☆10評価ありがとうございます。
ペンギン86様、ケイノ アガサ様、あおは様、なんき様ありがとうございます。
所謂、帰国というやつ
長いようで短かったスペインから帰る日が来た。両親と一緒に飛行機に乗り、窓の外を眺める。
そうするとここでの思い出がどんどんとあふれ出てくる。
「…おい、おい!」
今いいところなんだから話しかけないでほしい。
「…全くこいつは。」
うるさいなと思いながら横を見るとマイケルがいた。…マイケルがいた???
「ちょっ!なんでマイケルがいるんだよ!」
「?言ってなかったか?情報提供者が日本にいてな、一度日本に寄ってからアメリカに帰るんだ。」
…なんだか締まり悪いなぁと思いながらも、もう少しだけマイケルと一緒にいれることにホッとしている自分もいた。
いまから帰るぞ、待ってろよキセキ。待ってろよ青峰。
日本に帰国し、マイケルとは別れ久し振りに日本の家へと帰ってきた。
そこからは毎日ランニングやハンドリングなどのスキル練習をして過ごしていた。
向こうみたいに人が集まって誰でも参加できるストリートコートみたいな場所は近くになく、一人でやるしかなかった。
そして8月下旬。東京で行われる全中を見に会場へ。確か、東京都の高校IH予選も同じタイミングだったっけ?
そうして会場に到着し、席に座ると帝光中の試合が始まった。
試合は一方的な展開で終わり、帝光中が圧勝した。
やはりキセキの個人力で圧倒していた内容で、俺個人としては現状の彼らをみれたので問題はなかった。
青峰はやはりやる気がないのか本気ではない様子だったが、それでも30得点をマークしておりエースとしての仕事は本当に最低限しているようだ。
せめて黒子を見ておきたいと思い、準決勝までは見ることにした。
…やはり
そうして準決勝も終わり俺は立つと、隣に座っていたおじさんから
「そこの君、もうみないのか?」
なんか話かけられたので、
「はい、もうわかりきっているので。」
そう返し帰ろうとしたら
「…バスケの先輩として教えておこう、バスケは何が起こるかわからないぞ。」
「…おじさんに教えておいてあげます。決勝は111-11で帝光が勝ちますよ。」
「…やけに具体的な数字だな、何か根拠でも?」
「さぁ、なんとなくですよ。それじゃあ。」
今度は本当に俺は帰った。
それにしてもあの人どこかでみたことあるんだよなぁ…。
【side ???】
「今の彼をどう思う?実渕?」
「ん~、ちゃんとは見ていないから分からないけど、それでも強いっていうのはビンビン伝わってきたわ。」
「…そうか。彼にも声をかけておくべきだったか…。」
「もう見えなくなってますし、そもそも中学生かどうかも分からないし別にいいんじゃないですか?」
「それもそうか、スコア予想が当たっていればもったいないことをしたなと思うことにしよう。」
「…111-11でしたっけ?そんなこと当たるはずがないわ。」
「…それもそうか。またどこかで会えることを期待しておこう。」
【side out】
全中が終了して、新学期が始まった。
このタイミングで桐皇に練習参加をすることになった。
「彼が、来年から入学する藍野 京介君です。」
「藍野 京介です、ポジションはSGです。よろしくお願いします。」
「よろしゅうな、ワシはキャプテンの今吉っちゅーもんや。」
キャプテンの今吉さんからの握手を握り返す。
「わかっているとは思いますが、うちは実力主義です。彼にその座を奪われたくなければ練習するように。」
「「「はい!」」」
基礎練習から始まり、連携練習はあまりなくいきなり実践。1on1や2on2を行い最後は試合で締める。
基礎練習の割合が6で実戦練習が4といったところだろう。
そんな練習の最中、最初の1on1の相手は今吉さんだった。
「ほな、実力みせてもらうで。」
目の奥がギラリと光ったような気がした。
「お手柔らかにお願いします。」
そういって今吉さんからパスを貰い、1on1がスタート。
(久し振りの原作の人との1on1、テンションあがる!)
そして俺は、様子見のドリブルを突きながら仕掛けるタイミングを伺う。
そして仕掛ける。まずはクロスオーバーで抜きにかかる振りをしてレッグスルーで急停止。今吉さんがレッグスルーについてこなかったので、逆側を一気に駆け抜ける。
追いついてこないのを音と気配で判断して、レイアップで得点を決める。
「なかなかやるやないか。」
「いえ、それほどでもありません。」
そういって今度はディフェンスへ向かう、オフェンス相手は原作では名前もでてこなかった2年生の先輩だったが、どうやら現在はスタメンの人らしい。
先輩がいきなり仕掛けてくるが思いっきり速いというわけではない。様子見か?
「これがダメか…。なら!」
そう言って今度もフェイクを織り交ぜドリブルを仕掛けてくるが、抜かさせない。
「っち!」
ドリブルの最中に止まりシュートを打ってくる。不意打ちのつもりだったのだろうが、しっかりとついていけていた為難なくブロックをする。
ディフェンスを終えた俺はまた列に並びなおす。
「やべぇなあいつ…。」
並びに戻る最中に他に待っている先輩が話している声がきこえた。
ふむ、この中だとやれるレベルなのか。
そうこうして桐皇での初の練習参加を終えて、監督と今吉さんに残るよう言われる。
「本日はありがとうございました。」
「いや、気にしないでくれ。うちの練習や雰囲気はどうたったかな?」
「全員がスタメンを狙っている部内競争の感じが自分にとてもあっていると思いました。」
「…ダウトや。」
げ、そう言えばここにはこの人がいたんだった。噓発見器かよ。
「…なぜそう思うのでしょうか?」
「自分、練習中もやけど『物足りないです』って感じ凄かったで。あれで気づくなって言う方が無理や。」
「そんなに顔にでてました?」
俺は確認のために監督に聞く。
「…いえ、私は気が付きませんでした。」
やっぱり!この人の能力やばいって!
「ワシも確信はなかったで?でもさっきの質問で確信に変わったわ。」
…もうなんでこの人と心理ゲームやらないといけないの、胃が痛いよ。
「本題はなんですか?」
「せやったな。すまん、すまん。自分、練習中本気出してへんやろ?それを知りたくてな、ワシとここで1on1してくれへんか?」
あ~、原作で青峰がゾーンを今吉さんに見せたシーンと同じ展開のやつか。納得。
でも…。
「ごめんなさい、本気ではできないんです。」
「疲れか?」
「いえ、本気を出すためにはとある『条件』をクリアしないといけないのですが、それがまだ何かわかっていなくて。それ抜きでいいならできますよ?」
「…ほな、それならしゃーない。でも実力は知っておきたいからやろか。」
そうして今吉さんからパスがくる。
「手ぇ抜いたら速攻で見抜くで?」
…本気でやるか。
そうして俺はスペインで成長した全てを使い、今吉さんと1on1をした。
「…自分ほんまに中学生か?」
練習後ということもあり、開始して2,30分程で今吉さんからストップの声がかかる。
「はい、正真正銘中学生ですよ?」
「これは入ってくる『キセキ』とやらしてみたいなぁ。」
やっぱり桐皇にキセキが来るのか!原作通りなら青峰だが…。
「…それって誰なんですか?」
「青峰っちゅう男や、なんや知り合いか?」
「えぇ、スペインに行く前に一度練習試合で。」
「それで?結果は?」
「ボコボコでした、彼らは強いです。」
「よー折れなかったな自分。」
「…キャプテンがいたからっていうのはありますかね。」
「青峰君と会いたいですか?もし、そうならアポを取りに行きますが…。」
監督からそう提案される。
「いえ、折角なら驚かせたいので大丈夫です。」
「そうですか、わかりました。お二人ともお疲れ様でした、今日は帰って大丈夫です。施錠は私がしておきましょう。」
「「ありがとうございます。」」
そうして桐皇を後にした。
待ってろよ青峰、すぐに楽しませてやるからな。
エセ関西弁ごめんなさい、何が正しいのか分からないなりに書いてます。
高校生で第一人称「ワシ」って言う人いない説、あります。
少なくても私が高校生の時はみたことありません。
マイケルが日本に来ましたが、特に本作品にこれ以上登場させる予定は今のところ無いです。もしかしたらIHとWCの間で修業編を入れてそこで登場させようかなとかありますが、まだ本当に未定です。
ストック含めて桐皇書きやすいTier表でも発表して終わります
TierS オリ主君、青峰
TierA 若松、桃井
TierB 今吉、監督
TierC 桜井、諏佐
次のお話でお会いしましょう。
ヒロインについて
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ヒロイン無し
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桃井 さつき
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相田 リコ
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荒木 雅子
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アレクサンドラ・ガルシア(アレックス)
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土田の姉
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水戸部の妹
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オリキャラ