遊戯王5D's 苦悩する男   作:yvisi

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第105話 未谷来人VSジャック・アトラス

「「ライディングデュエル、アクセラレーション!!」」

 

来人とジャック、二人のDホイールが一斉に走り出す。

 

「・・・!!」

 

カーブに差し迫りながらも、来人はスピードを落とさない。むしろ、徐々にスピードを上げている。

 

「あのままではコーナーに突っ込むぞ!」

 

「・・・ふっ。」

 

「・・・!! ジャック! 来人の狙いは・・・!」

 

起き上がったクロウは来人の狙いに気づいた。焦るジャックを鼻で笑い、来人はジャックより先にコーナーを曲がった。

 

「な!?」

 

「第一コーナーは俺が取った。先攻はもらうぞ。」

 

「ふん。そこまでほしいなら、貴様にくれてやる! 行くぞ!!」

 

「「デュエル!!」」

 

来人 LP4000 手札5 SPC0

 

ジャック LP4000 手札5 SPC0

 

「俺のターン!」

 

来人 手札5→6

 

「俺はカードを3枚伏せ、ターンエンド!」

 

「何!?」

 

「カードを3枚伏せただけだと・・・!?」

 

(来人・・・何を狙っている・・・?)

 

「何を仕掛けようとも、俺のパワーでねじ伏せてやる! 俺のターン!」

 

来人 SPC0→1

ジャック 手札5→6 SPC0→1

 

「永続トラップ、フルスロットル!」

 

フルスロットル(アニメオリジナル)

永続罠

「スピード・ワールド」と名のついたフィールド魔法カードが存在する場合に発動できる。自分ターンのスタンバイフェイズ毎に自分のスピードカウンターを1つ置く。

 

「スタンバイフェイズにスピードカウンターを1つ増やす!」

 

来人 SPC1→2

 

「手札からダーク・スプロケッターを墓地に送り、パワー・ジャイアントを特殊召喚する!」

 

パワー・ジャイアント ATK2200/レベル6

 

「パワー・ジャイアントは墓地に送ったモンスターのレベル分、レベルを下げる! 墓地に送ったダーク・スプロケッターはレベル1! よって、1つ下がる!」

 

パワー・ジャイアント レベル6→5

 

「さらにチューナーモンスター、ダーク・リゾネーターを召喚!」

 

ダーク・リゾネーター ATK1300/レベル3

 

「レベルの合計は8・・・さっそくレッド・デーモンズ・ドラゴンを召喚できるな・・・。」

 

「それより来人のフィールドはがら空き。このまま攻撃すりゃあ、いきなり3500のダメージだぜ・・・!」

 

「トラップ発動! 捕食計画!」

 

「!」

 

「デッキからプレデタープランツモンスターを墓地に送り、フィールドのモンスターに捕食カウンターを1つ置く! 俺はビブリスプを墓地に送る!」

 

パワー・ジャイアント 捕食カウンター0→1 レベル5→1

ダーク・リゾネーター 捕食カウンター0→1 レベル3→1

 

「ビブリスプが墓地に送られたとき、デッキからプレデタープランツモンスターを手札に加える! 俺は捕食植物セラセニアントを手札に加える!」

 

来人 手札3→4

 

「ならばパワー・ジャイアントでダイレクトアタック!」

 

「さっき加えたセラセニアントの効果発動! ダイレクトアタックされるとき、手札のこのカードを特殊召喚する!」

 

捕食植物セラセニアント DEF600/レベル1

 

「その程度のモンスターで止められると思うな! パワー・ジャイアントでセラセニアントを攻撃!!」

 

「セラセニアントの効果! このカードと戦闘を行ったモンスターを破壊する!」

 

「手札のシャドー・ゴーレムの効果発動!」

 

シャドー・ゴーレム(オリジナル)

効果モンスター

レベル3/闇属性/岩石族/ATK1000/DEF1300

①:自分フィールドの岩石族・悪魔族モンスターが破壊される場合、代わりに手札のこのカードを墓地に送ることができる。その後、カードを1枚ドローする。②:自分メインフェイズ、墓地のこのカードと岩石族モンスター1体を除外して発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。

 

「このカードを墓地に送ることで、岩石族モンスターを破壊から守り、カードを1枚ドローする!」

 

ジャック 手札2→3

 

「セラセニアントが墓地に送られたとき、デッキからプレデターと名の付くカードを1枚手札に加える! テッポウリザードを手札に加える!」

 

来人 手札3→4

 

「ダーク・リゾネーターでダイレクトアタック!」

 

「トラップカード、ピンポイント・ガード! 墓地のモンスターを特殊召喚する! セラセニアントを特殊召喚!」

 

セラセニアント DEF600/レベル1

 

「この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、破壊することはできない!」

 

「く・・・! カードを2枚伏せ、ターンエンド!」

 

来人 LP4000 手札4(1枚テッポウリザード) SPC2

【モンスター】

セラセニアント(DEF600/レベル1)

【魔法・罠】

フルスロットル

 

ジャック LP4000 手札1 SPC1

【モンスター】

パワー・ジャイアント(ATK2200/レベル1/捕食カウンター1)

ダーク・リゾネーター(ATK1300/レベル1/捕食カウンター1)

【魔法・罠】

伏せ2

 

「俺のターン!」

 

来人 手札4→5 SPC2→3→4

ジャック SPC1→2

 

「墓地のビブリスプの効果発動! 捕食カウンターが置かれたモンスターが存在するとき、墓地から復活する!」

 

捕食植物ビブリスプ DEF1900/レベル1

 

「捕食植物テッポウリザードを召喚!」

 

捕食植物テッポウリザード(アニメオリジナル)

効果モンスター

レベル3/闇属性/植物族/ATK1200/DEF1200

①:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分はデッキからカードを1枚ドローする。

 

「そしてSp-スピード・フュージョンを発動!」

 

Sp-スピード・フュージョン(アニメオリジナル)

通常魔法

自分のスピードカウンターが4つ以上ある場合に発動できる。手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

 

「フィールドのセラセニアント、ビブリスプ、テッポウリザードを融合!」

 

「プレデタープランツの3体融合だと!?」

 

「融合召喚! 現れろ、捕食植物トリフィオヴェルトゥム!!」

 

捕食植物トリフィオヴェルトゥム ATK3000/レベル9

 

「トリフィオヴェルトゥムの効果! このカードの攻撃力は捕食カウンターが置かれたモンスターの攻撃力の合計分、攻撃力をアップさせる!」

 

「何だと!?」

 

「パワー・ジャイアントとダーク・リゾネーターの攻撃力の合計は3500! よって、3500ポイントアップする!!」

 

トリフィオヴェルトゥム ATK3000→6500

 

「攻撃力6500だと!?」

 

「やべえ・・・攻撃力1300のダーク・リゾネーターに攻撃されたら・・・!」

 

「そしたら、えっと、ダメージは・・・」

 

「5200だ。ジャックのライフは一撃でなくなる。」

 

「そ、そんな・・・!」

 

「バトル! トリフィオヴェルトゥムでダーク・リゾネーターを攻撃!!」

 

トリフィオヴェルトゥムがダーク・リゾネーターに迫る。

 

「ジャック!!」

 

「トラップ発動! パワー・ガード!」

 

パワー・ガード(オリジナル)

通常罠

①:モンスター同士の攻撃宣言時に発動できる。自分フィールドで最も攻撃力の高いモンスターに攻撃対象を変更する。この戦闘で発生する戦闘ダメージは半分になる。発生した戦闘ダメージが2000ポイント以上の場合、デッキから1枚ドローする。

 

「俺のフィールドで最も攻撃力の高いパワー・ジャイアントに攻撃対象を変更させる!」

 

「だがそれでも発生するダメージは4300。終わりだな。」

 

「まだだ! パワー・ガードの効果により、発生するダメージは半分になる! ぐああああ!!」

 

ジャック LP4000→1850

 

何本ものレーザーがジャックの体を貫いた。

 

「うぐ、ぐああああ!?」

 

ジャックのDホイールがたまらずスピンする。

 

「ジャック、大丈夫か!!」

 

「ぐぅ・・・この程度・・・!!」

 

(十六夜のやつ・・・これだけのダメージを・・・!)

 

衝撃に耐え、どうにかDホイールの体勢を立て直した。

 

「パワー・ガードを発動し、2000ポイントのダメージが発生した時、カードを1枚ドローする!」

 

ジャック 手札1→2

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

「ぐ・・・俺のターン!!」

 

来人 SPC4→5→6

ジャック 手札2→3 SPC2→3

 

「マッド・デーモンを召喚!」

 

マッド・デーモン ATK1800/レベル4

 

「さらにお前のフィールドのフルスロットルを墓地に送り、トラップ・イーターを特殊召喚する!」

 

トラップ・イーター ATK1900/レベル4

 

「来るか・・・。」

 

「レベル4のマッド・デーモンにレベル4、トラップ・イーターをチューニング! 王者の鼓動、今ここに列を成す! 天地鳴動の力を見るがいい! シンクロ召喚! 我が魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン!!」

 

レッド・デーモンズ・ドラゴン ATK3000/レベル8

 

「レッド・デーモンズ・ドラゴン、来たぁ! ・・・でも・・・。」

 

「ああ、トリフィオヴェルトゥムの攻撃力は6500。このままじゃ・・・」

 

「手札より、Sp-セレクト・チューナーを発動!」

 

Sp-セレクト・チューナー(オリジナル)

通常魔法

自分のスピードカウンターが3つ以上ある場合、自分フィールドのチューナーモンスター1体を対象に発動できる。カードを1枚ドローし、お互いに確認する。そのカードが対象のモンスターと同じレベルのチューナーモンスターの場合、そのモンスターを特殊召喚する。その後、対象のモンスターを破壊する。

 

「俺のフィールドのチューナーモンスター1体を選び、1枚ドローする! そしてドローしたカードが選んだチューナーと同じレベルのチューナーの場合、特殊召喚できる!」

 

ジャックはデッキの一番上のカードに指をかける。

 

(俺は俺たちを裏切ったあいつを許すことはできん・・・! だが・・・)

 

デュエルを見守る龍亞と龍可を見る。

 

(あいつらはお前を取り戻せると信じている・・・仲間の願いは・・・叶えてみせる・・・!!)

 

その時、ジャックのアザが赤く輝きだす。

 

「・・・! これは・・・!」

 

遊星たちのアザも強く輝きだした。やがてアザが消え、ジャックの背中に集まった。

 

「行くぞ・・・・・ドロー!!」

 

ジャック 手札0→1

 

「ドローしたのは、レベル1の救世竜セイヴァー・ドラゴン! ダーク・リゾネーターは今レベル1! よって、特殊召喚できる! 現れろ、セイヴァー・ドラゴン!!」

 

救世竜セイヴァー・ドラゴン ATK0/レベル1

 

「セイヴァー・ドラゴン・・・赤き竜の力か・・・!!」

 

「行くぞ、来人!! レベル8のレッド・デーモンズ・ドラゴンとレベル1となったパワー・ジャイアントにレベル1のセイヴァー・ドラゴンをチューニング! 研磨されし孤高の光、真の覇者となりて大地を照らす! 光輝け! シンクロ召喚! 大いなる魂、セイヴァー・デモン・ドラゴン!!」

 

セイヴァー・デモン・ドラゴン ATK4000/レベル10

 

「よし! これならいけるぜ! セイヴァー・デモン・ドラゴンは相手モンスターの効果を無効にして、その攻撃力分、攻撃力をアップさせる効果がある! そうすれば、攻撃力は7000!」

 

「それで攻撃すれば、来人は4000のダメージを受け、ジャックは勝つ。」

 

「・・・来人・・・。」

 

「・・・ふっ。」

 

「?」

 

「くく・・・ははは・・・!」

 

来人は現れたセイヴァー・デモン・ドラゴンを見て、不気味な笑みを浮かべる。

 

「何がおかしい!!」

 

「笑っちまうだろ。お前の勝ちはさらになくなったんだからな!!」

 

「!?」

 

「俺は、トリフィオヴェルトゥムの効果発動! セイヴァー・デモン・ドラゴンを破壊する!!」

 

「セイヴァー・デモン・ドラゴンはカード効果では破壊されない! 残念だったな!」

 

「それは、フィールドに召喚されていればの話だろ。」

 

「? どういうことだ・・・?」

 

「トリフィオヴェルトゥムの効果は1ターンに1度、相手がエクストラデッキからモンスターを特殊召喚する際、その特殊召喚を無効にして破壊する!!」

 

「!! 特殊召喚を無効にするだと!?」

 

「ど、どういうこと? セイヴァー・デモン・ドラゴンは破壊されないんじゃないの?」

 

ジャックの焦りの理由が龍亞にはわからなかった。

 

「セイヴァー・デモン・ドラゴンには確かにカードで破壊されない効果がある。だがそれは、フィールドに召喚されていればの話だ。召喚自体が無効にされるのであれば、破壊されない効果は適用されない。」

 

「そんな・・・!」

 

「消えろ、セイヴァー・デモン・ドラゴン!!」

 

地面から伸びたトリフィオヴェルトゥムの触手がセイヴァー・デモン・ドラゴンをからめとる。そのまま引っ張られ、セイヴァー・デモン・ドラゴンは地面にたたき伏せられ、破壊された。

 

「ぐ・・・!」

 

「やべえ、このままだとジャックのフィールドにカードがねぇ・・・!」

 

「さぁて、どうするんだ? ジャックさんよぉ。」

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