遊戯王5D's 苦悩する男   作:yvisi

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第29話 アカデミアの実力

昼休み

 

「あ~・・・疲れた。」

 

午前の授業を終えた来人は天井を見上げ、眉間を押さえる。

 

「ふっ、フォーチュンカップ準優勝者もアカデミアの授業には音を上げるか。」

 

亨は来人の肩をポンと叩く。

 

「あ、やっぱ知ってる?」

 

「当然だ。会場で見ていたからな。」

 

「え、そうだったのか。つか、準優勝だろうがなんだろうが慣れないもんは疲れるんだよ。飯食いに行こうぜ、飯。」

 

立ち上がり、伸びをする。

 

「だな。まあ、午後は少し気合を入れた方がいい。」

 

「? 午後って確か・・・実技だっけ?」

 

「ああ。二人から三人で組んで、デュエルをする。今日は俺とソラが組んでたんだが・・・どうだ? 組むか?」

 

「その口ぶり・・・なるほど、かなり強いな?」

 

「午後にはわかるさ。」

 

亨はにやりと笑う。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後

 

デュエル場

 

来人たちはそれぞれ事前に組んだチームで別れていた。

 

「では、これより組んだ相手とデュエルを開始してください。」

 

加納の静かな号令がかけられると、来人とソラはデュエルディスクを構える。

 

「よ~し、やるか。」

 

「うん!」

 

(さあ、どうなるか、見せてもらおうか・・・。)

 

亨はソラの後ろで二人のデュエルを見る。

 

「「デュエル!!」」

 

ソラ LP4000 手札5

 

来人 LP4000 手札5

 

「私のターン!」

 

ソラ LP4000 手札5→6

 

「私はアマゾネスの格闘戦士を攻撃表示で召喚!」

 

アマゾネスの格闘戦士 ATK1500/レベル4

 

「アマゾネス!? イメージと違ったな・・・。」

 

「強くてかっこいいのが好きなんだよね、私!」

 

「おもしれえ・・・さあ、どう来るんだ?」

 

「ここで、フィールド魔法、アマゾネスの里を発動! これでアマゾネスモンスターは攻撃力が200ポイントアップする!」

 

アマゾネスの格闘戦士 ATK1500→1700

 

「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」

 

「俺のターン、ドロー!」

 

来人 手札5→6

 

「俺はSRパチンゴーカートを召喚!」

 

SRパチンゴーカート ATK1800/レベル4

 

「パチンゴーカートの効果発動! 1ターンに1度、手札の機械族モンスター1枚をコストに、相手モンスター1体を破壊する! 赤目のダイスを墓地に送り、アマゾネスの格闘戦士を破壊!」

 

パチンゴーカートから発射されたパチンコ玉がアマゾネスの格闘戦士を直撃し、破壊する。

 

「アマゾネスの里の効果! アマゾネスモンスターが破壊されたとき、破壊されたモンスターのレベル以下のアマゾネスモンスターをデッキから特殊召喚できる! 破壊されたのはレベル4のアマゾネスの格闘戦士! よってレベル4のアマゾネスの剣士を特殊召喚!」

 

アマゾネスの剣士 ATK1500→1700/レベル4

 

「くそ、パチンゴーカートでアマゾネスの剣士を攻撃!」

 

「アマゾネスの剣士によって発生する自分への戦闘ダメージは相手が受ける!」

 

「く!」

 

来人 LP4000→3900

 

「ここでライフより、モンスターの破械を優先したか。」

 

「カードを2枚伏せ、ターンエンド!」

 

ソラ LP4000 手札3

【モンスター】

【魔法・罠】

伏せ1

【フィールド】

アマゾネスの里

 

来人 LP3900 手札2

【モンスター】

パチンゴーカート(ATK1800/レベル4)

【魔法・罠】

伏せ2

 

「私のターン、ドロー!」

 

ソラ 手札3→4

 

「マジックカード、増援を発動! デッキからレベル4以下の戦士族モンスターを手札に加える! アマゾネスの聖戦士を加え、召喚!」

 

アマゾネスの聖戦士 ATK1700/レベル4

 

「このカードは、自分のアマゾネス1体につき、攻撃力を100ポイントアップする!」

 

アマゾネスの聖戦士 ATK1700→1900→2000

 

「永続トラップ、アマゾネスの意地! 墓地のアマゾネス1体を特殊召喚できる! アマゾネスの剣士を特殊召喚!」

 

アマゾネスの剣士 ATK1500→1700/レベル4

アマゾネスの聖戦士 ATK2000→2100

 

「アマゾネスの聖戦士でパチンゴーカートを攻撃! 聖剣の舞!」

 

「甘い! トラップカード、聖なるバリア -ミラーフォース-! 攻撃表示モンスターを全て破壊する!」

 

まぶしい光を浴び、アマゾネスたちは消滅する。

 

「アマゾネスの里の効果! 破壊されたモンスターのレベル以下のアマゾネスモンスターを特殊召喚する! 2体目のアマゾネスの聖戦士を特殊召喚!」

 

アマゾネスの聖戦士 ATK1700→1900→2000

 

「アマゾネスの聖戦士でパチンゴーカートを攻撃!」

 

「く!」

 

来人 LP3900→3700

 

「ターンエンド!」

 

「俺のターン!」

 

来人 手札2→3

 

「SRダブルヨーヨーを召喚!」

 

SRダブルヨーヨー ATK1400/レベル4

 

「このカードが召喚に成功した時、墓地のスピードロイド1体を特殊召喚できる! 赤目のダイスを特殊召喚!」

 

赤目のダイス ATK100/レベル1

 

「レベル4のダブルヨーヨーにレベル1の赤目のダイスをチューニング! 昔より伝わりし剣劇よ、立ち塞がる敵をその身で切り払え! シンクロ召喚! いでよ、HSRチャンバライダー!」

 

HSRチャンバライダー ATK2000/レベル5

 

「チャンバライダーでアマゾネスの聖戦士を攻撃! チャンバライダーはダメージ計算時、攻撃力が200アップする!」

 

チャンバライダー ATK2000→2200

 

「うぅ!」

 

ソラ LP4000→3800

 

「アマゾネスの里の効果! レベル3のアマゾネスの斥候を特殊召喚!」

 

アマゾネスの斥候 DEF1200/レベル3

 

「これでなんとか・・・。」

 

「まだだ。チャンバライダーは1度のバトルフェイズで2回攻撃できる!」

 

「えぇ!?」

 

「チャンバライダーでアマゾネスの斥候を攻撃!」

 

チャンバライダー ATK2200→2400

 

「アマゾネスの斥候の効果! 戦闘で破壊されたとき、墓地のアマゾネスモンスター1体を手札に戻すことができる! アマゾネスの剣士を回収!」

 

「1枚伏せて、ターンエンド!」

 

ソラ LP3800 手札4(1枚アマゾネスの剣士)

【モンスター】

【魔法・罠】

【フィールド】

アマゾネスの里

 

来人 LP3700 手札1

【モンスター】

チャンバライダー(ATK2400/レベル5)

【魔法・罠】

伏せ2

 

「私のターン!」

 

ソラ 手札4→5

 

「さあ、どう来る? ソラ?」

 

亨は静かにほほ笑む。

 

「手札から融合派兵を発動! エクストラデッキのアマゾネス女帝を相手に見せて、デッキからアマゾネス女王(クイーン)を特殊召喚!」

 

アマゾネス女王(クイーン) ATK2400→2600/レベル6

 

「さらにアマゾネスの剣士を通常召喚!」

 

アマゾネスの剣士 ATK1500→1700/レベル4

 

「バトル! アマゾネス女王でチャンバライダーを攻撃!」

 

「チャンバライダーの効果! 攻撃力を200ポイントアップ!」

 

チャンバライダー ATK2400→2600

 

「アマゾネス女王がフィールドにいる限り、アマゾネスモンスターは戦闘では破壊されない!」

 

「な!?」

 

「アマゾネスの剣士でダイレクトアタック! 首刈りの剣!」

 

「ぐあああ!」

 

来人 LP3700→2000

 

「カードを1枚伏せて、ターン終了!」

 

「俺のターン!」

 

来人 手札1→2

 

「手札から壺の中の魔術書を発動!」

 

壺の中の魔術書(漫画オリジナル)

通常魔法

互いのプレイヤーはカードを3枚ドローする。

 

「互いに3枚ドローする!」

 

ソラ 手札2→5

来人 手札1→4

 

「さらにスピードリバースを発動! 墓地のスピードロイドモンスター1体を特殊召喚する! チャンバライダーを復活させる!」

 

チャンバライダー ATK2000/レベル5

 

「あまりこういうやり方は好きじゃないんだが・・・仕方ねえよな。」

 

「?」

 

「俺は怪粉壊獣ガダーラを特殊召喚!」

 

宣言されたものの、そのモンスターは姿を見せない。

 

「い、一体どこに・・・?」

 

「ガダーラは相手モンスター1体をリリースし、相手のフィールドに召喚される。」

 

「・・・あ!?」

 

ソラのアマゾネスの剣士が白い糸にくるまれていく。やがて、巨大な繭になり、破かれる。そこから青い羽根を羽ばたかせ、巨大な蛾が姿を現した。

 

怪粉壊獣ガダーラ ATK2700/レベル8

 

「速攻魔法、リミッター解除! 機械族モンスターの攻撃力を倍にする!」

 

チャンバライダー ATK2000→4000

 

「攻撃力4000・・・。」

 

「チャンバライダーでアマゾネス女王を攻撃!」

 

チャンバライダー ATK4000→4200

 

「うう!」

 

ソラ LP3800→2000

 

「2回目! チャンバライダーで怪粉壊獣ガダーラを攻撃!」

 

チャンバライダー ATK4200→4400

 

「トラップカード、魔法の筒(マジック・シリンダー)! 攻撃を無効にして、そのモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」

 

「トラップ発動! 魔宮の賄賂! マジック、トラップを無効にして、相手にカードを1枚ドローさせる!」

 

「きゃああ!」

 

ソラ LP2000→300

 

「トラップ発動! シンクロ・デストラクター!」

 

シンクロ・デストラクター(アニメオリジナル)

自分フィールド上に存在するシンクロモンスター1体が相手モンスターを戦闘で破壊した時に発動する事ができる。破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える。破壊したモンスターがシンクロモンスターだった場合、さらにそのモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える。

 

「シンクロモンスターが戦闘でモンスターを破壊した時、その攻撃力の半分のダメージを与える! 破壊したガダーラの攻撃力の半分、1350ポイントのダメージを与える!」

 

「きゃああ!!」

 

ソラ LP300→0

 

WINNER 来人

LOSER ソラ

 

「あー! 負けたー!」

 

「ふー・・・結構やばかったな。悪いな、一気に終わらせて。あんな目で見られればな・・・。」

 

後ろで観戦していた亨を見ると、闘争本能を押さえきれず、不気味にも見える笑みを浮かべていた。

 

「うわ・・・あんな亨見たの久しぶり・・・。」

 

「んじゃあ・・・・始めるとするか。」

 

「ああ・・・!」

 

ソラは恐る恐る亨と場所を変わる。

 

「行くぞ・・・来人!!」

 

「「デュエル!!」」




オリキャラプロフィール①

名前:影山 ソラ(かげやま そら)

性別:女

年齢:15歳

身長:159cm

デッキ:【アマゾネス】

強くかっこいい女性になることにあこがれている。デッキが【アマゾネス】なのはそのため。あこがれる理由は、小さいころに見た映画の影響。職種は本人曰く多種多様。デュエルの実力は同年代の中では高い方だが、亨を始めとした一部が強すぎるため、かすむことがある。好きな相手がいるが、行動が少々度が過ぎるところがある。(本人にその自覚はない。)
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