ブラック企業勤務、アラサー女探索者の迷宮探索 作:Yunoko
ダンジョンは一定階層を経て、段階的に強くなっていくぞ。
大体が五階層ごとを区切りとしていて、そこから急激に強くなったりするから注意だ!
特に、一定階層で待ち構えている階層ボスは、そこらの魔物よりタフで攻撃も激しいから、準備なしで行くのはおススメしないぞ!
事前に情報を得られるなら、得ておくのがマスト!
武器や防具の装備、魔法や技能を揃えるのがベター!
その上での戦術を練り、役割分担を整えたらベスト!
ここまでいっておいてアレだが、用がないなら、挑まないのが一番だぞ!!
「それで……どうなったんですか? あっ、霜月さんいるから、無事だったのは分かるんですけど」
「えっ~とですね……」
桃香がおずおずと問いかける。
それに対し、霜月は淑やかな仕草で顎に手を当て、上を見上げて記憶を辿っている。
おそらくは眼球も上を向いているのだろうが、開いているのか分からないくらい目が細いので、確認しようもない。
さて、現在の状況だが。
姫華と桃香、霜月の三人は、《ステラモール》の第三階層を進んでいた。
全力疾走、とまではいかないが駆け足での移動だ。
つい先ほどまで探索をしていた霜月などは道を覚えていたし、何よりも《白の騎士団》には高性能のマッピング機能付きの地図がある。
定期的に内部変動を起こすダンジョンにおいても、その都度対応できる優れものだ。
地図に関する魔法や技能を使える者は、これにより多彩な機能を加える事も出来るらしい。
もちろん、騎士団は支給品。探索者は各々で用意する必要がある。
あぁ、哀しきかな格差社会。
「翼竜のブレスに対しては、白石さんが炎の防壁を張って防いでくれてましたねぇ。落ちてきた天井みたいなのも壊してくれて、いきなり全滅というのは避けられました」
「へぇ……そこまでしてくれるのは凄い。その白石さんって人は、かなり火の精霊と相性が良いんですね」
「そうかもしれませんねぇ。白石さんが火を扱った時は、精霊さんも長く残ってくれてたと思います~」
霜月の答えに対し、姫華が感心したように声を上げる。
もっとも、答えた霜月の方は精霊とあまりやりとりをしないからか、ピンときていない様子で曖昧に応じるのみであったが。
精霊というのは、繰り返しの説明になるが性格が悪い。
概ね悪い。大体が畜生の類である。いや、畜生にも劣る。
魔力の強く、将来性のある探索者には協力的で、媚びて、甘えて、優しく親身だ。
中には忠実に、健気に、一身に力を貸してくれる精霊だっている。
だが、魔力の弱く、成長性が見込めないであろう探索者に対しては、どこまでも冷たい。
詠唱をしようが無視を決め込むし、中には探索者に挑発や嘲笑などを繰り返した挙句、怒った探索者に対して逆ギレする理不尽な精霊もいる。
力を貸してくれるにしても、精霊は基本的に言われた事しかしない。
火の魔法に例えれば、「目の前の敵を燃やしてくれ」といえば、目の前の敵だけを燃やしはするが、それを終えれば仕事は終わりだと去っていく。
周囲にまだまだ敵が残っていようとも、精霊に言わせれば「お前が目の前の敵を燃やせと言ったんじゃないか」と応じるのみ。
この性質を正しく熟知し、正確に、的確に伝える必要があるのだ。
先ほど霜月が言っていたように、その白石という人物が火の精霊にどこまで指定して助力を頼んだのか、姫華に知る由もない。
だが、単純に翼竜のブレスを防ぐように伝えていたなら、落ちてくる天井材までは防いではくれないだろう。
「ブレスは防いでやっただろう」という理屈だからだ。
かといって、迫るものすべてを防ぐように伝えていても、相性が悪ければ「めんどくせぇ」と嫌気が差しておざなりな対応をしてくる場合があるのだ。
ここまでの説明でもいくらか伝わるかもしれないが、精霊はめんどくさいのだ。
でも、魔力配分などを考えると、力を貸してくれる恩恵も小さくない。
関わりたくなくても、実力がある探索者には勝手に擦り寄ってくる奴ら。
実力がなければ小馬鹿にしてくる奴ら。
忌々しい、憎々しいと憤る探索者が後を絶たないのも、むべなるかな。
「うん?」
「あっ……んん?」
姫華と霜月が同時に声を上げて、立ち止まる。
そしてどちらも顔を見合わせた。
「あの、如月さん。もしかして」
「えぇ。私も探知系の魔法と技能を持ってます。魔物が来てるようですね」
「そうだと思います。このシルエットは……スケルトンに……ガーゴイル?」
「おそらくは。やたらと数が多いですし、一気に突っ切りましょう」
「は、はい」
言うやいなや、姫華はポケットよりビー玉を取り出す。
色彩溢れるそれらを掌に握りしめる姫華を見て、霜月が不可思議なものを見るように疑問を呈する。
「び、ビー玉……ですかっ?」
「大丈夫ですよ。遊んでるわけじゃないですから」
何をするか分かっているのであろう桃香は冷静で、霜月としても事の成り行きを見守るほかない。
《セブンテイルズの英雄》と呼ばれる如月姫華の実力は、繰り返し聞かされてきている。
実物を見るのは今日が初めてだが、噂の真偽が如何であるのか。
人柄についてはどこか掴みどころがない印象であるが、悪い人物とは今のところ思えない。
実際、いきなりやってきた霜月に、《三尾の翼竜》と戦ってでも助けてくれという無茶ぶりに、応じてくれるくらいだ。
だが、肝心の実力はどうなのか。
もし事実そうであるなら、《三尾の翼竜》相手でも負けはしないはずだし、そうと判断したからこそ、市役所の上司達も
しかし、それでも、小さな疑念がどうしても残る。
「爆破魔法を使っていくので、音に注意だけお願いします」
「爆破魔法、ですか? 火魔法でなく……」
「えぇ。
不思議そうに尋ねる霜月に対し、殊更に爆破の部分を強調する姫華である。
「一応、破片とかぶつからないように壁も張っておきます」
言いつつ、姫華が二人を見つめる。
霜月は何が起きるのか分からずいたが、数瞬して、自分の身体を覆うように半透明で虹色の膜のようなものが出来ている事に気付く。
大きなシャボン玉の中に入っているかのような気分だ。
同じく包まれているはずの桃香の方は、何事が生じたか分かっているからか、余裕の笑みを浮かべている。
その真意を霜月は分かっていないが、上司であろう姫華への信頼の厚さゆえだと解釈した。
「こ、これは」
「魔法抵抗の壁というか、盾というか……とりあえず《マジックシールド》です。それがある内は攻撃魔法を弾いたり、防いだりしてくれます」
「は、はぁ……」
なんでもない風にいうが、詠唱もせず、大した時間もかけずに魔法を行使していく事に驚きを隠せない。
しかも特定の属性などに関係しない、あらゆる魔法への耐性を伴った防壁(障壁?)だ。維持し続けるのにも魔力が必要なはずなのに……。
これだけ魔力が膨大な者は《白の騎士団》にもいるのか、定かでない。
驚愕したままの霜月をよそに、姫華は「行きましょう」と声を発し、
その時、霜月がおずおずとしたように声をかける。
「あっ、ここから左ですね」
「……行きましょう」
姫華は基本的に方向音痴である。
進路方向からは、怪物の石像とおぼしき魔物が三体。
それぞれに造形が異なる。
かつて、銅像や石像の展覧会などをしていた《ステラモール》の名残であろうか。
石像であるため、接近戦で戦うのは中々に困難だ。
なんといっても石で出来てるから硬い。
だが、ハンマーなどの槌で叩きつけると意外に容易く割れたりする。
そのあたりは、ダンジョンなどをはじめ、探索者達のイメージが影響を及ぼしている可能性を専門家は指摘している。
もっとも、事の真偽などを探索者達は気にしない。
要するに弱点があって倒しやすいと分かっていれば、それでいいのだ。
「弾けて爆ぜて」
短い言葉と共に、姫華が全力投擲。
色鮮やかなガラス製のそれらは、距離を詰めてきていたガーゴイル達へと向かっていく。
いきなり飛来してきたビー玉を、動く石像達が回避、あるいは防御、あるいは迎撃と三者三様の動きを見せる。
だが、結末はいずれも同じだ。
投げたビー玉は瞬く間に紅蓮色に弾け、次いで、爆ぜた。
辺り一帯と視界とを白く染め、轟音が聴覚を刺激する。
立て続けに爆散していき、あとに残されたのはバラバラに砕けた石像達だけである。
姫華は残骸を見渡し、その中から青色の宝玉を発見すると拾い上げた。
「おっ、《雨樋の宝玉》だ」
「なんですか、それ? 雨ごい?」
固まったままの霜月をよそに、桃香がしげしげと宝玉を見つめる。
掌に載せている姫華といえば、嬉しさから口角が微かに上がっており、声色にも小さな喜びが隠しきれていないのが分かる。
「ダンジョンのアーティファクトの一つだね。ガーゴイルの中に入ってる事があるんだ。まぁ、使い道は限られてるけど……」
「どんな効果があるんです?」
「水への防御力というか抵抗というか強くなる感じ……かなぁ。特に雨系の魔法に強い」
「へぇ~……便利……なんですね」
便利、なのだろう。多分。私には使い道が思いつかないけれど。
桃香の抱いた感想はそんなところだ。要するにイマイチ分かっていない。
雨系の魔法なんて、見た事もない。水魔法を使える姫華でさえ使ったのを見た事がないのだから、ニッチかマイナーな魔法だろうと思った。
「雨系の魔法ってやっぱり魔力使うんですかね? 姫先輩は使えるんですかぁ~?」
「キツイと思う。常に水を出し続ける魔法だからね。範囲が広ければ広いほど、威力を高めれば高めるほど魔力を食われる魔法だよ。しかも相当に魔力を込めないと威力もたかが知れてる」
「……そんな魔法使う人っているんです?」
「あんまりいないね。でも、地味に嫌らしい魔法だよ。動きにくくなるし、視界も遮られるし、凍らせたりされるとダメージも受けるし」
「でも、魔力すっごく使うんですよね?」
「うん。昔、一度だけある。とにかく消費がひどい。私も長々とは使えないかな」
「うはぁ……姫先輩でもキツイなんてそりゃ使う人いないですよね」
姫華をして、魔力消費が激しいという魔法。
そりゃあ、使う者も少ないはずだ。
となると、彼女が手に入れた雨樋の宝玉とやらは、本当に限定的なアーティファクトである。
「おっと、スケルトンもいたか」
その時、姫華が腕を振り、その数瞬を経て、砕け崩れ落ちる音。
桃香が視線を向けると、そこにはバラバラの骸骨と化したスケルトン。
正確無比に、肋骨中央に位置する赤色の球体(動力源となる核)を貫いたのだろう。
続く爆発がないあたり、爆破魔法を用いるまでもないという事だ。
「霜月さん、すみません。道が分からないので引き続きご案内願えますか」
「……あっ、はいっ! すみませんっ」
呆然としていた霜月がハッとしたように顔を上げ、歩み出す。
その後も、姫華が次々と道中の魔物を蹴散らしていき、何事もなく進んでいく。
戦闘能力が乏しい霜月は当然だが、同じ探索者であろう桃香でさえも出番がない。
もっとも、その桃香は終始憧憬の視線を送っており、我が事のように誇らしげな表情を浮かべているが。
「恐れ入りました。本当に強いんですね、如月さん」
「私がですか?」
「はい。お噂はかねがねと聞いておりましたが……実際に戦われ……いや、戦いにすらならないほどお強い」
「いえ、そんな事は……」
謙遜する姫華。
実際、彼女からすれば、上には上がいるという思いが強い。
探索者には、その強さや実績を示す指標として、階級というものが存在する。
最も高い階級にはS級が、そこからA級、B級、C級、D級、E級、F級と続き、一番低い階級がG級なのだ。
S級が一番高いとする理由は諸説ある。
鉄道の列車に特等席を設けた際、外国人が分かりやすいようにSpecialClassと表記していたからとか。
日本酒のクラス分け(現在は廃止、別の表現となっている)で、最高の品質を特級(specialGrade)と説明したからとか。
劇場だのコンサート、ライブでの席において、A席よりS(スペシャル)席のほうがグレードが上だからとか。
競輪のKPK制度*1においてS(スター)級、A級、B級といったランク付けがされていたとか。
あるいはゲームだの漫画、小説といった媒体内での表現から、Aの上はSだというイメージが根付いたからなんて理由もある。
さて、その姫華の階級だが、彼女は現在B級。
上位層に位置してはいるが、確かにまだ上にA級、S級が控えている。
であれば、彼女の上には上がいるという思いは正しい。
「そりゃそーですよ! 姫先輩は強いんですよ! ずっと探索者やってきたベテランさんですから!」
「まぁ、アラサーですから」
「は、はぁ……」
ベテランは分かるが、アラサーであるのは理由にならないのではないか。
そう思った霜月であるが、両者ともに誇らしげなので、追及はしない。
「あ、そこを右で階段ですね」
話しつつ、蹴散らしつつ、三人は着々と進んでいく。
階段を下りていき、第四階層。
そこへ到着した時、姫華は立ち止まる。
「どうしましたか、如月さん?」
「五階層への階段ってどちらでしょうか」
「?」
意図を図りかねる霜月だが、何の意味もなく立ち止まりはしないだろうと思い直し、地図を確認する。
「えっと……こちらの方向です。こっちを進んだ先に階段がありました」
「なるほど……一応確認になりますが、第五階層は霜月さんの同僚というか、仲間の方と翼竜だけですよね?」
「そ、そうだと思いますが……自信はないです。すみません……」
「あぁ、いえ。気にしないでください。確認です」
そう言うと、姫華は床にビー玉を並べ始める。
それはちょうど円を描くように並べられていき、姫華は「なんとかなるかな」と呟きながら、その中央に立つ。
「何か魔法でも使うんですか?」
「うん。ここから一気に下の階層まで穴を開ける」
「えっ」
驚きの声を上げたのは桃香だが、霜月も同様の反応をみせる。
階層をぶち抜くほどの魔法というのは、見た事も、聞いた事もないからだ。
「そもそも……床壊して下りたら五階層になるんですか?」
「なるよ。落ちる場所にちょっと自信はないけど、この場合は良いかもしれない」
「……?」
駄目だ、分からない。
姫華の言わんとするところ、意図するところが汲めない。
ただ、桃香が想像できない、何か凄いことをこれからやってのけるのだろう、という期待と不安が入り混じる。
ビー玉を並べ始めた意味や、その中央に姫華が立つ意味とは、何か。
「まず、今から真下に向けて爆破魔法を撃ちこむ。同時に床もぶち破って崩していく」
「はい」
「そこでモモにお願いなんだけど」
「私……何かできますかね……」
「風魔法でさ、三人分浮かべる事はできるでしょ?」
「あ、はい……浮くというか、身体を軽くしてゆっくり落ちる感じになると思いますが……」
「それだけしてくれれば十分だよ。早速、お願いしてもいい?」
言われて桃香は慌てて詠唱を始める。
自分一人の身体を軽くする事は今までもあったが、それを三人分となれば、中々に集中力も魔力も必要となる。
ましてや、姫華も一緒に浮かべる以上、失敗など許されない。
「霜月さん」
「は、はいっ」
「今から下りていきますので、霜月さんは他の騎士団の方々の発見と、救助をお願いできますか。可能でしたら、上まで行ってくれれば助かりますが……」
「わ、分かりました。頑張りますね」
霜月は覚悟を決めるように息をつき、きりっと眉をあげた。
その時、姫華と霜月はそれぞれに違和感を感じた。
身体がふわりとするような、それこそ跳んでみたらそのまま飛んでいけそうな感覚。
「モモ、ありがと。上手に出来てるよ」
「えへへ……気合い入れましたよぉ~」
桃香といえば、額から汗の滴が流れてきている。
この僅かな時間の中、一度の詠唱で相当の魔力を用いた事、集中力を発揮したのは疑いようもない事だった。
「モモは、下に行ったら霜月さんと一緒に動いてもらえる?」
「分かりましたぁ!」
「で、騎士団の人達と合流したら、あの魔法を使って援護してくれると助かるかな」
「あの魔法……オッケーです! 頑張りますっ!」
「うん。頼りにしてる」
姫華の声に感極まったように震える桃香であった。
頼りにしてる。桃香だけが頼りだと、桃香が私の無二の相棒であると、そう言ってくれている。
否、そこまでは言っていない。
「じゃ、行こうか…………貫き、破れっ!」
姫華の声に応じるがごとく、床に並べられた硝子の玉達が輝き、小さく炸裂していく。
下へ向かうにつれ、衝撃も音も大きくなっていくのは、床に立っていた姫華達を傷つけないためであろう。
火の精霊(爆破の精霊?)が如何に姫華の意に沿っているのか、心証を悪くしないよう努めているのかがよく分かる。
「そろそろ崩れるみたい。じゃ、二人とも。くれぐれも気をつけて」
床が崩れ落ちていき、暗闇の中をふわりとした浮遊感に包まれていくのは違和感でしかない。
内心、恐怖や不安が募っていく桃香であったが、一緒に落ちている先輩が表情一つ変えていないところを見れば、怖がってはいられない。
周囲一帯が暗闇で、真上と真下だけに光が見える。
緩やかに、けれど着々と落ちていく。
真下に広がる光が近づくにつれ、第五階層の全容が見えてきた。
天井から三人が落ちてくるのを、《白の騎士団》達は視界に収めたのか、定かではない。
だが、件の翼竜は、何事か生じているのを理解し、警戒していたらしい。
落ちてきている三人目掛けて、斜め下から飛来してきていたからだ。
あれが三尾の翼竜!
初めて見る階層ボスの巨大な体躯に、迫りくる厳めしい頭部に、明確な敵意に、威嚇の咆哮に、あらゆる面に対して思わず怯みそうになる。
だが、不安や恐怖、焦燥といったもの達を強引に押しとどめる。
ここで不安が強くなって、使用している風の魔法が弱まってはいけないからだ。
姫華がいる。あの姫華が傍にいる。
ふと彼女へ視線を向けると、彼女は小さく笑みを浮かべている。
この状況でも、彼女に焦りだのは一切みられない。
だから、大丈夫。
姫先輩がいるから負けはしないと、自分に言い聞かせ、桃香は集中する。
そして、当の姫華はその期待に応えてみせる。
「久しぶり……のご挨拶にまずは一発ッ!」
ありったけのビー玉を翼竜目掛けて投擲。
三尾の翼竜が天井を突き破り、奇襲を仕掛けた事への意趣返しのように、姫華が今度は先手を見舞ってみせた。
それらは位置的に、さながら流星群さながらに飛来し、翼竜へと吸い込まれていく。
次いで爆散。炸裂。轟音。
続けざまの爆発は大気を振動させ、燃え盛る炎と衝撃は、翼竜に次なる行動の暇さえも与えぬ。
けたたましい破裂音が第五階層の空に響き渡る。
NEW GAIN!!
【雨樋の宝玉】
レアリティ:★★★☆☆☆☆☆☆☆
入手先:怪物の石像を撃破時、稀に入手
淡く輝く、水色の透明な球体。
大きさは大体直径5cm程度。
その効果は水魔法への抵抗力を高めるもので、特に雨魔法に対し強く効力を発揮する。
しかし、雨魔法を行使するような者はほとんどいない。
元ネタはガーゴイルの本来の由来より。