共鳴りとは──魂の振動(大嘘)   作:美味しいラムネ

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渋谷事変⑫─閉門─

 

 

 

 

 「九十九由基の弟子か...面倒な...!」

 

 九十九由基の弟子、東堂葵。その術式は知っていた。そして、それが最悪の失敗を招きかねないことも。

 故に、だ。

 

 「対策をしていないわけもないだろう!特級叛霊『悪路王大嶽』!!」

 

 筋骨隆々とした、三つ角の悪意が現れる。

 その手に持った大斧を投擲したかと思うと、すぐさま掌印を組み始める。

 使役する呪霊による、領域の展開。相手が押し合いにすらならず、一瞬で呪霊が破壊される様な相手なら呼び出さなかったが、東堂葵にそこまでの突破力がないことは把握済み。

 

 特級の悪意が襲いかかる!!

 

 瞬間、思いもよらないことが起きる。

 

 「がっ...毒か...!」

 

 裏梅の氷が全て溶けて、水飛沫が空を覆い尽くす。

 領域が展開される0.5秒前。

 この瞬間、一瞬ではあるが全ての術師がフリーとなる。

 

 「Makoooooooraaaaaaaaa‼︎‼︎」

 

 退魔の剣の一撃を喰らい、さらに機関銃の様に飛来する釘と複数の穿血が炸裂。領域の効果が起動するよりも早く悪路王大獄が屠られる。

 

 「いいや、これでいい」

 

 両断された悪路王の肉体が渦を巻く。

 特級叛霊を使ったうずまきの行使。先の真人のうずまきに匹敵する威力が発動されることが予測される一撃が東堂葵目掛けて発動。

 

 拍手が鳴り響く。

 夏油傑が逆にうずまきの前に、東堂葵は離脱する。

 

 「それぐらい想定のうちさ」

 

 前に撃ち放つのではなく、指向性を消し去り全方位へ呪力を放出。

 

 不義遊戯で離脱した東堂葵、何らかの手段で無効化した夏油傑、共に無傷。

 

 「極ノ番『翅王』!!」

 

 両足の裏から血液をジェットの様に吹き出させた脹相が突撃。

 背中から蝶の羽の様に血液が溢れ出す。その先端から放たれた血液は空中で再加速。全身全霊の、4本の穿血の同時行使。

 

 「穿血のトップスピードは初速。初撃を避けてしまえばいい...!?」

 

 拍手がなり、避けたはずの穿血の先へ飛ばされる。

 

 「片手で止めるか...!?」

 

 「やはり失敗作。複数の術式を同時行使したときは「おや?」と思ったが...」

 

 ケタケタと笑う低級呪霊が全て渦を巻き、放射状にうずまきが放たれる。

 間髪入れずに再装填。現れた弾丸は八つ。

 

 「君の血の毒は、親である私には効かないよ」

 

 先ほどまで立っていた大地が、大ミミズに飲まれて消える。

 

 拍手がなる。

 

 二つ首の龍が、その顎門から紅蓮の炎を吐く。

 東堂がその首を引きちぎり、脹相の刈払がもう一方の首を切り飛ばす。

 

 三度呪霊が現れる。

 術師の実力は、どれだけ引き算を極められるかで決まる。祓詞に、舞。掌印に、呪力のタメ。その上でこの偽夏油の実力を考えるのならば──

 

 間違いなく、人間の域を超えている。

 特級呪霊もかくやという破壊の連発。それをほぼノーモーションでやってのける真性の化け物。

 

 脹相と東堂の視線が交錯する。

 

 氷使いをやるのは、体温を操れる脹相がベスト。そして、偽夏油をやるのは、獄門疆を奪える可能性がある東堂がベスト。 

 虎杖悠仁のお兄ちゃん同士の思考がつながり合い、己の都合よりも、「お兄ちゃんとして、虎杖悠仁のために何ができるか」を優先した二人が駆け出す。

 

 同時に術師達も己の役割(ロール)を理解して動き出す。

 パンダが氷の壁ごと氷使いを殴り飛ばし、加茂が、見様見真似の超新星を放つ。

 

 「違う、超新星とは、こうやるのだ!!」

 

 二つの超新星が相乗効果で威力を上げ、氷の雨と拮抗する。

 毒を警戒してか、僅かに消極的になったタイミングで、畳み掛ける様にして銃弾と血液が飛び交う。

 

 

 獄門疆が、どこにあるのか。

 呪力の籠もったものであれば、不義遊戯で入れ替えられる。しかし、肝心の入れ替える対象を認識できなければ、奪えない。

 

 ──自身の呪力で覆い隠しているのか、それとも呪霊に喰わせているのか

 

 東堂葵は思考する。

 どっちもありうる。だが、わざわざ計画の根幹に関わる呪具を、自らの身から離すだろうか?

 

 「呪力の流れを揺さぶり、場所を特定する。いけるか、ブラザー」

 

 氷使いを他の術師に任せ、合流したブラザーに語りかける。

 

 「応」

 

 

 夏油傑の中の化け物は考える。

 一手詰めよう、と。

 己の中の1000万を超える呪霊。その内の解放する予定だった1000万のうちの0.1%。1万の呪霊をここで吐き出す。

 

 ──このままだと、逃げる暇すらないからね

 

 何より、こんな面白い戦いから背を向けるのは、性に合わない。

 

 「さっさととんずらこかなかったのが、お前の敗因だよ!」

 

 「さて、直接叩くとしようか」

 

 呪霊の軍勢が再度更地となった渋谷を包み込む。

 現とは思えない魑魅魍魎の群れ。

 

 「ほう、いいのか?入れ替え先を増やしても?」

 

 「いや、いいさ。君、不義遊戯、使えて後何回だい?魂は後何回耐えられる?」

 

 それに、こんな呪霊だっている。そう言って禿鷹型の呪霊と、全身が蕎麦でできた人型が現れる。

 

 「あらゆる効果を受けない呪霊と、効果の対象にならない呪霊さ」

 

 「まぁ、バレているとは思っていた。だが、その数回で充分」

 

 ──なにせ、ブラザーとその魂の友がいるからな

 

 虎杖悠仁の拳のラッシュが禿鷹を破壊し、伏黒恵の穿血が人型を穿つ。

 

 間違いなく、この場にいる四人は皆、学生の域を超え、今代の術師の中でも上位に位置する実力を有している。

 しかし、夏油はそれら四人を相手に互角以上の格闘戦を繰り広げる。

 

 「東堂!!」

 

 「ブラザー!!」

 

 間欠泉の様に地面から熱湯が吹き出し、内部から悪鬼の群れが現れる。天からは剣山が落下し、燃え盛る黒い縄を持った鬼が暴れ回る。

 空からは巨大な御堂が落下し、内部から巨大なしゃくを持った呪霊が現れる。

 

 「これらは全ての現象を合わせて一つの呪霊さ。地獄という概念を内包した特級仮想怨霊。存在自体が領域の特級呪霊」

 

 「まぁ、物質的要素を内包している呪霊なのは失敗だったな!」

 

 『呪霊』は無理でも、『構築術式などで生み出した物質』は壊せる。

 例えば、あの御堂は、物質的にこの世界に存在している。

 

 「『虚像』

  『収束』

  『湖面の鏡像』」

 

 「それを出すか!一度、生で見てみたいと思っていたんだよ!」

 

 「極ノ番『共振』」

 

 あの御堂が呪霊としての核だったのか。

 堂が破壊されたことで呪霊の姿が希薄となり、消失する。

 

 「もう限界だろ?休んだらどうだい!」

 

 「それはてめえも同じだろ、余裕なくなってきてるぞ!」

 

 極小のうずまき、周囲に無数にいる呪霊全てが致死の弾丸。

 個としての最強が五条悟や両面宿儺だとするならば、軍としての最強がこの男。

 しかもその上、個としても強い!

 

 だが、間違いなく余裕は消えつつある。

 顔から笑みが消え、声のトーンも下がった。一歩も引くな、たたみかけろ。

 ここが正念場だ。

 

 「ぐっ...いいパンチ持ってるじゃない」

 

 五条悟の、蒼を応用したパンチ。それに似た感覚。

 やっぱこいつ、何かもう一つ術式を持っている?もしくは何かの呪霊の術式?

 

 「『満象』+『鵺』+『円鹿』」

 

 体内で式神を掛け合わせて、それを拳に乗せる。

 正の呪力を纏った拳が、夏油傑の拳とぶつかり合う。砕けた側から拳が再生する。

 

 十の低級呪霊を呼び出し、束ねることなく別個のうずまきとして放つ。

 片手で恵の拳を止めつつ、即座に反撃。片方の腕なしでコレかよ。後一歩、後一歩が

 

 「詰められない...!」

 

 悠仁が直線上の呪霊を破壊しつつ恵の腹目掛けて放たれたうずまきを全て受け止め、マネキン風の一級呪霊を逕庭拳で破壊。

 

 東堂と目配せ。私は全力で空へ跳び、全力で五寸釘を投擲。

 そのうちの4本はあっという間に迎撃され、宙へ浮いた私も、羽の生えた獅子の呪霊に撃ち落とされる。

 

 「魔虚羅、ぶち抜け!!!」

 

 釘と入れ替わる様にして、東堂が弾丸となって夏油の懐目掛けて飛び込む。それをサポートする様に魔虚羅が呪霊を破壊する。

 

 「残念だけど、一歩届かなかったね」

 

 夏油の心臓へ手刀を突き立てる寸前に、鎖型の呪霊が現れ東堂の体を絡めとる。

 

 「いいや、届いた」

 

 夏油の顔が驚愕に迫る。

 不味い、そう考えた瞬間にその体は動いていた。

 

 

 

 「特級呪術師──九十九由基」

 

 「女の好みを聞きたいところだけど──一手、詰めさせてもらうよ」

 

 

 九十九由基の呪力の起こり、それを感じ取った夏油は、多少無理してでも片腕を再生。

 それにより呪力の流れがブレた。

 それで十分だった。

 

 次の瞬間、戦場が大きく動く。

 

 「ぐっ...舐めるなよ!『霜凪』!!」

 

 脹相と戦っていた氷使いが術式を全開で発動した。

 この荒野全域を埋め尽くすかの様に冷気が爆発。

 

 それに反応し九十九由基は使用する術式を変更。自身の式神を構える。同時に夏油は呪力量に優れた一級呪霊14体を召喚、うずまきとして撃ち放つ。

 

 ここまで0.1秒。

 

 少年院の特級呪霊と魔虚羅が飛び出し、夏油目掛けて攻撃。

 それを盾型の呪霊が迎撃。次の瞬間にはナハナハと笑う大樹の種子が飛来。その特性を知る夏油は術式による防御を捨て、うずまきで打ち上げた瓦礫を盾に。

 

 ここまで0.2秒。

 

 九十九由基の式神、『凰輪』がうずまきと衝突。その衝撃で夏油が膝をつく。同時に霜凪の冷気が到達。それを打ち破る様にして虎杖悠仁が突撃。逕庭拳が夏油へ命中。その意識が刹那の間、僅かに薄れる。

 

 ここまで0.3秒。

 

 次の瞬間、魔虚羅の対魔の剣を破壊する様に夏油の『黒閃』が決まり──

 

 拍手の音が鳴る。

 

 意識が薄れ、身を覆っていた呪力が薄まった瞬間。

 夏油が無理に腕を治した時に発見していた獄門疆を対象に、不義遊戯が発動。

 

 その手に獄門疆が握られる。

 

 

 

 「開門!」

 

 

 

 

 「馬鹿だなぁ、契約者は私だ!一瞬奪われただけで所有権が移る様な欠陥品を、1000年の計画の主軸に据えるわけがないだろう!」

 

 獄門疆の表面に仕掛けられていた罠が起動する。

 自爆術式を持った呪霊が爆発。東堂の腕を破壊しながら獄門疆が宙に舞う。

 

 そこ目掛けて落武者の様な呪霊が突撃し、それを恵がタックルで止める。大蟹を魔虚羅が素手で粉砕し、空から落下した大臼を悠仁が逕庭拳で破壊。

 

 全員が駆ける。

 あれを、獄門疆を、──我が手に!

 

 「極ノ番──『うずまき』」

 

 自分とほぼ同じタイミングで九十九由基が到達する。

 それを悟った夏油傑は、うずまきを獄門疆へ衝突させ──

 

 呪霊の群れの中へ獄門疆が消える。

 さらに夏油傑は、念の為確保していた姿を変化させる呪霊を呼び出す。一部は自身の呪力特性を変える能力も持っている。

 それら全てを獄門疆の見た目へ変化させ、ばら撒く。

 

 「いよいよなりふり構わなくなりやがったか、この偽夏油...!」

 

 「あぁ、これこそまさに混沌、素晴らしい、素晴らしいよ!」

 

 計画が破綻しそうだというのに、胸の昂りがとめられない。

 

 「うずまきを準一級以上の呪霊に使用した時には、付随効果として術式の抽出が起きる。それこそがうずまきの真価なんだ。まぁ、脳がはち切れるから普通は一つしかストックできないんだけどね」

 

 「ありがとう!真人を成長させてくれて!最後に二人の真人が混ざったからかな?2回分抽出できた。だから、こんなこともできる」

 

 術式対象から、虎杖悠仁と釘崎野薔薇を除外。

 その類稀なる結界術の実力故に可能な、領域内に引き摺り込みながらも対象にしないという荒技。

 

 「擬似領域展開『自閉円頓裹』」

 

 「は?」

 

 だってそれは──真人の領域だろう?

 

 もちろん、普通ならばストックした術式を使用しての領域展開など不可能。術式を使用した直後に脳内から術式が消える以上、領域の展開はできない。

 領域展開とは、己の生得領域を具現化するものだ。では、夏油傑はどうしたか。術式を読み取り、真人の生得領域を逆算。己の生得領域をそれに塗り替え、術式を発動。

 

 しかも、厳密には領域ではないため、術式も焼き切れない。

 

 「ちっ、面倒な──『領域展開』」

 

 他の術師がいる以上、簡易領域で自分だけを守る、その選択ができないことはわかっていた。しかも、内一人は弟子なんだろう?

 

 九十九由基の領域と、夏油傑の領域がぶつかり合う。

 これで九十九由基は封じた。この領域は持って20秒。そこで決着をつける。

 

 「あぁ、本当はこれは使いたくなかったんだけどね」

 

 夏油傑が取り出したのは、両面宿儺の指。

 ありとあらゆる保険を出しつくさねばならないのか。これを為したのが、殆どが学生の集団というのだから恐ろしい。

 

 「特級仮想怨霊『やまたのおろち』」

 

 懐かしいな、と呪いの王が嗤う。

 八首の化け物。その全ての首を切り落とすまで絶命せず、しかも、首を一つ切り落とされる度に首を切り落とした攻撃方法に『適応』。

 その適応を超える規模の攻撃で攻撃──例えば両面宿儺の(フーガ)など──するか、8種類の特級に通用する攻撃方法が必要な化け物中の化け物。

 

 そんな化け物が、両面宿儺の指を喰らいさらに強大な力を獲得する。

 

 「逃さねえよ!『共鳴り』」

 

 切り飛ばした腕越しに呪力を叩き込む。

 夏油傑が吐血。

 

 「それも想定済みだ!『豪炎術式『火球』』」

 

 うずまきで抽出した火の術式を放ち、自身の腕ごと釘崎野薔薇を燃やす。さらに、領域内に上乗せする様に追加の結界が展開。

 それに包まれた虎杖悠仁も、伏黒恵も知っていた。これは帳だ。しかも、自分たちを閉じ込めるためだけの!

 

 唯一フリーだった東堂が、残った片腕で夏油傑を殴ろうとして、夏油傑の内部から現れた呪霊に飲み込まれる。

 全力で五寸釘を投擲。それが銅鏡型の呪霊にあたると反射される。

 

 反射術式持ちの呪霊か、厄介ね!

 

 「はぁ、はぁ...1000万体の呪霊。これが今後の世界だよ」

 

 擬似領域が展開されている間に九十九由基の領域を解析。さらに、領域の外殻のさらに外側を帳で覆い、自身の結界で九十九の領域を飲み込み、解析速度を上げる。

 簡易領域で抵抗しつつなんとか解体。同時に放たれた九十九由基の蹴りを辛くも受け止め、術式を発動する。

 

 「術式の遠隔発動...何をした!」

 

 「虎杖悠仁の様に呪物を取り込ませたもの、吉野順平の様に術式を所持しているが脳の構造が非術師の者の脳を術師の形に整えた。そして今、呪物の封印を解いた。彼らにはこれから、呪力への理解を深めるために殺し合いをしてもらうのさ!」

 

 九十九の拳を受け止めながら夏油が笑う。

 

 「は、デスゲームの主催者気取りか、偽夏油!『簪・平打ち』!」

 

 「うずまき」

 

 迎撃される。元々呪力がすっからかんだったところに、極ノ番を使い、さらに術式の連続行使。限界だった意識がブレる。

 

 いや、未だだ。

 未だ倒れるわけにはいかない。今動けるのは私と九十九さんだけ。

 虫ケラから投げ渡された游雲を受け取る。

 

 「九十九さん、私を投げ飛ばせ!」

 

 「わかった!」

 

 術式が焼き切れた九十九由基より、私が動いた方が未だ可能性がある。

 特級の腕力で、砲弾の如く私が投げ飛ばされる。

 游雲を前に突き出し、残った全呪力を先端に込める。

 

 「うあああああああああああああ!!!」

 

 魂からの絶叫。

 

 「あぁ、まさか、まさかだ!これまで使うことになるとはね!」

 

 凰輪と、退魔の剣を失った魔虚羅が周囲の呪霊を蹴散らしたことで、うずまきも間に合わない。

 

 「がっ」

 

 急に下ベクトルの力がかかり、釘崎野薔薇の体が地面に叩きつけられる。

 九十九由基が叫ぶ。

 

 「お前の術式──重力だな!」

 

 「そういう君は質量だね」

 

 瞬間、首筋に痛みが走る。

 夏油傑が首にぬるりとした感触を感じ、そこを撫でる。

 

 「なるほど、『解』か。呪いの王の技を最後に選ぶとはなんとも...」

 

 夏油傑の体から、呪霊が海の様に吐き出される。

 あぁ、混沌が心地よい。

 

 「残念だが、今回は私の勝ちだよ」

 

 獄門疆を再奪取した夏油傑が笑う。

 裏梅と合流して、呪霊の波に隠れて立ち去る。

 

 平安の世より長い時が経ったが、ここまで楽しい死合いは久方ぶりだった。まさか、学生相手にあそこまで追い詰められるとは。

 あぁ、楽しみだ。死滅回游が。これ以上の混沌が──!

 

 「期待しているよ、君たち」

 

 果たして、次会った時に勝てるだろうか。

 

 「始まるよ、再び」

 

 

 呪術全盛、平安の世が

 

 




 
感想、評価、誤字報告などありがとうございます!励みになります!


呪いの王宿儺に緊張が走る。
八十八橋の指。そして今回のやまたのおろちの指。

(...あれ?これどう足掻いても指2本足りない状態にならないか?)


偽夏油「次戦ったら負けそうだし、対策しないとね」

東堂の腕「今回は無為転変のせいじゃないから普通に治るよ」



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