待て、それ以上近付くな! 俺の性癖が歪む! 作:POTROT
そのせいでワカモ一強体制が出来てしまった……まぁ望むところではあるのだが……。(圧倒的確信犯)
しかしウチのクソガキには相変わらず生徒達とわちゃわちゃしてもらうし、性癖も歪まされかけてもらう事になる……となるとあの話が、本当に、本っっっっっ当に、心の底の底から不本意ではあるが、ノイズになってしまいかねん……
と言うわけであの話を『ワカモ大勝利編』と言う事で章分けするか、それともあのままにするか最後にアンケート取るのでよろしく。
ちなみに『ワカモ大勝利編』が作られればワカモとクソガキの絡みを度々投稿するつもりであるので、そこんとこもよろしく。(作られなくてもメインストーリーに関わる部分は投稿するぞ!)
さて、俺はシャーレの先生として日々書類仕事に励んでいるわけであるが、何も俺の仕事は書類仕事だけと言うわけではない。
なんか色々と業務範囲が拡大しまくっているが、元来シャーレは連邦
怪しいところへ捜査に赴くのも、大事な業務の一つだ。
「……そうは分かっているんだがなぁ……」
はぁ、とショッピングモールの休憩ゾーンに据えられたベンチに座ってため息を一つ。
捜査も立派な業務とは言え、俺の処理すべき書類はこの間にも増えている。
書類仕事が増えないのは書類仕事をしている時だけなのだ。
出来る事ならさっさとシャーレに帰還して書類を処理したい。
だが、やはり捜査も立派な業務なのである。
普段ならば近場に住んでいる生徒に捜査を依頼したり、常駐組や学校の自治組織に一任する事も出来るのだが、今回は場所がD.U.である上に、すぐ動く必要があったため俺が直接行くのが最適と判断出来てしまった。
何でも、生産禁止されているはずの危険な兵器の取引があるとか何とか。
正直何でそんなどこでも出来そうな事をよりにもよってD.U.内でやるのかと言う事は甚だ疑問であるのだが、それを生徒に使われる可能性があると考えれば潰すしかあるまい。
そんなわけでさっさと取引現場を押さえて、下手人を現行犯でとっ捕まえてやりたいところなのだが……
「……はぁ……」
このショッピングモール、死ぬほど広くてどこ行けば良いかわからん。
どのくらい広いかと言うとイ◯ン幕張店くらい広い。
その中をシャーレに流れてきた情報では取引される兵器の詳細こそあったが、細かい取引場所とか全く書かれて無かったから実質ノーヒントで探す必要がある。
しかも取引されるのは何やら銃弾的なものらしいので、どこでも行われる可能性が考えられてしまい、捜査する場所を絞り込めない。
一応、搬入口含めた全ての出入り口をヴァルキューレの子達に張らせて、監視カメラの類はモエにチェックさせているが、段ボールか何かにでも詰められていればパッと見では普通に買われた商品と見分けが付かない。
検問を置いたとしても、そうなれば下手人達はモール内に隠して後日運び出すだけだろう。
なので、こうして直接かつ手当たり次第に捜査するしか無いわけである。
……まぁ、まずはガンショップあたり行ってみるか。
木の葉を隠すなら森の中と言うしな。
そうと決まればすぐに行動だ。いつ取引が行われるかもわからん。
「さて、と」
ベンチを立ち上がり、すぐ近くのカードショップへ。
いやガンショップ行かないんかいと思っただろうが、これは違う。
今日は当番の生徒が捜査について来ているのだが、俺が色々と手回しをしている間暇だろうと言う事で、カードショップで遊ばせているのだ。
「あ、先生!」
俺がカードショップへ足を踏み入れた瞬間、一人の生徒がトテトテとこちらへ走って来る。
その小柄な生徒は百鬼夜行の和服のようでいてそうでは無い、なんとも独特な制服を身に纏っており、にこやかに破顔しながらこちらへと走って来る姿はまるで子供のよう。
しかし。
「あぁ、ちょっとそこでストップな」
「……? 止まればいいの?」
それは、正しく『異様』であった。
それは、その小柄な体に、明らかに合っていなかった。
袖の無い服から伸びた細腕に、帯で締められた折れそうなまでに細い腰に、明らかに釣り合っていなかった。
アンバランス過ぎるのだ。
ロリ巨乳などと言う、何とも業の深い言葉があるが、彼女はそれの体現と言える。
それがそれはもう凄い揺れている。
胸の付け根が見えるような形状になっているのもヤバい。性癖が歪む。
「あー……まぁ、今は修行の最中でな。とりあえず俺の近くにはあんまり寄らないで貰えると助かる」
「ああ、成程、そう言う事? わかった、じゃあ今日はちょっと離れるね!」
そう言って素直に少し後ろに下がってくれるのは、本日の当番にして百鬼夜行連合学園修行部所属の勇美カエデ。
立派なレディーを目指して日々修行を重ねるも、まだ子供っぽいところが災いして失敗を起こしてしまうことが多い彼女であるが、根はフィーネと同じく人に優しく出来る良い子である。
その持ち前の善性故か、ムシクィーン師匠と子供達からは呼ばれ、懐かれていて、近所のおばさん達からは変わってるけど良い子と認識されており、その他の大人達からも立派な子だと知られている。
ちなみに胸の方についてだが、あれで本人的には自覚がないらしい。
いやはや恐ろしい。これが将来どうなるかを考えるともっと恐ろしい。
早急に自覚を覚えてもらいたいが、そうするとミモリやツバキがどう反応するのか怖いのでしない。
「で、先生! これ見て!」
カエデは少し離れた位置から精一杯腕を伸ばし、一枚のカードを俺に見せつけて来る。
トレーディングカードゲーム『ムシクイーン』のカードである。
一体なんだとそのカードを覗き込んでみれば……
『効果:ゲームに負ける時、このカードを場から捨てる事で、そのターンに負ける事はない』
「いやぶっ壊れやんけ」
何だこのカード。明らかに無茶苦茶だぞ。
負けを回避するのは良いとして、デメリットはどこだ。
『不敗のダイハード・リュウセイ』*1は同じ効果だが重いコストを払うし、『革命の鉄拳』*2とか『めっちゃ無敵なじーさん』*3とかのガチカードですら運ゲーとか次ターン負けるとかあるのに……
「でしょ! そうでしょ!? こんなカード、絶対に強いに決まってるんだから! だからこのカードあと2枚集めたいんだけど、もう売り切れなんだって!」
……まぁ、そりゃあそうだろうな。
ガチってる大人達からしたら、こんなカード買い集めるしかないだろう。
自分で使うも良し。余ったら転売して良し。パックを買い占めない理由が無い。
逆によくも残っていたものだとすら思える。
「あそこにあんなにいっぱいムシクイーンの段ボールが積んであるのに、酷いでしょ!?」
「ん?」
そう言われて見てみれば、確かにカウンターの奥にムシクイーンのロゴが入った段ボールが積まれている。
見たところムシクイーンだけではなく、他のトレカの箱も混じっているようだ。
……これはまさか……ワンチャンあり得るか?
「……カエデ、ちょっと店員さんに話聞きに行くぞ」
「えっ? い、いやその、そこまでする必要は無いんだけど……」
「いや、ちょっと気になるところがあってな」
ズカズカと、足音を立ててカウンターの方へ。
カードを見ていた大人達や生徒達が俺の登場にギョッとする中、ロボ頭の店員はこちらを見てその顔を青く(?)させる。
ビンゴだ。
「……よ、ようこそ、いい、い、いらっしゃいました……」
「ああ。少し聞きたいことがあるんだが……入れてくれるな?」
俺がそう言うと、店員は蒼白な(?)顔のままコクコクと頷き、ガタガタと震える手でカウンターを開ける。
「さて、と」
積んであった段ボールの一つを適当に掴み、一息に引き摺り落とす。
すると、明らかに中にカードが入っているとは思えない、重厚で硬質な音がカードショップ中に響き渡った。
確信を持ってガムテープを剥がし、段ボールを開ける。
箱の中身は、案の定違法取引される予定の銃弾であった。
「えっ!? な、何これ!? ムシクイーンの段ボールじゃなかったの!?」
カエデが他の段ボールも次々と開けていくが、中に入っているのは悉くが銃弾。
カードのボックスなど、一つとして入っていなかった。
「やってんなァ、こりゃ。…………で、申し開きは?」
ロボ店員の方をジロリと見ると、ロボ店員は蒼白の顔のまま土下座する。
「おっ、おお、脅されていたんです!! 断ろうとしたのですが、断ったり、バレたりしたらこの店を破壊すると! こうするしか無かったんです!!」
「アロナ」
『はい、爆弾が仕掛けられてますね! 位置を表示しておきます!』
「OK。大体わかった」
スイ、と指を動かし、中空にウィンドウを出現させる。
「あーもしもし? ミヤコ? ブツを見つけた。カードショップ。2階の端っこの方にあるとこ。店員さんどうにも脅されてたっぽいから、爆弾解除して、んで来たところ捕まえて所属吐かせて」
『その後はどうしますか?』
「適当に処理」
『了解しました。RABBIT小隊、出動します』
爆弾の位置のデータを送って、これで良し、と。
ウィンドウを閉じ、未だ土下座したままの店員に視線を向ける。
「さて、そこの店員」
「ハッ、はひっ!?」
「取り敢えずこの件に関してはシャーレが何とかする。アンタはこの段ボールを直して、何事もなかったかのように取引に応じろ」
「し、しかし、そ、それでは……」
「あー、何も心配はいらない。ただ、もし何かあればシャーレに連絡を入れてくれ。補填くらいはする。……よし、カエデ、行くぞ!」
「えっ!? あっ、ちょっ、ちょっと待って!」
さて、さっさと帰って書類を終わらせなければ……っと、その前に。
「カエデ」
「わっ!? ……っとと」
立ち止まってくるりと振り返れば、俺に近寄らないと言う事をしっかりと覚えていてくれたようで、カエデが何とか立ち止まろうとたたらを踏む。
「お手柄だ」
その頭を、くしゃりと撫でた。
「……え、えっへん! 素敵なレディーを目指す者として、当然ね!」
「ああ、そうだな」
……まぁ、頭を撫でられて喜んでいるようじゃ、まだまだ先は長いがな。
はい。カエデでした。
本当に何がどうなったらあんな体になるんでしょうね?(ガチ疑問)
ちなみに筆者はと言うと、ここ最近文化祭準備にラグビーの大会にと色々やってました。
あ、アンケートの回答お願いしまーす。
ワカモ大勝利編
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作れ。
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作るな。