遊戯王5D's 苦悩する男   作:yvisi

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第74話 削られるデッキ

(ブレオのターン)

 

ブレオ LP4000 手札4 SPC2

【モンスター】

【魔法・罠】

伏せ1

 

来人 LP2000 手札5 SPC11

デッキ23

【モンスター】

スターダスト・ドラゴン(ATK2500/レベル8)

クリアウィング(ATK2500/レベル7)

シルフィード(ATK1700/レベル4)

【魔法・罠】

ウィキッド・リボーン(スターダスト・ドラゴン)

伏せ1

 

「ブレオの目的はデッキ破壊・・・!」

 

「来人のデッキをどんどん削って、0にして・・・」

 

「デュエルができなくなる・・・!」

 

「チーム戦におけるデッキ破壊は、ライフを削るより、効果的な戦略になる・・・!」

 

「しかもこの後にはまだジャンが控えてる・・・こりゃやべぇぞ・・・!」

 

チームユニコーンの戦略に遊星たちは冷や汗をかく。

 

「カードを2枚伏せ、ターンエンド!」

 

「くそ・・・俺のターン!」

 

ブレオ SPC2→3

来人 手札5→6 SPC11→12 デッキ23→22

 

「・・・Sp-アクセル・ドローを発動!」

 

Sp-アクセル・ドロー(アニメオリジナル)

通常魔法

自分のスピードカウンターが12個あり、相手のスピードカウンターが12個でない場合に発動する事ができる。自分のデッキからカードを2枚ドローする。

 

「俺のスピードカウンターが12あるとき、カードを2枚ドローする!」

 

来人 手札5→7 デッキ22→20

 

「え、2枚もドローしちゃうの!? 今ドローするのはまずいんじゃ・・・」

 

「いや、ここで守りに入っても、ブレオは作戦を進めてくる。だったら・・・!」

 

「攻撃するか・・・!」

 

(だがそれも想定内だ。お前の行動は、俺のデータの中にある・・・!)

 

「シルフィードをリリースし、SR56(ファイブシックス)プレーンをアドバンス召喚!」

 

SR56(ファイブシックス)プレーン ATK1800/レベル5

 

「バトル! クリアウィングでダイレクトアタック! 旋風のヘルダイブスラッシャー!!」

 

「ぐあああ!!」

 

ブレオ LP4000→1500

 

「だがこの瞬間、トラップ発動! 怒りの調律!」

 

怒りの調律(オリジナル)

通常罠

①:自分が直接攻撃で戦闘ダメージを受けた場合に発動できる。自分の墓地からダメージを与えたモンスターのレベル以下のSモンスター1体を選んで特殊召喚する。その後、バトルフェイズを終了させる。

 

「ダメージを与えたモンスターのレベル以下のレベルを持つシンクロモンスターを墓地から特殊召喚する! 復活しろ、ボルテック・バイコーン!!」

 

ボルテック・バイコーン ATK2500/レベル7

 

「・・・ターンエンド!」

 

ブレオ LP1500 手札2 SPC3

【モンスター】

ボルテック・バイコーン(ATK2500/レベル7)

【魔法・罠】

伏せ2

 

来人 LP2000 手札6 SPC12

デッキ20

【モンスター】

スターダスト・ドラゴン(ATK2500/レベル8)

クリアウィング(ATK2500/レベル7)

SR56プレーン(ATK1800/レベル5)

【魔法・罠】

ウィキッド・リボーン(スターダスト・ドラゴン)

伏せ1

 

「俺のターン!」

 

ブレオ 手札2→3 SPC3→4

 

「バトル! ボルテック・バイコーンでスターダスト・ドラゴンを攻撃!」

 

「トラップカード、シンクロ・ユニゾンを発動!」

 

シンクロ・ユニゾン(オリジナル)

通常罠

①:自分フィールドのSモンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。自分フィールドの他のSモンスター1体をリリースし、戦闘を行うSモンスターの攻撃力はターン終了時までリリースしたモンスターの攻撃力分アップする。

 

「クリアウィングをリリースし、その攻撃力をスターダスト・ドラゴンに加える!」

 

スターダスト・ドラゴン ATK2500→5000

 

「よし・・・デッキこそ削られるが、ブレオのライフを0にできる!」

 

「逃がすかよ、未谷来人! トラップカード、追従を発動!」

 

追従(アニメオリジナル)

通常罠

自分モンスターが攻撃宣言したバトルステップ中に相手モンスターの攻撃力が変化した時に発動できる。自分の攻撃モンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、変化した相手モンスターの攻撃力の数値分アップする。

 

「バトル中にモンスターの攻撃力が変化した時、その数値分、自分のモンスターの攻撃力をアップする!」

 

ボルテック・バイコーン ATK2500→5000

 

「な・・・くそ!!」

 

「ボルテック・バイコーンの効果! 互いにデッキから7枚のカードを墓地に送る!」

 

「く・・・!」

 

来人 デッキ20→13

 

「さらにトラップ発動! 調律崩壊!」

 

調律崩壊(アニメオリジナル)

通常罠

相手フィールド上に存在するシンクロモンスター1体を戦闘によって破壊し墓地へ送った時に発動できる。そのシンクロモンスターのレベルと同じ数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。

 

「相手のシンクロモンスターを戦闘で破壊した時、そのモンスターのレベル分、相手はデッキからカードを墓地に送る! スターダスト・ドラゴンのレベルは8! 8枚のカードを墓地に送ってもらおうか!!」

 

来人 デッキ13→5

 

「ちぃ・・・!!」

 

苦虫を嚙み潰したような顔で来人はデッキのカードを墓地に送る。

 

(スターダストはおろか、クリアウィングまで犠牲にして結局デッキを削られた・・・!!)

 

『これはすごいコンボだぁ!! チームユニコーンのブレオ! ボルテック・バイコーンと調律崩壊のコンボで来人のデッキを15枚も削ったぁ!!』

 

「さすがだな、ジャン。お前の作戦は。」

 

「俺の戦略ではないさ。ブレオの人並外れた記憶力がなければ、成立しない。」

 

「確かにな・・・ブレオはこれまでも敵チームのデータを分析し、徹底的に分析し、思考を読み、相手をデッキ破壊で潰してきた。」

 

「その記憶力こそが、ブレオのデュエリストとしての才能であり、最大の武器。」

 

「俺にはとても真似できない芸当だぜ。」

 

「これがチーム戦ってやつだ。来人。個人的な勝敗にこだわらず、敵にダメージを与えることに専念すれば、俺は俺の力を最大限に発揮できる! あの二人のために戦うのなら、俺は喜んでチームユニコーンの盾になる!」

 

「・・・・・。」

 

「3枚カードを伏せ、ターンエンド!」

 

「・・・俺のターン!!」

 

ブレオ SPC4→5

来人 手札6→7 デッキ5→4

 

「永続トラップ、幻惑のトリコロール!!」

 

幻惑のトリコロール(アニメオリジナル)

永続罠

このカードが存在する限り、相手モンスターは攻撃できない。相手がデッキの上からカードを1枚墓地へ送る事で、このカードを破壊できる。相手ターンに1度、相手はデッキの一番上からカードを1枚めくる。めくったカードの種類によって、以下の効果を適用する。●モンスターカード:そのカードを手札に加え、その後手札を1枚デッキの1番上に置く。●魔法カード:そのカードを手札に加える。●罠カード:そのカードと手札1枚を墓地へ送る。

 

「このカードがある限り、お前は攻撃できない! 相手はカードを1枚ドローし、その種類によって効果が適用される!」

 

「ちっ・・・こいつ・・・!!」

 

「お前はデッキの上のカード1枚を墓地に送ることで、このカードを破壊できる。さあ、来人! どれを選ぶ!?」

 

「くそ・・・!」

 

(お前は相手の策に無様に乗るような真似はしないはずだ。ならば、おまえのとる手は1つ。スピードワールド2の効果で幻惑のトリコロールを破壊することだ。だがそうなれば、トラップカード、《デストラクション・トリガー》が発動する・・・!)

 

デストラクション・トリガー(アニメオリジナル)

通常罠

自分フィールド上に存在するこのカード以外のカードが魔法・罠カードの効果によって破壊された時に発動できる。相手のデッキの一番上からカードを5枚墓地へ送る。

 

「俺のデータでは、奴がモンスターを引く確率は五分五分・・・さあ、来い!!」

 

「・・・・。」

 

(あの自信・・・あいつは次の手を読んでるな・・・。スピードカウンターは10ある。これで幻惑のトリコロールを破壊すれば、デッキは削られないが・・・)

 

来人は声援を送るチーム5D’sの面々を見る。

 

(・・・・・いいぜ、乗ってやるよ。)

 

「幻惑のトリコロールの効果発動! デッキからカードを1枚ドローする!!」

 

「な、ここでギャンブルを選ぶのか・・・!?」

 

「この世は博打だ。たまには乗ってやるよ。・・・ドロー!」

 

来人はドローしたカードを見せる。

 

「ドローしたのは、SRダブルヨーヨー!」

 

「ここで、モンスターを引いたか・・・!」

 

「手札1枚をデッキに戻し、ダブルヨーヨーを召喚!」

 

SRダブルヨーヨー ATK1400/レベル4

 

「ダブルヨーヨーが召喚に成功した時、墓地からレベル3以下のスピードロイド1体を特殊召喚する! 戻れ! 赤目のダイス!」

 

SR赤目のダイス ATK100/レベル1

 

「く! シンクロ召喚か!!」

 

「赤目のダイスの効果発動! スピードロイド1体のレベルを1から6までに変更できる! ダブルヨーヨーのレベルを2に変更する!」

 

ダブルヨーヨー レベル4→2

 

「レベル2となったダブルヨーヨーとレベル5の56プレーンにレベル1の赤目のダイスをチューニング! 全てを破壊する狂風よ! 我が敵を飲み込み、覇道を征け! シンクロ召喚! 羽ばたけ、HSRカイドレイク!」

 

HSRカイドレイク ATK3000/レベル8

 

「出たぁ! 龍可を倒したモンスターだ!!」

 

「カイドレイクの効果発動! シンクロ召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する!」

 

「な、全てだと!?」

 

カイドレイクの起こした暴風がブレオのカードを飲み込み、破壊した。

 

「カードを1枚伏せ、カイドレイクでダイレクトアタック! スプレマシーストーム!!」

 

「ぐああああ!!」

 

ブレオ LP1500→0

 

WINNER 来人

LOSER ブレオ

 

負けたブレオはピットに戻る。

 

「悪い、ジャン。仕留められなかった。」

 

「どうやら、来人にもあるようだな。天性のカードプレイングセンスが。」

 

「それだけじゃない。あいつには、何か底知れないものがある。データを分析するだけじゃわからない何かが。」

 

「何か・・・か。」

 

ジャンはフィールドの状況を確認する。

 

「確かに俺たちを相手にここまで戦えた奴はいない。だが奴のデッキは残り4枚。勝ちは逃さない。・・・それが俺の仕事だ。」

 

ジャンはDホイールに乗り、コースに出る。

 

「まさかこの俺まで引っ張り出されるとはな。正直、舐めていたよ。未谷来人。」

 

「言ってくれんじゃん。だが、あんたの作戦にはまんまと引っかかったわけだ。」

 

「チーム戦における戦略とはそういうものだ。」

 

「あいつらにも教えてやりたいくらいだ。あいつらは人を信用しすぎなんだよ。」

 

来人はため息をつき、つぶやいた。

 

(未谷来人・・・確かに、こいつは他のデュエリストとは何かが違う・・・この状況でそんなことが言えるとは・・・。だが、ここで俺が負けるわけにはいかない。チームとして全力を尽くしたアンドレとブレオのためにも・・・!)

 

「勝つのは俺たちだ・・・! お前たちに教えてやろう! チーム戦とはどういうものかを!」

 

「上等・・・! 行くぞ!」

 

「「デュエル!!」」

 

ジャン LP4000 手札5 SPC5

【モンスター】

【魔法・罠】

 

来人 LP2000 手札5 SPC12

デッキ4

【モンスター】

HSRカイドレイク(ATK3000/レベル8)

【魔法・罠】

伏せ1

 

「俺のターン!」

 

ジャン 手札5→6 SPC5→6

 

「手札よりカースド・ユニコーンを特殊召喚!」

 

カースド・ユニコーン(オリジナル)

効果モンスター

レベル5/闇属性/獣族/ATK1800/DEF1000

①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚できる。②:このカードの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキからレベル3以下の獣族モンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、自分は獣族Sモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。③:1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの攻撃力を半分にする。

 

「自分のモンスターがいないとき、手札から特殊召喚できる! さらに、デッキからレベル3以下の獣族モンスターを特殊召喚できる! いでよ、アーマー・ユニコーン!」

 

アーマー・ユニコーン(オリジナル)

チューナー(効果モンスター)

レベル3/風属性/獣族/ATK1000/DEF1000

①:このカードが獣族SモンスターのS素材として墓地に送られた場合に発動できる。自分フィールドの獣族モンスター1体を選び、このカードを装備カード扱いで装備する。②このカードを装備したモンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、バトルフェイズの間だけその相手モンスターの効果は無効化される。③:自分メインフェイズに自分フィールドの獣族モンスターを対象に発動できる。墓地のこのカードを対象のモンスターに装備する。

 

「カースド・ユニコーンの効果発動! カイドレイクの攻撃力を半分にする!」

 

カイドレイク ATK3000→1500

 

「レベル5のカースド・ユニコーンにレベル3のアーマー・ユニコーンをチューニング! 天駆ける雷よ! 漆黒の大気を貫き、その雷撃で大地を燃やせ! シンクロ召喚! 照らせ、ライトニング・トライコーン!!」

 

ライトニング・トライコーン(アニメ効果)

シンクロ・効果モンスター

レベル8/光属性/獣族/ATK2800/DEF2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカードが戦闘によって破壊された場合、自分のエクストラデッキから「サンダー・ユニコーン」または「ボルテック・バイコーン」1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

 

「ライトニング・トライコーンでカイドレイクを攻撃! ギガボルトチャージ!」

 

「墓地の三つ目のダイスの効果発動! このカードを除外することで、モンスターの攻撃を無効にする!」

 

墓地から飛び出した三つ目のダイスがライトニング・トライコーンの攻撃を弾いた。

 

「ならばSp-ソニック・バスターを発動!」

 

Sp-ソニック・バスター(アニメオリジナル)

通常魔法

自分のスピードカウンターが4つ以上ある場合に発動する事ができる。自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択する。選択したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手プレイヤーに与える。このカードの効果で相手のライフポイントが0になる場合、このカードは発動できない。

 

「スピードカウンターが4つ以上ある場合、自分のモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える! ライトニング・トライコーンの攻撃力は2800! 1400のダメージだ!」

 

「墓地のダメージ・ジャマーの効果発動!」

 

ダメージ・ジャマー(オリジナル)

効果モンスター

レベル3/風属性/機械族/ATK?/DEF?

このカードの①の効果はデュエル中に1度しか発動できない。①:このカードが手札・墓地に存在し、相手がダメージを与える魔法・罠・効果モンスターの効果を発動した時、発動できる。ダメージを無効にし、このカードを表側攻撃表示で特殊召喚する。②:このカードの元々の攻撃力・守備力はこのカードの効果で無効にした数値と同じになる。

 

「効果ダメージを無効にし、特殊召喚する!」

 

ダメージ・ジャマー ATK?/レベル3

 

「この効果で無効にした数値がこのカードの攻撃力、守備力になる!」

 

ダメージ・ジャマー ATK1400/DEF1400

 

「ふん。カードを2枚伏せ、ターンエンド!」

 

「あいつ・・・墓地のカードでジャンの攻撃を防ぎやがった・・・!」

 

「あんたのお仲間のおかげで助かったぜ・・・! 俺のターン!」

 

ジャン SPC6→7

来人 手札5→6 デッキ4→3

 

「スピードワールド2の効果発動! スピードカウンターを10取り除き、フィールドのカード1枚を破壊する! ライトニング・トライコーンを破壊!」

 

来人 SPC12→2

 

「カイドレイクでダイレクトアタック! スプレマシーストーム!!」

 

「トラップ発動! 波動再生! ダイレクトアタックによるダメージを半分にし、攻撃モンスターのレベル以下のシンクロモンスターを特殊召喚する!」

 

ジャン LP4000→3250

 

「戻れ! ライトニング・トライコーン!!」

 

ライトニング・トライコーン ATK2800/レベル8

 

「ちっ・・・! ダメージ・ジャマーを守備表示に変更!」

 

ダメージ・ジャマー ATK1400→DEF1400

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

二人のデュエルはさらに激しくなっていく。

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