十日後
デュエルアカデミア
「ふぅ~・・・。」
教室から出た来人はため息をつく。
「しっかし、ここまで急になるとなぁ・・・。」
来人の他、亨、ソラ、亘、翔一は加納からある説明を受けていた。
「ノース校との交流戦ねぇ・・・。」
団体戦で優勝した来人たちとノース校代表生徒との交流戦の話を持ち掛けられた。その日は個人戦終了から二日後だった。
「ったく、人使いが荒いっていうかなんていうか・・・。」
どこか嬉しそうな来人は個人戦が行われる会場に向かっていった。
会場
すでに第一試合を行う亨、龍可がデュエルフィールドで向き合っていた。
「お、そろそろか。」
「えぇ・・・始まりますよ。」
「ではこれより・・・個人戦第一試合! 高等部1-B、丸藤亨君。小等部6-C、龍可さん! デュエルを開始してください!!」
「「デュエル!!」」
龍可 LP4000 手札5
亨 LP4000 手札5
「私のターン!」
龍可 手札5→6
「サンライト・ユニコーンを召喚!」
サンライト・ユニコーン ATK1800/レベル4
「サンライト・ユニコーンの効果発動! 私のデッキの上のカードをめくって、それが装備魔法だったとき、手札に加える! ・・・めくられたのは、一角獣のホーン! 手札に加えて、そのまま装備! サンライト・ユニコーンの攻撃力、守備力を700ポイントアップさせる!」
サンライト・ユニコーン ATK1800→2500 DEF1000→1700
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
「俺のターン!」
亨 手札5→6
「・・・・・。」
亨は自分の手札をじっと見つめる。
「? ・・・あ、あの・・・?」
「・・・この個人戦、俺は戦いたい相手が二人いる。」
「・・・二人・・・。」
「それ以外の相手は・・・はっきり言って通過点にすぎない。だから・・・僅かな隙も与えない。」
鋭い目で龍可を見る。
「!?」
(や、やっぱりちょっと怖いな・・・。)
「手札からサイバー・ダーク・カノンの効果発動!」
「! さ、サイバー・ダーク・・・!?」
「今回はサイバーダークで勝負するか・・・。」
「このカードを手札から捨て、デッキから機械族のサイバー・ダークを手札に加える! サイバー・ダーク・エッジを加え、召喚!」
サイバー・ダーク・エッジ ATK800/レベル4
「サイバー・ダーク・エッジの効果発動! 墓地からレベル3以下のドラゴン族モンスターを装備し、その攻撃力を得る! サイバー・ダーク・カノンを装備!」
サイバー・ダーク・エッジ ATK800→2400
「サイバー・ダーク・エッジはダメージが半分になる代わりに、相手プレイヤーに直接攻撃できる! 行け、サイバー・ダーク・エッジ! カウンターバーン!」
「うぅ・・・!」
龍可 LP4000→2800
「サイバー・ダーク・カノンの効果により、デッキのモンスター1枚を墓地に送る! 俺は比翼レンリンを墓地に送る! カードを2枚伏せ、ターンエンド!」
龍可 LP2800 手札4
【モンスター】
サンライト・ユニコーン(ATK2500/レベル4)
【魔法・罠】
一角獣のホーン(サンライト・ユニコーン)
伏せ1
亨 LP4000 手札3
【モンスター】
サイバー・ダーク・エッジ(ATK2400/レベル4)
【魔法・罠】
サイバー・ダーク・カノン(サイバー・ダーク・エッジ)
伏せ2
「わ、私のターン!」
龍可 手札4→5
(丸藤さんの戦いたい相手・・・・・。)
龍可は観戦する来人をちらっと見る。
(・・・今一瞬、俺見てた?)
(一人は来人だろうけど・・・もう一人・・・・・あ・・・!)
もう一人の顔が浮かんだ時、龍可は教室での会話を思い出した。
数日前
小等部6-Cの教室
「・・・・・。」
放課後の教室で明莉はデッキ調整をしていた。
「明莉、頑張ってるね。」
「う、うん・・・! こ、この個人戦で・・・・・」
明莉の言葉が急に止まる。
「・・・?」
「だ、誰にも言わないでね・・・?」
龍可にそっと耳打ちをする。
「こ、個人戦で勝って・・・それで・・・・・ま、丸藤さんに・・・勝ったら、こ、告白しようと・・・思ってて・・・・。」
「えぇ!?」
「///ちょ、こ、声! 声・・・!」
「あ、ご、ごめんね?」
龍可は自分の口を手で押さえる。
「///だから・・・頑張らなきゃいけないの・・・。・・・龍可ちゃんは、ど、どうするの? み、未谷さんと・・・。」
「///え・・・? わ、私はまだ・・・。」
指をツンツンとし始める。
「///そ、そう、なんだ・・・。」
「///わ、私、応援してるから!」
龍可は明莉の手をぎゅっと握る。
「///あ、ありがとう・・・!」
(・・・私も・・・来人とまた、戦いたい・・・!)
龍可は亨の目を見る。
「・・・フィールド魔法、精霊の森!」
精霊の森(オリジナル)
フィールド魔法
このカード名の②③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」または天使族・植物族・獣族モンスターの攻撃力は300アップする。②:自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル4以下の天使族・植物族・獣族モンスター1体を召喚できる。その後、自分は召喚したモンスターのレベル×100LPを失う。③:自分の墓地のレベル4以下の天使族・植物族・獣族モンスター1体を対象にして発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、自分はそのレベル×100LP回復する。
「これでサンライト・ユニコーンの攻撃力を300ポイントアップさせる!」
サンライト・ユニコーン ATK2500→2800
「さらに精霊の森の効果! 手札からレベル4以下の天使族、植物族、獣族モンスターを召喚できる! レベル4のアーマード・ホワイトベアを召喚!」
アーマード・ホワイトベア ATK1800→2100/レベル4
龍可 LP2800→2400
「さらに、ジェルエンデュオを召喚!」
ジェルエンデュオ ATK1700→2000/レベル4
「バトル! サンライト・ユニコーンでサイバー・ダーク・エッジを攻撃! グレースダッシュ!」
「く・・・!」
亨 LP4000→3600
「装備したサイバー・ダーク・カノンを身代わりに、サイバー・ダーク・エッジを破壊から守る。」
「でもこれで、サイバー・ダーク・エッジの攻撃力は下がる!」
サイバー・ダーク・エッジ ATK2400→800
「サイバー・ダーク・カノンの効果により、カードを1枚ドローする!」
亨 手札3→4
「ジェルエンデュオでサイバー・ダーク・エッジを攻撃!」
「トラップ発動! パワー・ウォール! ダメージ500ポイントにつき1枚カードを墓地に送ることで、ダメージを0にする! 発生するダメージは1200! よって、3枚墓地に送る!」
墓地に送られたカード
《サイバー・ダーク・キメラ》
《輪廻独断》
《融合解除》
「アーマード・ホワイトベアでダイレクトアタック!」
「速攻魔法、ライバル・アライバル! バトル中にモンスター1体を召喚する! いでよ、サイバー・ダーク・キール!」
サイバー・ダーク・キール ATK800/レベル4
「サイバー・ダーク・キールの効果により、サイバー・ダーク・カノンを再び装備する!」
サイバー・ダーク・キール ATK800→2400
「・・・アーマード・ホワイトベアの攻撃を中断・・・! メインフェイズ2,光の護封剣を発動! これであなたは3ターン攻撃できない! ターンエンド!」
「俺のターン!」
亨 手札3→4
「永続魔法、機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-を発動!」
発動の瞬間、龍可のフィールドのモンスターが機械で作られたような体に変化する。
「え・・・?」
「このカードはフィールドのモンスターの種族を機械族にする。」
サンライト・ユニコーン 獣族→機械族
アーマード・ホワイトベア 獣族→機械族
ジェルエンデュオ 天使族→機械族
「これでさらに俺の機械族モンスターの攻撃力、守備力は500ポイント上がり、相手の機械族モンスターは攻撃力、守備力が500ダウンする! 精霊の森の効果から外れたことで、お前のモンスターの攻撃力は大きく下がる!」
サイバー・ダーク・キール ATK2400→2900
サンライト・ユニコーン ATK2800→2500→2000
アーマード・ホワイトベア ATK2100→1800→1300
ジェルエンデュオ ATK2000→1700→1200
「亨・・・あんまりこういうカード使いたがらないのに・・・。」
「かなり本気で勝ちに来たってことか?」
「さらにサイクロンを発動! 光の護封剣を破壊! サイバー・ダーク・キールで、アーマード・ホワイトベアを攻撃! ダークウィップ!」
「トラップカード、聖なる要塞 -ミラーフォートレス-!」
聖なる要塞 -ミラーフォートレス-(オリジナル)
永続罠
①:相手モンスターが自分フィールドの攻撃表示モンスターを攻撃した場合に発動できる。その攻撃を無効にする。その後、そのモンスターの攻撃力500ポイントにつき1つこのカードにカウンターを置く。②:このカードのカウンターが10個以上になった時、このカードを墓地に送り、自分はデッキからカードを2枚ドローする。
「サイバー・ダーク・キールの攻撃を無効にして、500ポイントにつき1つ、カウンターを置く!」
ミラーフォートレス カウンター0→5
「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」
龍可 LP2400 手札1
【モンスター】
サンライト・ユニコーン(ATK2000/レベル4)
アーマード・ホワイトベア(ATK1300/レベル4)
ジェルエンデュオ(ATK1200/レベル4)
【魔法・罠】
一角獣のホーン(サンライト・ユニコーン)
ミラーフォートレス(カウンター5)
伏せ1
【フィールド】
精霊の森
亨 LP3600 手札1
【モンスター】
サイバー・ダーク・キール(ATK2900/レベル4)
【魔法・罠】
サイバー・ダーク・カノン(キール)
クロック・ワーク・ナイト
伏せ2
「私のターン!」
龍可 手札1→2
「・・・カードを1枚伏せて、ターンエンド・・・!」
「俺のターン!」
亨 手札1→2
「手札からサイバー・ダーク・クローの効果発動! このカードを捨て、サイバーダーク魔法、トラップを手札に加える! 永続魔法、サイバーダーク・ワールドを発動! デッキから墓地にないサイバー・ダークモンスター、サイバー・ダーク・ホーンを加える!」
亨 手札1→2
「そして、サイバー・ダーク・ホーンを召喚!」
サイバー・ダーク・ホーン ATK800→1300/レベル4
「サイバー・ダーク・ホーンの効果により、墓地のサイバー・ダーク・クローを装備する!」
サイバー・ダーク・ホーン ATK1300→2900
「サイバー・ダーク・ホーンでジェルエンデュオを攻撃! ダークスピア!」
「ミラーフォートレスの効果! 攻撃を無効にする!」
ミラーフォートレス カウンター5→10
「ミラーフォートレスのカウンターが10になったことで、墓地に送り、2枚ドローする!」
龍可 手札1→3
「サイバー・ダーク・キールでサンライト・ユニコーンを攻撃! ダークウィップ!」
「きゃああ!」
龍可 LP2400→1500
「サイバー・ダーク・キールの効果発動! モンスターを戦闘で破壊した時、300ポイントのダメージを与える!」
「うぅ・・・!」
龍可 LP1500→1200
「さらにサイバー・ダーク・クローの効果により、エクストラデッキのモンスター、F・G・Dを墓地に送る。ターンエンド!」
龍可 LP1200 手札3
【モンスター】
アーマード・ホワイトベア(ATK1300/レベル4)
【魔法・罠】
伏せ1
【フィールド】
精霊の森
亨 LP3600 手札1
【モンスター】
サイバー・ダーク・キール(ATK2900/レベル4)
サイバー・ダーク・ホーン(ATK2900/レベル4)
【魔法・罠】
サイバー・ダーク・カノン(キール)
サイバー・ダーク・クロー(ホーン)
クロック・ワーク・ナイト
伏せ2
「私のターン!」
龍可 手札3→4(一角獣のホーン)
「幻妖種ミトラを召喚!」
幻妖種ミトラ ATK500→0/レベル3
「レベル4のアーマード・ホワイトベアにレベル3の幻妖種ミトラをチューニング! 聖なる守護の光、今交わりて、永久の命となる! シンクロ召喚! 降誕せよ、エンシェント・フェアリー・ドラゴン!!」
エンシェント・フェアリー・ドラゴン ATK2100→1600→1900/レベル7
「エンシェント・フェアリー・ドラゴンの効果発動! フィールド魔法を破壊して、デッキから新たなフィールド魔法を手札に加え、ライフを1000ポイント回復する! 精霊の森を破壊!」
エンシェント・フェアリー・ドラゴン ATK1900→1600
龍可 LP1200→2200
「そして、デッキからフィールド魔法、精霊の神殿を加えて、発動!」
精霊の神殿(オリジナル)
フィールド魔法
このカード名の②③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」または天使族・植物族・獣族モンスターの攻撃力はそのレベル×200アップする。②:自分の墓地の天使族・植物族・獣族モンスターを任意の数除外して発動できる。除外した数まで相手フィールドの表側表示カードの効果をターン終了時まで無効にする。③:自分のエンドフェイズに発動する。自分フィールドに「精霊トークン」(天使族・光・星4・攻1500/守2000)1体を攻撃表示で特殊召喚する。相手はこのトークン以外のモンスターを攻撃対象にできない。
「精霊の神殿の効果発動! 墓地から天使族、植物族、獣族モンスターを除外することで、その数まで、フィールドの表側表示のカードの効果を無効にできる! 幻妖種ミトラ、アーマード・ホワイトベア、サンライト・ユニコーンを除外して、サイバー・ダーク・ホーン、サイバー・ダーク・キール、クロック・ワーク・ナイトを無効にする!」
サイバー・ダーク・キール ATK2900→800
サイバー・ダーク・ホーン ATK2900→800
エンシェント・フェアリー・ドラゴン ATK1600→2100
「精霊の神殿の効果で、エンシェント・フェアリー・ドラゴンはレベルかける200ポイント、攻撃力がアップする!」
エンシェント・フェアリー・ドラゴン ATK2100→3500
「だがサイバー・ダーク・カノンの効果でカードを1枚ドローする!」
亨 手札1→2
「さらにサイバー・ダーク・クローの効果により、墓地のクロー自身を手札に戻す!」
亨 手札2→3
「さらに一角獣のホーンをエンシェント・フェアリー・ドラゴンに装備!」
エンシェント・フェアリー・ドラゴン ATK3500→4200
「エンシェント・フェアリー・ドラゴンでサイバー・ダーク・キールを攻撃! エターナルサンシャイン!!」
「永続トラップ、強制終了を発動! サイバー・ダーク・ホーンを墓地に送り、バトルフェイズを終了させる!」
「・・・カードを1枚伏せて、ターンエンド! エンドフェイズに精霊の神殿の効果で、精霊トークンを特殊召喚する!」
精霊トークン ATK1500/レベル4
「だがこれで精霊の神殿の効果が切れ、クロック・ワーク・ナイトの効果が再び適用される。」
エンシェント・フェアリー・ドラゴン ドラゴン族→機械族 ATK4200→3700
精霊トークン 天使族→機械族 ATK1500→1000
「俺のターン!」
亨 手札3→4
「永続トラップ発動! ガリトラップ-ピクシーの輪-! これで相手は一番攻撃力が低いモンスターに攻撃できない! さらに永続トラップ、エンシェント・シールド!」
エンシェント・シールド(オリジナル)
永続罠
①:自分フィールドに「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」が存在する限り、自分フィールドのカードは相手の効果の対象にならず、破壊されない。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の手札・墓地・除外状態の天使族・植物族・獣族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
「エンシェント・フェアリー・ドラゴンがいる限り、私のカードは、相手のカードの効果の対象にならず、破壊できない!」
「これは・・・!」
「なるほど・・・精霊トークンは他のモンスターに攻撃させなくする。あの2枚で亨はモンスターに攻撃できず、効果での破壊もできなくなったということですね・・・。」
「なかなかめんどくさいロックしたな、龍可・・・。」
「手札抹殺を発動! 互いに手札を全て捨て、捨てた枚数分ドローする!」
ドローしたカードを亨はじっと見る。
(・・・この手を使うか。正直あまり好きじゃないが・・・。)
「手札より、サイバー・ドラゴン・コアを召喚!」
サイバー・ドラゴン・コア ATK400/レベル2
「このカードが召喚に成功した時、デッキからサイバーまたはサイバネティックと名の付くマジック、トラップカードを手札に加える! サイバーダーク・インフェルノを加える! そして、俺はフィールドの機械族モンスターを素材とし、キメラテック・フォートレス・ドラゴンを融合召喚する!」
「融合カードなしで融合召喚・・・!?」
「そうだ。そしてその素材となるモンスターは相手のフィールドからも選ぶことができる!」
「・・・!! じゃ、じゃあ・・・!!」
「俺はサイバー・ドラゴン・コア、サイバー・ダーク・キール、機械族となったエンシェント・フェアリー・ドラゴンを融合! いでよ、キメラテック・フォートレス・ドラゴン!!」
キメラテック・フォートレス・ドラゴン ATK0/レベル8
「キメラテック・フォートレス・ドラゴンの攻撃力は素材としたモンスターの数かける1000ポイントとなる!」
キメラテック・フォートレス・ドラゴン ATK3000
「さらに手札から速攻魔法、リミッター解除を発動! 機械族モンスターの攻撃力を倍にする!」
キメラテック・フォートレス・ドラゴン ATK3000→6000
「キメラテック・フォートレス・ドラゴンで精霊トークンを攻撃! エヴォリューション・リザルト・アーティラリー!!」
「きゃあああ!!」
龍可 LP2200→0
WINNER 亨
LOSER 龍可
幕間短編
『夢』
龍亞・龍可の家
「・・・ZZZ・・・」
昼下がり、来人はソファに寝っ転がっていた。
「ただいま・・・あれ、来人・・・?」
買い物から戻った龍可が寝ている来人に気づいた。
「・・・・・。」
寝ている来人をじっと見る。
「は・・・! な、何やってるんだろ・・・。」
荷物を置き、部屋に戻ろうとした龍可は突如足を止める。
「・・・そういえば、前に寝言聞かれてたんだよね・・・。」
起こさないように来人に近づく。
「・・・来人、寝言で何言うんだろ?」
聞き耳を立てようとした時だった。
「・・・・・・!?」
「きゃ!?」
来人の体がビクッとなり、飛び起きた。
「・・・!? !?」
起きた来人は何度も周りを見る。
「ら、来人・・・?」
「・・・た、助かった・・・。」
「どんな夢見てたの来人・・・。」