無気力ギャル神様の体を貰って楽しく暮らそうって話 作:匿名のTS好き
例の魔法少女から浴びせられる必殺技の数々は意外に研ぎ澄まされていて、この身体にこそ傷を付けるには及ばないものの、その幼い印象を与える態度とは裏腹に、単純な実力で言えばかなりの強者であると俺はにわかに感じていた。
先程のレーザーは随分へなちょこに思われたが、牽制に過ぎなかったのだろうか。
そう思いながら攻撃を捌く。
「ちょっ、直撃コースの
「バケモン……バケモンかもしれないなあ……」
触れたものを存在の根底から消滅させてしまうらしい収束型の波動光撃をものともせずに殴って相殺しつつ、「バケモン」というツッコミにふと足を止める。
その次はアンドロメダ銀河を三つは真空に変えてしまうほどの衝撃と熱を伴う爆発を対象の内部に発生させるという「
さらに脳内に直接情報を書き込み、遥かなる過去から現在に至るまでの全ての世界に存在する“痛み”の総合を浴びせる「
正直メチャクチャ面白かった。
どうせこの肉体は死なないし、彼女の扱う様々な魔法を体験するのは最近起きた出来事で一番楽しかったかもしれない。
そう思いつつ魔法少女の魔法を一通り体験した。
それから数分後。ようやっと観念した彼女から詳しく話を聞くことが出来た。
曰く「怪異」という人類に敵対的な超自然的な生物の侵略を防ぐために、彼女のような魔法少女だったり、数十メートルの巨大ロボットを駆る少年だったり、様々な能力を持つ人材が所属する組織があるらしい。
俺は彼女を学校の生徒かと思っていたがそれは勘違いで、この学校から感じられた大きな「気配」……つまり俺を探り、場合によっては
「なぁるほどねぇ、じゃあ私はキミ達に『わるいやつ』と思われて襲われたってことかな」
「まあ、そういうことね。……しかし、本当に神様なんて居たのねえ。しかも人間の女の子に化けて学校に通っているだなんて……なんか、ごめんなさい」
「いいよ、私みたいなのと出会ったことはそうないだろうし、危険な存在かもと早とちりすることはままあるから……」
この身体から漏れ出る神通力の量を考えればそういう勘違いも仕方ないのかもしれない。
とりあえず誤解は解いたのでもう襲われることは無いだろうが……。
「……ところでさ、電話番号交換しない?」
「へっ? え、まあいいけど……」
正直ただの気まぐれに過ぎなかった。
もちろん彼女が困っていたら手を貸してやろうというちょっとした善意のようなものはあったが、元来面倒臭がりな性分の俺には面倒事に巻き込まれるのは嫌という考えもあった。
それでも彼女と関わる道を選んだのは─────
ぼいんっ ぷるんっ ぼよよ~ん
─────彼女のおっぱいが、すげえデカかったからに尽きるだろう。
そんなこんなで魔法少女───