(竜馬)「チェーンジ、ゲッター1!」
(隼人)「む……ミケーネ帝国だけじゃないな。あれは異星人か?」
(夕立)「ぽい! 確かに見たこと無いっぽい!」
(吹雪)「待って夕立ちゃん。確か資料で見たような……恐らくだけど、あの大きいのはキャンベル星人の兵器」
(睦月)「キャンベル星人ってコン・バトラーが戦ってる……」
(武蔵)「つまり宇宙人とミケーネが組んだってわけか」
(ダンゲル)「ふん。あれがゲッターロボか。あんな小さいロボットに苦戦しているとはな。しかも艦娘に至っては少女同然。我らキャンベル星人の敵ではないな!」
(暗黒大将軍)「何も知らんくせにいい気になりおって」
(ダンゲル)「所詮は貴様らも地球の生き物だな! どぅれ、わしが一捻りしてくれるわ」
(夕立)「あ、あの大きいの、こっちに突っ込んでくるっぽい!」
(竜馬)「かなりデカいぞ! 相手は深海棲艦じゃない、ここはゲッターに任せろ!」
(隼人)「吹雪たちは周りの雑魚共を頼む」
(吹雪)「分かりました!」
(睦月)「いざ参りますよー!」
(暗黒大将軍)「この猪武者め。勝手な事ばかりしおって……」
(地獄大元帥)「まあいいだろう。ここはあの将軍につゆ払いをやってもらおうではないか」
(ダンゲル)「がっはっは! 非力な地球人よ! このダンゲル将軍の力を見るがよい!」
戦闘が始まり、こちらに突っ込んできたダンゲル将軍のマグマ獣・グレートⅠとゲッターロボが戦い始めた。
それと同時に進行してきたミケーネの戦闘獣には吹雪たちが対応していく。
人間の少女と変わらない体格の吹雪たちに対し、相手はその数倍はあるのである。
見ている側としては不安しかないが、吹雪たちは逆にその体格差を利用し、器用に攻撃を避けながら相手を迎撃していた。
一方、ダンゲル将軍とゲッターロボは一進一退の攻防を繰り広げていた。
がむしゃらに攻撃してくる相手に対し、竜馬たちはゲッターロボの特性である変形を駆使して、上手く戦いを有利に進めていた。
やがてダンゲル将軍にも焦りが見え始め、動きもどんどん大降りになっていく。
(ダンゲル)「ぐうう……ちょこざいな!」
(隼人)「なっちゃいねぇな」
(竜馬)「よーし、今だ! ゲッタァァァァ! ビィィィィムッ!!」
(ダンゲル)「ぐぉおおおっ! おのれぇ!」
そしてついにゲッター1の最大の武器がクリティカルヒットした。
ダンゲル将軍の乗るマグマ獣は大きく体勢を崩し、黒煙を上げ始めていた。
(睦月)「やったぁ! 流石ゲッターチーム」
(夕立)「こっちも終わりそうっぽい!」
吹雪たちも第一陣の敵を倒し、このまま相手を叩き潰すかという時だった。
(地獄大元帥)「よし、今だ!」
何とここに来てミケーネの伏兵が現れたのである。
(ダンゲル)「な、何ぃ!? 貴様ら、わしを囮に使いよったのか!?」
(地獄大元帥)「まさか。こんなこともあろうかと、兵を伏せておいたのよ。さ、将軍。後は我々に任せて、撤退なされるがよい」
(暗黒大将軍)「ここでゲッターロボもろとも早乙女研究所を潰す!」
(隼人)「ちっ……厄介な事になったぜ」
(武蔵)「くそう、汚ねえ手を使いやがる」
(竜馬)「まずは一旦、体勢を立て直すぞ! 吹雪、睦月、夕立!」
(吹雪)「わかりました、そちらに近づきま――」
そんな吹雪の声をかき消すように、ダンゲル将軍の怒声が響いた。
(ダンゲル)「このままではすまさん! この痛み、倍にして返してくれる!」
そのまま彼はマグマ獣もろとも、早乙女研究所へ突っ込んできたのである。
(竜馬)「こいつ、俺達を無視して研究所に!」
(武蔵)「死なばもろともってわけか!」
(隼人)「ぐ、間に合うか……」
(吹雪)「私が守ります!」
最も研究所の近くにいた吹雪が動いた。
そのまま彼女はダンゲル将軍と早乙女研究所の間に割って入り、主砲を相手に向けて連発するのである。
(吹雪)「止まってー!」
(レイト)「や、やめろ吹雪!」
吹雪は懸命に主砲を放つが、やはりサイズの差が大きいのか決定打にはならないのだ。
そのままダンゲル将軍のマグマ獣が吹雪に迫っていく。
あんな大きなモノが吹雪に激突したら……最悪の想像が俺の脳裏を過った。
しかし吹雪は諦めることなく、何度も敵に攻撃を繰り返している。
夕立、睦月、ゲッターも助けに向かうが間に合わない――
(レイト)「ふ、吹雪っ! 逃げろ!」
(ダンゲル)「ええい、邪魔な小娘め! このまま踏みつぶしてくれる!」
(吹雪)「早乙女研究所を……司令官になるかもしれない人がいる場所をやらせません!」
吹雪はそのままありったけの攻撃を叩きこんだが――
(吹雪)「きゃあああああああああっ!!」
それでも敵の進撃は止まらず、吹雪の目の前まで突っ込んできた。
なんとか間一髪躱した吹雪であったが、その風圧と衝撃で大きく吹っ飛ばされてしまう。
何とか着地するも目の前には再びマグマ獣が――
不味い。このままじゃ吹雪が……その時であった。
(???)「うおおおおおっ!! グレートブースター!」
突然、別の方向から黒いロボットが現れ、マグマ獣の脇腹へと激突した。
その衝撃で敵の軌道は逸れ、吹雪も間一髪でマグマ獣との衝突は避けられる。
謎のロボットとマグマ獣はそのまま地面に墜落し、轟音と共に大地を揺らすのだ。
(レイト)「な、なんだアレは!?」
(早乙女)「マジンガーチーム! 来てくれたか!」
博士の言う通り、9時の方向には数体のロボットがこちらに向かってきていた。
その内の一機は、ロボットに疎い俺でも知っているモノだった。
(レイト)「あれは……マジンガーZ……」
俺のいた世界では超有名なロボットだ。
俺も名前とデザインくらいは知っている……ん、そういえば吹雪を守って敵に突っ込んだロボットもマジンガーに似ていたような……
(吹雪)「あ、ああ……鉄也さん……」
(鉄也)「……無事か、吹雪。全く無茶をする」
(夕立)「グレートマジンガー! 来てくれたっぽい!」
(睦月)「吹雪ちゃん、大丈夫!?」
(吹雪)「わ、私は大丈夫……でも、鉄也さんが……」
(鉄也)「これ位、大したことは無い。それよりもまだ戦えるか?」
(吹雪)「はい! まだいけます!」
(竜馬)「鉄也くんに甲児くん達も来てくれたか……」
(ボス)「ジャンジャジャ~ン! マジンガーチーム登場だわさ!」
(甲児)「皆、大丈夫か!」
(隼人)「ああ。何とか首の皮、一枚で繋がったぜ」
(睦月)「マジンガーチームの皆さん! 突然だけど一緒に戦って下さい!」
(甲児)「ああ、勿論だ。皆、いくぞ!」
(さやか)「吹雪ちゃんは一旦下がって!」
(吹雪)「い、いえ、まだ戦えます!」
(ジュン)「既に貴方は大破しているわ。これ以上は危険よ。下がりなさい」
(レイト)「吹雪! 早く下がれ!」
(吹雪)「……りょ、了解しました」
こうして吹雪は戦線を離脱して早乙女研究所に戻っていく。
俺はすぐさま彼女の元へと走っていく。
一方、戦線はマジンガーチームの参戦によって、一気にこちらが有利になったようだった……
初期艦は誰にしますか
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吹雪
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叢雲
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漣
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電
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五月雨