ブラック企業勤務、アラサー女探索者の迷宮探索 作:Honoka_Asa
《白の騎士団》
その名の通り、真っ白な衣装に身を包んで活動する組織である。
中世とファンタジーの騎士を織り交ぜたような外装に、白を基調とした目立つ格好は似合う者と似合わない者とを明確に隔てる。
探索者達にとってすれば、《白の騎士団》というのはダンジョンにおける自警団であり、自治組織という認識だ。
ダンジョン内を巡回し、探索者同士のトラブルを仲裁したり、魔物の討伐をしたり、探索で困ってる探索者がいれば助けたりと、基本的には善良な面々である。
彼らの存在によって助かった探索者も少なくないはずだ。
しかし、一部の探索者などが彼らを毛嫌いしている者がいるのも事実であった。
その理由というのは、端的にいえば嫉妬や羨望といった負の感情から先立つ。
まず、騎士団とはいっても職種でいえば公務員であり、ダンジョン内の治安維持は業務時間内で行っている。
活動をする日は明確に決まっており、平日、かつ、朝8時から夕方の17時まで。
サービス残業など、彼らはしない。
これらはホームページにも掲載、記載とされているので有名だ。
定時までの時間を考えての巡回ルートも定まっているのだ。
時間が来れば、「本日の業務は終了しましたので……」と足早に帰っていく彼らが見れる。
傍で襲われている探索者がいても、営業時間外なので知らん顔である。
それについての批判も少なくないのだが、しょせん襲われているのが探索者なので、世間一般にはあまり真剣に取り扱ってもらえないのが、探索者稼業の悲しきサガであろう。
彼らは公務員であり、仕事量はそこそこ、それでいて待遇はしっかり、労働環境も整っている。
土日は繁忙期でもなければ完全週休二日制で、有給取得を勝手に決められる事だってないし、取得を渋られる事もない。
希望すれば定年退職まで勤め上げる事も可能で、もちろん退職金だってかなり出る。
福利厚生も整っており、住宅手当または家賃補助からはじめ、冠婚葬祭における補助、結婚や出産、育児へのサポートも完備。
扶養手当や家族手当もあれば、ダンジョンの探索への資格に対しても手当が発生する。当たり前だが、命に関わる仕事であるため、特殊勤務手当なども支給される。
夏季、冬季の休業期間もあり、もちろんそれぞれの時期にボーナスも支給される。
いってしまえば。
探索者稼業の者達との扱いの差は、残酷なまでに清々しいほどに明確なのである。
ちなみに一般的な探索者の待遇がどうなのかというと。
先述した騎士団の待遇を大体逆にすれば、探索者になるので分かりやすい。
白黒分かりやすく、明暗もはっきりとしていて、中途半端な誤魔化しの効かない両者の差。
ただし、《白の騎士団》のダンジョン探索には自由といったものがない。
活動中は白い制服に小型カメラの装着が義務化されており、その行動は一部始終が録画される。
ダンジョンでの業務を滞りなく行えているか確認のためと、ダンジョンでのトラブル発生時に適切な対応がされたか証明するのに活用され、場合によっては無実や潔白の証明に用いられるのだ。
自由がない事と、もう一点、企業勤めの探索者と大きな違いがある。
それは、騎士団がダンジョンで手に入れた資源や魔物の素材、果てはアーティファクトに至るまでのすべてが国の所有物となる。要するに全没収である。
つまるところ、どれだけ収穫があろうとも、それによって歩合給が発生したり、報奨金が出る事は基本的にはない。
一律の給与で固定なのだ。その代わり、固定給でも下手な探索者より稼げてしまうのだが。
バランス云々を考えれば、《白の騎士団》に属した方が待遇にせよ、安全面にせよ、将来性に関しても充実している。
それでも、わざわざブラックな労働環境が約束された迷宮産業の会社で働くのは、堅苦しいお役所勤めが嫌だとか、自由にダンジョン探索が許される事や、実力さえあれば稼げるというメリットがあるからなのだろう。
決して、ろくに勉強もしていない探索者が、公務員試験を受けたところで受かるわけないだろう、とか言ってはいけない。
それは禁句である。
とはいえ、わざわざダンジョン内へ足を踏み入れてくる以上、お役所仕事のデスクワークだけでなく、相応に自衛能力も求められるのは自明の理であろう。
しかしここでも両者に格差がある。
約1年近くのダンジョン探索における研修等をきっちり履修してから潜ってくるので、下手な探索者よりも知識も技術も戦闘能力も、何もかもが騎士団の方が上だ。
ついでにいうなら、探索道具なども完備し、武器や防具にも余念がない。
お手本のような魔法も駆使する。
さらにソロで潜ってくる事もなく、必ず複数名以上でのパーティーを構成して探索を行う。
その連携力たるや、戦闘メインの騎士団ともなると、ベテラン冒険者達もかくやの戦闘力や殲滅力を発揮する。
格差、ここに極まれりである。
如月姫華が提示する、ダンジョン内における基本戦略の第三は、この騎士団に関連する。
いわく、《白の騎士団》が活動している平日に、ダンジョンへ潜るべし、である。
ダンジョン内では何があるか分からない。
絶対安全のルーチンなど存在しない。
ゆえに、生存率を高めるためにも、彼らの巡回するであろう日や時間帯に探索を勧めるのである。
戦闘力もあり、制服に装着義務のあるカメラもあり、彼らも業務時間内は下手な行動に出れないのだから。
あとは、平日を仕事日にしてしまえば、土日を休みやすいだろうという姫華の自論もあった。
ここまでが《白の騎士団》のおおよその概略である。
さて、そんな騎士団に属している女性が一人、ここで困ったようにオロオロとしていた。
「はぁっ?」
場所は第二階層内。
白百合桃香の短くも冷え切った声が響く。
その双眸ときては、発した声の比にならぬほどに冷たく鋭い。
文字通り招かれざる存在に対し、視線には憎悪も殺意も込められているかのようだった。
「は~? どなた様ですかぁ?」
普段は愛想とまでいかずとも、最低限に節度をわきまえるのが桃香だ。
しかし今は、姫華に向けるような愛らしさだの、甘える姿などは露ほども見せない。
せっかく姫華と二人きりで過ごしていたというのに、ダンジョン内で邪魔をしてきた輩へと敵意を露わにしている。
「え、え~と……私、《白の騎士団》の霜月と申しまして……あっ、騎士団についてはご存じかなぁとは思うのですが」
「いえ、存じません」
桃香と姫華の前に立つのは、一人の女性だった。
名は霜月、所属を《白の騎士団》と名乗り、その名の通りに真っ白な衣装を纏っていた。
あたりは(このダンジョンの独自性もあるが)照明もあって視界には困らないのだが、それでも彼女は目に明るい。
年齢は二十代前半くらいであろうか。
姫華とあまり差がないように思われる。
透き通るような藍色の髪を結んでおり、顔立ちには屈託がないというか、無警戒で相手の懐に入っていくような純真さ、無邪気さを抱かせる。
いってしまえば童顔であった。
あと、目が開いているのか分からないくらいに細い。
とはいえ、背丈は160cm程度あり、姫華とほとんど変わらない。
「えっ、えぇ~? あの、騎士団の方はその、探索者の方には広く周知されてて、いや、うん、結構有名かと思ったのですがぁ」
「いや、生まれてこの方、聞いたこともありませんけど」
「えぇ~……!?」
その霜月に対し、とことん桃香は冷たい。
姫華がこの後輩と組む事が多いのは、ひとえにこの部分を考慮してだった。
桃香は、男性嫌いである。
その理由や原因は、この《黒井商会》へ入社するまでの経緯などにも関連するのだが、ともかくも男性に対しての苦手意識が強い。
かといって、女性が相手なら問題ないかというと、現時点でも明らかなのだが、そうでもなかったりする。
姫華と話してる時は屈託なくはしゃいでいるので分かりにくいが、元々人見知りらしく、心を許すまではとにかく静かになってしまう。
今見たく、姫華と仲が良い相手になると、隠す気もなく嫉妬するし、同時に羨望の視線も向ける。
まあ、それでも男性陣に比べればコミュニケーションもとれるし、一緒にダンジョン探索も行えるので、警戒心の面では雲泥の差といってもいいが。
今のように、姫華と過ごしているタイミングで横やりを入れる相手には、男女を問わずして不機嫌になる桃香であった。
さて、そんな事情など知ろうはずもない《白の騎士団》所属の霜月は、まあタイミングも相手も、運も悪かったというべきだろう。
見かねた姫華もそろそろ助け舟を出す事にしたのか、口を開く。
「モモ。そのへんにしておこう。霜月さんも困ってる」
「……うぅ~~」
まだジロリと恨めしげにしている桃香だったが、尊敬する上司の言葉には「否」といえようはずもない。
姫華の後ろに控え、目前の相手へと視線を送る。
万が一、姫華に危害を加えようものなら、すぐに飛び掛かりそうな勢いだ。
「まずは、すみません。私の後輩、いえ、仲間がご無礼を働きまして……」
「い、いえっ。私の方こそ、貴方達が楽しそうにされているところへお邪魔したのですから。こちらこそがまずお詫び申し上げるべきでしょう」
姫華が丁寧に頭を下げたのに対し、相手の女性はそれはもう深々と上半身ごと下げて、謝意を示す。
角度も九十度まで直角に曲げていた。
そこまでしてもらうのも気兼ねなので、「まあ、顔を上げてください」と姫華が促す。
「あらためて自己紹介させてくだされば幸いです。私、《白の騎士団》所属でこのあたりの巡回や治安維持、討伐などを行ってまして、あっ、名前なんですが霜月雪乃、と申しましてっ」
「暦の霜月に、雪はそのままの雪で~」などと丁寧に漢字まで説明する霜月だった。
姫華からの第一印象は、真面目で融通が利かないといったものだ。
マニュアル通りというか、決められた動きには迷いなく動ける一方、不測の事態にはとことん弱い、そんなイメージ。
隠しているのか、慌てぬように努めているのか定かでないが、明らかに彼女は挙動が不審であり、失調している。
何よりも初対面から姫華が不思議、あるいは不審に思った事がある。
それは――――。
「私の名前は如月と申します。ご丁寧に紹介していただき、ありがとうございます……ところで、挨拶も早々にですが、霜月さんはどうしてお一人でここに?」
「わぁっ! よくも、いやよくもじゃない! よくぞ聞いてくださいましたっ!」
「っ?」
霜月が嬉々としつつも、泣きそうな顔で姫華に擦り寄ってくる。
ぎょっとしたのは姫華の方である。
想像していた反応と少々異なったからだ。
「スト~ップ! 近いですっ! 距離は1メートル以上開けてください!」
「あっ、これは失礼を……すみません」
あわやくっつきそうになるところで、桃香が身体を張って防壁となる。
「あのぅ、初対面でこんな事をお願いするのはご無礼とは思うのですが……助けてほしいんです」
「助けてほしい、とは……?」
このあと何を言うのか、この時点で姫華には分かっていたのだが、それでも問う。
「実は……騎士団メンバーが第五階層で動けなくなってしまいまして……」
「五階層……」
おずおずと告げる霜月に対し、先ほどまで邪険にしていたはずの桃香が息を呑む。
信頼する先輩が眉間に皺を寄せ、難しい顔をしていたからだ。
ダンジョンというのは実に色々と種類が異なる。
その入口も、内部構造も、原生生物たる魔物の種類も、得られるアーティファクトも何もかも。
だが、ある一定の共通する法則というのは存在している。
その一つに、一定の階層ごとの変化というものが認知されていた。
特定階層(大体五階層くらいで一つの区切りとしているダンジョンが多い)ごとに、階層ボスと通称されている強力な魔物が潜んでいる事。
ダンジョン内の構造もそこを境に、一気に罠の種類や厄介さが増える事、魔物も一挙に強さが跳ね上がっていく事。
アーティファクトなど財宝の希少性も高くなる事。
このあたりが主たる共通認識である。
ゆえに、腕に自信があるならばともかく、初心者探索者などはダンジョンの奥深くまでは潜らない。
リターンもあるが、それ以上にリスクが付きまとうからだ。
「失礼ながら、《白の騎士団》がどうして五階層なんて深いところまで?」
「そ、それはですねっ」
言い淀む霜月を見て、企業秘密的な内容だったのかと姫華は考える。
だが、どうやら説明をどうすべきか考えていたようで、たどたどしいが順に説明をしはじめた。
「実は、この迷宮の五階層で活動していた階層ボス……《三尾の翼竜》が上の階層へ出没しているとの情報が寄せられてまして……」
「あの翼竜が、ですか?」
顎に手を当てながら思案する姫華。
それを見やりつつ、霜月は説明を続ける。
「実際、探索者にも犠牲が出てたみたいでして、企業側からも要請があって調査のために赴いたところ……」
「翼竜に襲われた、と。実際に上の階層で出現したのでしょうか?」
「は、はい。第四階層を探索しても発見できなかったので、第五階層まで行って姿を確認しようと話していたところ……本当に突然でした。上から強襲されてしまいまして……」
そう言って項垂れる霜月。
今も危険な第五階層にて助けを待つ仲間、あるいは同僚たちを慮っているのだろうか。
「嫌な事を聞いてしまうのですが、その状況からどうやって貴方が抜け出してここまでこれたのでしょうか」
姫華は正直に疑問をぶつける。
視線は霜月の下から上をみやり、その恰好に汚れがほとんどない事や、身体に傷もない事への不審を言外に伝えている。
白い衣装を身に纏っているから、余計に目立った変化もないのが目立つのだ。
「皆が逃がしてくれたんです。私が一番戦力にならないから……それに、私は《危機察知》のスキルを持ってまして」
「あぁ、なるほど……」
得心がいったという風に姫華が頷く。
一方、桃香からすれば、事情が分かった今は余計な事を言って出しゃばるべきでないのは承知している。
しかし、頼れる先輩の理解に追いつけず、やきもきとしていたのも確かだ。
それに、危機察知のスキルとやらが気になった。
「危機察知? どんなスキルなんですか? もし、よかったら教えてほしいなぁ~って……」
先ほどの冷たい態度はなりを潜め、普段の声色で尋ねる桃香。
事態が事態であるだけに、ふてくされている場合ではないと判断し、彼女の表情にも緊張感が漂う。
「自分の進む方向に魔物がいたり、罠があれば、事前に教えてくれるんです。それに、危険な攻撃が来る際にも自動で教えてくれまして……これがあるから私に救援を呼び掛けるよう皆が逃がしてくれたのもあるんです……」
便利なスキルだ。
率直に桃香はそう思った。
技能(スキル)というのは、先天的な部分によるものが大きい。
ダンジョン誕生と共に、人間が持ちうる素質の一つだ。
スキルを行使するのに、魔力を使ったりだとか、精霊に交渉をする必要はない。基本的には。
だが、スキルというのは精神状態に大きく左右される。
安定した精神であれば十全に発揮される一方、不安や恐怖などを抱いた精神状態であった場合はほとんど機能しない。
常に平常心でいられるなら、メリットしかないのがスキルなのだ。
「…………」
「姫先輩? どうかしましたか?」
「あの、霜月さん。職場の方には……役所には連絡はされたのですか?」
「え? それはもう、すぐにしました! ただ、そのぅ……」
そこで霜月の言葉が途切れる。
姫華はその反応を見て何を納得したのか、「そういう事か」とぼやく。
「お察しの通りです……市役所では、各ダンジョンに入られた探索者の方々の情報がリアルタイムで入ってきまして……現在は如月姫華さんが活動中だと言われまして……そちらに頼んだ方が確実だろうとの返答で……」
「…………役所から応援を出すより、手っ取り早く解決できるという判断ですか」
「そっ、そうなります。す、すみません……如月さんの御力を見込んで……いえ、言い訳ですねこれは」
正直な人だ。皮肉ではなくそう思う姫華である。
今までにもこういったケースはあった。市役所所属の騎士団で対処しきれない事態となった時に、腕に覚えのある探索者に委託するのだ。
その対象に姫華が選ばれ、対応したのも一度や二度ではない。
「ここまで迷いなく来られてましたし、人物探知系の魔法やスキルもお持ちで?」
「ご賢察の通りです……」
すらすらと所有スキルを言い当てられ、霜月は内心舌を巻く思いで応答していた。
噂には聞いていた如月姫華であったが、実際に対面して接してみると、その冷静な対応や沈着な判断力は確かだ。
他の一般的な探索者に比べても、人柄にも問題はなさそうに感じられる。
一緒にいる仲間、あるいは同業者であろう女性(少女にも見えるが)にも慕われているようだし、頼った判断に誤りはないと思えた。
「もちろん、協力していただけましたら報奨金などお支払いさせていただきます。如月さんにとっては、あまり魅力的なものとはいえませんが……」
「……モモ、ちょっと長引いても大丈夫?」
「ぜーんぜん、オッケーですよぉ! 姫先輩が行くところが、私の行くところですからぁっ!」
協力するという事は、第五階層へ赴くという事。
それは危険な区域ボスの潜むところへ、まだ未熟な後輩である桃香を連れまわすという事になるが……当の彼女は快諾した。
「本当は、先にモモを外に行かせるべきなんだけど……ごめんね、モモ」
「大丈夫です! 私だって探索者、自分の身は自分で守ります! それに……」
「それに?」
「姫先輩の事ですから、ここのボスだって問題なく倒しちゃうでしょうから! 心配も不安もないですよぉ!」
屈託なくはにかむ桃香を見やり、姫華もつられるように笑みをこぼす。
それから、事の成り行きを見守る霜月へと視線を向けた。
「霜月さん」
「は、はいっ」
「第五階層へ一緒に行きましょうか。ボスは、私が引き受けます」
「あっ……ありがとうございますっ! 本当に、ありがとうございますっ!!」
ハッと目を見開くと、それに伴って理解が追いつき、霜月が頭を繰り返し下げる。
その都度、結んでいた藍色の髪が荒ぶり乱れるが、気にしたそぶりも見せぬ。
その様子を見やりつつ、姫華も軽く身体を伸ばし、答える。
「情けは人のためならずですから。困った時はお互い様です。それに、今日は第3位ですので」
「3位ですか……なるほど」
「前の方は分かるんですけど、3位に何の関係が……?」
何故か納得した風な霜月と困惑する桃香をよそに、姫華の方は今朝見た占い通りに動いてみようと意気込むのであった。
◆Tips◆
【白の騎士団】
ふざけた名前ではあるが、探索業界の中では断トツホワイト。
というか、公務員だし……。
ある程度規則に従えて、勉強も最低限できるなら、こっちを選ぶべき。
世の中、安定は大事。
【三尾の翼竜】
エリアボスの一種。
ステラモールの第5階層にて出現する。
初級ダンジョンのボスだが、ここを突破できる探索者は驚くほど少ない。
どんな難易度設定してんだこの世界。