とっつあん様、X1OAフリーダム様、hagetaka0916様、イスラボニータ様、山ゆう雅様、わんぱーく様ありがとうございます。
遡ることジャバウォックに負けたあの大会から1週間後の出来事だった。
「お前らに今日集まってもらったのは他でもない、大事な報告がある。」
マイケルが皆に集合をかけてこうして話すのは短い期間スペインにいた俺の中で初めてのことだった。それをルーカスに伝えると
「いや、俺も初めてだわ。ここでグループになった初期は決め事とかであったらしいけど、最近じゃもうないね。」
どうやら珍しいことらしい。
「俺らの大切な家族であるきょーが7月末で日本へ帰ることはもう知っているだろう。」
「そうだな。」とか「それは聞いたな。」など様々な声があがる。
「急ではあるがそのタイミングで俺もアメリカへと帰ることにした。」
!?!?
っていうかマイケルってアメリカ出身だったの?
「なぁ、マイケルってアメリカの出身だったのか?」
俺は隣にいたレオにきく。
「うん、そうだよ。こっちに来たのはもう10年くらい前かな?手ぶらでバスケコート眺めてた見かけない人がいたから話かけたのがきっかけだったかな?当時は僕がボスやってたからね。」
「そうしたらアメリカから来たばかりで右も左もわからなくて得意なバスケを介して話を聞こうとしていたらしい。今になって思うとバカらしい話だよ。」
「そこから1on1をやってね、僕が勝ってたんだ。でもある時から物凄く強くなってね、遂に50本先取の1on1で負けてボスを交代したって訳。」
「今マイケルがアメリカから来たなんて知ってる人はここには僕を合わせて2、3人じゃないかな。」
マイケルにそんな過去があったのか。
「でもなんでアメリカからこっちに来たんだ?」
「僕は知ってるけどこの話はマイケルから直接聞いた方がいい、教えてくれるかは別だけどね。」
そうレオが呟くとマイケルの方をみた。
「…そこで、次のボスを任命する。文句があるやつはいつも通り50本先取の1on1で勝つことが条件だ。」
予想だと本命がレオで対抗がハンクで大穴がルーカスといったところだけど…。
「次のボスは…レオ、お前だ。」
皆がレオの方を向く。レオはやれやれといった顔で前に出てマイケルの前に立つ。
「…ここを頼むぞ。」
「何言ってんの?昔は僕がここを守ってたんだって。…返してくれてありがとね。」
「俺の方こそ、あの時助けてもらって感謝している。」
二人にしかわからない何かがそこにはあった。
「…さて、報告は以上だ。解散。」
そうして各々が解散する中、俺はマイケルに近づき質問をする。
「なぁ、マイケルはなんでこっちに来たんだ?それでなんで帰るんだ?」
「…お前もここを離れる身か。ならいいだろう、少しついてこい。」
そう言ってマイケルについていき15分、バーのようなお店に入っていった。
「…ここは?」
「ここは俺が経営してる店でな、ここなら誰も来ないから丁度いいだろう。」
「マイケルってお店やってたんだ。」
マイケルはあまりプライベートなことを喋らず、気が付いたら帰っていたなんてこともざらにある。
「それで、俺の昔のことだったな?」
「うん。」
「聞いてて気持ちのいいものでもないがまぁいいだろう。」
そうしてマイケルは話し始めた。
【side マイケル】
俺は幼少期からバスケをしていた。両親はお金持ちではなかったが、貧乏でもなかった。そんな普通の家族だった。
そして俺は小中とバスケをして、高校でもするつもりだった。自分で言うのもあれだが、中学では中々良い成績をとっていた。
高校も強豪と言われる場所に入り1年ながらスタメンになった。だがそれを気にくわなかったのか、先輩から差別を受けてな。
色々と酷いことをされたよ。でもそれも俺一人が我慢すればいい話だった。
だが、あいつらは俺が我慢していることをいいことにどんどんとエスカレートしていった。
最初は俺と仲良くしてくれてたやつに被害がいったんだ。我慢できなかった俺はあいつらに文句を言いにいったがボコボコにされてな。
学校には言ったのかって?当時俺がいた場所ではまだ根強く残ってたからな、言うことをまともに聞いてくれる大人なんていやしなかったよ。
ある日、本当に我慢できないことがあってな。それが俺の家にまで、両親にまで手をだしてきたんだ。
そこで俺は暴力沙汰になり警察に逮捕。戻ってきたら優しかった両親からは疫病神扱い。
それで居場所がなくなった俺は家を出て、色々と仕事をした。
…ん?何をしてたかって?それは言えねぇよ、例え誰が相手だったとしてもな。
それでヤバいこともしてた俺は警察から目をつけられてな、言えないような場所で数年は働いたかな。
その途中でこんな国じゃなくてどこか違う場所に行きたいと思ってな、別にどこでもよかったんだ。
ただ最後の大仕事が本当にヤバくて、よくもまぁ生きて帰ってこれたって体してた。医療代とか色々払ったら、少し足りなくなってよ。
裏でこれ以上目立つのはヤバいと思って表で安くてもいいからバイトをしたんだ。だが、最後の仕事で色々とバレててどこまでも追いかけられて表のバイトどころじゃなかった。
そいつらと警察から逃げながらなんとか金を工面して飛行機に乗り込んだんだ、まさに危機一髪って感じだった。空港まで追いかけられたからな。
もうどこ行きの飛行機とか確認しないでチケット買ったから行先も飛行機のアナウンスで知ったよ。
そこからはレオにも聞いただろ?ぶらぶらしてたらたまたまバスケコートをみつけて耽ってたら話かけられてな。
色々とこっちに来てから大変だったけど、毎日が楽しくてな。
俺がボスになってからは決めてたことがあってな。
覚えてるか?俺がきょーをスタメンに選んだ日に言った言葉を。
そうだ。
「俺たちはバスケやるやつは国籍も人種も問わねぇ。」
ってやつな、あれは俺がボスになって決めた最初のルールだ。
過去にどんなことをしていても、どんな肌の色でも、どんな国のやつでも、どんな性格でも、ここでバスケをするのに権利なんていらねぇ、誰かの居場所であれるなら。って思いからだな。
所詮、あそこだって俺たちの土地じゃねぇ、国のもんだ。俺たちが勝手にたむろってやってるだけでしかない。
それでもあいつらが笑ってバスケしてる姿が段々と気に入ってよ、ボスとして色々とやったわけよ。
何をしたかって?…そりゃあ内緒だよ、なんで今でもあそこでたむろって大人数で好き勝手バスケできんだろうな?
あ?そんな中俺がいなくなってもあそこは大丈夫かって?大丈夫になったから俺も帰国するんだよ。
…そうだな、なんで帰ることになったのかも話すか。
大会前日に電話がきてな、両親が亡くなったって。事故だそうだが本当の事はわからねぇ、俺の裏での仕事の影響なのか本当に事故なのかは判明していない。
それを調べるために帰るのが理由だな。
育ててもらった恩がある、弔い合戦とまではいかねぇが真相だけでも暴きたくてな。
あいつらには言わないのかって?言えるわけねぇだろ、下手したらついてくるとか言い出しかねない連中だぞ。
俺のせいでなった結果だ、俺自身でなんとかするのが筋だ。
話としてはこんなもんだ、面白くもなかっただろ?え?感動した?
…きょーの感性がわからねぇよ。
【side out】
「…わかるといいですね、両親のこと。」
「あぁ、そうだな。」
「そういえば、なんで大会終わってすぐ行かなかったんですか?」
「…お前らのこと、店のこと、金の問題、あの場所のこと。あげたら色々とキリがねぇがそんな所だ。」
「俺にできることは…。」
「あるわけねぇだろ、さっきも言ったろ。これは俺の問題だ。こっちでやらなきゃいけないことはまだあるからそれが終わったら向こうに行く。」
「…なんかあったら連絡してください、絶対に助けに行くんで。」
「そうか、なら日本で一番になってくれ。そしたら俺も一安心だよ。」
「わかりました、俺たちは家族なんですよね?忘れないでくださいよ。」
「あぁ、肝に銘じておこう。」
俺とマイケルはグータッチをした。
この作品を書こうと思ったきっかけの作品の作者様から感想がきて思わず返信をしてしまいました。超嬉しかったです。
マイケルだけは現地人ではなく、アメリカから来た設定は当初からの考えでした。
そこからどこまで本作品で深掘りするのかは迷いましたが、作品に影響がない範囲内でつらつらと書きました。
オリキャラだし、まだ原作にすら入っていないのでここで「マイケル編」なんてやりたくありません。ワイは早く青峰を書きたいんや!
実はもう少し設定を練っており、マイケルの今後は原作キャラとガッツリ関係のある設定があります。
しかし、先ほども記述したように原作を早く書きたいのでここではスキップします。
どうか真相がわかるといいね...。
まかり間違って皆様からの希望があれば、どこかのタイミングで書きたいですね。
最後にヒロインアンケートについて。
現段階(3/30)では桃井で考えておりますが、作者が恋愛描写を書いたことないので上手く書けるかはわかりません。
こちらも本編ではないので、進むペースはゆっくりだと思います。
恋愛とストーリーをうまく絡めることができれば良いのですが現状ではアイデアがない為、何とも言えませんができる限り頑張ってみます。
お読み頂きありがとうございます、次の話でお会いしましょう。
ヒロインについて
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ヒロイン無し
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桃井 さつき
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相田 リコ
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荒木 雅子
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アレクサンドラ・ガルシア(アレックス)
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土田の姉
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水戸部の妹
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