遊戯王5D's 苦悩する男   作:yvisi

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第37話 予選第二試合 亘とソラのデュエル

翌日

 

「1-B、2-Bの代表は集まってください。」

 

審判のもとに、それぞれのクラスは整列する。

 

「「よろしくお願いします。」」

 

それぞれ、丁寧に頭を下げた。

 

「では、昨日のようにならないよう・・・最初は僕が行きましょう。」

 

「うぐ・・・まだ言うのか・・・。」

 

「オレたちはちゃんとデュエルをしたまでだ。」

 

「ああ。あれはたまたまだ。」

 

「・・・もういいです。いってきます。」

 

亘は呆れるようにため息をつくと、デュエルリングに上がる。

 

「2-B、伊藤憲一君。1-B、二宮亘君。デュエルを開始してください!」

 

「さあ、行きましょうか・・・!」

 

「「デュエル!!」」

 

亘 LP4000 手札5

 

伊藤 LP4000 手札5

 

「僕のターン、ドロー!」

 

亘 手札5→6

 

「・・・僕は、黒竜の雛を召喚!」

 

黒竜の雛 ATK800/レベル1

 

「このカードを墓地に送り、手札の真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)を特殊召喚する!」

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン) ATK2400/レベル7

 

「さらに、黒炎弾を発動! レッドアイズがいるとき、相手にレッドアイズの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

 

「ぐああああ!」

 

伊藤 LP4000→1600

 

「んだよ、あいつもあんま変わんねえじゃねえか・・・。」

 

「いきなり半分以上削るなんてねぇ。」

 

「・・・・・!」

 

亘はひそひそ話していた来人とソラを一瞬睨む。

 

「「うわ、怖・・・。」」

 

睨んできた亘に対して、来人とソラを声をそろえて引いた。

 

「・・・ターンを終了!」

 

「くそ、俺のターン!」

 

伊藤 手札5→6

 

「俺はおろかな埋葬を発動! デッキからモンスターを1枚墓地に送る! 俺は、ワイトプリンスを墓地に送る。」

 

「! ワイトデッキ・・・!」

 

「そうだ。この瞬間、ワイトプリンスの効果! 墓地に送られたとき、デッキからワイトとワイト夫人を1枚ずつ墓地に送る! さらに手札のワイトプリンスを墓地に送り、ワン・フォー・ワンを発動! デッキからレベル1モンスター、ワイトキングを特殊召喚!」

 

ワイトキング ATK?/レベル1

 

「く! またワイトプリンスが・・・!」

 

「ワイトプリンスの効果により、さらにワイトとワイト夫人を墓地に! そしてワイトキングの攻撃力は墓地のワイト、ワイトキングの数かける1000になる。ワイト夫人、ワイトプリンスは墓地でワイトとして扱う。」

 

「ワイト、ワイト夫人、ワイトプリンスが2枚ずつ・・・つまり、攻撃力は・・・6000!!」

 

ワイトキング ATK?→6000

 

「バトル! ワイトキングでレッドアイズ・ブラックドラゴンを攻撃!」

 

「ぐああああ!!」

 

亘 LP4000→400

 

「メインフェイズ2、魔法カード、生者の書-禁断の呪術-を発動! 墓地のアンデット族を特殊召喚し、相手の墓地のモンスター1体を除外する! 俺はワイト夫人を特殊召喚し、レッドアイズを除外!」

 

ワイト夫人 DEF2200/レベル3

 

ワイトキング ATK6000→5000

 

「ワイト夫人がいる限り、このカード以外のレベル3以下のアンデット族は魔法、トラップの効果を受けず、戦闘では破壊されない! ターンエンド!」

 

亘 LP400 手札3

【モンスター】

【魔法・罠】

 

 

伊藤 LP1600 手札2

【モンスター】

ワイトキング(ATK5000/レベル1)

ワイト夫人(DEF2200/レベル3)

【魔法・罠】

 

「僕のターン!」

 

亘 手札3→4

 

「僕は、真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)を発動! このターン、モンスターの召喚、特殊召喚ができなくなるかわりにデッキのモンスターを素材とし融合召喚を行う! 僕はデッキの真紅眼の黒炎竜とクリスタル・ドラゴンを融合! いでよ! 流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン!!」

 

流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン ATK3500/レベル8

 

「このカードが融合召喚に成功した場合、手札、デッキのレッドアイズモンスター1体を墓地に送ることで、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える。」

 

亘はデッキから1枚のカードを選ぶ。

 

「僕はデッキのレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを墓地に送る! このカードの攻撃力は2800! その半分、1400のダメージを与える!」

 

「ぐあああ!」

 

伊藤 LP1600→200

 

「手札より地割れを発動! 相手フィールドで攻撃力の低いモンスター1体を破壊する! ワイト夫人を破壊!」

 

ワイト夫人の足元の地面が裂け、地中に飲み込まれた。

 

「速攻魔法、禁じられた聖杯! モンスター1体の攻撃力を400ポイントアップさせる代わりに、そのモンスター効果を無効にする!」

 

「な、モンスター効果を無効にするだと!?」

 

ワイトキング ATK5000→0→400

 

「バトル! 流星竜メテオ・ブラック・ドラゴンで、ワイトキングを攻撃!」

 

「ぐああああ!!」

 

伊藤 LP200→0

 

WINNER 来人

LOSER 伊藤

 

「ふぅ・・・。」

 

深く息を吐いて、亘は戻ってくる。

 

「・・・うん、まあ・・・。」

 

「ワンターンキルではないが、すぐ終わったことに変わりないな。」

 

「そろいもそろってワンターンキルしてしまったどこかの誰かさん3人とは違うと思いますが。」

 

「「「う・・・。」」」

 

亘が鋭く睨み、来人、亨、翔一は思わずひるんでしまう。

 

「そ、そろそろ私、行ってくるね・・・?」

 

静かな足取りでソラはデュエルリングに向かった。

 

「よ~し・・・!」

 

ソラの対戦相手は神妙な面持ちで現れる。

 

(ここで勝たないとここで勝たないと・・・!)

 

内心いっぱいいっぱいだった。

 

「2-B、杉野未希さん。1-B、影山ソラさん。デュエルの開始をお願いします!」

 

「「デュエル!!」」

 

杉野 LP4000 手札5

 

ソラ LP4000 手札5

 

「私のターン!」

 

杉野 手札5→6

 

「私はアルテイメット・インセクトLV3を召喚!」

 

アルティメット・インセクトLV3 ATK1400/レベル3

 

「さらに魔法カード、レベルアップを発動! アルティメット・インセクトLV3をレベルアップ!」

 

アルティメット・インセクトLV5 ATK2300/レベル5

 

「手札より永続魔法、強者の苦痛! 相手モンスターの攻撃力はそのレベルかける100ポイントダウンする! さらにアルティメット・インセクトLV5がいるとき、相手モンスターの攻撃力は500ダウンする! 1枚カードを伏せ、ターンエンド!」

 

「私のターン!」

 

ソラ 手札5→6

 

「私はアマゾネスの剣士を攻撃表示で召喚!」

 

アマゾネスの剣士 ATK1500/レベル4

 

「この瞬間、強者の苦痛とアルティメット・インセクトの効果により、攻撃力がダウンする!」

 

アマゾネスの剣士 ATK1500→600

 

(仮に攻撃力を上げてきたとしても、伏せたのは収縮。これでさらに下げられる・・・! アマゾネスの剣士が出たのは少し予定が違ったけれど・・・。)

 

「装備魔法、脆刃の剣!」

 

「も、脆刃の剣ですって!?」

 

「アルティメット・インセクトLV5の攻撃力を2000ポイントアップ!」

 

アルティメット・インセクトLV5 ATK2300→4300

 

「し、しまった・・・!!」

 

「アマゾネスの剣士で、アルティメット・インセクトLV5を攻撃! 首刈りの剣!」

 

「戦闘ダメージは3700・・・けれど・・・!」

 

「そう。脆刃の剣の効果で戦闘ダメージはお互いに受ける。そして、アマゾネスの剣士の効果で私が受けるダメージは相手に跳ね返す。つまりこれで3700の倍。7400のダメージ!!」

 

「き、きゃあああ!!」

 

杉野 LP4000→0

 

WINNER ソラ

LOSER 杉野

 

「・・・・・。」

 

もう何度目かの静寂に会場は包まれる。

 

「・・・・・。」

 

降りてくるソラを亘はじっと見る。

 

「・・・や、やっちゃった♪」

 

ウィンクし、舌をペロッと出した。

 

「「「おい。」」」

 

昨日散々言われた来人、亨、翔一は思わずつっこんだ。

 

「これでまた二連勝・・・そして、3番目は・・・。」

 

「・・・・俺だ。」

 

亨は自分を指さす。

 

「・・・・・。」

 

その後、三人目の相手は再び亨のワンターンキルにより倒され、2-Bとの試合は幕を閉じた。

 

「これで二勝したか・・・。3-Cのほうは?」

 

「・・・ん、今通知が来た。」

 

翔一は携帯を開き、結果を確認する。

 

「やはり、3-Cの勝ちだった。次に勝った方が決勝トーナメント進出だ。」

 

「ここまで勝っても次の試合次第で全部パアか。頑張らないとなぁ。」

 

来人はにやりと笑う。

 

「・・・確かにそうだな・・・。」

 

「ま、今の僕らなら大丈夫でしょう。」

 

「・・・なんか変なフラグ立ったような気がするんだけど・・・。」

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