それをやったレオ二の話。
セカイでかくれんぼ大会!
教室のセカイ。ここは学校のようになっている。使ってないが職員室や給食室、プールもある。
「ねーねーみんな!学校でかくれんぼしたくなーい!?」
「咲希、テンション高いね・・・」
「だって、私のやりたいことリストの一つだもん!それでさ、アタシたちのセカイって学校でしょ!だから、みんなでかくれんぼ大会しようよ!」
「私はいいけど・・・人数が4人じゃ少なくない?」
「だからこそだよ!ミクちゃんたちがいるじゃん!」
「あー、そういうことか。たまにはいいんじゃない」
「志歩ちゃん飲み込み早いね・・・私も賛成だよ」
「オッケー!早速みんなを呼んでくるね!」
■■■■
教室には、バーチャルシンガー含め10人がそろっていた。
「それじゃあ、さっそく始めちゃおう!」
「咲希ちゃん、説明してないよ~」
「あっごめん!えっと、隠れ鬼みたいな感じで、タッチしたら捕まったって感じで鬼はいっちゃん、ほなちゃん、しほちゃん、そしてアタシ!捕まった人はここの教室で待っててね!」
「分かった!よし、最後まで逃げ切っちゃおう!」
「絶対見つからないぞー!」
「よし、1分数えるから、みんな隠れてね!よーい、スタート!」
咲希の合図でかくれんぼは始まった。
■■■■
「・・・60!よし!みんな探しに行こう!」
「ちょっと待って、6人いるんだし、手分けしよう。私は一階を探すね」
「おー、志歩。やる気だね」
「やるからには手は抜かない。遊びだって、本気でやるから」
「志保ちゃん、かっこいいね。じゃあ、私は二階を担当するね」
「じゃあアタシは三階!」
「私は四階と屋上だね。よし探しに行こう!」
「えいえいおー!」
■■■■
一階。職員室や保健室がある、隠れやすいフロア。
「こうみると、セカイって広いんだな・・・」
(大体はロッカーの中、保健室のベットの下、机の下あたりかな。)
思い当たるところを探しても、誰も見つからない。
「うーん。後は放送室か」
放送室の扉を開けた瞬間、ルカが飛び出してきた。
「えっ!?ルカさん!?」
「うふふ、何も隠れることだけが かくれんぼじゃないもの♪」
「えっ...かくれんぼって隠れるゲームじゃ・・・って追いかけないと!」
志歩はルカを追いかけていった。
■■■■
二階。特別教室が多いフロア。
ここは穂波の担当だ。
「どこから探そうかな...」
とりあえず、一番前の理科室に入った。
(なんか、がたがた聞こえる・・・小さな声も・・・もしかして、お化け!?)
穂波は恐る恐る机の下をのぞいた。
「レン、静かにして!見つかっちゃうかもでしょ!」
「だって狭いし!なんで同じとこに入ったんだよ!」
「ふふ、二人ともみーつけた」
「「あっ・・・」」
穂波はしっかりとリンとレンをタッチした。
「二人とも聞こえてたよ~」
「ほ、ほんと!?最後まで逃げ切りたかったのに・・・」
「見つかっちゃった・・・」
「とりあえず、上で待っててね」
「まーいーや!行くよ!レン!」
「あっ待てって!」
リンとレンは理科室を出て行った。穂波も続いて出た。
「二人一気に捕まえちゃった・・・私鬼下手だからな・・・よし。まだいると思うし、ほかにも・・・」
ふと振り向くと、ルカが階段をのぼり、向こう側に走り去った。
「えっ?ルカさん!?それに志歩ちゃん!?」
「あっ穂波!ちょっと手伝って!ルカさんすごい足早い!」
「う、うん!」
志歩と穂波はルカを捕まえるため、追いかけていった。
■■■■
三階。レオ二たちが使っているフロア。器具がたくさん置いてある。
「ここら辺つまずきやすいんだよね~」
基本教室しかないが、机が後ろに下げられてるため、隠れやすい。咲希は一つの教室に入った。
「だれかいませんかー!何もしないので、出てきてくださーい!」
出るわけがない。
すると教室の奥の掃除用具入れが少し動いた。
「もしかして...」
ガチャ
ドアを開けると、そこにはメイコがいた。
「いたいた!メイコさんみーっけ!」
「なんでわかったの!?びっくりした・・・」
「ドアが動いたんですよ!もしかしてさっきのアタシの声に反応しました~?」
「うっ・・」
図星である。いやなんでさっきので釣れるんだよ。
「もうちょっと隠れてたかったわね...まあいいわ。頑張ってね」
「はい!」
メイコは外に出た。
「よーし、もうちょっと探索しよう!机の下とかに・・・」
「まってールカさーん!」
「えっ?ほなちゃん?」
外に出ると、ルカを追いかけている志保と穂波がいた。
「ほ、ほなちゃん!?」
「あっ咲希ちゃん、ちょっとルカさん捕まえるの、手伝って!」
「分かったよ!」
咲希もルカを追いかけ始めた。
■■■■
四階。屋上につながっている。・・・以上
「うーん、やっぱ屋上に逃げやすいし、いるのかな?」
一応探してはみたが、いない。
「いないな・・・とりあえず屋上に・・・」
「いっちゃん後ろ!」
「えっ?」
振り向くとこっちに向かってくるルカがいた。
一歌は反射でタッチした。
「あら、捕まっちゃったわね」
「や、やっと終わった・・・」
「疲れた・・・」
「咲希、穂波・・・お疲れ・・・」
咲希、穂波、志歩は息が上がっていたが、ルカはそんな様子はなかった。
「ルカ、ここまで走ってきたの?」
「ええ、一階から走ってきたわ。楽しかったわね~」
「かくれんぼじゃなくなってる・・・」
「とりあえず、みんな誰捕まえた?アタシはメイコさん!」
「私はリンちゃんとレンくん」
「私はまだかな」
「なるほど・・・つまりあとはミクちゃんとカイトさんだけだね!」
「とりあえず、まだみてない屋上に行こう」
「さんせー!いこいこ!」
■■■■
屋上。書くことがない。
「いますかー!?」
「いや呼びかけても出ないでしょ・・・」
「さっきメイコさんが出てきてくれたから・・・」
「えっ」
「でも、いなさそうだね。」
「うん、一回もどろっか・・・」
志歩が振り向くと、そこにはミクがいた。
「ミク!?とりあえずタッチ・・・」
「あっ!捕まっちゃったー!せっかく逃げるチャンスだと思ったのにー!」
「えっミクいたの!?」
「うん、ベンチの後ろに隠れてて、一歌たちがきて、やばいって思ったから、こっそり逃げようとしたんだ」
「なるほど・・・とりあえず、あとはカイトだけだね。」
「よーし!ここまで来たんだし、絶対見つけるぞー!」
■■■■
ミクを見つけて十分後。一向に見つからない。
「カイトさん、どこ!?」
「いないね・・・主なところは探したんだけど・・・」
「うん、プールに校庭。後は一からくまなくさがしたんだけど、いなかったね。」
「カイト、こういうのうまいのかな・・・」
「もうギブアップ!わかんない!」
「そうだね・・・でも、どうやって伝えるの?」
「確か一階に放送室があったはず。そこで放送をかけよう。」
「しほちゃんナイス!じゃあレッツゴー!」
■■■■
放送室。
「えっと、ここをこうして・・・」
カチャッ
「あっできた!カイトさーん!ギブアップでーす!出てきてくださーい!」
「これでオッケーだね。外に出て、探しに行こう。」
「うん!」
一方、放送室隅っこの段ボール。実はこの中にカイトがいたのだ。
(どうしよう、完全に出るタイミング見失った・・・今出たほうがいいのかな・・・でも、放送室にいたってわかったら、なんか勝敗がわかんなくなる...そうだ、一歌たちが出た後に俺がでたら、何とかなりそう・・・そうするか・・・)
「そろそろ出てきたかな?じゃあでよ・・・」
ガタン!
「えっ!?」
ふいに段ボールが倒れた。その中からカイトが出てきた。
「あっ・・・」
「カイトさん!?」
「ここにいたんですか!?」
「あっうん・・・」
「気づかなかった!カイトさん、すごいです!」
「えっあっ・・・」
「咲希、カイト困惑してるよ。とりあえず、セカイかくれんぼはカイトの勝ちだね。」
「おめでとうございます!」
「あ、ありがと・・・」
「カイトさん勝ったんだし、記念にアイス買ってきますよ!カイトさん、何味がいいですか?」
「じゃあ、バニラで・・・」
「分かりました!とりあえずみんなのところに戻りましょう!」
「うん・・・」
その後、カイトはアイスを買ってもらえた。
本人曰く、おいしかったらしい。
私もやりたい。今だけでいいからレオ二に行かせてくれー!