遊戯王5D's 苦悩する男   作:yvisi

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第12話 猿のアザ

男 LP4000 手札5

 

来人 LP4000 手札5

 

「私のターン。」

 

男 手札5→6

 

「私はバルログを攻撃表示で召喚!」

 

バルログ(アニメオリジナル)

効果モンスター

レベル4/炎属性/悪魔族/ATK1000/DEF1000

①:このカードの攻撃力は、フィールドの炎属性モンスターの数×500アップする。②:このカードは直接攻撃できない。③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合、そのバトルフェイズ終了時に発動する。そのモンスターを自分フィールドに攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは炎属性になり、効果は無効化される。④:このカードがフィールド上から離れた時、このカードの効果で特殊召喚したモンスターを全て破壊する。

 

「バルログは炎属性モンスター1体につき、攻撃力を500ポイントアップさせる。」

 

バルログ ATK1000→1500

 

「ターンエンド。」

 

「俺のターン!」

 

来人 手札5→6

 

「俺は捕食植物(プレデター・プランツ)モーレイ・ネペンテスを召喚!」

 

捕食植物モーレイ・ネペンテス ATK1600/レベル4

 

「モーレイ・ネペンテスでバルログを攻撃!」

 

「く・・・!」

 

男 LP4000→3900

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

男 LP3900 手札4

【モンスター】

【魔法・罠】

伏せ1

 

来人 LP4000 手札4

【モンスター】

モーレイ・ネペンテス(ATK1600/レベル4)

【魔法・罠】

伏せ1

 

「私のターン。」

 

男 手札4→5

 

「トラップカード、リビングデッドの呼び声! 墓地のモンスターを攻撃表示で特殊召喚できる。戻れ、バルログ!」

 

バルログ ATK1000→1500/レベル4

 

「さらにこのカードは炎属性モンスターが存在するとき、手札から特殊召喚できる! DTファイヤー・デビルを特殊召喚!」

 

DTファイヤー・デビル(オリジナル)

ダークチューナー(効果モンスター)

レベル8/炎属性/悪魔族/ATK0/DEF0

①:自分フィールドに炎属性モンスターが存在する場合、このカードを手札から特殊召喚できる。

 

「ダークチューナーだ?」

 

「ふっふっふ・・・私はバルログにファイヤー・デビルを、ダークチューニング! ダークチューナー、ファイヤー・デビルはレベル8。バルログのレベルは4。その身に包まれし闇よ、姿を見せよ!」

 

ファイヤー・デビルが星になり、バルログの体内に入り込む。やがて中に入った星が消え、4つの黒い星が浮かび上がる。

 

「なんだ・・・何をした?」

 

「光は闇となった。ダークシンクロ召喚はチューナー以外のモンスター1体のレベルからダークチューナーのレベルを引いた数と同じレベルのシンクロモンスターを召喚できる。」

 

「馬鹿なこと言ってんじゃねえ! レベル4から8引いたら・・・」

 

「あるのだよ。我ら闇の世界には、レベルマイナス4のモンスターが。」

 

「何だと・・・!?」

 

「闇と闇重なりし時、冥府の扉が開かれる。光無き世界へ! ダークシンクロ! いでよ! 深炎のバルログ!!」

 

深炎のバルログ(オリジナル)

ダークシンクロ・効果モンスター

レベル-4/炎属性/悪魔族/ATK1500/DEF1500

チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー

①:このカードの攻撃力は、フィールドの炎属性モンスターの数×500アップし、フィールドの炎属性以外のモンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。②:このカードは直接攻撃できない。③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターを自分フィールドに攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは炎属性になり、効果は無効化される。④:このカード及び③の効果で特殊召喚したモンスターが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。⑤:このカードがフィールド上から離れた時、③の効果で特殊召喚したモンスターを全て破壊する。

 

「ダークシンクロモンスター・・・。」

 

「深炎のバルログはフィールドの炎属性1体につき、500ポイント攻撃力をアップする!」

 

深炎のバルログ ATK1500→2000

 

「深炎のバルログでモーレイ・ネペンテスを攻撃! ブラストウィップ!」

 

「トラップカード、発動!」

 

伏せカードを使おうとするが、カードが反応しない。

 

「!?」

 

「深炎のバルログが攻撃するとき、相手はマジック、トラップを発動できない!」

 

「何!? ぐぅ!?」

 

来人 LP4000→3600

 

深炎のバルログの攻撃が来人の頬を掠る。

 

「あっつ!?」

 

熱さを感じ、頬を押さえる。

 

「どうなってんだ・・・? ソリッドビジョンじゃないのか? サイコデュエリスト・・・ってわけでもなさそうだな。」

 

周りを囲む炎を見る。

 

「何かしらの特別な力が働いてるのか・・・?」

 

「まだだ。深炎のバルログが破壊したモンスターは私の場に炎属性モンスターとして特殊召喚される。」

 

「何!?」

 

モーレイ・ネペンテス 闇属性→炎属性

 

深炎のバルログ ATK2000→2500

 

「モーレイ・ネペンテスでダイレクトアタック。」

 

「くそ、トラップ・・・」

 

「深炎のバルログの効果で特殊召喚したモンスターが攻撃するときも相手はマジック、トラップを発動できない。」

 

「な、ぐああああ!!」

 

来人 LP3600→2000

 

モーレイ・ネペンテスの攻撃で来人は炎の壁にたたきつけられる。

 

「ぐ・・・!」

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド。」

 

「お、俺のターン!」

 

来人 手札4→5

 

「俺は、捕食植物ビブリスプを守備表示で召喚!」

 

捕食植物ビブリスプ DEF1900/レベル1

 

「さらにブラスティング・ヴェインを発動!」

 

ブラスティング・ヴェイン(アニメオリジナル)

通常魔法

自分フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を破壊する。その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。

 

「伏せカードを破壊して、2枚ドロー! 魔法カード、一時休戦! 互いに1枚ドローして、次のターンまですべてのダメージを0にする! ターンエンド!」

 

男 LP3900 手札3

【モンスター】

深炎のバルログ(ATK2500/レベル-4)

モーレイ・ネペンテス(ATK1600/レベル4)

【魔法・罠】

伏せ1 リビングデッドの呼び声(使用済み)

 

来人 LP2000 手札5

【モンスター】

ビブリスプ(DEF1900/レベル1)

【魔法・罠】

 

「私のターン。」

 

男 手札3→4

 

「私はビブリスプをリリースし、バルログの従者を相手フィールドに特殊召喚。」

 

「何!?」

 

ビブリスプが燃え上り、杖を持った炎の悪魔が現れた。

 

バルログの従者(オリジナル)

効果モンスター

レベル3/炎属性/悪魔族/ATK1000/DEF0

このカードは通常召喚できない。相手フィールドのモンスター1体をリリースした場合に相手フィールドに特殊召喚する。このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のモンスター1体を選んで相手フィールドに特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは炎属性になる。②:自分・相手スタンバイフェイズに発動できる。フィールドの炎属性モンスターの数×200ダメージを相手に与える。

 

「だが、ビブリスプの効果により、デッキから捕食植物スキッド・ドロセーラを手札に加える!」

 

「バルログの従者の効果により、リリースしたモンスターを炎属性として私のフィールドに特殊召喚する。」

 

ビブリスプ DEF1900 闇属性→炎属性

深炎のバルログ ATK2500→3000

 

「深炎のバルログでバルログの従者を攻撃。ブラストウィップ!」

 

「ぐぅ!」

 

「深炎のバルログの効果。バルログの従者を私のフィールドに特殊召喚。」

 

バルログの従者 ATK1000

深炎のバルログ ATK3000→3500

 

「ターンエンド。」

 

「俺のターン!」

 

来人 手札5→6

 

「スタンバイフェイズ、バルログの従者の効果発動。自分フィールドの炎属性モンスター1体につき、200ポイントのダメージを与える。」

 

「何!? ぐあああ!!」

 

来人 LP2000→1200

 

来人に炎の礫が襲い掛かる。

 

「くそ、あっちぃな・・・!」

 

できた傷を手で拭う。

 

「ダークシグナーは決して倒れることはない。黒き印とともに・・・。」

 

男は腕のアザを見せる。猿によく似た紋様だった。

 

「ダーク・・・シグナーだと?」

 

「貴様の仲間の持つ赤き印もやがて漆黒に染まる。」

 

「てめえ・・・このデュエル勝ったら洗いざらいしゃべってもらうからな・・・! 手札から捕食生成(プレデター・プラスト)を発動! 手札のプレデタープランツを任意の数見せることで、その数までモンスターに捕食カウンターを置く! 俺は手札のスキッド・ドロセーラ、オフリス・スコーピオ、スピノ・ディオネア、コーディセップスを見せ、お前のモンスター全てに捕食カウンターを置かせてもらう!」

 

深炎のバルログ 捕食カウンター0→1

モーレイ・ネペンテス 捕食カウンター0→1

ビブリスプ 捕食カウンター0→1

バルログの従者 捕食カウンター0→1

 

「そしてオフリス・スコーピオを召喚!」

 

捕食植物オフリス・スコーピオ ATK1200/レベル3

 

「このカードが召喚に成功した時、手札のモンスター1枚をコストにデッキからプレデタープランツモンスター1体を特殊召喚できる! コーディセップスをコストに俺はダーリング・コブラを特殊召喚!」

 

捕食植物ダーリング・コブラ ATK1000/レベル3

 

「ダーリング・コブラがプレデタープランツの効果で特殊召喚に成功した時、デッキから融合かフュージョンと名の付くカード1枚を手札に加える!

俺は融合を加え、発動! 場のオフリス・スコーピオ、ダーリング・コブラを融合! いでよ! 捕食植物キメラフレシア!」

 

捕食植物キメラフレシア ATK2500/レベル7

 

「さらにマジックカード、一騎加勢を発動! キメラフレシアの攻撃力を1500ポイントアップさせる!」

 

キメラフレシア ATK2500→4000

 

「手札からスキッド・ドロセーラの効果発動! このターン、キメラフレシアは捕食カウンターの乗ったモンスター全てに攻撃できる!」

 

「何!?」

 

「バトル! まずはビブリスプを攻撃! 戦闘ダメージは発生しないが、深炎のバルログの攻撃力は下がる!」

 

深炎のバルログ ATK3500→3000

 

「2回目! モーレイ・ネペンテスを攻撃!」

 

「ぐあああ!!」

 

男 LP3900→1500

 

深炎のバルログ ATK3000→2500

 

「とどめだ! 深炎のバルログを攻撃!!」

 

「ば、バカな! ぐわあああ!!」

 

男 LP1500→0

 

WINNER 来人

LOSER 男

 

「う・・・ああ・・・!」

 

炎の壁が消え、男は倒れる。つけていたデュエルディスクは外れ、デッキが地面に散らばった。

 

「おい、こら寝るな! 起きろ、てめえ!」

 

胸倉をつかみ、何度も揺さぶる。

 

「・・・え・・・な、なんすか・・・?」

 

「だから、さっき言ってたことだ! 全部きっちり話せ!」

 

「さっき・・・? ・・・いった! てか、ここどこ!?」

 

「? 何も覚えてない? ・・・!」

 

男の腕を見ると、あったはずの猿に似た模様のアザが消えていた。

 

「どうなってんだ・・・?」

 

来人は地面に散らばった男のデッキを集める。

 

「・・・!」

 

デッキの中には戦士族中心のカードが入っていた。

 

(ダークチューナーにダークシンクロモンスターがなくなってる・・・。)

 

「・・・このまま置いとくわけにもなぁ・・・。しゃあねえ・・・。」

 

携帯を取り出し、電話をかける。

 

「・・・ああ、悪いなこんな時間に。今から言うとこに来てくれ。けが人がいる。すぐに診てくれ。あ? この前のあれ、忘れたわけじゃねえだろ? ・・・おお、わかればいいんだよ。んじゃあ、位置送るから、頼むぞ。」

 

電話を切り、気を失った男を横に寝かせる。

 

「・・・ダークシグナー・・・ね。」

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