ちなみに主がガチャをしたところ、穂波ちゃんとカイトが当たりました!
教室のセカイ。ミク達は休憩しているようだ。
「はー、疲れたー!」
「お疲れミク。まあ、4曲連続でやったらそりゃあね・・・」
「私は楽しかったわよ?」
「ルカは体力ありすぎだよ・・・」
「俺も疲れたー」
「あたしもー!」
「リンとレンもお疲れ・・・ってそれどこから持ってきたの?」
リンの頭にはいつの間にか犬耳カチューシャがついていた。
「これ?体育館の倉庫の中にあったんだ!かわいいから持ってきた!みんなのもあるよ!」
リンはロッカーを指さした。そこには5個の犬耳カチューシャがあった。
「しかも色もあってるんだよ!」
「ほんとね・・・こんなのがセカイにあったなんて」
「せっかくだし今度は全員これつけてやってみない!?」
「確かに!私はいいと思うよ!」
「え、俺もつけなきゃダメなのか?」
「当たり前でしょ!ほら、カイト兄も!」
「え・・・」
全員が犬耳をつけた瞬間、あたりが光に包まれた。
だがそれは一瞬で終わった。そして光が明けた時、全員が違和感に気づいた。
そう、目線がやけに低すぎるのだ!
「・・・ワン?(・・・あれ?なんか機材とか大きくなってない?)」
「ワンワンッ!(違うよ、あたしたちが小さくなってるんだよ!)」
「ワンッ!(ってかなんで俺たち犬になってんの!?)」
「ワンワン(多分さっきの犬耳が原因かしらね・・・)」
「ワンッ!(でもこれはこれで楽しいじゃん!)」
「ワン・・・(これ、俺たち戻れるのかな・・・)」
「・・・ワンッ!(・・・多分大丈夫でしょ!)」
「キュウン・・・(ええ・・・)」
「ワンワン(そういえばみんな見た感じで何となく誰が誰かわかるね。私はなんか耳の下から緑とピンクの毛が出てるし)」
「ワンッ(本当だ・・・なんかおしゃれだね!)」
「ワン・・・(この状況でおしゃれとか気にしてられるかよ・・・)」
「ワンワンッ!(もー!レンは考えが固いなー!)」
なかなかにカオスだが、ミク達は犬になってしまったらしい。
「ワンワン(とりあえず状況をまとめると・・・全員カチューシャつけた瞬間に犬になったってことね)」
「ワン~!(さすがルカ!頭の回転早いね!)」
「ワンッ(とりあえず外に出ないか?今日一歌たち来るだろ)」
「ワン(確かにね、一歌たちが助けてくれるかも!)」
「ワンワン(でも、あたしたちこのサイズだからドア開けられないよ?)」
「ワンッ・・・(ほんとだ・・・)」
「・・・ワン(・・・下の換気用のドアから出られると思う)」
「ワンッ!!(ほんとだ!カイト兄天才じゃん!)」
「ワンッ(よかった、出られないってことはなさそうね)」
ミク達は器用に前足を使って換気用ドアを開けた。
ガラガラッ
「ワン~!(開いた~!)」
「ワン!(これで一歌たちに助けを求められるね!)」
「ワンワン!(あっさっそく来たよ!)」
そういうと同時に一歌たちがセカイに入ってきた。
「セカイに到着ー!ってあれ!?犬がいる!?」
「咲希、何言って・・・ってほんとだ」
「セカイにも犬っていたんだね」
「もしかして、ミクちゃんたちが飼ってるのかな?なんか似てるし」
「ワン~!(違うよ!ミクなんだよ!)」
「いや、流石に似すぎでしょ・・・」
「ワンッ!(でもでも、しほっちが気づいてくれたよ!)」
「まあ、セカイって何が起こるかわからないし、飼い主にすごい似ることもあるのかもね」
「「ワン~!((違うってー!))」」
「ワンッ!(私たち犬になっちゃったの!)」
「この犬、メイコさんみたいにすごい元気だな・・・やっぱり飼い主と性格も似るのかな?」
「キュウン・・・(駄目だ気づかない・・・)」
「あれ、元気なくなっちゃった・・・」
「もしかして、抱っこしてほしいんじゃないのかな。しばおもそうアピールしてるし」
「確かに!じゃあアタシルカさんのわんちゃん抱っこする!」
「じゃあ私はミクにしようかな。」
「じゃあ私はリンちゃんとレンくん」
「私はメイコさんとカイトさんだね」
ってことでミク達は一歌たちに抱きかかえられた。
「ミクじゃないのは分かってるんだけど、ミクを持ってるみたいでなんかいいな・・・」
「確かに!普段ルカさんを持つ機会なんてないし、いいかも!」
「それにほんと性格が似てるね。リンちゃんはすごい元気で、レンくんはおとなしめだし」
「そうだね・・・」
「あ、しほちゃんほっぺた赤くなってるー!」
「あ、赤くなってないし!」
「ワン(確かに、私たちが抱きかかえられる機会ってあまりないかも?(167㎝))」
「ワン・・・(まあ、大きさがあれだしね・・・(175㎝))」
■■■■
一歌たちは教室に入った。だがミク達はいない。
まあ、自分たちが抱えてる犬こそがミク達だから。
「あれ・・・ミク達どこいったんだろう」
「ほんとだ。音もしないし、セッションもしてなさそうだね」
「もしかして、あたしたちを驚かそうとしてる!?」
「ワンワン~!(違うってば~!)」
「ワン(まあ、このことを知ったら驚くと思うわ)」
「ワン・・・(それはまた意味が違う気もするが・・・)」
「ワン~!(もう!こうなったら力技だけどー!)」
リンは穂波の腕からするりと抜け、一歌たちの前にいった。
「ほ、ほんとに元気だね・・・」
「ワンワン!ワーン!(あたしたちが!ミクぴょんたちなの!)」
「え、えっと、なにか伝えようとしてる・・・?」
「もしかして、おなかすいたのかな」
「ワーン!(ちがーう!)」
「ワン・・・(キーボード引いてるふりとかしたら、どうかな・・・)」
「ワン!(なるほど!ちょっとやってみる!)」
リンは後ろ足で壁によりかかりながらうまいこと立ち上がり、キーボードを弾く真似をした。
「えっ、え?キーボード引いてる・・・?」
「本物のリンちゃんみたい・・・」
「・・・ねえ、もしかして本当に本物なんじゃない?」
「ワンー!(ほなっちナイスー!)」
「そうなの?普通におかしいと思うけど・・・」
「でも、確かにそうかも!」
「・・・つまり今私はミクを抱いてるってこと!?」
「確かに!これすっごいレアじゃん!」
「ワンワン!(そうだよ一歌!一歌の腕の中割と居心地いいよ!)」
「なんか褒められた気がする・・・」
「ワン!(あってるよ!)」
「・・・ずっとこのままでいてほしい・・・かわいい・・・」
「ワン・・・(さすがに無理だよ・・・)」
「でも、なんでこうなっちゃったんだろうね。いくらセカイでもおかしい気がする・・・」
「ワンワン!(リンが持ってきたカチューシャつけたらこうなったの!)」
「分からない・・・」
その時ミク達が光りだした。
収まったときには犬から戻っていたが・・・
「わっ!?急に戻った・・・って耳と尻尾はそのまんま!?」
「ほんとだ!それにしっぽも動く!」
「これは・・・戻ったってことでいいのか?」
「いや、尻尾と耳戻ってないから、違うと思う」
「アタシもつけたいー!」
「無理でしょ」
「でも、あのカチューシャがあればできるんじゃないかしら?」
「いや、6個しかなかったし、そのカチューシャもう消えちゃった・・・」
「そうなの・・・」
「ねえ、このままセッションしちゃわない?最初そのつもりだったし」
「確かに!じゃあキーボード用意してくるねー!」
「ええ・・・」
「カイト、俺も恥ずかしいけどやるしかないっぽいぞ」
「うう・・・この前のトラウマが・・・」
「ああ、あのときか・・・」
「レン、カイト、何してるの?始めるよー!」
その後何事もなく(?)セッションは終わった。
次の日には耳と尻尾は消えていたらしい。
えっかわいい。もふりたい。
これ合法でカイト吸いができる・・・?(変態は黙れ)