光と闇   作:通りすがりの猫。

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☆10を頂いたので投稿。

ユウキにゃん様、ありがとうございます。



所謂、決着というやつ

試合は俺たちのボールから再開される。

…!?

なんと俺のマークがニックからナッシュになっていた。

 

「お前からは嫌な感じがしたからなぁ…。」

 

ナッシュはそう言い俺の前に立つ。だが、今の俺なら抜ける気がする。

 

「ヘイ!」

 

視線誘導(ミスディレクション)を行い一時的にフリーとなり、レオからパスを貰いドリブルをする。

そのままいけるかと思ったが、ナッシュは反応が早くきちんとついてきてた。

だが、ナッシュが俺に追いついた瞬間に俺は先ほどナッシュが来た方向へとドリブルをして抜き去る。

ちょうどナッシュとシルバーの間の位置くらいでシュートモーションに入ると、シルバーがシュートチェックによってきた。

…遅い。

 

俺はそのままシュートを放ち、ボールを手放すとその0.8秒後くらいにシルバーが跳ぶが、ボールにかすりもせずそのままリングを通過した。

ジャバウォックの攻撃はやはりシルバーへと渡る。そこにはゾーンに入ったマイケルが。

 

「ハッ!体力も残り少ねぇだろ!」

 

シルバーはそう言うと、クロスオーバーで抜き去ろうとするが、

 

「最後まで保つさ。」

 

そう言い返しボールを奪い取る。

そしてそのままドリブルを開始、後ろからシルバーが追ってくるがドリブルをしているマイケルの方が早く追いつけない。

 

「どうなってやがる!?」

 

シルバーの驚きをよそにマイケルはそのままダンクをする。

 

「やらせるかよ。」

 

なんと、ナッシュがマイケルのダンクを防ぐ。

 

「いくら速かろうが俺の前では無力だ。」

 

魔王の眼(ベリアル・アイ)か。シルバーがボールを奪われる未来をみていたナッシュは先に自陣へ戻っておくことでマイケルに対処できたのか。

ナッシュがドリブルを開始、目の前に立つマイケルをアンクルブレイクで抜き去る。ヘルプに間に合った俺と対峙するが、俺も二回の切り返しでアンクルブレイクされる。しかし、その間に立ち上がっていたマイケルが後ろからスティールを狙うが。

 

「もうここにはボールはねぇよ。」

 

ナッシュが言うようにナッシュの手元にはボールがなかった。

…ノーモーションか!

気が付いた時にはシルバーの手にボールが渡っており、ダンクをするところだった。

さすがに間に合わず、失点してしまう。

 

レオから俺にボールが回り、再びナッシュと対峙する。魔王の眼(ベリアル・アイ)で狩られないよう背中側でボールをつく。

魔王の眼(ベリアル・アイ)天帝の眼(エンペラー・アイ)の違いは1on1においては映画でも赤司が言っていたように性能差はない。

どれだけ速くても、どれだけ高くても事前に狩ってくるだろう。だが...

 

「マイケル!」

 

俺は大声で呼び、ナッシュの注意を逸らさせる。

 

「その手がきくかよ。」

 

ナッシュはフェイクにはかからずなんとかドリブルについてきた。

だが、ゾーンに入った俺からしたら充分遅い。

 

「その眼いいな。」

 

「ハッ!やらねぇよ。」

 

「いらねぇよ。…でも、どんな『眼』でも見えなければ話は変わるよな?」

 

「あぁ?」

 

何を言っているのか分からないというナッシュの顔をみて、俺は右から左にクロスオーバーをしようとする。

 

「だから視えてるんだよ、右からの左だろ。そんでその後…。は?消え…た…?」

 

俺のクロスオーバーは視えていたようだが、その後消えた俺を捉えることはできなかったようだ。

ナッシュを抜き去りそのままゴールへ一直線に行き、ダンクをして決める。

 

ナッシュは目の前で起きた事が未だ受け入れられていないような表情を浮かべていたがすぐに切り替え、俺に1on1を挑んでくる。

三回切り返してくるが、全てフェイク。スペインに来てからの観察とゾーンの影響からか俺も視えてるな…。

この状況に疑問を覚えたのかナッシュが

 

「…お前も視えてるのか?」

 

「…さぁな。」

 

ナッシュは俺にも『眼』があると思ったのか、俺の守備範囲外からシルバーへパスをだす。

そしてシルバーもマイケルを抜こうとするが、あっさりマイケルにとられてしまう。

 

その後も俺とマイケルのゾーンで点差を縮めていく。

しかし、ナッシュの魔王の眼(ベリアル・アイ)により逆転まであと一歩という状況が続き、残り1分。

スコアは90-98、ジャバウォックに24秒たっぷり使われるとしてこちらの攻撃チャンスは2回くらいか…。

マイケルは限界がきたのか、ゾーンがほとんどきれている。

2回あるうちの1回目の攻撃、レオからボールを貰いナッシュと相対する。

ルーカスがスクリーンを仕掛けたのでそちらの方向から抜きにかかるが、ナッシュも先読みでついてくる。

ナッシュにスクリーンを躱された瞬間に前へと走り出すルーカス、そこへパスをしようとするがこれもナッシュが読んでおり、直前でキャンセル。

そのままジャンプシュートを打とうと思ったがジャンプをする直前に第六感がブロックされると知らせる。そこでフェイダウェイに変更。

ナッシュはここまでゾーンを相手にしていた疲れからなのか単純に速さについてこれなかったのかはわからないが、俺のシュートに遅れて反応。

その結果、手からボールが離れた後に俺に当たってしまう。そしてボールはそのままゴールに吸い込まれる。

 

「プッシング!黒4番!ワンスロー!」

 

4点プレイとなる、これで93-98。

このままフリースローを決めても94点、次の攻撃で3ptシュートを決めても足りないか…。なら…。

ルーティーンをとり今にも打つと見せかけて、ボールをリングに当ててリバウンドをとり、ダンクで押し込む。

これで95-98。時間は残り50秒。ジャバウォックはナッシュの眼により俺の守備範囲に入らないようにしながらボールを回して時間を稼ぐ。

24秒きっかりでシュートを打ち、外れてくれたのでそれをハンクがリバウンドをとり反撃にでる。

時間は残り24秒、恐らくこれが最後の攻撃…。

3ptしかない俺たちだが、ジャバウォックもそれは分かっているのかしっかりと3ptシュートを打たせない距離感を保つ。

残り10秒、やるしかないのか…。

 

「ヘイ!」

 

レオからボールを貰うと俺は自陣へ逆走。ナッシュは俺の行動の意図が読めないのかまだついてくる様子はない。

しかしその後ナッシュが俺の意図に気が付いたのか追ってくるがもう遅い。

 

…ゾーンに入っている今ならできる気がする。

俺はセンターラインからシュートを放つ。残りは3秒、このシュートで全て決まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最後決められなくてすみませんでした。」

 

「そう気にするな、あいつらがうまかった。それだけだ。」

 

マイケルがそう言ってくれる、最後のシーンでボールはリングに届いたが無情にも嫌われてしまい、その瞬間にブザーが鳴り負けてしまったのだ。

 

「俺ももっと点とれればよかったんだ。」

 

マイケルに続いてルーカスがそう言う。

 

「…いいや、本来ならボスじゃなくて俺がシルバーを止めなきゃいけなかったんだ。」

 

シルバーに手も足もでず、俺と同様に落ち込んでるハンク。

 

「それを言うなら俺だって最後のほとんどはきょーにナッシュを任せちまった、前半で抑えられる場面は沢山あったのに。」

 

ナッシュ相手にPGとしての役割をしっかり果たしてくれたレオ。

 

「…明日からまた俺たちのホームに帰って1on1するぞ。」

 

「「「おう!」」」

 

長い時間を一緒に歩んだ訳ではない、部活動のように辛い練習を一緒に乗り越えた訳ではない。

それでもここには確かな絆があった。

 




スペイン編はもう少し続きます。
原作に入るのを楽しみにしてくださっている方は申し訳ないです。

猫で気まぐれなので許してください(殴

...冗談は置いておいて、ストックは5話くらいあるので投稿しようと思えばできるのですが、そうなると書いたら投稿しての繰り返しで多分気が滅入るのでゆとりを持たせてます。

ここからはちょっとした裏話にもならない裏話。
ジャバウォック戦は負け構想でスタートしました。
映画でナッシュが「どんなギリギリの試合でも勝ってきた」みたいなセリフがあったのを思い出したからです。
ちなみにですが、シルバーをゾーン以外で止める方法は思いつかなかったです。どうか神様、私にアイデアをください。と念を送り続けながら書いていましたが、届かなかったようです。残念。

オリ主君をゾーンに入れるか悩みましたが、まぁ次に入るのなんていつになるかわからんしええやろ!って思い入れちゃいました。
トリガーの自覚、2回目のタイミング等は全く考えていません。将来の自分頑張れ。

今回、文章にて明言はしませんでしたが、『とっておき』が2回目の登場です。
こちらは原理解説はvsキセキ(誠凛)のどこかでやる予定です。

今後の展開は多少ストックとプロットがあるとは言え、どうなっていくかは割と神の味噌汁!それではっ!



ヒロインについて

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  • 相田 リコ
  • 荒木 雅子
  • アレクサンドラ・ガルシア(アレックス)
  • 土田の姉
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