「ジャック! ジャック、しっかりしろ!!」
「・・・・・。」
クロウが何度も体を揺らすが、ジャックの返事がなかった。
「そんな・・・。」
「・・・・・。」
デュエルを終えた来人はDホイールを止める。
「どうした? もう終わりか? 所詮、お前たちの決意なんてその程度のもんなのか?」
「・・・・・さねぇ・・・」
「あ?」
「許さねぇぞ、来人!!」
怒りに駆られたクロウはDホイールに乗り込んだ。
「次はお前か。クロウ!」
「俺が絶対に守ってみせる! 俺やみんな・・・ガキどもの未来を!!」
「聞き分けのねえやつだな・・・。だったら・・・・・全てぶっ壊してやるよ。クロウ!!」
「「スピードワールド2、セットオン!!」」
『デュエルモード、オン』
「「ライディングデュエル、アクセラレーション!!」」
来人とクロウは互いにスピードを上げ、第一コーナーを取ろうとする。
「・・・ふっ。」
ここで来人はなぜかスピードを落とし、クロウに先攻を譲った。
「な・・・!」
(どういうつもりだ? 先攻じゃなくても勝てるってのか?)
「さあ、始めるぞクロウ!」
「望むところだ!」
「「デュエル!!」」
クロウ LP4000 手札5 SPC0
来人 LP4000 手札5 SPC0
「俺のターン!」
クロウ 手札5→6
「チューナーモンスター、BF-銀盾のミストラルを守備表示で召喚!」
BF-銀盾のミストラル DEF1800/レベル2
「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」
「俺のターン!」
クロウ SPC0→1
来人 手札5→6 SPC0→1
「SRベイゴマックスを特殊召喚!」
SRベイゴマックス ATK1200/レベル3
「このカードは自分フィールドにモンスターがいなければ特殊召喚できる! そしてフィールドに出たとき、デッキからスピードロイドモンスターを手札に加える! タケトンボーグを加え、特殊召喚!」
SRタケトンボーグ DEF1200/レベル3
「タケトンボーグは風属性モンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる! さらにタケトンボーグの効果発動! このカードをリリースし、デッキからスピードロイドチューナー1体を特殊召喚できる! 赤目のダイスを特殊召喚!」
SR赤目のダイス ATK100/レベル1
「赤目のダイスの効果発動! スピードロイド1体のレベルを1から6までに変更できる! ベイゴマックスをレベル6に変更!」
ベイゴマックス レベル3→6
「レベル6のベイゴマックスにレベル1の赤目のダイスをチューニング! その美しき輝ける翼で、我が道を阻む敵を蹴散らせ! シンクロ召喚! 輝け、クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK2500/レベル7
「いきなりクリアウィングか・・・!」
「まだまだ! SRダブルヨーヨーを召喚!」
SRダブルヨーヨー ATK1400/レベル4
「このカードが召喚に成功した時、墓地からレベル3以下のスピードロイド1体を特殊召喚する! 戻れ、赤目のダイス!」
赤目のダイス ATK100/レベル1
「レベル4のダブルヨーヨーにレベル1の赤目のダイスをチューニング! 天空へ駆けあがる双翼よ、我が敵を地平の彼方へ吹き飛ばせ! シンクロ召喚! いでよ、HSRマッハゴー・イータ!」
HSRマッハゴー・イータ ATK2000/レベル5
「マッハゴー・イータ・・・? なんだ、あのモンスター・・・。」
「バトル! マッハゴー・イータで銀盾のミストラルを攻撃!」
「く・・・! 銀盾のミストラルの効果! 破壊されたターンの1回だけ、戦闘ダメージを0にする!」
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
クロウ LP4000 手札4 SPC1
【モンスター】
【魔法・罠】
伏せ1
来人 LP4000 手札3 SPC1
【モンスター】
クリアウィング(ATK2500/レベル7)
マッハゴー・イータ(ATK2000/レベル5)
【魔法・罠】
伏せ1
「俺のターン!」
クロウ 手札4→5 SPC1→2
来人 SPC1→2
「BF-暁のシロッコを召喚!」
BF-暁のシロッコ ATK2000/レベル5
「暁のシロッコは相手フィールドにのみモンスターが存在するとき、リリースなしで召喚できる! そしてフィールドにブラックフェザーがいるとき、BF-黒槍のブラストを特殊召喚!」
BF-黒槍のブラスト ATK1700/レベル4
「さらにBF-疾風のゲイルを特殊召喚!」
BF-疾風のゲイル ATK1300/レベル3
「すごい・・・! 一気に3体のモンスターを召喚した!」
(ここは・・・アーマード・ウィングをシンクロ召喚して有利に進めてくぜ!)
「疾風のゲイルが特殊召喚されたこの瞬間、マッハゴー・イータの効果発動!」
「!」
「このカードをリリースすることで、ターン終了時までフィールドのモンスターのレベルを1つ上げる!」
「何ぃ!?」
クリアウィング レベル7→8
暁のシロッコ レベル5→6
黒槍のブラスト レベル4→5
疾風のゲイル レベル3→4
「まずい・・・クロウの目論見は完全に崩れた。」
「どういうこと?」
「来人のクリアウィングは攻撃力2500。クロウはおそらくアーマード・ウィングで相打ちにして、デュエルを有利に進めるはずだった。だが、ブラックフェザーたちはレベルが上がり、シンクロ素材に使えなくなってしまったんだ。」
「モンスター1枚でそこまで・・・!」
(くそ・・・暁のシロッコと疾風のゲイルの効果を使おうにも、クリアウィングで無効にされちまう・・・!)
「・・・ターンエンド・・・!」
悔しそうにしながら、ターンの終わりを宣言する。
「俺のターン!」
クロウ SPC2→3
来人 手札3→4 SPC2→3
「2体目のダブルヨーヨーを召喚!」
ダブルヨーヨー ATK1400/レベル4
「ダブルヨーヨーの効果により、再び赤目のダイスを特殊召喚!」
赤目のダイス ATK100/レベル1
「レベル4のダブルヨーヨーにレベル1の赤目のダイスをチューニング! 昔より伝わりし剣劇よ、立ち塞がる敵をその身で切り払え! シンクロ召喚! いでよ、HSRチャンバライダー!」
HSRチャンバライダー ATK2000/レベル5
「バトル! チャンバライダーで暁のシロッコを攻撃! チャンバライダーの効果により、攻撃力を200ポイントアップする!」
チャンバライダー ATK2000→2200
「く・・・!」
クロウ LP4000→3800
クロウの腕をレーザーが貫いた。
「ぐ・・・!? アキ・・・ジャック・・・お前らこんな痛みに耐えて・・・! お前たちの仇、必ず取ってやるぜ!」
「仇? ・・・ああ、何か勘違いしているようだが、あいつら死んでないぜ。」
「何? どういうことだ!?」
「あれは気絶しているだけだ。ほんの二、三日な。」
「な・・・気絶?」
クロウは床で目を閉じるアキとジャックを見る。
「このアーククレイドルはネオドミノシティに激突しようとしている。激突すれば、ここにいる俺たちもただではすまない。そんな中、気絶していれば・・・」
「! 死ぬってわけか・・・! てめえ・・・!」
クロウのハンドルを握る力が強くなる。
「お前は勝てるといいなぁ。まあ、無理だろうけどな! チャンバライダーで黒槍のブラストを攻撃!」
チャンバライダー ATK2200→2400
「く、ぐあああ!」
クロウ LP3800→3100
「クリアウィングで疾風のゲイルを攻撃! 旋風のヘルダイブスラッシャー!!」
「ぐ、ああああ!!」
クロウ LP3100→1900
クロウのDホイールがバランスを大きく崩す。
「く・・・!」
「クロウ!」
倒れそうになるが、なんとか立て直した。
「ふぅ・・・。」
「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」
クロウ LP1900 手札2 SPC2
【モンスター】
【魔法・罠】
伏せ1
来人 LP4000 手札2 SPC2
【モンスター】
クリアウィング(ATK2500/レベル7)
チャンバライダー(ATK2400/レベル5)
【魔法・罠】
伏せ2
「く、俺のターン!」
クロウ 手札2→3 SPC2→3
来人 SPC2→3
「Sp-シンクロ・フォースを発動!」
Sp-シンクロ・フォース(オリジナル)
通常魔法
自分のスピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。発動ターンのエンドフェイズ時まで、相手フィールド上に存在するシンクロモンスター1体は効果を発動できない。
「スピードカウンターが2つ以上あるとき、相手のシンクロモンスター1体の効果を封じる!」
「・・・・・。」
「トラップカード、オープン! ブラック・バック! 墓地から攻撃力2000以下のブラックフェザー1体を特殊召喚する! ただしこのターン、モンスターの通常召喚はできない! 暁のシロッコを特殊召喚!」
暁のシロッコ ATK2000/レベル5
「さらにフィールドにブラックフェザーがいることにより、BF-突風のオロシを特殊召喚!」
BF-突風のオロシ ATK400/レベル1
「レベル5の暁のシロッコにレベル1の突風のオロシをチューニング! 漆黒の力! 大いなる翼に宿りて、神風を巻き起こせ! シンクロ召喚! 吹きすさべ、BF-アームズ・ウィング!」
BF-アームズ・ウィング ATK2300/レベル6
「突風のオロシがシンクロ素材として墓地に送られたとき、相手モンスター1体の表示形式を変更する! チャンバライダーを攻撃表示から守備表示に変更!」
チャンバライダー ATK2400→DEF1000
「バトル! アームズ・ウィングでチャンバライダーを攻撃! そしてアームズ・ウィングが守備モンスターを攻撃するとき、攻撃力を500ポイントアップさせる!」
アームズ・ウィング ATK2300→2800
「さらにアームズ・ウィングには貫通効果がある! 行け、アームズ・ウィング! ブラックチャージ!!」
「ぐあああ!」
来人 LP4000→2200
アームズ・ウィング ATK2800→2300
「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」
「クロウが一気にダメージを・・・!」
「クロウ・・・・来人・・・!」
「俺のターン!」
クロウ SPC3→4
来人 手札2→3 SPC3→4
「SRマジックハウンドを召喚!」
SRマジックハウンド ATK800/レベル3
「マジックハウンドの召喚に成功した時、デッキからスピードロイドと名の付くカード1枚を墓地に送る! SR電々大公を墓地に送る! そして電々大公を除外し、墓地のスピードロイドチューナーを特殊召喚する! 赤目のダイスを特殊召喚!」
赤目のダイス ATK100/レベル1
「赤目のダイスの効果により、マジックハウンドのレベルを5に変更!」
マジックハウンド レベル3→5
「レベル5となったマジックハウンドにレベル1の赤目のダイスをチューニング! 風を纏う魔剣がここに現れる! シンクロ召喚! 貫け、HSR魔剣ダーマ!」
HSR魔剣ダーマ ATK2200/レベル6
「魔剣ダーマの効果! 墓地のベイゴマックスを除外し、500ポイントのダメージを与える!」
「く!」
クロウ LP1900→1400
「クリアウィングでアームズ・ウィングを攻撃! 旋風のヘルダイブスラッシャー!!」
「ぐぅ・・・!!」
クロウ LP1400→1200
「魔剣ダーマでダイレクトアタック!」
「永続トラップ、リビングデッドの呼び声! 墓地のモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する! 甦れ! アームズ・ウィング!」
アームズ・ウィング ATK2300/レベル6
「ちっ・・・攻撃中断。カードを1枚伏せ、ターンエンド!」
クロウ LP1200 手札0 SPC4
【モンスター】
アームズ・ウィング(ATK2300/レベル6)
【魔法・罠】
リビングデッドの呼び声(アームズ・ウィング)
来人 LP2200 手札1 SPC4
【魔法・罠】
クリアウィング(ATK2500/レベル7)
魔剣ダーマ(ATK2200/レベル6)
【魔法・罠】
伏せ3
「ぐ・・・!」
ハンドルを握るクロウの体に痛みが走る。
(まだだ・・・こんなところで・・・!!)
「行くぜ・・・!! ドロー!!」
クロウ 手札0→1 SPC4→5
来人 SPC4→5
「Sp-ヴィジョンウィンドを発動!」
Sp-ヴィジョンウィンド(アニメオリジナル)
通常魔法
自分のスピードカウンターが2つ以上ある場合に発動できる。自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を選びフィールド上に特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズ時に破壊される。
「スピードカウンターが2つ以上あるとき、墓地からレベル2以下のモンスターを特殊召喚する! 銀盾のミストラルを特殊召喚!」
銀盾のミストラル DEF1800/レベル2
「レベル6のアームズ・ウィングにレベル2の銀盾のミストラルをチューニング! 黒き疾風よ、秘めたる思いをその翼に現出せよ! シンクロ召喚! 舞い上がれ、ブラックフェザー・ドラゴン!!」
ブラックフェザー・ドラゴン ATK2800/レベル8
「ブラックフェザー・ドラゴンで魔剣ダーマを攻撃! ノーブルストリーム!!」
「ぐ・・・!」
来人 LP2200→1600
「ターンエンド!」
クロウはデュエルを見る龍亞と龍可を見る。
(あいつらはまだあきらめてねえ・・・! なら・・・俺も諦めるわけにはいかねえよな!!)