遊戯王5D's 苦悩する男   作:yvisi

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第71話 不穏な足音

来人 LP2500 手札2 SPC2

【モンスター】

チャンバライダー(ATK2400/レベル5)

【魔法・罠】

ディメンション・ガーディアン(チャンバライダー)

伏せ1

 

クロウ LP1900 手札2 SPC2

【モンスター】

黒槍のブラスト(ATK1700/レベル4)

【魔法・罠】

伏せ1

 

「俺のターン!」

 

来人 SPC2→3

クロウ 手札2→3 SPC2→3

 

「チューナーモンスター、BF-疾風のゲイルを特殊召喚!」

 

BF-疾風のゲイル ATK1300/レベル3

 

「疾風のゲイルはブラックフェザーがいるとき、手札から特殊召喚できる! さらに疾風のゲイルの効果発動! 相手モンスター1体の攻撃力、守備力を半分にする!」

 

チャンバライダー ATK2400→1200 DEF1000→500

 

「レベル4の黒槍のブラストにレベル3の疾風のゲイルをチューニング! 黒き旋風よ、天空へ駆けあがる翼となれ! シンクロ召喚! BF-アーマード・ウィング!」

 

BF-アーマード・ウィング ATK2500/レベル7

 

「アーマード・ウィングでチャンバライダーを攻撃! ブラックハリケーン!」

 

チャンバライダー ATK1200→1400

 

「ぐあああ!」

 

来人 LP2500→1400

 

「アーマード・ウィングの効果で、チャンバライダーに楔カウンターを打ち込む!」

 

チャンバライダー 楔カウンター0→1

 

「ターンエンド!」

 

来人 LP1400 手札2 SPC3

【モンスター】

チャンバライダー(ATK1400/レベル5/楔カウンター1)

【魔法・罠】

ディメンション・ガーディアン(チャンバライダー)

伏せ1

 

クロウ LP1900 手札2 SPC3

【モンスター】

アーマード・ウィング(ATK2500/レベル7)

【魔法・罠】

伏せ1

 

「アーマード・ウィング・・・面倒なのが出てきたな・・・! 俺のターン!」

 

来人 手札2→3 SPC3→4

クロウ SPC3→4

 

「Sp-ハイスピード・クラッシュを発動!」

 

Sp-ハイスピード・クラッシュ(アニメオリジナル)

通常魔法

自分のスピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。自分フィールドのカードを含むフィールド上のカード2枚を選択して破壊する。

 

「自分フィールドのカードを含むフィールドのカード2枚を破壊する! ディメンション・ガーディアンとアーマード・ウィングを破壊する!」

 

「カウンタートラップ、闇の幻影! 闇属性モンスターを対象にするマジック、トラップ、モンスター効果を無効にして破壊する!」

 

「破壊は躱したか・・・ならこっちの破壊だ! SR三つ目のダイスを召喚!」

 

SR三つ目のダイス ATK300/レベル3

 

「レベル5のチャンバライダーにレベル3の三つ目のダイスをチューニング! 全てを破壊する狂風よ! 我が敵を飲み込み、覇道を征け! シンクロ召喚! 羽ばたけ、HSRカイドレイク!」

 

HSRカイドレイク ATK3000/レベル8

 

「カイドレイクの効果発動! シンクロ召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する! カイタイフーン!!」

 

「うぉぉ!?」

 

カイドレイクが起こした暴風によって、アーマード・ウィングが破壊される。

 

「これでフィールドはがら空きだ。終わりだな。カイドレイクでダイレクトアタック! スプレマシーストーム!!」

 

「手札からBF-熱風のギブリを特殊召喚!」

 

BF-熱風のギブリ DEF1600/レベル3

 

「こいつは、ダイレクトアタックを受けるとき、手札から特殊召喚できる!」

 

熱風のギブリがそのままカイドレイクの攻撃を受け、破壊される。

 

「くそ、ターンエンド!」

 

「俺のターン!」

 

来人 SPC4→5

クロウ 手札1→2 SPC4→5

 

「Sp-エンジェル・バトンを発動! デッキからカード2枚ドローして、手札を1枚捨てる! 俺は、大旆のヴァーユを捨て、効果発動! 墓地のこのカードとブラックフェザーを除外して、その合計レベルと同じレベルのシンクロモンスターを特殊召喚する!」

 

「何!?」

 

「墓地からレベル7のアーマード・ウィングとレベル1の大旆のヴァーユを除外! レベルの合計は8! 現れろ! BF-孤高のシルバー・ウィンド!!」

 

BF-孤高のシルバー・ウィンド ATK2800/レベル8

 

「さらにSp-スピード・エナジーを発動!」

 

Sp-スピード・エナジー(アニメオリジナル)

通常魔法

自分のスピードカウンターが2つ以上ある場合に、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで自分用スピードカウンターの数×200ポイントアップする。

 

「俺のスピードカウンターの数かける200ポイント、モンスターの攻撃力をアップさせる! 俺のスピードカウンターは5! よって、孤高のシルバー・ウィンドの攻撃力は1000ポイントアップ!」

 

孤高のシルバー・ウィンド ATK2800→3800

 

「孤高のシルバー・ウィンドでカイドレイクを攻撃!」

 

「く!!」

 

来人 LP1400→600

 

「カイドレイクの効果発動! 相手によって墓地に送られたとき、デッキからスピードロイドモンスターを手札に加える! ベイゴマックスを手札に!」

 

来人 手札1→2

 

「ターンエンド!」

 

来人 LP600 手札2(1枚ベイゴマックス) SPC5

【モンスター】

【魔法・罠】

 

クロウ LP1900 手札0 SPC5

【モンスター】

孤高のシルバー・ウィンド(ATK2800/レベル8)

【魔法・罠】

 

「俺のターン!」

 

来人 手札2→3

 

「SRベイゴマックスを特殊召喚!」

 

SRベイゴマックス ATK1200/レベル3

 

「このカードは自分フィールドにモンスターがいなければ、手札から特殊召喚できる! さらに召喚、特殊召喚に成功した時、デッキからスピードロイド1体を手札に加える! タケトンボーグを手札に加え、特殊召喚!」

 

SRタケトンボーグ ATK600/レベル3

 

「自分フィールドに風属性モンスターが存在するとき、手札から特殊召喚できる! そしてタケトンボーグの効果発動! 自身をリリースし、デッキからスピードロイドチューナー1体を特殊召喚する! 来い! 赤目のダイス!」

 

SR赤目のダイス ATK100/レベル1

 

「赤目のダイスの効果発動! ベイゴマックスのレベルを6にする!」

 

ベイゴマックス レベル3→6

 

「レベル6のベイゴマックスにレベル1の赤目のダイスをチューニング! その美しき輝ける翼で、我が道を阻む敵を蹴散らせ! シンクロ召喚! 輝け、クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」

 

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK2500/レベル7

 

「出たか、クリアウィング! だが、せっかく出てきても、孤高のシルバー・ウィンドには届かねえぜ!」

 

「まだまだこっから! Sp-ヴィジョンウィンドを発動!」

 

Sp-ヴィジョンウィンド(アニメオリジナル)

通常魔法

自分のスピードカウンターが2つ以上ある場合に発動できる。自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を選びフィールド上に特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズ時に破壊される。

 

「墓地からレベル2以下のモンスター1体を特殊召喚する! 赤目のダイスを特殊召喚!」

 

赤目のダイス ATK100/レベル1

 

「レベル7のクリアウィングにレベル1の赤目のダイスをチューニング! 大いなる風よ! 大いなる翼よ! 裁きの光を纏わせ、敵を殲滅せよ! シンクロ召喚! 全てを照らせ、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!」

 

クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン ATK3000/レベル8

 

「バトル! クリスタルウィングで孤高のシルバー・ウィンドを攻撃! この瞬間、クリスタルウィングの効果発動! レベル5以上のモンスターと戦闘を行うとき、そのモンスターの攻撃力をクリスタルウィングに加える!」

 

クリスタルウィング ATK3000→5800

 

「こ、攻撃力5800!?」

 

「行け! クリスタルウィング! 烈風のクリスタロスエッジ!」

 

「ぐああああ!!」

 

クロウ LP1900→0

 

WINNER 来人

LOSER クロウ

 

「くっそぉ!」

 

「ふぅ~危なかった・・・ふわぁ・・・!」

 

二人は止まり、来人は大きく欠伸をする。

 

「ったく、勝ったあとに欠伸かよ。」

 

「しゃあねえだろ、眠いんだから。てことで、帰ってもうひと眠りするわ。クロウは?」

 

「俺はもう少し練習してくわ。まだハイウェイ混んでないしな!」

 

「わかった。あんまはしゃいで事故んなよ。」

 

「わかってるって!」

 

クロウは再びDホイールを走らせた。

 

「さて、帰って・・・・・ ?」

 

一瞬、何者かの視線を感じ、その方向を振り向いた。3人ほどのDホイーラーが走り去っていった。

 

「・・・?」

 

キィィ!! ドォーーン・・・!!

 

「・・・え?」

 

嫌な予感のした来人はDホイールを走らせた。

 

「・・・!! クロウ!!」

 

目の前にはクロウのDホイール、ブラックバードが横転し、クロウが道に投げ出されていた。

 

「うぅ・・・!」

 

「おい、本当に事故る奴がいるか!?」

 

「そこかよ・・・いだ!?」

 

立ち上がろうとして地面に手をつけた瞬間、クロウの肩に激痛が走った。

 

「肩か・・・ちょっと待ってろ。」

 

来人は携帯を取り出し、電話をかけ始める。

 

「・・・・・・・くそ、もう一回。」

 

電話先の人物が出なかったのか、もう一度かける。

 

「・・・・・・おせえよ。」

 

『何の用だよ、俺は今忙しい。』

 

来人が電話したのは以前、龍可の治療のために呼んだ袴田だった。

 

「怪我人だ。大至急診てほしい。」

 

『怪我人だ? 病院行け、病院!』

 

「お前の方が早いし、腕がいい。今回も3倍出してやるから。な?」

 

『・・・くそ、わかったよ。急いで連れてこい。』

 

 

 

 

 

 

 

袴田の診療所

 

「肩の骨にヒビが!?」

 

レントゲンを撮った結果、クロウの肩の骨には大きくヒビが入っていた。来人からの連絡で遊星、ジャック、アキ、ブルーノが駆けつけていた。

 

「そうだよ。ほら、これ。だいぶひどいねぇ・・・。全治一か月ってところか。」

 

「一か月だと!?」

 

「予選は三日後なのに・・・間に合わないわ!」

 

「何とかしてくれ!」

 

「なんとかって言われてもなぁ・・・。」

 

袴田はちらっと来人を見る。

 

(こいつ・・・妙な薬入れて報酬額釣りあげる気か?)

 

袴田の意図を察し、来人は無視する。

 

「・・・ちっ。」

 

「この通りだ! もう二度とデュエルができねえ体になってもいい!」

 

諦めきれず、クロウはギプスをした状態で土下座する。

 

「一生負け続けてもいいから、今度の大会だけは絶対勝ちてぇんだ! だから何とかしてくれよ!」

 

「馬鹿言っちゃいけねえよ。その体で大会なんて無理だ。無理。」

 

「このヤブ医者! もうてめえには頼まねぇ!」

 

(まあ、半分ヤブみたいなもんだけどな。)

 

「こんなギプスいらねえよ! ・・・うあぁ!!」

 

「「クロウ!」」

 

無理やりギプスを取ろうとするが、激痛が走る。

 

「ちくしょう・・・! なんでだよ・・・なんでこんなときに・・・!」

 

クロウの目から涙がこぼれる。

 

「俺はあいつらになんて言えばいいんだよ!!」

 

クロウの叫びが部屋にこだました。

 

 

 

 

 

 

 

ガレージ

 

チーム5D’sの面々は暗い雰囲気に包まれていた。外では雨が降っている。

 

「・・・どうするんだ? 最初のチームユニコーン戦、本来ならジャック、クロウ、俺で出る予定だったろ。」

 

「え、遊星は出ないの?」

 

「遊星はあの時、戦術を探られているからね。だから今回、遊星は出ないんだけど・・・。」

 

「さて、どうしたもんか・・・。」

 

来人たちは予選について悩み始める。

 

「・・・それなら・・・私が出るわ。」

 

「! ・・・アキ。」

 

アキが恐る恐る手を挙げる。

 

「お前が?」

 

「確かに私は、Dホイーラーとしては未熟だわ。でも、仲間であるあなたたちに認めてほしいの。お願い!」

 

「・・・どうする? 俺は賛成だけど。」

 

来人はちらっとクロウを見る。

 

「・・・・・・。」

 

クロウはゆっくりとアキに近づく。

 

「・・・・・頼む・・・アキ・・・!」

 

アキの肩に置かれたクロウの手は震えていた。

 

「ええ!」

 

「・・・これで決まりだな。」

 

「ふん・・・!」

 

そして、三日後。運命のWRGPが幕を開ける。

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