遊戯王5D's 苦悩する男   作:yvisi

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WRGP編
第70話 WRGPへ向けて


ガレージ

 

遊星たちは様々な紆余曲折がありながら、Dホイール会社、ボルガー社の協力を得て、ついに新型のDホイールエンジンを完成させた。ガレージに来人、龍亞、龍可、アキが駆けつけていた。

 

「ついにDホイール完成か。」

 

「・・・? ファイブディーズ・・・?」

 

龍可がDホイールに書かれたロゴのようなものを見つける。『5D’s』と書かれていた。

 

「これがチーム名?」

 

「ああ。」

 

「つっても、ジャックが勝手に言い出したんだけどよ。」

 

「貴様と来人が提案した、噴水広場仲良し連合よりははるかにマシだ!」

 

「ファイブディースって、どういう意味なの?」

 

龍亞がファイブディーズの意味を聞いた。

 

「ファイブディーズだからDが5個ってことだろ? えー・・・デビルのD、デストロイのD、デスのD、ダークのD・・・んでもってあとは・・・・。」

 

「大好きブルーノちゃんのD、かな?」

 

「ふん!!」

 

ブルーノの頭にジャックのゲンコツが直撃した。

 

「冗談なのにぃ・・・・・。」

 

「ファイブディーズとは・・・これだ!」

 

ジャックは服の袖をまくり、赤き竜のアザを見せた。

 

「赤き竜の・・・五つのアザ・・・!」

 

「そうだ。俺たちの絆は、この赤き竜のアザによって、結ばれている。」

 

「俺にアザはないけど、考えてみれば俺も龍可のアザがきっかけでみんなと巡り会えたんだもんね。」

 

「貴様と来人は龍可のアザと合わせて一人分だ。」

 

「「えぇ~!?」」

 

「おいおい、一個のアザ3人でシェアかよ。」

 

(///しぇ、シェアって・・・。)

 

「ならば、俺のアザにするか?」

 

「・・・・・。」

 

来人はジャックの顔をじっと見る。

 

「・・・龍亞、やっぱりシェアすっか。」

 

「貴様・・・!」

 

「ねえねえ、僕の名前も入ってないよ! どうせなら、ブルーノ&5D’sに・・・」

 

またブルーノの頭にゲンコツが振り下ろされる。

 

「だから冗談だってぇ・・・。」

 

「でも、とってもいい名前だと思うわ。」

 

「ああ。」

 

シグナー5人、来人、龍亞、ブルーノはそれぞれの右手を重ねる。

 

「今日から俺たちは・・・チーム5D’sだ!」

 

「「「「「「「おぉー!!」」」」」」」

 

こうして、チーム5D’sが誕生した。

 

 

 

 

 

 

 

チーム5D’sの面々は、コースに移動し、WRGPの概要、当日の対戦相手を確認していた。

 

「予選はリーグ戦なのね。」

 

「ああ。・・・ん、最初の相手はチームユニコーンか。」

 

「チームユニコーン・・・?」

 

「かなりの強豪だ。今回も優勝候補となってるぜ。」

 

「何もいきなりそんなところと・・・。」

 

龍亞はがっくりと項垂れる。

 

「ふん! 優勝候補だろうがなんだろうが、俺たちの前に立ちふさがるなら、叩き潰すまで!」

 

「ジャックの言う通りだ。優勝を目指すなら、いずれは強豪チームと当たることになる。」

 

その後、遊星、ジャック、クロウは練習走行のため、Dホイールに乗り、コースに出た。しばらく、エンジンの調子を確認したあと、終了の時刻になる。しかし、ここでトラブルが起こる。

 

「すまねえ! 怪我はないか!? わざとじゃないんだ!」

 

「おい! どういうつもりだ!? わざとじゃないって信じられるかよ!」

 

終了時刻になって練習しようとしたクロウと次の練習時間だったチームユニコーンのメンバーが接触事故を起こしてしまった。

 

「大体今は俺たちの練習時間だぜ!? お前らが走ってる方がおかしいだろ!」

 

「本当にすまない。こっちの不注意が原因だ。言い訳をするつもりはない。」

 

それから、他のメンバーが合流し、チームユニコーンの練習走行の時間中、遊星とチームユニコーンのアンドレがデュエルすることになった。激しい攻防が行われ、決着がつくというところで、練習走行の時間は終わってしまう。

 

「・・・・・。」

 

満足したような顔をして去っていくチームユニコーンを来人はじっと見ていた。

 

 

 

 

 

 

予選数日前

 

マーサハウス

 

「ほらよ、頼まれてた資料。」

 

来人、ジャック、クロウはマーサや雑賀、子供たちの顔を見るため、マーサハウスを訪れていた。

 

「ん、ありがと、雑賀さん。」

 

来人は雑賀から渡された資料に目を通す。

 

「・・・やっぱり情報はあまりないか・・・。」

 

来人が雑賀に頼んでいたのは、ゴドウィンの後任の治安維持局長官の情報だった。

 

「しかし、なんだって今こんな情報を?」

 

「この間の騒ぎで長官が出てきやしなかったもんで、少し気になったんですけど・・・まあ、そりゃそうか。」

 

「お前でつかめてないんだ。俺じゃ無理だ。」

 

「いやいや、ありがとうございます。」

 

その時、クロウは子供たちの作った応援旗を見て、感動し子供たちを抱きしめていた。

 

「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

翌日

 

ハイウェイ

 

「ふわぁ~あ・・・・・・・。」

 

早朝のハイウェイでDホイールに乗った来人は大きなあくびをする。なぜそんな時間にハイウェイにいるのか・・・ある人物に呼び出されたためである。

 

「おっ、来たな! 来人!」

 

来人の姿を見て、クロウは手を挙げる。

 

「ったく、なんだよ・・・こんな朝っぱらから・・・。」

 

「わりぃわりぃ! この時間ならハイウェイは空いてるんだよ。それに、俺まだ、お前とデュエルしたことないからな。練習がてら、俺とデュエルしねぇか?」

 

「・・・そういえばそうだったな・・・まぁこんな時間なのはあれだけど・・・いいぜ、やろう。」

 

「そうこなくちゃな! 行くぜ、来人!」

 

「「フィールド魔法、スピードワールド2、セットオン!」」

 

『デュエルモード、オン。』

 

『レーンセレクション。使用可能な最適レーンをサーチ。デュエルレーン、セントラルに申請。』

 

『AUTHORIZATION』

 

『デュエルが開始されます。デュエルが開始されます。ルート上の一般車両は直ちに退避してください。』

 

「「ライディングデュエル、アクセラレーション!!」」

 

来人 LP4000 手札5 SPC0

 

クロウ LP4000 手札5 SPC0

 

「俺のターン!」

 

来人 手札5→6

 

「俺はSRバンブー・ホースを召喚!」

 

SRバンブー・ホース ATK1100/レベル4

 

「このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下のスピードロイドと名の付くモンスターを特殊召喚できる! SR赤目のダイスを特殊召喚!」

 

SR赤目のダイス ATK100/レベル1

 

「赤目のダイスの効果発動! 召喚、特殊召喚に成功した時、他のスピードロイド1体のレベルを1から6までに変更できる! バンブー・ホースのレベルを4から5にする!」

 

バンブー・ホース レベル4→5

 

「レベル5となったバンブー・ホースにレベル1の赤目のダイスをチューニング! シンクロ召喚! 貫け、HSR魔剣ダーマ!」

 

HSR魔剣ダーマ ATK2200/レベル6

 

「魔剣ダーマの効果発動! 墓地のバンブー・ホースを除外して、500ポイントのダメージを与える!」

 

「うぐ!」

 

クロウ LP4000→3500

 

「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」

 

「行くぜ! 俺のターン!」

 

来人 SPC0→1

クロウ 手札5→6 SPC0→1

 

BF(ブラックフェザー)-鉄鎖のフェーンを召喚!」

 

BF(ブラックフェザー)-鉄鎖のフェーン ATK500/レベル2

 

「このカードは自分フィールドにブラックフェザーがいるとき、手札から特殊召喚できる! 来い! 黒槍のブラスト!」

 

BF-黒槍のブラスト ATK1700/レベル4

 

「鉄鎖のフェーンは相手プレイヤーにダイレクトアタックできる! 行け! フェーン!」

 

「うぅ・・・!」

 

来人 LP4000→3500

 

「鉄鎖のフェーンの効果発動! ダイレクトアタックでダメージを与えたとき、相手モンスター1体を守備表示にする!」

 

魔剣ダーマ ATK2200→DEF1600

 

「黒槍のブラストで魔剣ダーマを攻撃! 黒槍のブラストには貫通効果がある! デス・スパイラル!」

 

「く・・・!」

 

来人 LP3500→3400

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

来人 LP3400 手札2 SPC1

【モンスター】

【魔法・罠】

伏せ2

 

クロウ LP3500 手札3 SPC1

【モンスター】

鉄鎖のフェーン(ATK500/レベル2)

黒槍のブラスト(ATK1700/レベル4)

【魔法・罠】

伏せ1

 

「俺のターン!」

 

来人 手札2→3 SPC1→2

クロウ SPC1→2

 

「Sp-エンジェル・バトンを発動!」

 

Sp-エンジェル・バトン(アニメオリジナル)

通常魔法

自分のスピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札を1枚捨てる。

 

「デッキからカードを2枚ドローし、手札を1枚捨てる! 電々大公を捨てる!」

 

来人 手札2→4→3

 

「トラップ発動! ロスト・スター・ディセント! 墓地のシンクロモンスターを守備表示で特殊召喚する! そのモンスターは守備力が0になり、レベルが1つ下がる! 魔剣ダーマを特殊召喚!」

 

魔剣ダーマ DEF1600→0 レベル6→5

 

「さっき捨てた電々大公の効果! このカードを除外して、墓地のスピードロイドチューナー1体を特殊召喚する! 戻れ、赤目のダイス!」

 

赤目のダイス ATK100/レベル1

 

「赤目のダイスの効果発動! 魔剣ダーマのレベルを4にする!」

 

魔剣ダーマ レベル5→4

 

「レベル4となった魔剣ダーマにレベル1の赤目のダイスをチューニング! シンクロ召喚! いでよ、HSRチャンバライダー!」

 

HSRチャンバライダー ATK2000/レベル5

 

「チャンバライダーで黒槍のブラストを攻撃!」

 

「手札からBF-月影のカルートの効果発動!」

 

「!!」

 

「このカードを墓地に送って、黒槍のブラストの攻撃力を1400ポイントアップする!」

 

黒槍のブラスト ATK1700→3100

 

「くそ! 永続トラップ、ディメンション・ガーディアン! これでチャンバライダーは破壊されない!」

 

チャンバライダー ATK2000→2200

 

「ぐあああ!」

 

来人 LP3400→2500

 

「だがチャンバライダーは1ターンに2回攻撃できる! 鉄鎖のフェーンを攻撃!」

 

チャンバライダー ATK2200→2400

 

「く、ぐあああ!」

 

クロウ LP3500→1600

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

黒槍のブラスト ATK3100→1700

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