その血の物語に俺が7人目のスタンド使いとして俺ガイル   作:あいほん

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原作ゲームをプレイして思いつきで書いてみました。
初投稿なので優しくしてください…。


スペシャルズ①

これから伝えるのはただの高二病だった俺が本物を手に入れるまでの『物語』だ。

この奇妙すぎる旅行記を誰かに伝える術なんて持ち合わせていないけど…俺の心に、魂に吹き込んでいこうと思う、カセットテープみたいに。

 

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俺の名前は『比企谷八幡(ひきがや はちまん)』。

年齢17歳、身長は179cm、体重は68kg、見てくれは普通の高校生だろう。

 

「ママー、あの人目が怖いよぉ…」

「しっ!見るんじゃあありませんッ!しっかり前を見て歩かないと転ぶわよ!」

 

まあ、特徴的な目というか…俗に言う『腐った目』が一般的な基準でいう『普通』だったのなら顔は美形なのだが、いかんせん周りにこの目に魅力を感じる人がいないせいでこのザマである。

え?そんなやつ人っ子一人いないって?泣くぞオラ。

 

しかしこんな俺でも人とは違う、いや、特殊(スペシャル)な体質?がある。

 

「マスタぁ〜、アノ親子、少シ痛イ目見タ方ガイインジャアナイ?」

「落ち着けSP5、一般人だ…悪いのはこんな清々しい朝だってのに目を腐らせてる俺だ」

「フぅン?ナライインダケドネ〜」

 

SP5、俺がそう呼んだ女の影は耳元で囁いたと思いきやスッと俺に重なるように消えていった。

お察しの通りこの()()は普通の人間には見えず感知ができないのだ。

 

ええと…一年ちょっと前にこの『能力』が発現したのだ。

夢の中でお節介焼きな人間と話してヤケにいかつい占い師に占われて、目が覚めたと思ったらラジオから語りかけてくる『スティール』と名乗る男によってこの…そう、確か()()()()…そう、スタンドが授けられたのだ。

 

曰く“特別な力が欲しいと渇望している素質と勇気のある若者”を探していたら俺に辿り着いたそうだ。どうやらこのスティール氏、人を見る目が無さそうだ。特別な力を欲した事は無いし素質はあれど勇気なんてものは生憎あるわけないのだ。そもそも勇気ってのは何だろうか?顔を交換すりゃ100倍になるもんなら俺は人間である為無理な話だ。

 

しかし、頭の中で屁理屈を捏ねているがスティール氏のその後の話で俺はこのスタンドを受容しなくてはいけなくなった。

“DIO”邪悪な吸血鬼…急に物語がファンタジー路線に変更された訳じゃあない。スタンドが発現した途端そのDIOの刺客から命を狙われる事になったのだから…歩道のど真ん中で様子のおかしいヤンキーに狙われたり、ロシアのマトリョーシカみたいな敵に襲われたりとマジな展開が俺をこの状況に適合させた。

 

それもよく考えてみれば俺が狙われるって事は我が最愛の妹の小町やお袋も親父も狙われるリスクが現れたという事になる。

それだけは避けなくてはいけない。俺()()が狙われるならまだしも、家族に手を出されちゃあ俺もプッツンしちまう。

だから受容するんだ…この俺の幽波紋(スタンド)を!

            

ースペシャルズー

 

近距離群体型スタンド

 

人型の武装した覆面黒服でSPを彷彿とさせる格好。

全部で6体いて本体である俺の指令に忠実に動くが自我を持ち、それぞれ性格が違う。自立行動も射程距離内なら可能である。

しかしパワーやスピードは特殊に訓練された人間程度なので人間相手ならまず負けないがパワーに重点を置いてるスタンドが相手なら力負けするだろう。

ダメージはそれぞれ相当部位に1/6で伝達される為スタンドが骨折したなら本体の俺へのフィードバックは打撲位と考えたら楽だ。

射程距離は1〜10m

破壊力-C スピード-C 射程距離-C

持続力-A 精密動作性-C 成長性-A

 

ざっとまあこんな感じだ。

 

それから俺に関する情報は…人間関係くらいかな?

家族は娘バカの社畜父親に娘バカで同じく社畜の母親、それから我がプリティーエンジェル小町にペットの猫カマクラだ。

友人関係とかは複雑なんだがまぁ、親しい仲の人はいるには居るのだろう。

 

頭ん中で語りまくってる俺は今何をしてるかと言うと学校をサボって東京にいる。とはいえ郊外の方でありニュースで見るような喧騒は感じられず普通の町って印象だ。

目的はラジオの住人“スティール氏”曰く『時が来た。DIOを討ち滅ぼさんとするスタンド使いに出会うんだ…その男は学校にいる』らしい。

 

という訳で普通に学校に登校することになった。

とはいえスタンド使いがどこにいるか分からない為ここからは手探りで探る事になるがそもそもスタンド使いを探すのにはどうしたらいいのか、と脳裏によぎる。スタンドを出しっぱにして学校に行けばいいのか?

 

 

「それにしても今朝のJOJO〜、格好良かったわね〜」

「怪我をして石段から落ちたと思えばジャッキー・チェンばりのスタントアクションで着地するもんだから見惚れたわ〜!」

「私濡れちゃったかも…♡」

「ブスが濡れてもドブネズミよ!JOJOに目の毒だから引っ込みなさいよ!」

「うるさいわよペチャパイ!」

「ブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブス」

「ペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイ」

「私保健室にお見舞いに行こうかなぁ…」

「「させん!!ダルマ!!」」

 

JOJO…学校でその男の名を知らない人はいない。

校内一の不良生徒。

イケメンで筋肉質で高身長、学帽と鎖をつけた改造制服なもんで廊下を歩いてれば嫌でも目に入る。教師も彼に手を焼いてるが成績はちゃんと良いから強く言えないしあのガタイで強く言えるのは最早蛮勇と言うべきか…。

JOJOというのは彼の本名である空条承太郎の条と承から取っている愛称らしい。

ファンクラブなんてのもできているらしく彼の写真やらなんやらが出回っているのは教室で寝るフリをしてた時に聞こえてしまった。

 

閑話休題、女生徒の話してたスタントアクションという内容が引っかかった。いくらイケメンで高身長で運動神経が良くても石段から落ちても怪我なく着地できるものか?文面から見て怪我をしたのは石段から落ちる直前でその後は無傷のようないい口が気になる。

 

(何故突然怪我をした?なぜ着地が完璧だったのか…確認するべきだな…)

 

怪我をしたなら行く場所は保健室だろう。

下駄箱を抜けて保健室に向かってみる。自分からスタンド使い(疑)に会いに行くのだからそりゃ気が滅入る。

 

「ちゃんとッ!!体温が計れないじゃあないのお〜〜!!」

 

扉に手をかけようとした時に絶叫にも似た声が聞こえた。記憶を辿って声の主を想定するなら保健室にいる先生だろう。普段の穏やかな性格からは想定できない。

 

ドアを少しだけ開けて中の様子を見る。

空条承太郎、彼がいた。向かいにたっているのは白目を向いて口から泡を出しながら万年筆を一心不乱に降っている養護教諭の先生だ。

 

「ん?」

 

口の中をよく見てみると中に影が見える。スタンドか?空条承太郎の?いや、その可能性は無いだろう。女子生徒の話から推察するに空条承太郎のスタンドは近距離パワー型…能力は人を操るようなまどろっこしいモノではないと思う。

 

養護教諭と空条承太郎に気を取られていたがよく見てみれば奥のベッドに目を負傷した生徒が横たわっている。一般人にも手を出すとは…よっぽどの悪党か…。

 

「何だこの腕力女の力じゃあねえ!さっき床から得体の知れぬものが這い上がっていくのが見えた…スタンドか!花京院典明…石段で俺の足を切ったのもヤツの仕業かッ!」

 

「その通り」

 

いつの間にか窓枠に腰掛けていた見知らぬ制服の男、花京院典明が操り人形を持ってそこにいた。もしやあの操り人形がスタンド能力の媒介になっているのか!?

 

「助けないと…」

 

目を負傷した生徒と取り憑かれた先生を安全な場所に置いといて空条承太郎が全力で戦えるようにしなくては…。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

「その女医には私のスタンドが取りついて操っている。私のスタンドを攻撃することはその女医を傷付けることだぞ ジョジョ」

 

「貴様!な…何者だ!」

 

「言ったろう、花京院典明。スタンドの名はハイエロファントグリーン…私は人間だがあの方に忠誠を誓った。だから貴様を殺す!!」

 

「おら〜〜っ!ああ〜〜!」

 

ヤバいぜ…取っ付いてくる教師はいくら俺でも完封しきれねぇ…。口の中のスタンドをなんとか取り出さなくては…!!

 

「失礼しま〜す…先生、気分が悪いんで休ませてはくれませんか?」

 

「「!!」」

 

こんな時に生徒が気やがった!しかもダルそうに顔を手で覆ってるから今この状況を理解していやがらねぇ…。

 

「すまないが今取り込み中なんだ、時間を置いてからまた来てくれないか?」

 

「いや取り込み中とかそんな事言われても…ダルくてしょうがないんスよ。気分が悪くて悪くて…」

 

「!!」

 

フラフラと千鳥足ながらも声を掛けた花京院典明の方に向かう。すれ違いざまに奴が手の隙間からコッチを見てきやがった。ヤロー、計算通りとでも言うのか…?

 

花京院典明も自衛のためにスタンドを引っ込めようものなら俺が向かってくるって分かってて対応してやがるのか…?それじゃあアイツは俺たちと同じスタンド使いなのか…!?

 

「おい、貴様…ベッドはあっちだこっちじゃあない」

 

「ホントすんません…目眩がするもんでベッドはアッチ…なんて言われてもよく歩けないんです」

 

「来るなと言っているのが分からないのか…!そんなに眠りたいなら良いだろう…眠らせてやるッ!」

 

懐からペンを取り出した花京院はそれを仮病の生徒へ振り下ろそうとする。ま、マズイ!前が見えてないもんだからそのままやられちまう!

 

「そこだァ!!!」

 

奴の背後から現れたスタンドは左手で花京院の手を掴み空いたボディに容赦のない右拳をのめり込ませる。

 

ボギャアッ!!

 

「ぐうッ!!」

 

「空条承太郎、今だ取り出せ…!」

 

「ッ!!」

 

指を女医の口の中へ突っ込みソレを引きずり出す。ハイエロファントグリーンと名付けられたスタンドはズルズルと女医の体の中から引きずり出され女医から離れる。すかさず俺は俺のスタンド…スタープラチナで奴の頭を掴む。

 

「なるほど…取り付くことしか芸のなさそうなゲスなスタンドだぜ」

 

「花京院典明、これがアンタのスタンドか…緑色で筋があってまるで…」

 

「「まるで光ったメロンだな」」

 

同じ感想が出てきて奴と目が合う。泥を見た様な目をしているが敵じゃあなさそうだ。

 

「貴様ら…後悔することになるぞッ、ぐうッ!」

 

スタープラチナの指を頭に食い込ませる。倒れた女医と目を刺された生徒を突如現れた男が廊下に連れ出し戻ってくる。逃げる気は無い…か。

 

「強がるな 額に指の跡がくっきり浮き出てるぜ。このまま貴様のスタンドの頭をメロンのように潰せば貴様の頭も潰れるようだな…ちょいと締め付けさせてもらうぜ、貴様をジジイの所へ連れていく。お前にとても会いたいだろうよ、俺もDIOという男に興味あるしな」

 

ボタボタ…

 

「「ッ!!」」

 

スタープラチナが掴んだハイエロファントグリーンの手から緑色の液体がこぼれ落ちる。

 

「空条承太郎、スグにソイツを離せッ!何かしでかすぞ!」

 

「言ったはずだジョジョ、後悔することになる…と」

 

ソイツのスタンドがスタープラチナの手を掴んで軽く捻り体勢が崩れた。

 

「食らえ!我がハイエロファントグリーンの…エメラルドスプラッシュ!!」

 

「ぐっ!」

「重ッ…」

 

放射状に放たれたエメラルドスプラッシュは顔面直撃コースだったそれは体勢が崩れたことでなんとか胴体に食らうだけで済んだ。スタープラチナでガードをしていたが胸を貫かれちまった。

 

「ぐふっ、なんだ…?」

 

「エメラルドスプラッシュ これが私のスタンドの必殺技だ。我がスタンド『法皇の緑』の体液に見えたのは“破壊エネルギーの像”!貴様のスタンドの胸を貫いた…よって貴様自身の内蔵はボロボロよ。そして あの女医も」

 

「な なにィ〜?」

 

「言ったはずだ 私のスタンドに攻撃を仕掛けることはあの女医を傷つけること…私のスタンドは貴様より遠くに行けるが広い所は嫌いでね…必ず何かの中に潜みたがるんだ。引きずり出すと怒ってしまう…だから喉内部辺りを出る時傷つけてやったのだ」

 

「てめぇ…」

 

「お前が悪いのだJOJO お前の責任だ これはJOJO…お前のせいだ お前がやったのだ。最初から大人しく殺されていれば女医は無傷で済んだものを…それから そこのお前、不意打ちを仕掛けてきたな 何者かは知らんがスタンド使いだな?下手に抵抗すればお前もそいつと同じ運命になるぞ」

 

「……いや?倒されるのはお前だ。花京院典明…運命と言ったな?運命と。なら俺から1つの運命を教えてやるよ。長い歴史を振り返って悪党はいくら栄えても陽の光を堂々と仰ぎみることは断じてない。日陰者の宿命を背負ってんだよ。俺やお前、それとなんて言ったっけ?DIO?ソイツとは違いモノホンの陽キャってのは、こんな小悪党には倒されねーって事だ。違うか?空条承太郎…」

 

そういうヤツは不覚にも膝を着いていた俺に手を出してくる。

ヤロー、言ってくれるじゃあねーか…。

クソ、体が重てーのに…どうしても立ち上がりたくなっちまうじゃあねーか。

 

「立ち上がる気か…だが悲しいかな、その行動を例えるならボクサーの前のサンドバッグ…ただ打たれるだけにのみ立ち上がったのだ」

 

「……………この空条承太郎は…いわゆる不良のレッテルを貼られている…喧嘩の相手を必要以上にブチのめしいまだに病院から出てこれねえヤツもいる…威張るだけで能無しなんで気合いを入れてやった教師はもう二度と学校へ来ねえ…料金以下のマズイ飯を食わせるレストランには代金を払わねーなんてのはしょっちゅうよ。だが…こんな俺にも吐き気のする「悪」はわかる!「悪」とはてめー自身のためだけに弱者を利用し踏みつけるやつのことだ!ましてや女をーっ!貴様がやったのはそれだ!あ〜〜んおめーの「スタンド」は被害者自身にも法律にも見えねえしわからねぇ…だから俺が裁く!

 

「それは違うな「悪」?「悪」とは敗者の事…『正義』とは勝者の事…生き残った者のことだ 過程は問題じゃあない。敗けたやつが『悪』なのだトドメだ食らえ!エメラルドスプラッシュ!!」

 

再び放たれたソレを後ろにいたヤツのスタンド()が防ぐ。俺を取り囲むように守ったSPみてーなスタンドは元の主人の後ろに揃う。

 

 

「何…敗者が「悪」だって?」

 

SP1「アル意味心理カモシレンナ…コレカラソレガ証明サレルンダカラナ」

 

「それじゃあーやっぱりィ!!てめーーのことじゃあねーかァーーーーッ!!裁くのはッ!!俺のッ!」

 

「俺達のッ!!」

 

「「『スタンド』だ!!」




八幡のラッシュって何にしよう…!
『ハチハチ…ハチィ!!』

うーん…何かいい案があったらドシドシ下さい!(他力本願)

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