ボクがキミを王にする   作:モーン21

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※VS奏和です。ようやっと試合が始まります

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第6話 VS奏和 乗り物は嫌いです

「「「「ちわす!!」」」」

 

「能京だ!!」 「チュース!!控え室ご案内します!!」

 

うぅぅ、大声のおかげで更に頭が響く…

 

「6人だけ…?」

 

「いや、7人だ。それでも少ねぇが。…なんであいつおんぶされてんだ?」

 

「でも六弦部長と同じ世界組の…。しかも1年の世界組1番もいるって話だろ?」

 

「王城さんか!!細いな…おい1年!1番はどいつだ?」

 

「なんだあの頭…」

 

「てか、すごいデカイのいるな」

 

「あ!?あれって『不倒』の!?」

 

「フトウ?」

 

「人違いじゃなきゃサッカーで有名な人だよ」

 

「1番は守備が上手いって話だよな?ってことはあのガタイの良いパーマか白目か?」

 

「その白目におんぶされてるヤツが1番です、先輩」

 

「はぁ!?アイツがかよ!!?」

 

おぉ…好き勝手言われてる。でもそれ以上に頭が痛くてそれどころじゃない。

水澄先輩が宵越くんに「ホントにすげんだなお前」って感心してるけど、宵越くんは特になんとも思ってないみたいだね。能京でもされてるから慣れっこなのかな?

 

「お前も噂されてるな姫沢。…まだ顔色が戻らないか、大丈夫か?」

 

「本当にすいません、伊達先輩…。ちゃんと酔い止めの薬は飲んでたんですけど…。ごめんなさい重いですよね?」

 

ボクをおぶってくれている伊達先輩にそう返すが正直余裕がない。せっかくの初試合なのに足を引っ張ってしまって申し訳ない。

そう返すも伊達先輩は気にしていないようで、「もう少し筋肉つけないとな」と笑ってくれる。…今度何かご飯ご馳走させてもらおう。

 

「来たか強敵よ」

 

「あ。久しぶり六弦!!今日はよろしくー!!」

 

「フッ」

 

あ、六弦さんだ

 

え~と、身長(リーチ)の変化なしぐらいしか否が見当たらないね。力(パワー)は言わずもがな体力(スタミナ)と敏捷性(アジリティ)、柔軟性(フレクシビリティ)も上がってると。六弦さんがマーくんに言われたとおりに基礎連はかかさずやってたみたいだね。

正直こんなステの相棒が守備(アンティ)でいれば、もう得点を取られる心配は無いと言っても過言ではないぐらいだ。流石だね。

 

握手の為に差し出された手が六弦さんににべもなく払われる。

 

「ケガで休養とは情けないな。

自己管理もならん奴が部長ではチームもかわいそうだ」

 

「ウチのチームは出来るコが多くてね。

偉そうに檄(げき)をとばさなくてもサボったりしないから」

 

うん、いつもの調子だね。

 

ボクが六弦さんと最後に会ったのは彼が中3の時以来だけど、マーくんもおそらくそうだろう。あの2人休日に会いに行く柄じゃなさそうだし。あったとしても大会でちょっと顔会わせたぐらいか。

 

あれから時が経って少しは落ち着くかなと思ったらそうではなかったみたいだね。変わらなかったことに感心するべきか呆れるべきか。

 

それと六弦さん、その台詞は入学式前に入院して今も乗り物酔いでダウンしているボクに効くので止めてください。致命傷です。ツーアウト。

 

それから2人はさっきのマーくんの台詞から触発されたかのように夫ヶ(それぞれ)の後輩自慢に移る。あ、これはどちらも中学時代なかったやつだね。高校での初部活で後輩と触れあうのが良い糧になったらしい。

そういえばボクもマーくんがこうやって人に能京の後輩を自慢する所初めて見たね。宵越くんなんかは「後輩自慢やめろ…」とか言ってるけどボクなんかはマーくんに褒められて誇らしく思っている。いずれ変わっちゃうのかな?

 

「…フー…悪いな。口で勝負しても始まらんのについ…」

 

「いや、それはこっちだ」

 

「悪いが勝たせてもらう」

 

「それもこっち」

 

おーおーバチバチやりなさる。なんだか部長としてチームの勝負ってよりは個人での勝負って印象が強いけど大丈夫だよね?試合中突然「タイマンしようぜ!」とか言い出さないよね?少し心配になる。

 

「…王城の友人と、…忘れていた。お前も相変わらずだな、姫沢」

 

「あはは…こんにちは、六弦さん。締まらない格好ですいません。今降りますね」

 

「いやいい。試合では容赦しないからな」

 

声をかけられたので慌てて降りようとするも止められた。前の時は「弛んどる!!」って逐一怒られてたから拍子抜けしたのと同時に少し寂しい。

 

「王城の…友人ね…」

 

六弦さんが去って奏和の案内役についていく最中慶さんがボソッとこぼす。なんて言ったのかは聞こえなかったけど、先日に曇らせてた顔と同じ雰囲気になったのは少し気になった。

 

「にしても姫沢がこんなになるとはな。前からこんな感じなんスか?」

 

「僕が知り合った時からずっとだったから少なくとも小学生の頃からだね。今の真司みたいに僕がおんぶしてたこともあるんだよ」

 

「すいません…。しっかり睡眠取って酔い止めも飲んだり対策バッチリしてもこんななんです…」

 

「おう、苦労してるんだべなヒメサワ…」

 

「背番号どうする?」

 

「別に何番でもいいだろ」

 

「あ、ボク7番が良いです…」

 

「希望なんざいいから大人しくしとけ!!」

 

「控え室こちらですー…」

 

「いらっしゃいませ~!!」

 

「たっ…高谷先輩!?」

 

奏和の案内役に控え室まで案内されるとそこには満面の笑みの高谷さんがどっかのホストみたいに招いてくれた。うん、第一印象はチャラそう。髪色も赤と目立つし本当にスーツを着て夜の街に行けばそれなりに稼げそう。

 

宵越くんが高谷さんに絡みに行く。予期せぬ時に相手エースと対面したらやむなしかね。高谷さんはこちら一行を一瞥。敵情視察に来た感じかな?

 

「キミ(宵越)1人だけ違うね?素人くん?」

 

「つるつるのキミ(畦道)もかな?アガってる」

 

「へ…?なんで…」

 

「おおいい音!!で…例のあの人達(・)は…」

 

ただ見(・)た(・) だけでこちらの情報(宵越くんと畦道)が抜かれた。畦道がなんで分かったのかと驚いている。ボクもその方法には興味あるけど抜かれっぱなしは割に合わない。こちらからも情報を抜くとしよう。

 

六弦さんと同様に見てみると身長(リーチ)と敏捷性(アジリティ)、柔軟性(フレクシビリティ)がまんべんなく高い。少し力(パワー)が低いのはご愛敬かな。

にしてもうん、体力(スタミナ)結構高いなこの人?偏見だけど第一印象がチャラかったから基礎連サボってそうと思ってた。もしかして見かけによらず練習スゴイ頑張るタイプ?後で慶さんに応相談だ。

 

そうジロジロ高谷さんを見ていたからか、誰か人を探しているらしい彼と目が合った。

うお、さっきまで笑ってたのに急にマジになるじゃん。表情はま(・)だ(・)笑っているのに目だけ。

 

「へぇ、君が例の『1年生の1番』か。…なんでおんぶされてんの?」

 

「あはは、ここに来る途中のバスで酔っちゃって。すいません、今降りますね。

にしても驚かれないんですね、他の方々には結構驚かれてたんですけれど」

 

「いやいいよ、そのままで。

ウチの奴らがゴメんね!まったく、強いやつぐらい見て分かるだろうに…あっ」

 

情報収集の為にもう少し絞りだそうとするが高谷さんの興味が他に向いてしまったためそこで終わる。その興味の先は。

 

「あーっ!!あなた王城さん!?

よろしく!!オレあんたと勝負したくて早起きしたの!!」

 

へー、マーくんの勝負が楽しみと。いいね!ボクの中で彼の評価がべらぼうに高くなる。

でも残念。マーくんは病み上がりだから今日スタートからじゃないんだよね。ついでにボクも。

 

「悪いけど僕今日は…」

 

「大丈夫!!安心してください!!」

 

「前半大差つけて引きずり出すんで!!」

 

 

 

 

 

「あの後は大変だったね。皆高谷くんを恨めしそうにしてて。当の本人はいつの間にかいなくなってたし」

 

「ですね。六弦さんに叱られてもケロってしているあたり部内でもやってるんでしょうね」

 

アップをすませてスタートから出る5人以外の残り、マーくんの隣に腰掛けてボクもコートを見やる。一人ボクとマーくんが一緒に整列しないことにおろおろする畦道に説明する宵越くんの姿を見てフォローが足りなかったなと痛感する。

畦道は今日がカバディだけでなくスポーツの試合を初めてやるんだ。本当は今日もサポートするつもりだったのに逆に世話を焼かれたことに情けなさを感じる。

 

「叶はよく皆をサポートしてくれてるよ。だから気にしなくていい…って言ってもしちゃうのが叶だよね」

 

考えてることがバレててビックリ。そんな分かりやすかったかな?

 

「こればかりは性分なので。マーくんに止められても辞めるつもりはないです」

 

そうマーくんに答えながら相手コートを見ると、高谷さんが落ち着いてる様子の宵越くんに興味が湧いたみたいで。

 

「…彼、素人すよね?一番落ち着いたカンジなんすけど…」

 

とつぶやく。傍にいた六弦さんに宵越くんが「サッカーで全国4位の猛者らしい」と伝えられると驚いた様子。

 

「へっ!?なんでカバディやってんの!?」

 

「そりゃこっちのセリフだ」

 

「え?オレ?水泳は1番なったしもういいかなって…

たまたま誘われたコレ。めんどい道具もないし面白そうだったから。

…でもキミ…」

 

「1番とってないのに、なんで辞めてんの?」

 

そう尋ねる高谷さんはあくまで疑問だからという体で宵越くんに言い遺る。宵越くんは何も言わない。彼が今内心何を思うのか分からない。が、道を変えても進み続ける彼なら、メンタルが誰よりも強い彼なら心配することはないと結論づけた。

 

「それでは始めます!!

前後半各20分!!ボーナスライン越えは守備が5名以上の時1点となります!!

それでは先行、白、奏和で試合開始ィ!!!」

 

「しゃす!!」

 

奏和高校          能京高校

 

左角(レフトコーナー)           右角(ライトコーナー)

高谷 煉(たかやれん)(二年)③     水澄 京平(みすみきょうへい)(二年)③

 

左中(レフトイン)            右中(ライトイン)

栄倉 祐(えいくらゆう)(二年)⑤     井浦 慶(いうらけい)(三年)②

 

中央(センターマン)            中央(センターマン)

六弦 歩(ろくげんあゆむ)(三年)①     伊達 真司(だてしんじ)(二年)④

 

右中(ライトイン)            左中(レフトイン)

木崎 新太郎(きざきしんたろう)(三年)④   畦道 相馬(あぜみちそうま)(一年)⑤

 

右角(ライトコーナー)          左角(レフトコーナー)

室屋 大助(むろやだいすけ)(二年)⑨    宵越 竜哉(よいごしたつや)(一年)⑥

 

審判の号令に合わせて各選手が礼をする。試合開始の挨拶はどんな時でも身が引き締まるものだね。先程まであった頭痛もすっかりなくなりボクはいつでも試合に出れる状態に変化する。

 

「宵越。守備は奇数の時『鎖(チェーン)』はしなくていい。身軽な状態でかわしてけ!!」

 

守備から始まる能京コート内で慶さんの指示が走る。マーくんがベンチにいる以上今のゲームキャプテンは慶さんだ。3年生として、指導役として。慶さんにはやってもらわねばならないことが多い。

 

コートにいなければできない仕事もあればベンチにいなければできない仕事もある。

スコア表を右手にビデオカメラを左手に。後日情報として活かせるようにボクもベンチからやれることは全てやるつもりだった。

 

「『奏和にビデオを撮っていいか聞いてくれ』って連絡された時は脱帽だったよ。前までは助っ人を連れて人数ギリギリだったからそこまで頭が回らなかったんだよね」

 

「といってもビデオぐらい慶さんが手を回してそうですけどね。ま、色々な角度からビデオを撮れた方が役立つでしょうから」

 

そう言って奏和の攻撃(レイド)を撮ろうとすると横からビデオカメラを強奪される。

 

「僕にも手伝わせて。こういうのいつも慶が1人でやってるから一度やってみたかったんだよね」

 

「ありがとう、マーくん」

 

ビデオはマーくんに任せて試合に集中する。奏和初回の攻撃(レイド)は早速エースの高谷さんから。こうして見てみると身長(リーチ)は宵越くんと同じくらい大きく感じる。右手で左手の脈を測るかのような独特のポーズに畦道を始めとした能京メンバーが注目するなやいなや。

 

高谷さんのダッシュに反応する間もなく、畦道が接触(ストラグル)を取られる。

間を置かずに裏拳のように右半身を軸に左腕が宵越くんを狙うも宵越くん余裕に回避。死角になったのを確認した水澄先輩が果敢にチャージに行くも来(・)る(・)の(・)が(・)分(・)か(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)かのように高谷さんが右手で止めてこれで接触(ストラグル)2。

 

自陣近くまで戻るもすぐに帰らず独特なポーズのままキャントを続けるその不気味な姿はコートにいる5人を威圧するかのようだった。

 

「キャント続けてるぞ水澄!!攻(・)撃(・)を(・)終(・)わ(・)ら(・)せ(・)ろ(・)!!」

 

それまであっけにとられる水澄先輩だったが、慶さんの指示で高谷さんを押し返すことで攻撃(レイド)終了。高谷さんは2点しか取れなかったことにやや不満そうだった。

 

0対2

 

「赤3番(水澄)5番(畦道)外へ!!」

 

「お…ホントにコートの外へ出んのか…」

 

「敵が攻撃続けようとしてたら既に触られた奴が敵陣に押し返せ。

まだ触られていない仲間が狙われちまう」

 

「あー…なるほど…」

 

慶さんが試合のセオリーについて宵越くんに教えていると奏和カバディ部員から初心者かよと嘲笑される。少しだけムカついたけど、宵越くんが何の反応も返してないのを見て自身を落ち着かせる。

 

「…俺が攻撃行くぞ。お前らカタくてアテにならん」

 

何事もなかったように宵越くんが前に出る。追い出された2人はそれぞれバカにされて怒るか反省しているが、彼はそんな様子を見る素振りも見せないまま続ける。

 

「俺にはとっておきがある。2点とりゃお前ら帰ってこれんだろ?短い休憩で悪いな」

 

そう宵越くんは不敵ににやつく。少し口が悪いけど「お前らのミスぐらい俺が取り返すから気にするな」って言いたいのかな?だとしたら不器用すぎない?

 

「…アレはまだ早いよ宵越君…」

 

「早いってマーくんが居残り練習で教えた技?」

 

攻撃(レイド)に臨む宵越くんに注意するように零すマーくんに聞いてみると答えてくれた。

 

「うん、ロールキックをね。宵越君の長い脚があれば大量得点の為に必要な同(・)時(・)に(・)複数人タッチすることができると思ってね」

 

初攻撃(レイド)に挑む宵越くんは特に気負う所も見られないまま果敢に攻め入る。だが奏和も身長(リーチ)がある攻撃手(レイダー)には慣れているからか簡単に避けられている。

 

マーくんの説明は続く。

 

「まだ手でいい…そんなに完成度は高くないんだ…。

脚(キック)の技は手よりリーチこそあるけど…敵との距離感が掴みづらいしバランスも崩しやすい。使うなら試合終盤…敵が疲労してからの方が…」

 

「ってことはマーくん、宵越くんは終盤までロールキックは使わないで慎重に攻めるべきって考えです?」

 

マーくんの考えに噛みつきながらボクは攻め入る宵越くんから目を離さない。斥候ですませる気が全く無いクセにタッチが甘い彼の様子に注視しながら。

 

「カバディは5人だろうが7人だろうが、攻撃できるのは1回につき1人のみ。しかも宵越くん以上の攻撃手(マーくん)が控えている今の状況。

宵越くんがここで日和る理由なんてどこにもないです」

 

ま、試合前にそう煽ったのはボクだけど。後悔していない。初めての試合に臨む新人(ルーキー)に言うのは酷であることもプレッシャーになって練習以上に活躍できなくなる可能性があることも理解しながら「宵越くん」なら乗り越えられると確信してるから。

 

雑誌にはこう書かれていた。

 

殆どのスポーツに言えることがある。試合でまず必要なのは『流れ』だと。

 

それを掴むには実力以上のミラクルをおこすのが手っ取り早い。が…

 

当然失敗のリスクが伴う。

 

昔から『流れ』をつくるのが上手い選手だった。

 

「…そうなんでしょ?」

 

『不倒』宵越

 

攻め気が見えないことに業を煮やした奏和守備が寄って集まる瞬間を狙って宵越くんの身長(リーチ)を活かした一閃。六弦さんと高谷さん以外の3人に接触(ストラグル)に成功した。

 

自陣近くまで戻るもすぐに帰陣せず振り返り「オラ、押し返せよ」と言わんばかりに手招きする。さっきの高谷さんの意趣返しかな?本当に負けず嫌いだなぁ。

 

3対2

 

「すごいな…さも当然みたく。10回に1回成功するくらいだったのに…」

 

「ボクも偉そうなこと言いましたけどここまで上手くいくとは驚きました。

本番に強い人っているんですね…」

 

「帰ってこいビビリども」

 

「……」

 

「素直にほめさせろタコー!!」

 

ベンチで先程の攻撃に戦くボクらをよそに宵越くんが先程アウトになった2人に呼びかける。3点とったから2人とも戻ってこれる。水澄先輩は宵越くんに吠える一方畦道は居心地が悪そうにしている。

 

「だいぶ…楽になった」

 

「はっ、感謝しろよ」

 

「そうだ。努力すりゃ変わるんだ。

ハッタリじゃなくなったな。『ハット・トリック』」

 

慶さんのねぎらいにはっとする宵越くん。え?何の話?ボクらが入院してた頃の話?それとも以前の「攻撃(レイド)の成功率」を話してた時に3点以上は殆ど無いって言ってたからそれかな?まあいいや。後で宵越くんに聞いてみよう。

 

「能京ってホントに弱小なのか…?」

 

「掴まれもしないで3点とったぞ…」

 

先程まで素人だとバカにしていたヤツに大量得点されたことで奏和の人達が慌て始める。この調子で全員飲まれてくれればコッチのものなんだけど…

 

「…ブレないね…」

 

「…はい」

 

ただ1人調子を乱さず攻撃に臨むその姿勢は強豪校のエースそのものであった。

 




姫沢が読み取れるステータスは合計5つ

○身長(リーチ)
○体力(スタミナ)
○力(パワー)
○敏捷性(アジリティ)
○柔軟性(フレクシビリティ)

あくまで身体を見ているため、以下の3つ等は分からない

○頭脳(インテリ)
○技術(テクニック)
○心(メンタル)
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