時系列がもうぐちゃぐちゃでまとめないとなと思いつつもまとめれてません。それ以前に競馬・ウマ娘の年単位の流れもよくわかってないので気になるところがありましたらぜひ教えてくださると助かります。
九月三十日
「うぅ……立ち眩みが……」
……流石に振りすぎたのか立ち眩みがする。さて、今日は……昨年か。流石に振りすぎた気も……いや、これくらいでいいんだ。
それで、この日は何があったかな?……丁度再来週に選抜レースがあるのか。凄い幸運だ。
「あれ? スタータちゃん、もうお風呂から帰ってきてたの?」
私の意外な幸運に少し怖気付いていると丁度テレスが帰ってきた。うん、この頃はまだ最後あたりの気まずさとか気遣いがなくて懐かしい。
「ちょっとのぼせちゃったみたいでね」
「そんなに急いだから結構髪の毛は濡れてるんじゃない? 乾かしてあげるよ?」
「あー、いや、大丈夫。こっちでなんとかしたから」
「……? そう?」
少し危なかった。今回は良かったものの一番最初みたいに瞬間移動したことになったりするから一週間以上戻らないようにしておこう。
「ふぁぁ……なんだか今日疲れちゃったみたいだし、早めに歯磨きして寝るね」
「うん、ゆっくり寝てね」
十月一日
朝7時、朝練には朝の軽い予習なんかもあってギリギリ間に合わない時間である。そういえばレースばかりに執着していたが勉強もやらなくては。最後あたりはともかく成績は割と良かったからそんなに怪しまれない筈だとは思うけど。話を合わせるのも大変だし……。
「頑張るしかないか」
結局戻ったところで根本的には変わらないのだ。ぼんやりとベッドから天井を眺めて少し呟いた。
「あ、おはよう。体調大丈夫?」
「おはよう。全然元気だよ」
起きながらもうすでに朝練を済ましたのか少し汗ばんでいるテレスに挨拶をして今日が始まった。まずは早起きから頑張らなくては……。
昨日の夜からスタータちゃんがなんだか変だ。スタータちゃんがお風呂から出たのを見たすぐ後に私も出たのに居なくなってたし、寝言で未勝利戦がどうのって……メイクデビューもしてないのに。私の気にし過ぎかもしれないけど。
それに、今さっき仲の良い友達と一緒に少しトレーニングをしたら、その時のスタータちゃんが名家の生まれでもないのにメイクデビュー前と思えないくらいペース配分が上手かった。少し前にもやったのにそんなことなかったから聞いたらスタータちゃんいわく、
『えーと、なんだか変な夢を見てね?本当にレースに出た夢。なんとか勝ったんだけどいつものと違う目覚まし時計が鳴って終わっちゃったんだけどね。それでなんとなく』
とのことで嘘だとか、でもトレセン学園ってそういうことあるらしいよ、みたいに皆でその話をしながら時間も丁度良かったから今食堂で夕食を食べ始めているところだった。
「ねぇねぇスタータちゃん、そういえばその不思議な噂って誰から聞いたの?」
そう言ったのはスタータちゃんと同じクラスのウララちゃん。勝ち負けより走ることを楽しむ天真爛漫なとっても良い友達だ。
「確か、テレスちゃんが言ってたと思う」
「えっ? 今スタータちゃんに聞いたばっかりだよ?」
私がそう返すとあっ、と戸惑いより少しやってしまったというような表情で呟くと勘違いしちゃった、と私に苦笑いしながら謝った。
「スタータちゃんってばー!」
ウララちゃんがそう言ったおかげで何もなかったけど……いや、この違和感もきっと気のせいだ。そう思ってまた他の子と話し始めたスタータちゃんをチラリと見た。
「スタータちゃんってばー!」
ウララちゃんのそれをあははと適当に流す。危なかった……そういえばあの噂って全然勝てなくて辛かった時にテレスちゃんが色々話して紛らわしてくれた時に言ってたんだっけ。
にしてもやっぱり食堂のご飯は美味しい。これもトレセン学園から退学したくなかった理由だ。
「スタータちゃん? おーい」
前に応援しに来てくれた友人達のためにもより一層トレーニングに励んで、トレーナーと契約して……。
「あっ、ごめんごめん。また考えごとしてて……」
昔からそうだが私は考えごとをして周りのことに反応しなくなる悪い癖がある。
しかし、これのおかげでやり直しでの色々と思い出したり考え込んだりが楽なのも事実なのだから何が役に立つのかわからないものである。
あぁ……そういえばウララちゃんを見ていてひとつ思い出したことがある。ウララちゃんは確か沢山のレースに出て負けて、それでもめげすに楽しく麗らかに走っていた。
私もああなれたら良いなと思っていたものだ。
「ごちそうさまー」
「私もごちそうさまでした……あれ? スタータちゃんどうしたの? 全然食べれてないよ」
いけない、テレスちゃんがそう言って気づいたけれど、他の子はほとんど食べ終わっているのに私は半分も残っている。前までストレスであまり食べれていなかったからだろうか。
そうして急いで食べたせいで喉に詰まりそうになったりとしたが……ここでは割合する。
十月二日
「ふあぁ……眠い」
まずは頑張って早起きしたがやはり眠い。その後頑張って河川敷で軽く走っているがまだ眠い。私のこれはもう仕方ないだろう。
その後も心の中でなんだかんだ言いながらしばらくして。
「ぜぇ……ひぃ……喉乾いた……」
そんなことを考えてから流石に十五分もランニングしていると喉も渇くし疲れた。近くに自動販売機は……あった。お茶もいいけどスポーツドリンクでいいか。
「あっ、お金ないじゃん」
「なら、私が貸しましょうか?」
自販機に近づきながら急いでいて小銭も持ってきていなかったことに気づくと、パンツスタイルのスーツにポニーテールの女不審者が自販機の影から手を隠してぬっ、と現れた。
髪からスーツまで黒い上に無表情なのが不審者感を醸し出している。ウマ耳がないからウマ娘ではないだろうが、警戒すべきだろう。
「いやほら、胸のバッジを見てくださいよ」
「……あれ、本物だ」
たしかにそこには中央トレセンのトレーナーバッジがあった。しかしそれだけでは偽造の可能性もある。
……とは言ったもののなぜすぐに本物と断じたかというと、この人を前の選抜レース……丁度再来週の選抜レースの時に声をかけてきた新人トレーナーだというのに気づいたからだ。
一回しか見たことがなかったものの、声をかけてくれたおかげで印象深く、そのおかげであまり人を覚えられない私でも少しで思い出せた。
「と、いう訳で」
「あ、いや、いいです。申し訳ないので……って」
どちらにせよ初対面みたいなものである。断ろうとしたのだが、後ろに隠していた手が前に飛び出ると、左手に付けていた天使のような人形で器用にも自分の顔をポカポカと叩いたのだった。
『わたしに何をするのですか!あなたのためにやくだつと言っているのに!』
「このミチビキエンゼルらしきものを外してほしいんです」
ポカポカと自分の顔をなぐりながら平然と……いや、心底うんざりとした表情でそう言った。
「グゥ……」
ここ中央トレセン学園近くの河川敷の橋の下にて、まるであの野比のび太のように眠る猫型ロボットがいた。
ウマ娘の朝練コースからも外れているということもあってか、(それに加えてなぜか茂みに突っ込んでいることもあって)目撃者は幸いにも丸一日眠っていたのにも関わらず居なかったがそれにしてもまぬけな猫型ロボットである。
「んにゃ……? あれ、僕はなんでこんなところに?」
突然起き、茂みから抜けて周りを少し見渡した後、手を顎に当てて眠そうな目で考え始めた。
「ああ、そうだった。なんでなのか知らないけど僕はこんなとこにいて、しかもその後すぐにネズミから逃げてるうちに……」
思い出したのかドラえもんはそう呟き、まるで化け物を見たような顔をして体を震わせた後、ポケットからどこでもドアを取り出していつも通りに帰ろうとした……が。
「あれ?繋がらないぞ。これも古いし故障か?」
どこでもドアが繋がらないことをそんな風に結論付けると今度はタケコプターと地図を取りだし、野比家のある筈の場所へと飛び立った。もちろん、白い楕円型の足には何も履かずに。
ゲットテレスコープ
ふりだしにもどるもダイススターターが勝てなかったことも知らないただの優しい友人。
ミチビキエンゼルらしきもの
つけている本人以外には聞こえず、自分から取れない仕様。ついでに平仮名多めなのも仕様。
ドラえもん
もう少し彷徨う予定。ついでに丸一日眠っていた事になったがこれはメタ的な事情。ネズミから逃げた先の河川敷で気絶し眠っていた事自体にも深い意味はない。
時系列(タイムパラドックス)やらがぐちゃぐちゃなので良い加減まとめます。(何気に今回ふりだしにもどる使ってません)次回はいつになるかな……?
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