翌日
「1-B、2-Bの代表は集まってください。」
審判のもとに、それぞれのクラスは整列する。
「「よろしくお願いします。」」
それぞれ、丁寧に頭を下げた。
「では、昨日のようにならないよう・・・最初は僕が行きましょう。」
「うぐ・・・まだ言うのか・・・。」
「オレたちはちゃんとデュエルをしたまでだ。」
「ああ。あれはたまたまだ。」
「・・・もういいです。いってきます。」
亘は呆れるようにため息をつくと、デュエルリングに上がる。
「2-B、伊藤憲一君。1-B、二宮亘君。デュエルを開始してください!」
「さあ、行きましょうか・・・!」
「「デュエル!!」」
亘 LP4000 手札5
伊藤 LP4000 手札5
「僕のターン、ドロー!」
亘 手札5→6
「・・・僕は、黒竜の雛を召喚!」
黒竜の雛 ATK800/レベル1
「このカードを墓地に送り、手札の
「さらに、黒炎弾を発動! レッドアイズがいるとき、相手にレッドアイズの元々の攻撃力分のダメージを与える!」
「ぐああああ!」
伊藤 LP4000→1600
「んだよ、あいつもあんま変わんねえじゃねえか・・・。」
「いきなり半分以上削るなんてねぇ。」
「・・・・・!」
亘はひそひそ話していた来人とソラを一瞬睨む。
「「うわ、怖・・・。」」
睨んできた亘に対して、来人とソラを声をそろえて引いた。
「・・・ターンを終了!」
「くそ、俺のターン!」
伊藤 手札5→6
「俺はおろかな埋葬を発動! デッキからモンスターを1枚墓地に送る! 俺は、ワイトプリンスを墓地に送る。」
「! ワイトデッキ・・・!」
「そうだ。この瞬間、ワイトプリンスの効果! 墓地に送られたとき、デッキからワイトとワイト夫人を1枚ずつ墓地に送る! さらに手札のワイトプリンスを墓地に送り、ワン・フォー・ワンを発動! デッキからレベル1モンスター、ワイトキングを特殊召喚!」
ワイトキング ATK?/レベル1
「く! またワイトプリンスが・・・!」
「ワイトプリンスの効果により、さらにワイトとワイト夫人を墓地に! そしてワイトキングの攻撃力は墓地のワイト、ワイトキングの数かける1000になる。ワイト夫人、ワイトプリンスは墓地でワイトとして扱う。」
「ワイト、ワイト夫人、ワイトプリンスが2枚ずつ・・・つまり、攻撃力は・・・6000!!」
ワイトキング ATK?→6000
「バトル! ワイトキングでレッドアイズ・ブラックドラゴンを攻撃!」
「ぐああああ!!」
亘 LP4000→400
「メインフェイズ2、魔法カード、生者の書-禁断の呪術-を発動! 墓地のアンデット族を特殊召喚し、相手の墓地のモンスター1体を除外する! 俺はワイト夫人を特殊召喚し、レッドアイズを除外!」
ワイト夫人 DEF2200/レベル3
ワイトキング ATK6000→5000
「ワイト夫人がいる限り、このカード以外のレベル3以下のアンデット族は魔法、トラップの効果を受けず、戦闘では破壊されない! ターンエンド!」
亘 LP400 手札3
【モンスター】
【魔法・罠】
伊藤 LP1600 手札2
【モンスター】
ワイトキング(ATK5000/レベル1)
ワイト夫人(DEF2200/レベル3)
【魔法・罠】
「僕のターン!」
亘 手札3→4
「僕は、
流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン ATK3500/レベル8
「このカードが融合召喚に成功した場合、手札、デッキのレッドアイズモンスター1体を墓地に送ることで、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える。」
亘はデッキから1枚のカードを選ぶ。
「僕はデッキのレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを墓地に送る! このカードの攻撃力は2800! その半分、1400のダメージを与える!」
「ぐあああ!」
伊藤 LP1600→200
「手札より地割れを発動! 相手フィールドで攻撃力の低いモンスター1体を破壊する! ワイト夫人を破壊!」
ワイト夫人の足元の地面が裂け、地中に飲み込まれた。
「速攻魔法、禁じられた聖杯! モンスター1体の攻撃力を400ポイントアップさせる代わりに、そのモンスター効果を無効にする!」
「な、モンスター効果を無効にするだと!?」
ワイトキング ATK5000→0→400
「バトル! 流星竜メテオ・ブラック・ドラゴンで、ワイトキングを攻撃!」
「ぐああああ!!」
伊藤 LP200→0
WINNER 来人
LOSER 伊藤
「ふぅ・・・。」
深く息を吐いて、亘は戻ってくる。
「・・・うん、まあ・・・。」
「ワンターンキルではないが、すぐ終わったことに変わりないな。」
「そろいもそろってワンターンキルしてしまったどこかの誰かさん3人とは違うと思いますが。」
「「「う・・・。」」」
亘が鋭く睨み、来人、亨、翔一は思わずひるんでしまう。
「そ、そろそろ私、行ってくるね・・・?」
静かな足取りでソラはデュエルリングに向かった。
「よ~し・・・!」
ソラの対戦相手は神妙な面持ちで現れる。
(ここで勝たないとここで勝たないと・・・!)
内心いっぱいいっぱいだった。
「2-B、杉野未希さん。1-B、影山ソラさん。デュエルの開始をお願いします!」
「「デュエル!!」」
杉野 LP4000 手札5
ソラ LP4000 手札5
「私のターン!」
杉野 手札5→6
「私はアルテイメット・インセクトLV3を召喚!」
アルティメット・インセクトLV3 ATK1400/レベル3
「さらに魔法カード、レベルアップを発動! アルティメット・インセクトLV3をレベルアップ!」
アルティメット・インセクトLV5 ATK2300/レベル5
「手札より永続魔法、強者の苦痛! 相手モンスターの攻撃力はそのレベルかける100ポイントダウンする! さらにアルティメット・インセクトLV5がいるとき、相手モンスターの攻撃力は500ダウンする! 1枚カードを伏せ、ターンエンド!」
「私のターン!」
ソラ 手札5→6
「私はアマゾネスの剣士を攻撃表示で召喚!」
アマゾネスの剣士 ATK1500/レベル4
「この瞬間、強者の苦痛とアルティメット・インセクトの効果により、攻撃力がダウンする!」
アマゾネスの剣士 ATK1500→600
(仮に攻撃力を上げてきたとしても、伏せたのは収縮。これでさらに下げられる・・・! アマゾネスの剣士が出たのは少し予定が違ったけれど・・・。)
「装備魔法、脆刃の剣!」
「も、脆刃の剣ですって!?」
「アルティメット・インセクトLV5の攻撃力を2000ポイントアップ!」
アルティメット・インセクトLV5 ATK2300→4300
「し、しまった・・・!!」
「アマゾネスの剣士で、アルティメット・インセクトLV5を攻撃! 首刈りの剣!」
「戦闘ダメージは3700・・・けれど・・・!」
「そう。脆刃の剣の効果で戦闘ダメージはお互いに受ける。そして、アマゾネスの剣士の効果で私が受けるダメージは相手に跳ね返す。つまりこれで3700の倍。7400のダメージ!!」
「き、きゃあああ!!」
杉野 LP4000→0
WINNER ソラ
LOSER 杉野
「・・・・・。」
もう何度目かの静寂に会場は包まれる。
「・・・・・。」
降りてくるソラを亘はじっと見る。
「・・・や、やっちゃった♪」
ウィンクし、舌をペロッと出した。
「「「おい。」」」
昨日散々言われた来人、亨、翔一は思わずつっこんだ。
「これでまた二連勝・・・そして、3番目は・・・。」
「・・・・俺だ。」
亨は自分を指さす。
「・・・・・。」
その後、三人目の相手は再び亨のワンターンキルにより倒され、2-Bとの試合は幕を閉じた。
「これで二勝したか・・・。3-Cのほうは?」
「・・・ん、今通知が来た。」
翔一は携帯を開き、結果を確認する。
「やはり、3-Cの勝ちだった。次に勝った方が決勝トーナメント進出だ。」
「ここまで勝っても次の試合次第で全部パアか。頑張らないとなぁ。」
来人はにやりと笑う。
「・・・確かにそうだな・・・。」
「ま、今の僕らなら大丈夫でしょう。」
「・・・なんか変なフラグ立ったような気がするんだけど・・・。」