今日から撮影開始か、沢山練習したが周りのプロやフリルに対抗するのはやはり不可能だろう。かなの言葉を元に自分にしかないもので勝負するしかないか
かな「今日はいい天気ね〜」
ジョン「・・またいるのか」
かな「ええ、私はジョンの師匠だから当然よ!」
ジョン「・・それ気に入ってるのか?」
かな「とりあえず初日で現場の雰囲気とか見ておきたかったのよ、目で見ないと助言できないでしょ」
ジョン「かな、いつもありがとう」
かな「ええ、その代わりフリルを超えるぐらいの演技見せてもらうわよ」
高間P「お久しぶりですね、ジョンさん」
ジョン「・・お久しぶりです」
かな(あの時の、やっぱり今回のキャスティングには高間がつながってたのね)
高間P「応援してますよ、また凄いもの期待してます」
ジョン「はい」
かな「やっぱりあのプロデューサーが関わっていたわね」
ジョン「何か目的でもあるのか」
かな「私には分からないわよ、ただお気に入りなだけの可能性もあるし。ま、それより撮影よ」
ジョン「ああ、そう「ジョンさん」
ジョン「フリルか」
フリル「ええ、かなさんにも会えて嬉しい」
かな「・・そうなの?」
フリル「私、ピーマン体操にどハマリしたから」
かな「やめて、あれは黒歴史なの!」
フリル「可愛いと思うわ」
かな「うぅ、忘れて・・」
フリル「ジョンさん、今日はどこのシーンから撮影するか知ってる?」
ジョン「ああ、お姫様だっこで敵から逃げるシーンだろ?」
フリル「ええ、最高よね」
ジョン「・・何故だ?」
フリル「何でもありません」
かな(わかっていたけど演技が追いついてないわね、でも前に比べれば本当に良くなってる。ただフリルが相手というのが厳しいのよね・・何か本人はお姫様だっこされるたび嬉しそうだけど触れないわ)
ジョン「・・やはり難しいな」
かな「私が言った雰囲気や自然体でいることも惜しいのよ」
ジョン「形にはなりかけてるという事か?」
かな「ええ、そうね」
フリル「私も協力する、形になりかけてるなら何度も試してみるべき」
ジョン「ああ、そうだな」
かな(あの嬉しそうな顔には絶対触れちゃダメね、死ぬ予感がするわ)
フリル「ジョンさん、自然体でいるというのは本当の自分を出すという事。私が言えるのはそれだけ」
ジョン「・・本当の自分か」
スタッフ「撮影始めます!」
フリル「・・本当にいいんですか?抜け出しに手伝ったあなたは父や母が許さないのに」
ジョン「はい、構いません。お嬢様の゙ためです」
フリル「ありがとう・・」
ジョン「時間がありません、これで行きますよ」
フリル「えっ、ちょっ!」
かな(冷徹で表情も動かない、でもどこか引き込まれる・・やったわね)
フリル(ヤバすぎるカッコよ、これからずっとお姫様だっこされて生きるしか思いつかない)
殺し屋で沢山の人を殺してきた、転移して殺しとの関係は断ち切られたと思ったがどこか気がかりだった。
ようやく気づいた、殺し屋としての自分も本当の自分なんだ
しがみつくにはこの゙感情を利用するしかない