた。

 

「行きなさい、[[rb:捕食植物> プレデタープランツ]]たちよ。スターヴはあのドラゴンと戦ってなさい」

 

ジュノーの命令とともに、食虫植物の怪物『プレデター・プランツ』が次々と襲いかかった。

 

「ヒハハハ!行くぜぇ!」

 

スターヴは触手の口を開き、オッドアイズに襲いかかった。

 

オッドアイズは尻尾を叩きつけ、スターヴは触手で噛みつき、怪獣映画さながらの格闘戦が始まった。

 

その頃、ファントムは円型の先端を持った杖を取り出し、円型の軸を持ち手にして回転させ、銃に変形させると、次々と押し寄せるプレデター・プランツ達を射撃した。

 

「今日はこの子!一緒に行くよ、シルバー!」

 

「ワオーン!!」

 

ファントムは杖に『EMシルバー・クロウ』のカードを読み込むと、シルクハットを被って鋭い爪を持つ銀色の狼が現れ、ファントムを乗せて地を駆け、プレデター・プランツに立ち向かった。

 

「ギシャァァァ!!」

 

ファントムは杖の軸を回転させて剣に変形させると、シルバー・クロウに騎乗したままプレデター・プランツを切り裂いた。

 

「なかなかやるわね…だけど、空からも怖いわよ?」

 

ジュノーが指を鳴らすと、上空から翼竜型のプレデター・プランツが複数体襲いかかってきた。

 

「この時は、これだ!」

 

ファントムは『EMトランポリンクス』のカードを読み込むと、胴体がトランポリンのようになった猫が現れ、シルバー・クロウと共に宙に飛び上がり、シルバー・クロウは爪で翼竜型のプレデター・プランツを次々と切り裂いた。

 

「さあ、トドメと行くよ!」

 

ファントムは『EMファイア・マフライオ』のカードを読み込むと炎のタテガミを持ったライオンを呼び出し、『EMオッドアイズ・ユニコーン』のカードを読み込ませると赤と緑の眼を持ち、頭に1本の角を持つ馬が現れて剣に宿り、巨大な光の剣になった。

 

ファントムはファイア・マフライオの炎を剣に宿し、捕食植物たちを切り裂いて焼き払った。

 

「エンタメイトたち、みんなありがと」

 

「なかなかやるじゃない…ならば、デュエルで決着つけるわよ」

 

ジュノーはデュエルモードを宣言すると、デュエルディスクから蔦が生え、カードプレートが展開された。

 

スターヴもプレデター・プランツと共にジュノーのデッキに戻った。

 

「こっちこそ、売られたデュエルは買わなきゃね。デュエルモード、スタンバイ!」

 

ファントムはオッドアイズをデッキに戻してデュエルディスクを展開すると、振り子が軌道を描いてカードプレートを生み出した。

 

「「デュエル!」」

 

ファントム LP4000

 

【魔術と幻想の振り子】

 

ジュノー LP4000

 

【獰猛なる庭園】[newpage]

 

「ボクのターン!」

 

ファントム 手札5

LP4000

 

「ボクはEMドクロバット・ジョーカーを召喚!効果でデッキからEM、魔術師、オッドアイズを手札に加える!」

 

☆4 闇 魔法使い族・ペンデュラム 攻1800

 

髑髏の帽子を被った道化師が現れ、ファントムに1枚のカードを渡した。

 

「さらにボクはEMレディアンジュの効果発動!手札のこの子とEMオッドアイズ・ライトフェニックスを墓地に送り、デッキから2枚ドローする!」

 

ファントム 手札5

 

「ボクはスケール1のオッドアイズ・プリーストをペンデュラムゾーンにセッティング!効果でこの子を破壊して、墓地からライトフェニックスを手札に戻す」

 

「ボクはスケール8のジェントルードと、スケール1のEMモンキーボードでペンデュラムスケールをセッティング!ボクはモンキーボードの効果でデッキからEMを手札に加える!」

 

 

 

「これでレベル2〜7のモンスターが同時に召喚可能!揺れろ、幻想の振り子!その光のアークで天空を彩れ!ペンデュラム召喚!現れよ!EMオッドアイズ・プリースト!EMペンデュラム・マジシャン!EMシルバー・クロウ!EMオッドアイズ・ライトフェニックス!EM小判竜!雄々しくも美しく輝く二色の眼!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」

 

☆6 闇 魔法使い族・ペンデュラム 守100

 

☆4 地 魔法使い族・ペンデュラム 攻1500

 

☆4 闇 獣族・ペンデュラム 攻1800

 

☆5 光 鳥獣族・ペンデュラム 攻2000

 

☆4 水 ドラゴン族・ペンデュラム 攻1700

 

☆7 闇 ドラゴン族・ペンデュラム 攻2500

 

5体のエンタメイトが召喚され、彼らに導かれるかのようにオッドアイズが姿を現した。

 

「小判竜の効果で、ボクの場のドラゴン族モンスターの攻撃力は500アップし、効果では破壊されない」

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン 攻2500+500=3000

 

「ペンデュラム・マジシャンの効果でこの子とジェントルードを破壊し、デッキからEMを2体手札に加える!さらに、破壊されたジェントルードの効果でデッキからEMオッドアイズ・バレットをペンデュラムゾーンに置く!」

 

「ボクは守備表示のオッドアイズ・プリーストの効果でデッキからオッドアイズ・ドラゴンを墓地に送る!」

 

「さあ、行くよ!ボクはオッドアイズ・プリーストとドクロバット・ジョーカーをリンクマーカーにセット!召喚条件はペンデュラムモンスター2体!リンク召喚!現れよ!リンク2!ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム!」

 

LINK2 炎 サイキック族・リンク 攻1800 リンクマーカー↙︎↘︎

 

「エレクトラムの効果でデッキからオッドアイズ・バレットをエクストラデッキに置き、さらにボクはエレクトラムの効果でペンデュラムゾーンのモンキーボードを破壊して、エクストラデッキのオッドアイズ・バレットを手札に加える!ペンデュラムカードが破壊されたことで、エレクトラムの効果で1枚ドロー!」

 

ファントム 手札5

 

「ボクは魔法カード、融合を発動!場のシルバー・クロウと、手札のEMオッドアイズ・バトラーを素材に、モンスターを融合召喚する!誇り高き銀狼よ!二色の眼をその身に宿し、鋼の爪で敵を裂け!融合召喚!現れよ!レベル8!EM オッドアイズ・メタル・クロウ!」

 

☆8 闇 ドラゴン族・融合 攻3000

 

シルバー・クロウと手札の老執事が渦にて一体となると、シルバー・クロウの姿は鋼の爪を持つ獣人へと変わった。

 

「ボクはペンデュラムゾーンにオッドアイズ・バレットをセットし、カードを1枚セットしてターンエンド」

 

ファントム フィールド

デ⑤④③②①X

墓⑤④③②①フ

ーーEーXーー

フ①②③④⑤墓

X①②③④⑤デ

モンスター

①:ライトフェニックス②:メタル・クロウ ③:ペンデュラム・ドラゴン④:小判竜⑤:

E:エレクトラム

X:

フィールド:

魔法罠

①:オッドアイズ・バレット②:③:セットカード④:⑤:

手札:1

LP:4000

TURN CHANGE[newpage]

 

「私のターン」

 

ジュノー 手札6

LP4000

 

「私は魔法カード、捕食生成を発動。相手のモンスター全てに捕食カウンターを1つずつ乗せるわ」

 

「融合で特殊召喚されたメタル・クロウは効果を受けない!」

 

オッドアイズ 捕食カウンター1 ☆7→1

 

小判竜 捕食カウンター1 ☆4→1

 

ライトフェニックス 捕食カウンター1 ☆5→1

 

エレクトラム 捕食カウンター1

 

メタル・クロウ以外のファントムのフィールドのモンスター全てに鋭い牙を持つ怪物の頭のような種子が噛みつき、レベルを吸い取った。

 

「私は永続魔法、プレデター・プランターを発動。さらに私は捕食植物オフリス・スコーピオを召喚」

 

☆3 闇 植物族 攻1200

 

「私はオフリス・スコーピオの効果で手札からビブリスプを墓地に送り、デッキから捕食植物を特殊召喚する!現れなさい!捕食植物ダーリング・コブラ!」

 

☆3 闇 植物族 攻1000

 

「ダーリング・コブラが捕食植物の効果で特殊召喚されたことにより、デッキから融合を手札に加えるわ」

 

「私は魔法カード、融合を発動!場のオフリス・スコーピオとダーリング・コブラを素材にしてモンスターを融合召喚する!現れなさい、捕食植物アンブロメリドゥス!」

 

☆4 闇 植物族・融合 守2500

 

呼び出された植物の蛇蝎が渦の中で交わり、4本の足を持ったクジラ型の捕食植物が姿を現した。

 

「アンブロメリドゥスの効果でデッキからプレデターカードを手札に加え、永続魔法、プレデター・プランターの効果でライフを800払い、墓地から捕食植物ビブリスプを特殊召喚!」

 

☆1 闇 植物族 攻0

 

「さらにアンブロメリドゥスの効果発動!捕食カウンターの乗った相手のエレクトラムを墓地に送り、デッキから捕食植物サンデウ・キンジーを特殊召喚!さらに墓地に送られたビブリスプの効果でデッキから捕食植物を手札に加える!」

 

☆2 闇 植物族 攻600

 

「私はサンデウ・キンジーの効果発動!この子と捕食カウンターの乗ったオッドアイズを闇属性の素材にしてモンスターを融合召喚する!魅惑の香りで虫を誘う美しい花よ!二色の眼を取り込んで、新たに開花せよ!融合召喚!現れなさい、レベル7!捕食植物キメラフレシア!」

 

☆7 闇 植物族・融合 攻2500

 

モウセンゴケとエリマキトカゲを合わせたような姿の捕食植物がオッドアイズに舌を伸ばして拘束するとそのまま吸収し、ラフレシアやハエトリソウなど様々な植物の要素を持つ捕食植物に変化した。

 

「私はキメラフレシアの効果発動!この子よりレベルが低い小判竜をゲームから除外する!」

 

キメラフレシアはハエトリソウの部分を伸ばし、小判竜を噛み砕いた。

 

「さらに私は魔法カード、融合を発動!アンブロメリドゥスとビブリスプを素材に、モンスターを融合召喚するわ!魅惑の香りで虫を誘う二輪の美しい花よ。その花弁を混ざり合わせ、新たな脅威を生み出せ!融合召喚!現れ出よ!レベル8!捕食植物ドラゴスタペリア!」

 

☆8 闇 植物族・融合 攻2800

 

「私は相手に捕食カウンターが置かれてるので墓地からビブリスプを特殊召喚するわ」

 

☆1 闇 植物族 攻0

 

アンブロメリドゥスが呼び出された植物の蜂と渦で混ざり合うと、食虫植物と合わさった緑色のドラゴンが姿を現し、植物の蜂も墓地から蘇る。

 

「バトル!私はキメラフレシアでライトフェニックスに攻撃!この時、キメラフレシアの効果発動!モンスターと戦闘を行う時、この子の攻撃力を1000上昇させ、相手モンスターの攻撃力を1000ポイント下げるわ!紫炎の棘!」

 

「ボクはペンデュラムゾーンのオッドアイズ・バレットの効果発動!戦闘を行う相手モンスターの攻撃力をエクストラデッキのペンデュラムモンスターの数×300ダウンさせる!これにより1500ポイントダウンさせてもらうよ!」

 

キメラフレシア 攻2500+1000−1500=2000

 

ライトフェニックス 攻2000−1000=1000

 

ファントム LP4000−1000=3000

 

キメラフレシアは茨を伸ばしてライトフェニックスを突き刺し、ファントムもダメージを受けた。

 

「続いてドラゴスタペリアでダイレクトアタック!」

 

ドラゴスタペリア 攻2800

 

「罠カード発動!ペンデュラム・リボーン!墓地からオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを特殊召喚する!」

 

☆7 闇 ドラゴン族・ペンデュラム 守2000

 

「ならドラゴスタペリアでそのドラゴンに攻撃させてもらうわ!」

 

ドラゴスタペリア 攻2800

 

ペンデュラム・ドラゴン 守2000

 

「ボクはオッドアイズ・ディゾルヴァーの効果発動!この子を特殊召喚し、戦闘による破壊から守る!」

 

☆8 闇 魔法使い族・ペンデュラム 守2600

 

ドラゴスタペリアが口から光線を放つが、蘇ったオッドアイズに現れた二色の眼の魔術師が力を与えることで、攻撃を防いだ。

 

「私はドラゴスタペリアの効果で、ディゾルヴァーに捕食カウンターを1つ置くわ!さらに、私はスキル発動![[rb: 捕食融合華> プレデター・フュージョン・プラント]]!ビブリスプとキメラフレシアを素材に、モンスターを融合召喚する!」

 

スキル:[[rb: 捕食融合華> プレデター・フュージョン・プラント]]

このスキルの①、②の効果はそれぞれデュエル中に1度しか使用できず、相手フィールド上のモンスターに捕食カウンターが置かれていれば相手ターンでも発動できる。

①自分の手札、フィールド上から闇属性の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。

②相手の場にのみモンスターが存在する場合に、相手モンスター全てに捕食カウンターを置いてもよい(捕食カウンターの置かれたモンスターのレベルは1になる)。

 

「魅惑の香りで虫を誘う二輪の美しき花よ!その花弁を交わらせ、全てを喰らい尽くせ!融合召喚!現れなさい、飢えた牙持つ毒竜、スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!」

 

☆8 闇 ドラゴン族・融合 攻2800

 

「ヒハハハハ、参上!」

 

ジュノーの発動したスキルにより2体の捕食植物が再び融合され、スターヴが姿を現した。

 

「キメラフレシアの効果でデッキから超融合をデッキに加え、スターヴ・ヴェノムの効果で相手のオッドアイズの攻撃力をこの子の攻撃力に加えるわ!私はスターヴでメタル・クロウに攻撃!」

 

スターヴ 攻2800+2500=5300

 

メタル・クロウ 攻3000

 

ファントム LP3000−2300=700

 

スターヴは花のようなエネルギーを展開すると、口から紫色の光線を放ち、メタル・クロウを貫いた。

 

「スターヴ・ヴェノムの効果で相手のオッドアイズ・ディゾルヴァーの効果を得るわ。さらに、その得た効果を使ってこの子と手札の捕食植物コーディセップスを素材にモンスターを融合召喚するわ!」

 

☆10 闇 ドラゴン族・融合 攻3200

 

「私はカードを2枚セットしてターンエンド」

 

スターヴは手札の捕食植物を取り込んでまた新たな融合竜に開花し、ジュノーはターンを終えた。

 

ジュノー フィールド

デ⑤④③②①X

墓⑤④③②①フ

ーーEーXーー

フ①②③④⑤墓

X①②③④⑤デ

モンスター

①:②:③:グリーディー・ヴェノム④:⑤:

E:

X:ドラゴスタペリア

フィールド:

魔法罠

①:②:セットカード③:プレデター・プランター④:セットカード⑤:

手札:1

LP:3200

 

ファントム フィールド

デ⑤④③②①X

墓⑤④③②①フ

ーーEーXーー

フ①②③④⑤墓

X①②③④⑤デ

モンスター

①:②:オッドアイズ・ペンデュラム③:④:⑤:

E:

X:

フィールド:

魔法罠

①:オッドアイズ・バレット②:③:セットカード④:セットカード⑤:

手札:2

LP:700

TURN CHANGE[newpage]

 

「ボクのターン!」

 

ファントム 手札3

LP700

 

「ボクはフィールド魔法、天空の虹彩を発動!」

 

「スキル発動!ペンデュラム・オブ・ソウルズ!ボクのエクストラデッキに表側表示のEM、魔術師、オッドアイズモンスターが5枚以上存在する場合、魔法・罠ゾーンとモンスターゾーンの間にペンデュラムゾーンを生み出し、そこにペンデュラムモンスターを移動させる!」

 

虹彩のように輝くフィールドを展開させたファントムはデュエルドライバーを起動させ、スキルを発動させた。

 

スキル:ペンデュラム・オブ・ソウルズ

このスキルはデュエル中に1度、自分のエクストラデッキに表側表示の「EM」「魔術師」「オッドアイズ」Pモンスターが5枚以上存在する場合に発動できる。

①両端の魔法・罠ゾーンとモンスターゾーンの間にペンデュラムゾーンを出現させ、ペンデュラムゾーンのペンデュラムモンスターをその場所に移動する。

②このスキルを発動したターン、エクストラデッキからモンスターをペンデュラム召喚する場合、1度だけメインモンスターゾーンに特殊召喚することができる。この効果で特殊召喚されたモンスターはフィールドから離れる時代わりにデッキに戻る。

 

「さらに、ペンデュラム・オブ・ソウルズの効果でこのターンはエクストラデッキからモンスターをペンデュラム召喚する時、フィールドから離れるとデッキに戻るけど1回だけ代わりにメインモンスターゾーンに特殊召喚することができる!」

 

「ボクはエクストラデッキのジェントルードの効果で、手札からEMを捨てて、エクストラデッキのこの子と場のオッドアイズ・バレットを手札に戻す!

 

「ボクはEMオッドアイズ・バレットを召喚!効果でデッキからオッドアイズ・グラビティ・ドラゴンを捨ててレベルを7にする!」

 

☆1→7 光 魔法使い族・ペンデュラム 攻100

 

「さらに、ボクは儀式魔法、オッドアイズ・アドベントを発動!オッドアイズ・バレットをリリースし、手札、墓地からドラゴン族儀式モンスターを儀式召喚する!二色の眼の竜よ!龍脈の力を身に纏い、全てを震わせ降臨せよ!儀式召喚!現れよ!レベル7 荒ぶる眼輝きし黒鉄の竜!オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン!」

 

☆7 地 ドラゴン族・儀式 攻2800

 

「ボクはグラビティの効果で相手の魔法・罠カードを全て手札に戻す!この効果に対し、相手はカードの効果を発動できない!」

 

再び場に現れた若執事が光になって門に吸い込まれると、黒鉄を纏うドラゴンが現れ、咆哮とともにジュノーの魔法・罠ゾーンのカードをすべて吹き飛ばした。

 

「ボクはスケール8のジェントルードをペンデュラムゾーンにセッティング!さらに墓地のレディアンジュの効果でペンデュラムゾーンにジェントルードがいるのでこの子をペンデュラムゾーンにセットする!」

 

「これでレベル2〜7のモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!現れよ!オッドアイズ・プリースト!ペンデュラム・マジシャン!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」

 

☆6 闇 魔法使い族・ペンデュラム 攻100

 

☆4 闇 魔法使い族・ペンデュラム 攻1500

 

☆7 闇 ドラゴン族・ペンデュラム 攻2500

 

ジェントルードとレディアンジュがペンデュラムゾーンに現れ、一礼をするとオッドアイズを中心にペンデュラムモンスターが再び現れた。

 

「ペンデュラム・マジシャンの効果でレディアンジュとジェントルードを破壊し、デッキからEMを2体まで手札に加える!」

 

「ボクはオッドアイズ・ディゾルヴァーの効果発動!オッドアイズ・バレットとこの子を素材に、モンスターを融合召喚する!」

 

「私はドラゴスタペリアの効果発動!ペンデュラム・マジシャンに捕食カウンターを置く!さらに、ドラゴスタペリアがいれば、捕食カウンターを持ったモンスターの効果は無効になる!」

 

ペンデュラム・マジシャン 捕食カウンター1

 

ドラゴスタペリアは口から鋭い牙を持つ植物の種子を吐き出して、種子はペンデュラム・マジシャンに噛みついた。

 

「さらに、ボクは攻撃表示のオッドアイズ・プリーストの効果発動!この子を除外して墓地からメタルクロウを復活させる!」

 

☆8 闇 ドラゴン族・融合 攻3000

 

オッドアイズ・プリーストが消滅すると同時に、墓地からメタル・クロウが蘇り、雄叫びをあげた。

 

「ボクは天空の虹彩の効果でジェントルードを破壊し、デッキからオッドアイズを手札に加える!ボクはオッドアイズ・ユニコーンをペンデュラムゾーンにセッティング!」

 

「バトル!ボクはメタルクロウでドラゴスタペリアに攻撃!この時、メタル・クロウの効果で全てのモンスターの攻撃力はこのバトルフェイズ中300アップする!メタル・ツイン・ソード!」

 

メタル・クロウ 攻3000+300=3300

 

ドラゴスタペリア 攻2800

 

3200−500=2700

 

メタル・クロウは鋼の爪で迎え撃つドラゴスタペリアを切り裂き、自軍のモンスターに力を与えた。

 

「ボクはオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで攻撃!この時オッドアイズ・ユニコーンの効果でメタル・クロウの元々の攻撃力分オッドアイズの攻撃力をアップさせる!螺旋のストライク・バースト!」

 

2800+3000=5800

 

グリーディー・ヴェノム 攻3200

 

「残念だけど、私のライフポイントには届かないみたいね!」

 

「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンは相手モンスターと戦闘を行う時、戦闘ダメージを2倍にする!リアクション・フォース!」

 

ジュノー LP2700−5200=0

 

一角獣によりメタル・クロウの力を分けてもらったオッドアイズは融合竜に螺旋の炎を放つと融合竜は消滅し、ジュノーも大ダメージを受けてデュエルが終了した。

[newpage]

「ハァ…ハァ…」

 

ジュノーは変身を維持した状態で息を荒げ、ファントムを睨みつけた。

 

「もう懲りたかい?ここまでボクのことを追いかけてたら流石にしつこいと思うよ?」

 

「懲りた訳ないわよ…奥の手があるんだから!」

 

ジュノーは光る鋭い鎌をファントムの胸に突き刺すと、内部の魂の結晶を取り出した。

 

「なっ…何をするんだ…?」

 

「安心して、これはあなたを傷つけないわ。代わりに肉体と魂を分離するだけだけど。魂の物質化、君の師匠も研究してたでしょ?」

 

「へぇ…面白いこと…してくれるじゃん…」

 

魂の結晶が抜き取られたファントムの体はそのまま意識を無くした。

 

残りは抜け殻となったファントムの体が残ったのだった。

 

「へぇ〜。こうなってるんだ。じゃあ、この肉体の方は保存ね」

 

ジュノーは植物な雰囲気をした蕾を伸ばし、蕾にファントムの肉体を幽閉し、それをデュエルドライバーに収納した。

 

しかし、魂は最後の足掻きでジュノーの手のひらから脱出した。

 

「ちょっと、待ちなさいよ!」

 

「おい、逃げるつもりか!?」

 

『行くよ、オッドアイズ!』

 

「おうよ!」

 

オッドアイズはファントムの魂の結晶を守りながらジュノーとスターヴの静止を振り切って走り、なんとか人気の無い公園にたどり着いた。

 

空はすっかり暗くなっており、夜の帳が降りている。

 

ファントムのデッキも持ってきている状態だ。

 

「ここなら安全だな。それと、体が無くなったけど大丈夫か?」

 

『そうだね、体は取り返すから、心配しないで』

 

「ファントムならできるかもな。俺も疲れたし、今日はここで休もうか?」

 

『ふふっ、そうだね。ボクも疲れてるし。おやすみ』

 

ファントムは内部の魔力を使い実体化すると、オッドアイズをデッキに戻した後、結晶の姿で眠りについた。

 

その数分後、女の子と見間違えるほど可愛らしい外見をしている黒髪の美青年が公園に現れた。

 

彼は学校帰りのためか、制服を着ていて鞄を身につけていた。

 

すると、青年はふとファントムの魂である結晶を見つけて手に取った。

 

「すごく綺麗だなこれ。何だろう。持って帰って1日頑張った遊奈のプレゼントにしようかな」

 

青年は妹のプレゼントにするために、ファントムの魂の結晶を鞄に入れ、そのまま公園を出た。

 

そして、青年が家に帰った後、疲れて眠ってしまった妹にプレゼントとしてファントムの魂の結晶を渡した。

 

「遊奈、どんなことがあっても挫けずに頑張れよ」

 

青年はそう言うと、夕食を食べに一階へと向かったのだった。

 

その後、ファントムは遊奈と共に悪意を持った者たちや他の決闘者達と戦っていくのだが、それはまた別の話……。

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